;(美郷さんに料理しなかった場合、葉月の選択肢分岐が出現)
;BGM日常
今日は夏休みを前に控えた最後の休日だ。
慌ただしかった期末試験も終わっている。
慌ただしかった期末試験も終わっている。
後は夏休みを待つだけ…という、気の抜けきった
日々を過ごしている中でこんな休みがあると、
いっそこのまま潔く夏休みに入ってくれても
いいだろう、と考えてしまう。
日々を過ごしている中でこんな休みがあると、
いっそこのまま潔く夏休みに入ってくれても
いいだろう、と考えてしまう。
時間は昼を過ぎていた。
「さてと、どうするかな。」
;選択肢1 行動
- 友達をからかいに行く
- だらだらすごす
- 適当にぶらつく
;・適当にぶらつくを選択
(いい天気だし散歩にでも行くか…)
;トランジション(こすり) 場面転換(商店街) BGM変更
家と学校を結ぶちょうど中間の位置に駅がある。
俺はその駅近くの店の集まる通りを歩いていた。
俺はその駅近くの店の集まる通りを歩いていた。
店が集まる、といってもこの辺は
大型量販店などのビル郡が層々と立ち並ぶ訳でもなく
ぽつぽつと小さい店が立ち並ぶ程度なのだ。
大型量販店などのビル郡が層々と立ち並ぶ訳でもなく
ぽつぽつと小さい店が立ち並ぶ程度なのだ。
それでも人通りはそれなりに多い。
海の近い街だからなのかこの時期になってくると
潮の音に導かれて人々がやってくるのだ。
潮の音に導かれて人々がやってくるのだ。
また
立ち並んでいる店も目を惹くような店が多い。
立ち並んでいる店も目を惹くような店が多い。
子供達に人気のある優しいおばあちゃんが
経営する昔懐かしい駄菓子屋。
経営する昔懐かしい駄菓子屋。
町興しに常に躍起になっている、
やたらテンションの高い商店街会長が
取り仕切っている旅館。
やたらテンションの高い商店街会長が
取り仕切っている旅館。
愛らしいペット達と触れ合う事で
癒しも得る事が出来る犬みたいな顔をした
主人が居ると近所で評判のペット専門ショップ。
癒しも得る事が出来る犬みたいな顔をした
主人が居ると近所で評判のペット専門ショップ。
海外ブランドの複雑時計を
その手1つで修理してしまう
変なジジイが居るアンティークショップ。
その手1つで修理してしまう
変なジジイが居るアンティークショップ。
怪しい本や怪しい道具ばかりを取り揃えている
俺が入る事が当分無理そうな希望の店。
俺が入る事が当分無理そうな希望の店。
当然、普通のデパートや飲食店も所々に点在している。
歩いているだけでもそれなりに楽しめる街なのだ。
歩いているだけでもそれなりに楽しめる街なのだ。
(…っと、そいや、
美郷さんに買い物頼まれてたんだった。
後で買っておこう。)
美郷さんに買い物頼まれてたんだった。
後で買っておこう。)
;トランジション(こすり) ちょっと時間経過
(あれ?
あそこに居るのは…)
あそこに居るのは…)
(舞子先生…?
な、なんでこんなところに。
何やってるんだろ)
な、なんでこんなところに。
何やってるんだろ)
なんだか睨み付けるような
表情で辺りを伺いながら
こちらへ向かって歩いている。
表情で辺りを伺いながら
こちらへ向かって歩いている。
;(舞子先生の説明が必要)
それにしても
なんだかあの人に目をかけられたら
命に関わる気がしてしまうのはなぜなんだろう。
…まあ思い過ごしだろうけど。
なんだかあの人に目をかけられたら
命に関わる気がしてしまうのはなぜなんだろう。
…まあ思い過ごしだろうけど。
いくらあの人に様々な逸話があるといっても
それはあくまでも噂のレベルだ。
実際そんな伝説のようなものが存在する訳が無い。
それはあくまでも噂のレベルだ。
実際そんな伝説のようなものが存在する訳が無い。
(つっても…念のためだ。
あの人に見つからないように
行動しよう…うん。)
あの人に見つからないように
行動しよう…うん。)
気づかれないように…といっても
人通りがそれなりにあるし距離もあるので
気づかれる事は無いと思うが…それでも
こそこそと彼女から背を向けて歩いた。
人通りがそれなりにあるし距離もあるので
気づかれる事は無いと思うが…それでも
こそこそと彼女から背を向けて歩いた。
と、
「あれ、早瀬君…?
早瀬健君よね?」
早瀬健君よね?」
(おぃぃぃぃぃぃぃぃ!?)
;舞子先生の立ち絵挿入(あれば) BGM変更明るい感じの
なぜだろう
そこには恐々と振り向く俺が居た。
そこには恐々と振り向く俺が居た。
「あ、やっぱり早瀬君だ」
な、なぜだ。
おかしい、明らかにおかしい。
余り多くない人通りの中で俺を見つけた事は
まあ…こちらも見つける事が出来た訳だし、
それはいいだろう。
おかしい、明らかにおかしい。
余り多くない人通りの中で俺を見つけた事は
まあ…こちらも見つける事が出来た訳だし、
それはいいだろう。
だが、しかしっ!
なんで!もう!
俺のすぐ真後ろに立っているんだ!!?
結構距離があったはずなのに…!
俺のすぐ真後ろに立っているんだ!!?
結構距離があったはずなのに…!
走ってきたのか?!
でも息切れしてないぞ?
なんで?!
この人は本当に人げ…?
