創発の魔王、ハルトシュラー/Hartschuller, Erlking of Emergence 3黒黒黒
伝説のクリーチャー ─ 職人・インカーネーション
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2点のライフを支払う:2色までの色と2種類までの
クリーチャー・タイプを選ぶ。1/1の、選ばれた色とタイプを持つクリーチャー・
トークンを1体戦場に出す。
手札を1枚捨てる:クリーチャー1体を対象とし、それの上に+1/+1
カウンターか-1/-1カウンターを1個置く。
投下 黒青緑 (あなたは自分の手札にあるこのカードの
起動型能力を、追加コストとして黒青緑を支払うとともにこのカードを公開することで起動してもよい。)
トークンを生成したり
クリーチャーのステータスを調整したりする能力を持つ職人。
トークン生成能力は起動に要求されるのがライフのみ、しかもトークンの色やタイプも自由に設定できるため、非常に使いやすい。チャンプ・ブロックや攻撃要員として使うのはもちろん、相手のデッキや自分の出来に合わせて、
プロテクション(黒)対策に黒以外の色を指定したり、相手の
部族支援カードの恩恵を受けさせたりと様々な利用法が考えられる。
もう一方の能力も、手札1枚の消費でクリーチャーのサイズを恒久的に変化させられるため、クリーチャー除去にも保護にもコンバットトリックにもなる優れ物。小型クリーチャーを除去する分にはアドバンテージを失わないし、必要なら自身にカウンターを乗せて強化することもできる。
黒のクリーチャーであり
タフネスが6もあるため、類似のシステムクリーチャーにありがちな脆弱さとは無縁。
最近のモナリングには黒を対象に取れる黒除去が割とあるので過信はできないが、もし除去されそうなら手札から投下できるので腐りはしない。
最大の欠点は
色拘束の強さだろう。通常
プレイに黒のトリプルシンボル、投下に楔型三色が要求されるため、「必要に応じて通常プレイと
投下プレイを使い分ける」ような運用法はなかなか難しい。色マナ生産の得意な緑が含まれているとはいえ、やはり厳しい。漫然とデッキ投入してもうまく機能しないだろう。黒の濃いデッキで普通にプレイする前提で使用するか、多色デッキで投下プレイ中心に採用するか、構築の段階である程度決めておいた方が良いだろう。
三色デュアルランドのような
特殊地形の豊富な環境ならその柔軟性を大いに発揮してくれそうではあるのだが、果たしてこれからのモナリングでそのようなものが作られるかどうか。
《暗心スリヴァー》や《オンドゥの僧侶》がいれば無限ライフ+トークンを得ることができる。
また、マジック・ザ・モナリングin創作発表板には
集成を始めとするカウンターを利用したギミックや、クリーチャーの色を参照するカードが多数登場するので、それらとの相性も良好。
ある意味このセット自体がハルトシュラーを中心に組まれていると言っても過言ではない。
創作発表を司る魔王だけあって、創れるクリーチャー・トークンのバリエーションはマジック史上最高。
2色までの色は「白、青、黒、赤、緑、白青、青黒、黒赤、赤緑、緑白、緑青、青赤、赤白、白黒、黒緑、無色(0色選んだ場合)」で16通りであり、
また本家やモナリングの
クリーチャー・タイプを合わせるとその数は200種類以上にものぼるため、その組み合わせは全部で30万通り以上にもなる。
ストーリー/人物
2008年11月末、創作発表板・
雑談スレの何気ないネタ雑談から突如誕生したキャラクター。
元々は「貼ると修羅(「春と修羅」に引っかけた洒落)」というレスに対して
「ハルトシュラーって作家、実在しそうだよな」という話になったのが発端だが、
あれよあれよという間に次々とキャラ設定が作られてしまいには専用スレまで立ってしまった。
魔王だったり音楽家だったり享年2年だったりドイツ人だったり美少女だったりするが、
自身の設定すら創作できるため、結局のところ全てが謎ということらしい。
オールハイル・ハルトシュラー!オールハイル・ハルトシュラー!
と紹介されている。
カード画像のテキスト欄に透かしで入っているマークは元々、本家の「未来予知」セットで
プレインズウォーカーを表すシンボルとして用意されもたの。
複数の世界に干渉する能力を表しており、モナリングin創作発表板の
投下を持つカードすべてに同じ透かしが入っている。
イラスト
最終更新:2009年12月04日 05:28