;BGM (日常) 背景(学校)背景は仮。曜日未定、時間午前晴れ。
今日は大掃除の日だ。
この学校は私立校のためか、普段生徒たちは
掃除をせずに清掃員が掃除を担当する。
この学校は私立校のためか、普段生徒たちは
掃除をせずに清掃員が掃除を担当する。
しかし夏休みなどの大型の休みの前に、
校内を掃除することで心も綺麗に、という名目により
皆でこぞって大掃除をすることになる。
校内を掃除することで心も綺麗に、という名目により
皆でこぞって大掃除をすることになる。
皆、学校の掃除を普段してないせいなのか、
この大掃除そのものをある種のイベントのように
思っている。なのでわりと真剣に掃除をするのだ。
この大掃除そのものをある種のイベントのように
思っている。なのでわりと真剣に掃除をするのだ。
が、
前島
「なあなあ早瀬よ~」
「なあなあ早瀬よ~」
例外も居るようだ。
前島
「こんなんさぼっちまおうぜ~。
どぉーせ、この後掃除のおばちゃんがまた
掃除するんだぜぇ?掃除するだけ無駄だってば」
「こんなんさぼっちまおうぜ~。
どぉーせ、この後掃除のおばちゃんがまた
掃除するんだぜぇ?掃除するだけ無駄だってば」
俺たちが掃除している場所は中庭だ。
中庭は普段生徒達が過ごしている普通教室棟と
実験室や情報処理室などをまとめた特別教室棟、
その間に位置している。
中庭は普段生徒達が過ごしている普通教室棟と
実験室や情報処理室などをまとめた特別教室棟、
その間に位置している。
憩いの場として使われており、芝生に座って
会話をしたり木陰で休息したり、ベンチに座って
いちゃいちゃしたり…など、充実したキャンパス
ライフを送れるようになっている。
会話をしたり木陰で休息したり、ベンチに座って
いちゃいちゃしたり…など、充実したキャンパス
ライフを送れるようになっている。
前島はそんな充実系中庭ベンチに
やる気の無い表情で目をつむり寝そべっていた。
そして、これまたやる気の無い声で俺はやる気が無い、
という旨をわざわざ俺に伝えている訳だ。
やる気の無い表情で目をつむり寝そべっていた。
そして、これまたやる気の無い声で俺はやる気が無い、
という旨をわざわざ俺に伝えている訳だ。
健
「…お前、なんつーか懲りないヤツだな」
「…お前、なんつーか懲りないヤツだな」
前島
「何がだよ。
ていうかよお、中庭掃除とかいって、
ここ広すぎるんだよっ!生徒数人でどうこう
出来る広さじゃねーってっ!
「何がだよ。
ていうかよお、中庭掃除とかいって、
ここ広すぎるんだよっ!生徒数人でどうこう
出来る広さじゃねーってっ!
健
「…お前、なんつーか懲りないヤツだな」
「…お前、なんつーか懲りないヤツだな」
前島
「いや、だから何がだよっっっっっと!!」
「いや、だから何がだよっっっっっと!!」
その声とともに勢いよく体を起こした前島。
その前島の目の前で、真面目に掃除を
しているフリをする俺。そして仁王立ちの舞子先生。
その前島の目の前で、真面目に掃除を
しているフリをする俺。そして仁王立ちの舞子先生。
そして驚愕の表情の前島。
前島
「こ、ここここここれは舞子先生ぇっ!
今日もとってもお美しいですねっ!
さすがですねっ!大人の魅力ってやつですね!
30を前にさらに人間に磨きがかかってますよ!?」
「こ、ここここここれは舞子先生ぇっ!
今日もとってもお美しいですねっ!
さすがですねっ!大人の魅力ってやつですね!