でも息切れしてないぞ?
なんで?!
この人は本当に人げ…?
(…深く考えるのはよそう)
「ど、どーもっす」
「あら、お買い物?」
「え、ええ、家族に頼まれまして」
「そう、偉いわね」
「いえ…
えーと、先生は何をしてるんですか?」
えーと、先生は何をしてるんですか?」
「うん、見回りよっ」
「見回り…ですか?」
「そうっ!
夏休みを前にして心が緩んできている生徒達には
魔の手が伸びてきやすいのっ。
奴らは虎視眈々と生徒たちを狙ってくるのよっ!
魔の手が伸びてきやすいのっ。
奴らは虎視眈々と生徒たちを狙ってくるのよっ!
だからこの私が愛すべき生徒達を悪の脅威から
守る為学校近辺を見回りしてるって訳よっ!」
守る為学校近辺を見回りしてるって訳よっ!」
(割と頭がパラダイスな人なんだな…この人)
「へ、へぇ…すごいっすね。
なんというか…教師の鑑って感じですね」
なんというか…教師の鑑って感じですね」
「そう?そう思う!?」
「ええ、あなたのような人が担任なのを
誇りに思いますよっ!
と言う訳で僕はちょっと急いでいるので…」
誇りに思いますよっ!
と言う訳で僕はちょっと急いでいるので…」
「ちょっと待ちなさいよ早瀬君!
折角こんなところで会ったんだし
少し先生のありがたく為になる話を
聞いていきなさいって!」
折角こんなところで会ったんだし
少し先生のありがたく為になる話を
聞いていきなさいって!」
「え…」
「いいからいいから!」
「えええええええ?!」
;画面暗転
;トランジション 背景(夕方商店街)
無理して帰ろうとする度に殺気のようなオーラを
放ってくる先生から逃げきれず、ぐだぐだと
話を聞いていたら夕方になってしまった。
放ってくる先生から逃げきれず、ぐだぐだと
話を聞いていたら夕方になってしまった。
(あの先生…何時間話せば気が済むんだ…)
日の光が街を赤く照らす夕暮れ時。
この時期は日が落ちる時間も遅くなってきており
時刻は7時を回ろうとしていた。
この時期は日が落ちる時間も遅くなってきており
時刻は7時を回ろうとしていた。
駅前商店街では夕飯の献立を考えながら
買い物に出かけている子連れの母親達。
仕事帰りで疲れた表情をしたおじさんたち。
まだまだ遊び足りない様子の学生や
部活帰りの学生達…。
買い物に出かけている子連れの母親達。
仕事帰りで疲れた表情をしたおじさんたち。
まだまだ遊び足りない様子の学生や
部活帰りの学生達…。
色々な人の姿、街の姿が見受けられ
商店街はそこそこ活気付いている。
商店街はそこそこ活気付いている。
「ふぅ」
先生の長い立ち話に
付きあわされたお陰で足がくたくただ。
付きあわされたお陰で足がくたくただ。
(ひとまず足を休ませよう。
どこか座れる場所は無いかな)
どこか座れる場所は無いかな)
(喫茶店…は、
お金を払うのもナンだしな。
…公園のベンチで軽く休むか)
お金を払うのもナンだしな。
…公園のベンチで軽く休むか)
;背景(並木道夕方)
俺は賑やかな通りから二つそれた通りを歩いている。
人通りもまばらで交通量も少なく静かな道で
商店街に用がないならまず通る事は無い道だ。
人通りもまばらで交通量も少なく静かな道で
商店街に用がないならまず通る事は無い道だ。
落ちる夕日を見ながら公園へ向かう。
その途中、
舞子先生と話していた内容を思い出していた。
舞子先生と話していた内容を思い出していた。
学校の事。勉強の事。夏休みの事。受験の事。
近所の噂話の事。スーパーの特売品の事。
先生の武勇伝の事。一人身の寂しさの事。
近所の噂話の事。スーパーの特売品の事。
先生の武勇伝の事。一人身の寂しさの事。
(なんだかな)
…と、意外とどうでも良い話ばかりだった事を
思い出し、その虚しさに浸りながら俺は、
日が翳ってきている道を歩いていた。
思い出し、その虚しさに浸りながら俺は、
日が翳ってきている道を歩いていた。
;背景(公園夕方)
(ん?)
並木通りに面した小さな公園。
そこから何やら喚き散らした男の声が聞こえてきた。
誰かに向かって怒っているように聞こえる。
そこから何やら喚き散らした男の声が聞こえてきた。
誰かに向かって怒っているように聞こえる。
声の方向にちらりと目をやってみると…
『こういうのには係わり合いにならない方がいい
…というか係わり合いにならないでください是非』
…というか係わり合いにならないでください是非』
と
心の中でお願いしたくなってしまうような、
元気に騒いでいる人々の後ろ姿がいくつか見えた。
心の中でお願いしたくなってしまうような、
元気に騒いでいる人々の後ろ姿がいくつか見えた。
即、目を逸らした。
ふぅ…。
公園のベンチで安らぎを得るのが目的であったが、
今の目的は…否、
公園のベンチで安らぎを得るのが目的であったが、
今の目的は…否、
今のミッションはなるべく目があわないように…
『なるべく…だと?
違う、違うだろ。
気配すら完全に消して行動するんだ少年!
見つかったら負けだぞ!常に100%を目指すんだ!
スニーキングミッションの基本を思い出せ!』
気配すら完全に消して行動するんだ少年!
見つかったら負けだぞ!常に100%を目指すんだ!
