ニコ海動新幹線から大川市へは大急で!
第九回動画に詳細があるんだな、こりゃ。
2020年代後半、ニコニコ旅客鉄道の社内で、ある論争が巻き起こった。 それは、大川市から憶泉方面、つまり南部から北東部への交通の悪さの問題であった。寒根線は非電化で本数が少なく、通勤には使い勝手があまりに悪く、またニコ旅としても力を入れていない路線であった。その理由として、遠回りの新快速を利用してもらう方が収益面で大きいからであった。寒根線への『収益が減る投資』に、本社はものすごい抵抗があったわけである。 本社の寒根線への冷遇に対し、一部の役員から、『乗客に一番便利になってこそ、サービス業ではないか?』という疑問が上がった。遠回りで、しかも時間も運賃もかかる通勤路線で仕方なく遠回り通勤する乗客を見兼ね、遂に立ち上がったわけである。
『新しい会社を興してやる』
そこで、本社の反対を押し切り、大川市に新会社を設立した。設立にあたり、大川市の『整備すべき路線』に指定されていた寒根線の代替路線という名目で50億円の資金援助を得た。 ※注:出資ではなく、ただ単に用地・建設費用の援助を受けただけである。 しかし、大川市に当社以外の会社があってはならないというプライドのあったニコ旅が急遽出資すると発表。 大川市からの援助金である50億円を急遽返還し、事実上100%出資のニコ旅の完全子会社となったわけである。 形式上はニコ旅の子会社であるが、ニコ旅に不満のある元役員・社員からなる会社だけに、大急としては『あくまでニコ旅のライバル企業』だそうだ。