30を前にさらに人間に磨きがかかってますよ!?」
舞子
「あら前島君、お褒め預かり光栄だわ。
…話はそれだけかしら?(にこっ)」
「あら前島君、お褒め預かり光栄だわ。
…話はそれだけかしら?(にこっ)」
表情は笑顔だし声質もとても穏やかに聞こえる。
が、
おかしいのだ、
彼女の周囲を取り巻く空気が、明らかにおかしい。
が、
おかしいのだ、
彼女の周囲を取り巻く空気が、明らかにおかしい。
陽炎のようなものが目に見える。空気が振動し
地鳴りのような音が耳に届いてくる。俺の
思い違いだと信じたいのだが、それは確かに
聞こえてくるのだ。
地鳴りのような音が耳に届いてくる。俺の
思い違いだと信じたいのだが、それは確かに
聞こえてくるのだ。
それは前島にも見えており、聞こえているだろう。
前島
「はっはっは健よぉ~、お前何掃除サボってんだよ~
真面目に掃除してる俺の身にもなってくれよ~」
「はっはっは健よぉ~、お前何掃除サボってんだよ~
真面目に掃除してる俺の身にもなってくれよ~」
健
「ああ、全くだ。至極真っ当な意見だ。うん。
だから、な。もう…悪あがきは」
「ああ、全くだ。至極真っ当な意見だ。うん。
だから、な。もう…悪あがきは」
前島
「はは…はははは」
「はは…はははは」
舞子
「諦めなさいね♪(にこっ)」
「諦めなさいね♪(にこっ)」
健
「はっ!?」
「はっ!?」
;画面暗転
;画面元に戻る
健
「すまん前島、無力な俺を許してくれ」
「すまん前島、無力な俺を許してくれ」
前島
「…ガクガクガク」
「…ガクガクガク」
健
「お、なんだ。けっこう大丈夫そうじゃん。
じゃあ掃除の続きだな。
とっとと終わらせようぜ!(キラーン)」
「お、なんだ。けっこう大丈夫そうじゃん。
じゃあ掃除の続きだな。
とっとと終わらせようぜ!(キラーン)」
前島
「いや…キラーンじゃないだろオイ。ドコに目を
つけてんだよ全然大丈夫じゃないから!
てか、なんか数分前の事を思い出そうとすると
頭が痛くなるんですけどこれはなんなんですか!」
「いや…キラーンじゃないだろオイ。ドコに目を
つけてんだよ全然大丈夫じゃないから!
てか、なんか数分前の事を思い出そうとすると
頭が痛くなるんですけどこれはなんなんですか!」
健
「なんなんですかって言われても困るな。
お前が物忘れ激しいのはいつもの事だし
気にするなよ、な。」
「なんなんですかって言われても困るな。
お前が物忘れ激しいのはいつもの事だし
気にするなよ、な。」
前島
「うーん、確かに言われてみれば…。
そうだな!よし、掃除しようぜ掃除!
なんだか知らないけど今俺は無性に
掃除をしたいっ!」
「うーん、確かに言われてみれば…。
そうだな!よし、掃除しようぜ掃除!
なんだか知らないけど今俺は無性に
掃除をしたいっ!」
健
(舞子先生恐るべし)
(舞子先生恐るべし)
舞子先生の恐怖を体感した前島と
それを音声のみで堪能した俺は
中庭を真面目に掃除している。
それを音声のみで堪能した俺は
中庭を真面目に掃除している。
広い中庭を掃除するのは中々骨が折れるが
他の皆と手分けして掃除していきようやく
終わる見通しがつく。
他の皆と手分けして掃除していきようやく
終わる見通しがつく。
健
「ふう、ここはこんなもんでOKか」
「ふう、ここはこんなもんでOKか」
前島
「んだな、それじゃゴミ捨て行こうぜ」
「んだな、それじゃゴミ捨て行こうぜ」
自分たちの持ち場をほぼ終わらせ、
ゴミを焼却場へ捨てに行く。
ゴミを焼却場へ捨てに行く。
前島
「いや~なんつーか、
この暑さの中で庭掃除は地獄だったけどよ、
こうやって汗水流して掃除をする、ってのも
いいもんだな」
「いや~なんつーか、
この暑さの中で庭掃除は地獄だったけどよ、
こうやって汗水流して掃除をする、ってのも
いいもんだな」
健
「ああ、そうだな」
「ああ、そうだな」
前島
「今の俺の一番の楽しみって言ったら、
仕事の後の一杯だな!これは譲れない!」
「今の俺の一番の楽しみって言ったら、
仕事の後の一杯だな!これは譲れない!」
健
「ああ、それは良いなー。
風呂で汗を流してから…って、喉乾いたなぁ」
「ああ、それは良いなー。
風呂で汗を流してから…って、喉乾いたなぁ」
前島
「風呂もいいがここは海だろっ!