スニーキングミッションの基本を思い出せ!』
と、どこともなく聞こえてきた
誰かからの潜入操作指令を受信していると…。
誰かからの潜入操作指令を受信していると…。
その「誰か」に対し向けられているように
聞こえる、喚き散らした声の持ち主とは別の所から
弱々しい女の子の声も聞こえてきた。
聞こえる、喚き散らした声の持ち主とは別の所から
弱々しい女の子の声も聞こえてきた。
健
「…なんだ?」
「…なんだ?」
;選択肢2 気になる声
- 声が気になる
- ミッション継続!
;「声が気になる」を選ぶ
声の聞こえる方を恐る恐る伺ってみると、
どこかの学校の制服を着崩した柄の悪い
男達3人(不良グループだろうか?)が
1人の女の子を取り囲むようにして立っていた。
どこかの学校の制服を着崩した柄の悪い
男達3人(不良グループだろうか?)が
1人の女の子を取り囲むようにして立っていた。
;葉月の立ち絵(困り顔) BGM不安を煽る感じの曲。
あれ…?
よく見ればあの女の子の制服って
うちの学校のじゃないか?うちの制服は
けっこう特徴的だし間違いない。
よく見ればあの女の子の制服って
うちの学校のじゃないか?うちの制服は
けっこう特徴的だし間違いない。
不良3人組の方は…
リーダー格の男に取り巻き2人が後ろって感じか。
制服は――三中の、か…な。
悪い噂を聞くところだ…。
リーダー格の男に取り巻き2人が後ろって感じか。
制服は――三中の、か…な。
悪い噂を聞くところだ…。
女の子は始めのうち、状況が掴めなかったようで
ぽかーんとした表情を取りながら、何やら一生懸命
言葉を交わしていた。
ぽかーんとした表情を取りながら、何やら一生懸命
言葉を交わしていた。
しかし見知らぬ男達に取り囲まれているせいか
緊張と脅えが強まり徐々に顔を曇らせていき、
終いには彼らの顔を見ずに俯き黙ってしまった。
緊張と脅えが強まり徐々に顔を曇らせていき、
終いには彼らの顔を見ずに俯き黙ってしまった。
絡まれてるのか…?もしかしてナンパ…?
どう見ても不釣合いな組み合わせ…だよな。
女の子は大人しめで清楚な印象を受ける。
姿勢の良さとうちの学校の制服が組み合わさってて、
まるで育ちの良い、どこかのお嬢様の様に見える。
女の子は大人しめで清楚な印象を受ける。
姿勢の良さとうちの学校の制服が組み合わさってて、
まるで育ちの良い、どこかのお嬢様の様に見える。
不良の方は…どうみても声を荒げ
怒っているようにしか見えない。
怒っているようにしか見えない。
怒っているからこそ顔が赤いのだろうが、しかし
不思議と照れているかのようにも見える。
ビビって物陰に隠れてしまっている俺の位置からでは
話の内容については把握出来ない。
不思議と照れているかのようにも見える。
ビビって物陰に隠れてしまっている俺の位置からでは
話の内容については把握出来ない。
事の次第はどうみても不良達が
彼女に絡んでいるようにしか見えない…が
彼女に絡んでいるようにしか見えない…が
…さて、
どうしたものか
どうしたものか
;選択肢3 少女と不良 1を選ぶと葉月ルートフラグ。2を選べば、まりなルートに持っていける。
- 放ってははおけない
- 誰かが助けてくれる…なんとかなるさ
;放ってはおけない、を選んだ場合。
…いや、考えるまでも無い、よなっ。
頭の中にふとよぎらせてしまった選択肢に
微かな自責の念を覚えつつ、
次に取るべき行動に移ろうとした
微かな自責の念を覚えつつ、
次に取るべき行動に移ろうとした
――が、
再び思うところがあって足を踏み出せなかった。
「ど、どうやって助けよう…か」
自分を庇ってしまう。
話に割って入れば女の子を
不良達の注意から逸らす事は出来るだろう。
不良達の注意から逸らす事は出来るだろう。
だがそうする事により
今度は自分が怒声を浴びる対象となる。
そしてその後は、身体中に痣を作る事も
覚悟しなくてはならなくなるかもしれない。
今度は自分が怒声を浴びる対象となる。
そしてその後は、身体中に痣を作る事も
覚悟しなくてはならなくなるかもしれない。
踏み出すのが怖い。
そもそも、
不良は彼女に対して悪意を持っているのだろうか?
一見すると彼らは女の子に絡んでいる
性質の悪い不良にしか見えない。
不良は彼女に対して悪意を持っているのだろうか?
一見すると彼らは女の子に絡んでいる
性質の悪い不良にしか見えない。
しかし見方を変えてみると
女の子に告白している不良と突然の告白に対して驚き、
顔を赤らめ、そして返事を頭の中で巡らしながら
困って俯いているウブな女の子に見える。
女の子に告白している不良と突然の告白に対して驚き、
顔を赤らめ、そして返事を頭の中で巡らしながら
困って俯いているウブな女の子に見える。
この考えが余りにも馬鹿馬鹿しい事なのは
わかっている。何か言い訳をつけて逃げたい。
関わりたくない!
わかっている。何か言い訳をつけて逃げたい。
関わりたくない!
でも、見捨てる事だって怖い。
何か…いい方法は無いものか…
結局、方法を考えている暇は数秒もなかった。
男の1人が声を荒げつつ女の子に迫り寄ったのだ。
この行動が自分にとって動く切欠となった。
男の1人が声を荒げつつ女の子に迫り寄ったのだ。
この行動が自分にとって動く切欠となった。
「ええい覚悟を決めろっ!
