インターバル
『テーレレ〜テーテテテ〜♪』(born to be wild)
周囲の静寂を破ってポケットの中の携帯が鳴った
『こんな所で、誰だよ・・』
俺はめんどくさげに携帯を取り出し、通話ボタンを押した
ピッ
『はい、ディスレイファン。』
{『くぅおらーーーーーー!さっさと山から降りてこーい!!』 };
『うおっ!』
電話の向こうから、りおの怒り狂った怒鳴り声が耳に突き刺さった
鼓膜が破れなかったのは奇跡と言っていいだろう
『お前は、俺を殺す気か!?』
『とりあえず、鼓膜は破るつもりだったw』
シレーっと言いやがって・・
『で?、いつ戻ってくるの?』
『う・・もうすぐ戻れる・・・かな?・・タブン』
『早くしないと、アレをナニしちゃうよ?w』
『ちょwそれはダメだ』
『けけけけけけ』
くっ、悪魔の笑いしやがって〜
『まぁ、いいやw お土産忘れないでね〜w 』
『マテ!アレはやめ・・・』
ガチャ!
ツーツーツー
・・・・・
俺は、ふぅっとため息をつくと、携帯をポケットにしまう
そして、眼前に流れる川面を睨みながら耳鳴りがおさまるまで立ち尽くすしかなかった・・(体力点を2点失った )