美女をはべらせ海で飲む仕事後の一杯…
これに勝るものは絶対ないね!この世の理だっ
断言できる!やべー楽しみになってきたーっ!」
「風呂もいいがここは海だろっ!
美女をはべらせ海で飲む仕事後の一杯…
これに勝るものは絶対ないね!この世の理だっ
断言できる!やべー楽しみになってきたーっ!」
健
(元気なヤツだなぁ)
(元気なヤツだなぁ)
などと取り留めの無い会話をしていると、
その道すがら、大きなダンボール箱を抱え
ふらふら、と頼りない足取りで歩いている
女生徒を発見する。
ふらふら、と頼りない足取りで歩いている
女生徒を発見する。
その生徒の髪の毛は毛先の方だけ巻いており、
腰まで長く、艶のある特徴的な髪をしていた。
その髪をさらさら、と左右へ揺らし歩いている。
腰まで長く、艶のある特徴的な髪をしていた。
その髪をさらさら、と左右へ揺らし歩いている。
健
(ん…あれは――)
(ん…あれは――)
;葉月立ち絵
健
(――間違いない、あの時の子だ。
ゴミ捨てか?…けっこう重そうにしてるな。
というか1人で運ぶような大きさじゃないだろアレは)
(――間違いない、あの時の子だ。
ゴミ捨てか?…けっこう重そうにしてるな。
というか1人で運ぶような大きさじゃないだろアレは)
;選択肢
- 葉月が気になる ;葉月+2
- サボると後が恐いな
前島
「ん…なんだ?
どったの…?」
「ん…なんだ?
どったの…?」
健
(って…ん?おかしいな。
焼却炉ってあっちの方向には無いはずだよな。
行くにしたって遠回りすぎるしな)
(って…ん?おかしいな。
焼却炉ってあっちの方向には無いはずだよな。
行くにしたって遠回りすぎるしな)
そのたどたどしい足取りと、どこへ向かって
いるのかが気になって、ついそちらへ集中してしまう。
いるのかが気になって、ついそちらへ集中してしまう。
健
(あの様子じゃ前がよく見えてないんじゃないか?
いつ転んでもおかしくないよな)
(あの様子じゃ前がよく見えてないんじゃないか?
いつ転んでもおかしくないよな)
と、考えた側から葉月は
何も無いところで足をもつれさせ――
何も無いところで足をもつれさせ――
ガッシャーーン!!
と、
盛大な音を立て転んでしまった。
盛大な音を立て転んでしまった。
葉月自身は箱の上に乗りかかる形になったため、
箱がクッションとなり大事には至らなかった。
箱がクッションとなり大事には至らなかった。
が、
ダンボール箱の中身を盛大にぶちまけてしまった。
ダンボール箱の中身を盛大にぶちまけてしまった。
辺りには中に入っていたプリント類や宴会芸で
使いそうなアイテム類、さらに訳のわからない模型、
リボゲインGのビン、クマのぬいぐるみアニメDVD等々、
多種多様なものが方々に散らばってしまっている。
使いそうなアイテム類、さらに訳のわからない模型、
リボゲインGのビン、クマのぬいぐるみアニメDVD等々、
多種多様なものが方々に散らばってしまっている。
健
(あちゃあ…やっちまったか)
(あちゃあ…やっちまったか)
前島
「あーあーありゃーひでぇー」
「あーあーありゃーひでぇー」
健
「あー、なあ前島、ちょっといい?」
「あー、なあ前島、ちょっといい?」
前島
「あん?」
「あん?」
健
「俺ちょっとあっちの方の掃除してくるわ。
だからゴミ捨て頼む」
「俺ちょっとあっちの方の掃除してくるわ。
だからゴミ捨て頼む」
前島
「え!?それって、あの子手伝うって事?