自分がちょっと痛い目に合えばっ、
それでいいんだっ!」
自分がちょっと痛い目に合えばっ、
それでいいんだっ!」
そして咄嗟に思い浮かんだ方法は――――っ
健
「おーい!」
「おーい!」
;立ち絵(不思議そうな顔)
彩
「…?」
健
「待った?お、遅れてごめんねっ!」
不良
「…あ?」
彩
「…?」
健
「待った?お、遅れてごめんねっ!」
不良
「…あ?」
健
「い、いやーぁ参ったよ、買い物してたらさ
舞子先生に声かけられちゃってさ!
その話の長いのなんのって。
「い、いやーぁ参ったよ、買い物してたらさ
舞子先生に声かけられちゃってさ!
その話の長いのなんのって。
あ、
まだ先生も近くに居るんだけどねぇっ!
まだ先生も近くに居るんだけどねぇっ!
『生徒たちが寄り道したり
悪さしたりしてないか見回りして帰るわっ!
見つけたら三日三晩、愛の鞭フルコースの刑ね♪
悪さしたりしてないか見回りして帰るわっ!
見つけたら三日三晩、愛の鞭フルコースの刑ね♪
例え他校の生徒でも例外ではないわ☆
死にたい生徒は出てきなさぁぁぁいっ!』
死にたい生徒は出てきなさぁぁぁいっ!』
とか言ってたよ。
やっぱまいぼんは怖いよなぁ!
ああ、そうそう知ってる?
やっぱまいぼんは怖いよなぁ!
ああ、そうそう知ってる?
あの人が通った後には…
――血の雨しか降らないって!」
;葉月立ち絵(驚き)
「っ!?」
――舞子先生の最凶伝説
そこにまた新たな伝説が追加された瞬間だった。
そこにまた新たな伝説が追加された瞬間だった。
俺は不良達の反応をちらりとだけ伺った後、
もう一度女の子の方へ顔を戻し――
もう一度女の子の方へ顔を戻し――
健
「で、こちらのいかにも
血
を見たそうな方々達は誰だい?」(ニッコリ)
「で、こちらのいかにも
血
を見たそうな方々達は誰だい?」(ニッコリ)
「血」の部分に強いイントネーションを込め
―そして、「誰だい」という台詞とともに
自分のイメージする「気味の悪い笑顔」
というモノもセットにして不良達へ向きなおした。
―そして、「誰だい」という台詞とともに
自分のイメージする「気味の悪い笑顔」
というモノもセットにして不良達へ向きなおした。
不良達
『いひぇっ!?』
『いひぇっ!?』
すごい。
なんだろう今の叫び声らしきものは。
明らかにびびっている。
なんだろう今の叫び声らしきものは。
明らかにびびっている。
ゴクリと喉を鳴らし目をしばたかせ、
冷や汗をたらし不安そうな表情を覗かせている。
ハッタリ以下のハッタリが通じてしまったのか?
余りの効き目にこっちの方も逆にびびる。
冷や汗をたらし不安そうな表情を覗かせている。
ハッタリ以下のハッタリが通じてしまったのか?
余りの効き目にこっちの方も逆にびびる。
――どれほど気味の悪い笑顔だったのか。
自分では確認出来ないのでよくわからないが、
嘘丸出しのハッタリと上手くマッチしてくれたようで
助かった。
自分では確認出来ないのでよくわからないが、
嘘丸出しのハッタリと上手くマッチしてくれたようで
助かった。
…いやいや待てよ?
舞子先生伝説はうちの学校だけの伝説では無い。
舞子先生伝説はうちの学校だけの伝説では無い。
と
考えた方があってるのかもしれない。
そうでないとこの露骨な驚き様は説明つかない。
考えた方があってるのかもしれない。
そうでないとこの露骨な驚き様は説明つかない。
取り巻き1
「お、おおおおおやびん」
取り巻き2
「な、ななななんかやばそうですぜ…!?」
「お、おおおおおやびん」
取り巻き2
「な、ななななんかやばそうですぜ…!?」
おやびん
「ば、ばっけろうぃぇぇぇいっ!ひるむなおまいらぃ!
べ、べべべべ別にこわかねーんだぞ?え?
べ、別に怖くて帰る訳じゃねーんだぞ?!」
「ば、ばっけろうぃぇぇぇいっ!ひるむなおまいらぃ!
べ、べべべべ別にこわかねーんだぞ?え?
べ、別に怖くて帰る訳じゃねーんだぞ?!」
取り巻き
「と、言いつつすでに10mぐらい
後ずさっているのは一体・・・?」
「と、言いつつすでに10mぐらい
後ずさっているのは一体・・・?」
おやびん
「だぁぁっぁあらっしゃぁぁ!だからちがうっつ―のっ!
なんか勘違いしてる?ねぇどう見てもなんか勘違いしてるよねっ?!
えっとさぁっ!俺はただぁっナンパしてただけなのっ!わかるぅぅっ?!ねぇ?!
俺が帰るのはただ単に、ナンパしてた女の子に野郎が居たから…
なのぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!怖いからじゃないろぉぉぉぉぉぉっ!」
「だぁぁっぁあらっしゃぁぁ!だからちがうっつ―のっ!
なんか勘違いしてる?ねぇどう見てもなんか勘違いしてるよねっ?!
えっとさぁっ!俺はただぁっナンパしてただけなのっ!わかるぅぅっ?!ねぇ?!
