ターン進行表
表中の「あなたは」とはアクティブ・プレイヤー(ターンを進行しているプレイヤー)を表す。
表の見方
開始フェイズ
- アンタップ・ステップ
- アップキープ・ステップ
- ドロー・ステップ
- あなたはカードを1枚引く。「ドロー・ステップの開始時に」能力が誘発する。その後、あなたは優先権を得る。
戦闘前メインフェイズ
すべてのカードを手札から[[プレイ]]できるフェイズ。
初心者はこのフェイズにクリーチャーを召喚することが多いが、定石としては、既存のクリーチャーで相手を攻撃して相手の出方を見てからクリーチャーを召喚した方がいいだろう。
- 戦闘前メインフェイズ
- 「あなたの戦闘前メイン・フェイズの開始時に」能力が誘発する。その後、あなたは優先権を得る。
- 自分のメインフェイズで、スタックに呪文や能力が置かれていないとき、あなたはあらゆる種類のカードをプレイできる。土地カードは各ターンに1回のみプレイできる。
戦闘フェイズ
MtGでは、クリーチャーの攻撃は一斉に行われる。「1体目の攻撃が成功するかどうかを見てから2体目を攻撃させるかどうか決める」といったことはできない。
クリーチャーはあくまで敵陣営に攻撃を仕掛けるだけであり、特定のクリーチャーを狙って攻撃することはできない。
- 戦闘開始ステップ
- あなたは優先権を得る。
- 防御プレイヤー側のタッパーの能力はこのタイミングでプレイしないと意味がない。攻撃する側も、いきなり「このクリーチャーで攻撃!」ではなく、まず「戦闘フェイズに入ります」と宣言するのが正しい。この宣言を行わないでクリーチャーを攻撃させた場合、相手が異議を唱えればゲームは戦闘開始ステップまで巻き戻る。
- 攻撃クリーチャー指定ステップ
- あなたは自分のどのクリーチャーがどの対戦相手(やプレインズウォーカー)を攻撃するかを決める(タップ状態のクリーチャーは戦闘に参加できない。召喚酔い?状態のクリーチャーは攻撃できない)。そうした場合、攻撃したクリーチャーをタップし、「攻撃するたび」「攻撃するかブロックするたび」能力が誘発する。その後、あなたは優先権を得る。
- 瞬速持ちのクリーチャーはこのタイミングでプレイしないとブロックに参加できない。
- ブロック・クリーチャー指定ステップ
- 対戦相手はどの攻撃クリーチャーをどのクリーチャーでブロックするかを決める。(タップ状態のクリーチャーは戦闘に参加できない。1体のクリーチャーで2体分の攻撃を止めることはできない。)「ブロックされた状態になるたび」「ブロックするたび」能力が誘発する。その後、あなたは優先権を得る。
- 巨大化や「再生」などの呪文や能力はこのタイミングでプレイしないと意味がない。
- 戦闘ダメージ・ステップ
- クリーチャーやプレイヤーへの戦闘ダメージ?の配分を決定する。
- 複数のクリーチャーと戦闘を行っているクリーチャーについては、それのコントローラーが「どのクリーチャーを優先して倒すか」の優先順位を決定する。(優先順位はそのクリーチャーと戦闘しているすべてのクリーチャーについて決める。)その後、その優先順位に従って相手のクリーチャーにダメージを割り振っていく。(優先順位が低いクリーチャーにダメージを割り振るには、まず優先順位が高いクリーチャーのタフネスからそのクリーチャーがそれまでに受けているダメージを引いた値と同じか、それよりも多くのダメージを割り振る必要がある。)
- 戦闘ダメージの確定後、戦闘ダメージを処理する。特別な能力を持つクリーチャーがいないかぎり、すべてのクリーチャーは同時にダメージを与えあう。
- 戦闘終了ステップ
- 「戦闘終了時に」能力が誘発する。その後、あなたは優先権を得る。
- このフェイズの終了時に、すべてのクリーチャーを戦闘から取り除く。
戦闘後メインフェイズ
戦闘前メインフェイズと同じことができる。
まず手持ちのクリーチャーで攻撃して相手の反応を見てからこのフェイズでカードをプレイするのがセオリー。
- 戦闘後メインフェイズ
- 「あなたの戦闘前メイン・フェイズの開始時に」能力が誘発する。その後、あなたは優先権を得る。
- 自分のメインフェイズで、スタックに呪文や能力が置かれていないとき、あなたはあらゆる種類のカードをプレイできる。土地カードは各ターンに1回のみプレイできる。
終了フェイズ
カジュアルな試合などで「ターンを終了します」という時は、このフェイズに入ることを意味することが多い。もちろん、それに割り込んで呪文や能力を使用してもよい。(他のプレイヤーが何かをしようとしているのに勝手にゲームを進行することはできない。)
- 終了ステップ
- 「終了ステップの開始時に(ターン終了時に)」能力が誘発する。その後、あなたは優先権を得る。
- 「カードを2枚引く」「あなたは2点のライフを得る」などのインスタント呪文や起動型能力は、相手のターン終了ステップにプレイするのがセオリー。
- クリンナップ・ステップ
- 「このターン」「ターン終了時まで」効果が終了する。すべてのクリーチャーのダメージが回復する。クリーチャーの自分の手札が7枚を超えている場合、7枚になるまで捨てる。
- なお、各フェイズの終了に際し、各プレイヤーはマナ・バーンの処理を行わなければならない。
最終更新:2009年07月13日 05:52