何ソレっ!?カッコイイジャンそれっ!
俺も手伝…」
「え!?それって、あの子手伝うって事?
何ソレっ!?カッコイイジャンそれっ!
俺も手伝…」
健
「いや、うん、前島はゴミ捨て頼むから。
ゴミ捨ては重要なんだぞ?掃除してゴミ捨てを
しないって、そりゃお前、画竜点睛を欠いちまうだろ。
それはダメだろう?ダメダメだろう?
「いや、うん、前島はゴミ捨て頼むから。
ゴミ捨ては重要なんだぞ?掃除してゴミ捨てを
しないって、そりゃお前、画竜点睛を欠いちまうだろ。
それはダメだろう?ダメダメだろう?
舞子先生もがっかりだぞ?それに仕事後の一杯も
美味しく感じれないんじゃないか?
それは嫌だろ?それは本位じゃないだろ?うん!
だからさ、ゴミ捨て。これ、頼むから。それじゃ!」
美味しく感じれないんじゃないか?
それは嫌だろ?それは本位じゃないだろ?うん!
だからさ、ゴミ捨て。これ、頼むから。それじゃ!」
前島
「それじゃっ!ってなぁ…。おい、ちょっ、
おいって!おいぃぃぃぃ!!」」
「それじゃっ!ってなぁ…。おい、ちょっ、
おいって!おいぃぃぃぃ!!」」
;トランジション
納得行ってない様子の前島を無視し
彼女の元へ行く。
彼女の元へ行く。
;葉月立ち絵(困った表情)
転んで箱の中身をぶちまけてしまい
そこで掃除をしていた生徒たちの視線を
一身に浴びてしまう葉月。
そこで掃除をしていた生徒たちの視線を
一身に浴びてしまう葉月。
気恥ずかしさで顔を赤く染め、不良に絡まれていた時の
ように困っている表情を見せ、散らばった中身を
わたわたとかき集めている。
ように困っている表情を見せ、散らばった中身を
わたわたとかき集めている。
俺は遠くへ散らばった箱の中身をいくつか拾い。
彼女の元へ行き、それらを差し出す。
彼女の元へ行き、それらを差し出す。
健
「ほら」
「ほら」
彩
「…え?」
「…え?」
差し出された手を見て顔をあげ、
不安そうな表情で俺の顔をうかがい見る。
不安そうな表情で俺の顔をうかがい見る。
彩
「あっ…。
…早瀬、さん」
「あっ…。
…早瀬、さん」
健
「うん。
ほら、手伝うよ」
「うん。
ほら、手伝うよ」
;葉月立ち絵(小笑顔)
彩
「…ありがとうございます」
「…ありがとうございます」
;トランジション
辺りに散らばったゴミを二人でかき集め
ダンボール箱へ次々と入れていく。
ダンボール箱へ次々と入れていく。
健
「これでおしまい、と」
「これでおしまい、と」
彩
「ありがとうございます。
…二度も助けて頂いて」
「ありがとうございます。
…二度も助けて頂いて」
健
「いいよいいよ。
ところでそれ、なんなの?」
「いいよいいよ。
ところでそれ、なんなの?」
彩
「その…特別教室棟の教室へ持っていけって
先生に頼まれまして…」
「その…特別教室棟の教室へ持っていけって
先生に頼まれまして…」
健
「ふんふん…。なんか焼却炉に捨てても別に
問題ないような気がするモノばっかりだったけど…」
「ふんふん…。なんか焼却炉に捨てても別に
問題ないような気がするモノばっかりだったけど…」
彩
「先生の…私物だそうです」
「先生の…私物だそうです」
健
「そ…そうなんだ――」
「そ…そうなんだ――」
健
(…この学校には最低でも2人は変な先生が
居るって事なのか)
(…この学校には最低でも2人は変な先生が
居るって事なのか)
健
「――にしても、特別教室の方までこれを1人で
運ばせるってのも酷いな、運ぶの手伝うよ」
「――にしても、特別教室の方までこれを1人で
運ばせるってのも酷いな、運ぶの手伝うよ」
彩
「あ…」
「あ…」
健
「?」