俺が帰るのはただ単に、ナンパしてた女の子に野郎が居たから…
なのぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!怖いからじゃないろぉぉぉぉぉぉっ!」
そういってから、
「どひゅーん」という音がしたかと思うと、
一瞬で姿を消し、遠くの地平線の辺りで
キラーンと輝く光が見えた。
「どひゅーん」という音がしたかと思うと、
一瞬で姿を消し、遠くの地平線の辺りで
キラーンと輝く光が見えた。
取り巻きーズ
『ああああ、待ってくだせぃ、おやびーんっ!』
『ああああ、待ってくだせぃ、おやびーんっ!』
健「・・・・」
3人組は瞬く間に地平線の向こう辺りまで
消えていった。
消えていった。
;(どうやら本当にナンパだったみたいだ。
;怒っているように見えたのは照れ隠しだったのだろうか?
;なんだかんだで気のいい奴らのように見えてしまったせいか
;逆にこちらが悪い事をした気分になってしまった。)
;怒っているように見えたのは照れ隠しだったのだろうか?
;なんだかんだで気のいい奴らのように見えてしまったせいか
;逆にこちらが悪い事をした気分になってしまった。)
どうやら何とかなったみたいだ。
不思議と気のいい奴らのように見えてしまったので、
逆にこちらが悪い事をした気分になってしまった。
なんにせよ舞子先生には感謝だ。学校でお礼を言おう。
不思議と気のいい奴らのように見えてしまったので、
逆にこちらが悪い事をした気分になってしまった。
なんにせよ舞子先生には感謝だ。学校でお礼を言おう。
そしてはからずも
悪友から教わってしまったナンパテクが
少し役に立ってしまった。古典的なテクだけど、
こんな形で役に立つとは。あの馬鹿にも一応感謝だ。
悪友から教わってしまったナンパテクが
少し役に立ってしまった。古典的なテクだけど、
こんな形で役に立つとは。あの馬鹿にも一応感謝だ。
健
「…っと。
えーと大丈夫ですか?」
「…っと。
えーと大丈夫ですか?」
;立ち絵(驚き)のまま。
女の子
「…ぁりがとうございます」
女の子
「…ぁりがとうございます」
健
「怪我とかしてない?」
「怪我とかしてない?」
女の子
「……」
「……」
健
(なんだ?反応が無いぞ…?)
(なんだ?反応が無いぞ…?)
女の子
「……」
「……」
健
「お、おーい、大丈夫?」
「お、おーい、大丈夫?」
ぶんぶんと手のひらを彼女の前で振る。
…動かない。
…動かない。
;立ち絵(悲しい表情。涙なし)
女の子
「……っ」
「……っ」
健
「ん?」
「ん?」
女の子
「ぉしが…ぅ……ました」
「ぉしが…ぅ……ました」
健
「へ?」
「へ?」
女の子
「こ、腰が、抜けました…」
「こ、腰が、抜けました…」
健「…うぉ?!」
すぅ――ぺたん
その女の子は夕日に当てられ綺麗に輝く、
長い艶のある髪をゆっくりと棚引かせつつ
すぅと腰をおろし、ぺたりと地面にへたり込んだ。
長い艶のある髪をゆっくりと棚引かせつつ
すぅと腰をおろし、ぺたりと地面にへたり込んだ。
(綺麗な髪だな…)
にしても…相当怖かったらしいな。
まあ仕方ないよな…俺も怖かった。
まあ仕方ないよな…俺も怖かった。
意識を自分に戻すと
俺の足がガクガクと震えていた。
俺の足がガクガクと震えていた。
;画面暗転
;トランジション
彼女を落ち着かせる為に腰を抜かした彼女に肩を貸し、
近場のベンチに座らせて休ませてあげた。
俺はその間に飲み物を買いにいった。
足の疲れは気がづけば感じなくなっていた。
近場のベンチに座らせて休ませてあげた。
俺はその間に飲み物を買いにいった。
足の疲れは気がづけば感じなくなっていた。
健
「っと、待った?
遅れてごめん。なんかどの自販機も
全部訳わからない飲み物しか
売ってなくて困ったよ。
「っと、待った?
遅れてごめん。なんかどの自販機も
全部訳わからない飲み物しか
売ってなくて困ったよ。
ほらどっち飲む?」
女の子
「・・・」
「・・・」
健
「ん?」
「ん?」
女の子
「2度目ですね」
「2度目ですね」
健
「ん、何が?」
「ん、何が?」
;立ち絵(通常)
夕日を背にした彼女は
口元をほんの少しだけつり上げ
些細な笑みを覗かせ
口元をほんの少しだけつり上げ
些細な笑みを覗かせ
そして控えめな声で喋る。
;立ち絵(笑顔)
女の子
「遅れてごめん…って」
女の子
「遅れてごめん…って」
少女と彼女を照らす夕日が
見事にマッチしていたせいなのか
その様子に見とれてしまっていた俺は
少しの間、返事をする事が出来ずにいた。
見事にマッチしていたせいなのか
その様子に見とれてしまっていた俺は
少しの間、返事をする事が出来ずにいた。
;立ち絵(不思議そうな表情、きょとん)
その様子を彼女が不思議そうな顔で見つめる。
それに俺は気づきようやく
その様子を彼女が不思議そうな顔で見つめる。
それに俺は気づきようやく
健
「あ、ああっ!
「あ、ああっ!
