概念核を動力源とした兵器。世界を生み出し、世界法則を定めるほどの力を軍事転用した恐るべき兵器。
多くは龍、もしくは龍殺しの武器の形を取る。
終わりのクロニクル原作では以下のようなものが登場した。特殊能力らしい特殊能力があるものは()で付記する。
1st-G概念核:ファフニール グラム(文字魔術の強化)
ファフニールは、5th-G機竜を1st-G文字技術で模倣したもので、空は飛べないし量産もできなかったけど、
地上での格闘戦に限れば、本物の機竜にも匹敵する戦闘能力を持っている。
グラムは内部が空洞になった剣で、文字概念を利用して空洞の体積を7000倍に拡大し、莫大な数の硬化と封印の文字を刻んで、概念核を封印している。
だから純粋な武器としても実際頑丈で優秀だし、概念核を収めているから文字の具現化・増幅装置としての機能も実際高い。
2nd-G概念核:十拳(名前加護の強化)
2nd-Gでは炎龍八岐大蛇と、酔っ払った八岐大蛇を切り刻んだ十拳の剣の形を取った。(日本神話では名剣や武術よりも策略こそが強敵を倒す秘訣である)
作中では、暴走したヤマタノオロチを封印したのが十拳という設定で、封印のために2nd-Gの全苗字を刻み込んでいる。
概念核兵器としても優秀で、使用者の名前が持つ力を増幅してぶつけることが可能だ。たとえば命刻という名前を持つ者が振るえば命を刻むという感じ。
3rd-G概念核:テュポーン(時間の切断省略) ケラヴノス
ケラヴノスは雷を纏ったパイルバンカーで、当たれば威力は高いけど、攻撃一辺倒な上に弾数が少ないから一旦射出すると無防備というかなり使いにくい構造をしている。
一方でテュポーンは【時間の切断省略】というかなりとんでもない能力を持っている。
相手から攻撃を受けた際に、【攻撃を回避する時間】【相手の背後に回りこむ時間】【攻撃準備(武器を振り上げるなど)を行う時間】を省略することで、
相手の背後に瞬間移動して攻撃を回避した上で、さらに即座に背後から攻撃を浴びせるという攻防一体のチート能力である。
(原作読者へ:厳密に言うとアルテミスの能力だけど、ここではテュポーンとしておく)
5th-G概念核:黒陽(子機の生産) ヴェスパーカノン
黒陽は自己進化能力を持った機竜で、後に巨大化と重装甲化を極めて自身を滅茶苦茶硬くしつつ、
物量面でも優位に立つために、自分の分身めいた中型機龍を量産するという恐ろしく合理的な進化を遂げている。
白創は元々気象操作用の機竜で、直接戦闘向きではなかったのか、後にヴェスパーカノンという大砲と融合し消滅している。
じゃあヴェスパーカノンが強力かというと威力を重点しすぎたせいか、大きすぎてまともな機竜では持ち運べない上に
扱えても威力が高いだけの砲なので、やっぱりケラヴノスと同様に使いにくいという微妙な仕上がりになっている。
6th-G概念核:ヴリトラ ヴァジュラ(破壊と再構成)
6th-Gの概念核兵器は、インド神話のヴリトラ(乾季を象徴する怪物)と、それを打ち倒したインドラの武器ヴァジュラの形を取った。
描写は無い、というか戦闘に使う前に6th-Gが勝手に自滅したので、元々のスペックは不明だが、ヴァジュラにヴリトラを格納した剣 V-Sw としてはよく活躍している。
普通に近接剣として使えるほか、物質を破壊・再構成する輪廻転生の砲撃を打つ能力もあり、兵器としてはかなりまとも。
9th-G概念核:ビルマーヤ(あらゆるものに引火する炎) ザッハーク(あらゆるものを停止し砕く)
9th-Gは熱と静止の概念を持つGであり、ザッハークは静止の概念、ビルマーヤは熱の概念を内包している。
ザッハークの静止の概念を受けたものは一瞬静止してガラスのように硬く脆い状態になったあと、静止の脆さに耐え切れずに砕け散る。
これはかなり汎用性の高い破壊であり、概念空間を砕いて無効化することも可能。
ビルマーヤはあらゆるものに引火して焼き尽くす特殊な炎を放つという、単純だが恐ろしい特殊能力を持つ。
10th-G概念核:グングニル(治癒)
10th-Gでは、オーディンの槍グングニルを概念核兵器とした。
こちらもヴァジュラ・ヴリトラと同じく、近接武器としても砲としても使えるため、兵器としてはかなり使いやすい。
加えて10th-G概念由来の治癒能力も持つが、概念核の意向によりあまり使いたがらない模様。
最終更新:2015年09月01日 20:43