「?」
彩
「えと…その」
「えと…その」
健
「あ…いや…。
迷惑ならいいんだけどさ」
「あ…いや…。
迷惑ならいいんだけどさ」
彩
「い、いえっ、迷惑だなんて…その、
…お願いします」
「い、いえっ、迷惑だなんて…その、
…お願いします」
健
「よし、じゃあ、
こっち持つから、そっち頼むね」
「よし、じゃあ、
こっち持つから、そっち頼むね」
彩
「はい」
「はい」
健
(ん…なんだ。
見た目の大きさと違って意外と軽い)
(ん…なんだ。
見た目の大きさと違って意外と軽い)
(なんか、こっちが無理矢理押し付けてるみたいで
彼女に迷惑かけてる気がしてきたな)
彼女に迷惑かけてる気がしてきたな)
;トランジション 背景(廊下)
彩
「あ、この教室のようですね」
「あ、この教室のようですね」
健
「ん」
「ん」
;トランジション 背景(教室)
健
「っとこの辺に置けばいいのかな」
「っとこの辺に置けばいいのかな」
彩
「はい、そうですね」
「はい、そうですね」
(ふう)
彩
「あの、何度も助けて頂いてありがとうございます…」
「あの、何度も助けて頂いてありがとうございます…」
健
「いやー、なんか知ってる顔だったからさ
つい声かけちゃったんだよ悪友の悪い癖がうつっちゃったかな。
まあ…その、迷惑だったらごめんな」
「いやー、なんか知ってる顔だったからさ
つい声かけちゃったんだよ悪友の悪い癖がうつっちゃったかな。
まあ…その、迷惑だったらごめんな」
彩
「そんな、迷惑だなんて。あの、
1人で運ぶの大変だったので…本当に助かりました」
「そんな、迷惑だなんて。あの、
1人で運ぶの大変だったので…本当に助かりました」
そうしてにっこりと微笑む。
彼女が時おり見せてくれるあどけない笑顔。
困り顔を多く見ているせいなのか得した気分になる。
困り顔を多く見ているせいなのか得した気分になる。
(にしても、
1人で運ぶにはちょっと大変な大きさだったよなぁ。
…これを1人で運んでるってのは変だよな)
1人で運ぶにはちょっと大変な大きさだったよなぁ。
…これを1人で運んでるってのは変だよな)
健
「なあ、
これって1人で持ってけって先生に言われたの?」
「なあ、
これって1人で持ってけって先生に言われたの?」
彩
「いえ、友達と一緒に先生に頼まれました。、
でも友達は急な用があったみたいで、
それでお願いされて私が引き受けました」
「いえ、友達と一緒に先生に頼まれました。、
でも友達は急な用があったみたいで、
それでお願いされて私が引き受けました」
健
「へぇ…」
「へぇ…」
健
(それって面倒事
押し付けられたんじゃないのか…?)
(それって面倒事
押し付けられたんじゃないのか…?)
;トランジション 背景中庭
彩
「それでは、私は教室へ戻りますね。
ありがとうございました」
「それでは、私は教室へ戻りますね。
ありがとうございました」
健
「あ、ああ」
「あ、ああ」
女の子の声
「あやみーん」
「あやみーん」
健
「ん?」
「ん?」
彩
「あ、佐々木さん」
「あ、佐々木さん」
佐々木
「頼まれてたの大丈夫だったー?」
「頼まれてたの大丈夫だったー?」
彩
「ええ、大丈夫でしたよ」
「ええ、大丈夫でしたよ」
佐々木
「あ、すごーい1人で出来たんだ~。さすがあやみん~。
ごめんねーどーしてもやらないといけない事があってさー
ほんとごめんっ」
「あ、すごーい1人で出来たんだ~。さすがあやみん~。
ごめんねーどーしてもやらないといけない事があってさー
ほんとごめんっ」
彩
「うん、大丈夫だよ」
「うん、大丈夫だよ」
佐々木
「ん?あれ?この人だれさん?