そういや言ったね俺。
なんかあの時はホント切羽詰まっててさ
友達にこの前教わったナンパテクを
咄嗟にやっちゃったんだよ。」
なんかあの時はホント切羽詰まっててさ
友達にこの前教わったナンパテクを
咄嗟にやっちゃったんだよ。」
女の子
「…なんぱ?」
「…なんぱ?」
健
「うん、ほんとは
女の子に声かける為に使うんだけど、
まさか不良に絡まれてる子を助ける
ために使うとは思わなかったよ」
「うん、ほんとは
女の子に声かける為に使うんだけど、
まさか不良に絡まれてる子を助ける
ために使うとは思わなかったよ」
あはは、と笑った俺につられ、
きょとんとした表情をしていた女の子も
再びやわらかい笑顔を見せた。
きょとんとした表情をしていた女の子も
再びやわらかい笑顔を見せた。
しかし、彼女は何かに気づいたのか
ハッとした表情をした後、顔を赤くし
困ったような表情をして俯いてしまう。
ハッとした表情をした後、顔を赤くし
困ったような表情をして俯いてしまう。
(…?)
女の子
「ぁ、あの」
「ぁ、あの」
消え入るような声を出す。
健
「ん?」
「ん?」
女の子
「その…先ほどは助けて頂き
本当にありがとうございましたっ。」
「その…先ほどは助けて頂き
本当にありがとうございましたっ。」
頬を染め緊張した面持ちで俺を見てから
深々とお辞儀をする葉月。
深々とお辞儀をする葉月。
健
「あ、ああっ、いいよいいよ!」
「あ、ああっ、いいよいいよ!」
健
(なんだか改まってお礼言われると
照れる、な。)
(なんだか改まってお礼言われると
照れる、な。)
女の子
「ぁ、私は葉月彩弥…と申します。
あ、あの、お名前…を、
お聞きしても、よろしいですか?」
「ぁ、私は葉月彩弥…と申します。
あ、あの、お名前…を、
お聞きしても、よろしいですか?」
健
「あ、そうか、そうだね。
一応、自己紹介した方がいいかもね。
えーと…俺は早瀬健。
君と同じ一ノ瀬中学の生徒だよ。」
「あ、そうか、そうだね。
一応、自己紹介した方がいいかもね。
えーと…俺は早瀬健。
君と同じ一ノ瀬中学の生徒だよ。」
;立ち絵(驚き)
彩弥
「え…同じ中学だったん、ですね。」
「え…同じ中学だったん、ですね。」
健
「そうだね君の制服見て気づいたよ。」
「そうだね君の制服見て気づいたよ。」
彩弥
「あ、あの…3年生、の方ですか」
「あ、あの…3年生、の方ですか」
健
「うん、そうだよ。
よくわかったね」
「うん、そうだよ。
よくわかったね」
3年と聞いて、
さらに驚きと緊張の表情を見せる葉月。
さらに驚きと緊張の表情を見せる葉月。
(…?
人見知りが激しいのかな)
人見知りが激しいのかな)
健
「そいや、なんで不良に絡まれてたの?」
「そいや、なんで不良に絡まれてたの?」
;立ち絵(困った顔悲しい顔)
彩
「それがその、道に迷ってしまいまして…」
「それがその、道に迷ってしまいまして…」
健
(…道?)
(…道?)
彩
「どなたかに道を尋ねようかと思い、
あの方達に声をおかけしたのですが…」
「どなたかに道を尋ねようかと思い、
あの方達に声をおかけしたのですが…」
健
「そしたらいきなり怒鳴られた、と
そういうことかぁ…」
「そしたらいきなり怒鳴られた、と
そういうことかぁ…」
(にしても、
よくあの人達に道訪ねようと考えたな。
…度胸あるというかなんというか。
よくあの人達に道訪ねようと考えたな。
…度胸あるというかなんというか。
それに、道に迷ってたってのも
なんか不思議な話だよな)
なんか不思議な話だよな)
;立ち絵 (不思議そうな表情)
彩
「…?」
「…?」
健
「いやぁ、それにしても相当怖かったみたいだね。
いきなり腰抜かしちゃうんだもんな~。
まああんな不良に絡まれたら仕方ないかぁ」
「いやぁ、それにしても相当怖かったみたいだね。
いきなり腰抜かしちゃうんだもんな~。
まああんな不良に絡まれたら仕方ないかぁ」
彩
「あ、あの、確かに、
あの方達もすごく怖かったです…。
「あ、あの、確かに、
あの方達もすごく怖かったです…。
でも、その、恥ずかしい話なのですが、
舞子先生のお話を聞いて、さらに驚いてしまいまして。
…それで、あのように」
舞子先生のお話を聞いて、さらに驚いてしまいまして。
…それで、あのように」
健
「な、なんだ、そうだったんだ
あはははは」
「な、なんだ、そうだったんだ
あはははは」
(って、あの人どんだけ恐れられてるんだよっっ!)
;背景(公園夜)
気がづけば日は落ち、遠くの空が僅かに
明るく見える程度となり辺りは暗くなってきた。
彼女を見るとなんだか落ち着かないように見える。
明るく見える程度となり辺りは暗くなってきた。
彼女を見るとなんだか落ち着かないように見える。
(いつまでもここでこうしてるのも迷惑か)
健
「道、迷ってるんだったら俺が送っていくよ」
「道、迷ってるんだったら俺が送っていくよ」
彩
「あっ…
「あっ…
その、えっと…そうですね。
…お願いします。
あの、ありがとうございます」
…お願いします。
あの、ありがとうございます」
健
「うん。それで、どこ行くの?」
「うん。それで、どこ行くの?」
彩
「…その」
「…その」
健
「んん?」
「んん?」
彩
「あっ、そだ
駅まで、お願いできますか?」
「あっ、そだ
駅まで、お願いできますか?」
健
「駅…?