何々どういった人なの?もしかしてあやみんの
彼氏さん?そんなー!うわーうわー!」
「ん?あれ?この人だれさん?
何々どういった人なの?もしかしてあやみんの
彼氏さん?そんなー!うわーうわー!」
彩
「そんな、そういうのじゃなくてですねっ。
えっと…この方は、えと……先輩さんです」
「そんな、そういうのじゃなくてですねっ。
えっと…この方は、えと……先輩さんです」
健
(先輩さんじゃわからないんじゃないか…?
てか同級生にも丁寧語なんだな)
(先輩さんじゃわからないんじゃないか…?
てか同級生にも丁寧語なんだな)
佐々木
「へ?先輩?へーなんのなんの?」
「へ?先輩?へーなんのなんの?」
健
「まあちょっとした知り合いだよ。
あのガラクタ1人で運ぶの大変だろう?
だから手伝ってたんだよ」
「まあちょっとした知り合いだよ。
あのガラクタ1人で運ぶの大変だろう?
だから手伝ってたんだよ」
佐々木
「へー!!あのあやみんが!へぇ~!!
この子、男の人苦手なんですよっ!?
へーすごい~」
「へー!!あのあやみんが!へぇ~!!
この子、男の人苦手なんですよっ!?
へーすごい~」
健
(なんだかなぁ…)
(なんだかなぁ…)
佐々木
「まあいいやっ!ほらっあやみんいこっ」
「まあいいやっ!ほらっあやみんいこっ」
彩
「うんっ
それでは失礼します」
「うんっ
それでは失礼します」
そういってお辞儀をしてる途中で、
友人に腕を引きずられながら去っていく葉月。
友人に腕を引きずられながら去っていく葉月。
健
「おぅ…ってもう行っちまったか」
「おぅ…ってもう行っちまったか」
健
(あの子、人が良すぎなのかなんなのか…
喋り方と言い振る舞いといい…変な子だ)
(あの子、人が良すぎなのかなんなのか…
喋り方と言い振る舞いといい…変な子だ)
;トランジション
一仕事終え前島のところへ戻るとそこには、
前島が気持ち悪いにやけ顔で立っていた。
前島が気持ち悪いにやけ顔で立っていた。
前島
「いよ~ぉ早瀬君!」
「いよ~ぉ早瀬君!」
健
「なんだよ改まって気持ち悪いな。
ていうかその顔がまず気持ち悪い。
お前、高校行ったらまずバイトして
顔の整形するのをオススメするね」
「なんだよ改まって気持ち悪いな。
ていうかその顔がまず気持ち悪い。
お前、高校行ったらまずバイトして
顔の整形するのをオススメするね」
前島
「俺がなんでここにいるかわかるか」
「俺がなんでここにいるかわかるか」
健
「そりゃあ、今が掃除の時間だからだろ」
「そりゃあ、今が掃除の時間だからだろ」
前島
「ふっ違うぜ」
「ふっ違うぜ」
チッチッチと指を鳴らす前島。
健
「?」
「?」
前島
「俺はこういう時には必ずと言って良いほど
出てくるお約束的な存在なのだーっ!!」
「俺はこういう時には必ずと言って良いほど
出てくるお約束的な存在なのだーっ!!」
健
「なっ!?どういうことだ!」
「なっ!?どういうことだ!」
前島
「俺は彼女をゲットする為、日々の努力を怠っていないっ!!
その証に俺はこの学校の女を1人1人をリサーチしているっ!
俺の知らない女はこの学校にはいないっ!!
その名も、前島君チェェェェェェック!!」
「俺は彼女をゲットする為、日々の努力を怠っていないっ!!
その証に俺はこの学校の女を1人1人をリサーチしているっ!
俺の知らない女はこの学校にはいないっ!!
その名も、前島君チェェェェェェック!!」
健
「はぁあ!?」
「はぁあ!?」
前島
「つまりだ!!
俺はこの手の話では必ず1人は居るであろう存在!
その名も主人公の友人A!!報われない存在さ!」
「つまりだ!!