OK」
「駅…?
OK」
;トランジション (商店街夜)
健
「…へぇ、習い事に通ってるんだ…偉いなぁ。
俺なんか受験生なのにだらだらしてるよ。
親もなんか適当な人達でさ二人揃って海外で
遊びほうけてるし」
「…へぇ、習い事に通ってるんだ…偉いなぁ。
俺なんか受験生なのにだらだらしてるよ。
親もなんか適当な人達でさ二人揃って海外で
遊びほうけてるし」
彩
「ご両親は何をなさってるのですか?」
「ご両親は何をなさってるのですか?」
健
「一応考古学者らしいんだけど
実際は何やってるんだか…ほんと自由な人達でさ、
俺もいつもこうやってぶらぶらしてる事考えると
あの人達の息子なんだなって強く思うけどね」
「一応考古学者らしいんだけど
実際は何やってるんだか…ほんと自由な人達でさ、
俺もいつもこうやってぶらぶらしてる事考えると
あの人達の息子なんだなって強く思うけどね」
彩
「自由、ですか。
…あっ!」
「自由、ですか。
…あっ!」
健
「えっ?」
「えっ?」
彩
「あの、道ですが…
ここでもう大丈夫です」
「あの、道ですが…
ここでもう大丈夫です」
健
「ん?
そっか。わかった
それじゃあ、ここでお別れかな」
「ん?
そっか。わかった
それじゃあ、ここでお別れかな」
彩
「あ、はい。
今日は何かと、助けて頂き
本当にありがとうございました。」
「あ、はい。
今日は何かと、助けて頂き
本当にありがとうございました。」
そういって深くお辞儀する葉月。
健
「う、うんっ」
「う、うんっ」
(…他人行儀すぎる子だよなぁ)
健
「それじゃ。
あ、また学校で会うかもしれないね」
「それじゃ。
あ、また学校で会うかもしれないね」
彩
「そうかもしれませんね。
…それでは失礼します」
「そうかもしれませんね。
…それでは失礼します」
;立ち絵(ナシ)
そういって彼女は小走りになって去っていった。
(なんだか不思議な子だったな)
今日はだらだら過ごすつもりだったのに、
とんだ一日になった気がするな…疲れた。
早く帰って寝よう。
とんだ一日になった気がするな…疲れた。
早く帰って寝よう。
;画面暗転 共通ルートへ
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;選択肢1 友達をからかいに行く
前島でもからかいに行くか。
あいつに人生の厳しさ的なものを
叩き込みに行ってくるのも一興だ。
あいつに人生の厳しさ的なものを
叩き込みに行ってくるのも一興だ。
健
「よぉ、前島」
「よぉ、前島」
前島
「ん?早瀬じゃん。何してんの?
おたくも暇だねー」
「ん?早瀬じゃん。何してんの?
おたくも暇だねー」
健
「小学生をナンパするかしないかの
瀬戸際に立たされて葛藤してるほど必死な
お前ほどじゃあないけどな」
「小学生をナンパするかしないかの
瀬戸際に立たされて葛藤してるほど必死な
お前ほどじゃあないけどな」
前島
「ちょっ、なんで知ってるのぉぉぉぉ!?」
「ちょっ、なんで知ってるのぉぉぉぉ!?」
健
「いくら最近の小学生が大人っぽく見えてもな、
俺らももうすぐ高校生だ。ちょっとは考えようぜ」
「いくら最近の小学生が大人っぽく見えてもな、
俺らももうすぐ高校生だ。ちょっとは考えようぜ」
前島
「いやいやいやっ待ってよっ!勘違いしてたんだって!
…ってか!
そうそうっ。あれだよアレアレ!
「いやいやいやっ待ってよっ!勘違いしてたんだって!
…ってか!
そうそうっ。あれだよアレアレ!