俺はこの手の話では必ず1人は居るであろう存在!
その名も主人公の友人A!!報われない存在さ!」
健
「自分で言うかそれを!」
「自分で言うかそれを!」
前島
「でだ、
お前さんと一緒に居た子はだな」
「でだ、
お前さんと一緒に居た子はだな」
健
「そこはスルーなのか」
「そこはスルーなのか」
前島
「葉月彩弥、だ」
「葉月彩弥、だ」
健
「ああ、知ってる」
「ああ、知ってる」
前島
「聞いて驚け!
あの子はそれはもぉ~すごいお嬢様なのだっ!」
「聞いて驚け!
あの子はそれはもぉ~すごいお嬢様なのだっ!」
健
「ほおっ!?」
「ほおっ!?」
前島
「すごいんだぜ?すんごく金持ちでさ、
良家の大変なお嬢様なんだってよっ!
話によると高級車で学校に行き来してるとかっ」
「すごいんだぜ?すんごく金持ちでさ、
良家の大変なお嬢様なんだってよっ!
話によると高級車で学校に行き来してるとかっ」
健
「いやいやいや、そんな馬鹿なありえねぇ」
「いやいやいや、そんな馬鹿なありえねぇ」
前島
「いやいやいやいや
それともう1つ、執事にセバスチャンという
それはもう恐ろしーい執事がいるらしいぞっ
「いやいやいやいや
それともう1つ、執事にセバスチャンという
それはもう恐ろしーい執事がいるらしいぞっ
健
「お前のチェックとやらも大した事なさそうだなオイ。
胡散臭いにもほどがある」
「お前のチェックとやらも大した事なさそうだなオイ。
胡散臭いにもほどがある」
前島
「いやっ、執事の真相はしらんけど、
金持ちでお嬢様ってのは間違いないぜ!
ってかよぉあの物腰見てみろよっ
あの佇まい、立ってるだけで感じ取れる気品!静謐さ!
そこはかとなく感じられる不幸っぽさっ!
「いやっ、執事の真相はしらんけど、
金持ちでお嬢様ってのは間違いないぜ!
ってかよぉあの物腰見てみろよっ
あの佇まい、立ってるだけで感じ取れる気品!静謐さ!
そこはかとなく感じられる不幸っぽさっ!
常に物思いに耽っているような表情!
喋り方もまさにお嬢様!って感じの喋り方…だろ?
声聞いたことないからわからんけど」
喋り方もまさにお嬢様!って感じの喋り方…だろ?
声聞いたことないからわからんけど」
なんだろーねぇ、
ありゃーもうお嬢様以外のなにものでもないねっ!
すげーぞうちの学校!!リアルお嬢様がいるとかさぁっ!
ありゃーもうお嬢様以外のなにものでもないねっ!
すげーぞうちの学校!!リアルお嬢様がいるとかさぁっ!
くーっ!もう信じられねぇっ!なんでお前がそんなお嬢様と
知り合いなんだよくそうっ!俺にも紹介してくれよぉぉぉ
この勝ち組がぁぁぁぁぁぁぁ
知り合いなんだよくそうっ!俺にも紹介してくれよぉぉぉ
この勝ち組がぁぁぁぁぁぁぁ
お前うらやましすぎるんだよっ綺麗なおねーさんも居るしよぉ!
幼馴染も居るしっ、果てに金持ちのお嬢様ですか!
もうばっかじゃねぇぇの!?
お前恵まれすぎ!これはもう一種の才能だね!才能!」
幼馴染も居るしっ、果てに金持ちのお嬢様ですか!
もうばっかじゃねぇぇの!?
お前恵まれすぎ!これはもう一種の才能だね!才能!」
健
「早瀬健が命じる、お前はもう喋るな!…頼むから
「早瀬健が命じる、お前はもう喋るな!…頼むから
前島
「どうだーっ!俺の情報収集力!」
「どうだーっ!俺の情報収集力!」
健
「いやだから…」
「いやだから…」
;暗転
こうして長い大掃除は終わった。
;共通ルートへ
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