健
「?」
「?」
前島
「あれ、妹。俺の妹だから。うん。
声かけようと思ったんだけどさぁ。
せっかく友達と楽しくすごしてるのに
邪魔しちゃ悪いじゃん?なぁ?」
「あれ、妹。俺の妹だから。うん。
声かけようと思ったんだけどさぁ。
せっかく友達と楽しくすごしてるのに
邪魔しちゃ悪いじゃん?なぁ?」
健
「へぇ…お前に妹居たなんて。初めて聞いたよ。」
「へぇ…お前に妹居たなんて。初めて聞いたよ。」
前島
「へへっ、可愛い妹をお前なんかに見せてたまるかよっ!」
「へへっ、可愛い妹をお前なんかに見せてたまるかよっ!」
健
「お、噂をすれば」
「お、噂をすれば」
前島
「ん?」
「ん?」
健
「お前の妹が来たぞ今度は1人だ。
これで友達に遠慮する事もなく
気兼ねなく兄妹ゴッコができるぞ
さあ行って来い」
「お前の妹が来たぞ今度は1人だ。
これで友達に遠慮する事もなく
気兼ねなく兄妹ゴッコができるぞ
さあ行って来い」
前島
「お、おおおおお前なぁっ!!」
「お、おおおおお前なぁっ!!」
健
「さあどうした。
俺に遠慮する事はないんだぞ。
男を魅せてみろ。さあさあ。」
「さあどうした。
俺に遠慮する事はないんだぞ。
男を魅せてみろ。さあさあ。」
前島
「外道ぉぉぉぉぉぉ!!」
「外道ぉぉぉぉぉぉ!!」
涙を流しつつ男を魅せに行った前島。
しかし、
声をかけた直後大声で叫ばれ逃げられてしまった。
しかし、
声をかけた直後大声で叫ばれ逃げられてしまった。
前島
「いや…うん、解ってたけどね
でも、うん、なんかショックだ」
「いや…うん、解ってたけどね
でも、うん、なんかショックだ」
健
「お前、小学生に声かけちゃうなんて
どんだけ飢えてるんだよ」
「お前、小学生に声かけちゃうなんて
どんだけ飢えてるんだよ」
前島
「俺、お前の友達なのか疑いたくなる時が
たまにあるんだが…勘違いなのか?」
「俺、お前の友達なのか疑いたくなる時が
たまにあるんだが…勘違いなのか?」
こうして、
別段どうという事の無い一日が過ぎて行った。
別段どうという事の無い一日が過ぎて行った。
;画面暗転
;共通ルートへ
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;選択肢1 だらだら過ごす
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;選択肢1 だらだら過ごす
(どこかへ行く当てももないし
今日は家ですごすかな。
今日は家ですごすかな。
そういえば、ビンテンドゥBS借りたんだった。
ちょっとやってみるか)
ちょっとやってみるか)
液晶が砕けてしまった…。
;画面暗転
;共通ルートへ
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;選択肢2 ミッション継続
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;選択肢2 ミッション継続
健
「大佐。
これからミッションを開始する。
ミッション内容は不良に見つかる事無く
この場から立ち去る事だ。」
「大佐。
これからミッションを開始する。
ミッション内容は不良に見つかる事無く
この場から立ち去る事だ。」
『よし偉いぞ健、己から地雷原へ突っ込むなんて
アホのすることだ!
それでは、健闘祈る!』
アホのすることだ!
それでは、健闘祈る!』
変な電波を受信しつつ俺はこっそりと
その場から離れていった…。
その場から離れていった…。
;画面暗転
その後、家へ帰り疲れた体を休ませた。
;共通ルートへ
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選択肢3 なんとかなるさ
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選択肢3 なんとかなるさ
…ここまで騒いでいたら
大人が気づいて注意してくれるさ。
大人が気づいて注意してくれるさ。
そ、それでいいのか…?
そんなんでいいのか…?
俺に出来る事はないのか?
そんなんでいいのか…?
俺に出来る事はないのか?
そうだ…!
はっと気づいた俺は、
疲れた足も気にせず急いで駆け出した
疲れた足も気にせず急いで駆け出した
もしかしたらまだ舞子先生がこの辺りに
居るかもしれないっ。居なかったとしても
別の人を呼べばいいっ!
居るかもしれないっ。居なかったとしても
別の人を呼べばいいっ!
偶然にも人通りの全く無かった
並木通りを駆け抜け、表通りを目指す。
並木通りを駆け抜け、表通りを目指す。
そして、
表通りに抜け出すとそこには
幸運な事に舞子先生の姿が!
仕事熱心な彼女に感謝だ!
表通りに抜け出すとそこには
幸運な事に舞子先生の姿が!
仕事熱心な彼女に感謝だ!
健
「ま、舞子先生っ!!」
「ま、舞子先生っ!!」
舞子
「健君!?ど、どーしたのそんな慌てて!」
「健君!?ど、どーしたのそんな慌てて!」
健
「ぜぇ、はぁ…はぁ
「ぜぇ、はぁ…はぁ
そ、それがその…はぁ…公園で…」
事の次第を舞子に話す。
舞子
「うちの生徒が!?」
「うちの生徒が!?」
健
「っ!?」
「っ!?」
その時、その場の空気がピンと張り詰めた。
そして地鳴りのような音がどこからか響いてきた。
そして地鳴りのような音がどこからか響いてきた。
舞子
「あなたはここで待ってなさい!!いいわねっ!」
「あなたはここで待ってなさい!!いいわねっ!」
健
「ええっ!?
わ、わかりまし…」
「ええっ!?
わ、わかりまし…」
俺の言葉が終わるのを待つことなく
舞子は姿を消した。
舞子は姿を消した。
数分後
健
「あ、舞子先生」
「あ、舞子先生」
舞子
「うん」
「うん」
健
「あの…どうでした?」
「あの…どうでした?」
舞子
「うん、あの子は無事だよ~。
不良達をとっちめてやったわ♪」
「うん、あの子は無事だよ~。
不良達をとっちめてやったわ♪」
健
(…南無)
(…南無)
健
「それで、あの子は?」
「それで、あの子は?」
舞子
「ご家族に連絡して迎えに来てもらったわ。
どうも近くに居たみたいですぐ来てくれたわよ。」
「ご家族に連絡して迎えに来てもらったわ。
どうも近くに居たみたいですぐ来てくれたわよ。」
健
「そっか…よ、よかった」
「そっか…よ、よかった」
舞子
「よく伝えてくれたね!偉いぞ~。
さ、健君も家に帰りなさい。
もう遅いからね。」
「よく伝えてくれたね!偉いぞ~。
さ、健君も家に帰りなさい。
もう遅いからね。」
健
「は、はい」
「は、はい」
必死に走った疲れが今になってどっと来たが、
それでも今はとにかく家へ帰りたかった。
それでも今はとにかく家へ帰りたかった。
;画面暗転
なんだか今日は舞子先生に
振り回されっぱなしの一日だった気がするな…。
振り回されっぱなしの一日だった気がするな…。
;共通ルートへ
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