概要
- エジプトの遺跡から見つかった魔法のスカラベの使い手。
- ただし例外もいる
- ある意味最大の特徴は初代がフォックスコミックス、2代目がチャールトンコミックス、3代目がDCコミックスで生み出されるという奇妙な来歴である
- ちなみにフォックスコミックはスーパーマンの成功を見て、元DC社員が設立した会社
- 初のパクリヒーローとして有名なワンダーマンもフォックスのキャラクター
- ダイナマイト・エンターテイメントが版権切れヒーローを集結させてリメイクする「プロジェクト・スーパーパワー」の中に初代ブルービートルも入っているため、現在はDCとダイナマイトの双方にブルービートルが存在する事になっている。
- 同プロジェクトからは、新ヒーローとして、ブルービートルにまた別のゴールデンエイジヒーローを掛けあわせた「ザ・スカラベ」も誕生している。
ブルービートル達
ブルービートル(初代)
- 【ヒーロー】
- (フォックス版)本名:ダニエル・”ダン”・ギャレット(Daniel "Dan" Garret)
- (チャールトン版)本名:ダニエル・ギャレット(Daniel Garrett) 通称ダン・ギャレット(Dan Garrett):姓のスペルにtが増えている
- 種族、人種:人間/地球人/アメリカ人
- 初登場:Mystery Men Comics#1(1939年)
- 初登場は戦前。1939年。出版社が三度変遷した後、DCのヒーローとなった。
- フォックス版では、普段の姿は新米警官で、有事の際に変身する。死別した父親も警官。
- ビタミン2-Xを服用し、筋力と耐久性を高めることができる。
- 防弾仕様のチェーンメイルに絹を被せたスーツを着ている。
- 当時人気だったラジオドラマのキャラクター、グリーンホーネットをモチーフにして作られたキャラクターである。
- 短期間ではあるが、ブルービートルのラジオドラマも放送された。
- 若き日のジャック・カービーが、ブルービートルの新聞向けコミックスを描いていた(表記は原作者名義)。
- チャールトンコミックに移籍した際、職業が警官から考古学者へと変わる。
- 現在、一部の号のみが著作権切れしており、パブリックドメインのコミックを収集する各種サイト(http://goldenagecomics.co.uk//index.php?cid=548 等)で公開されている。
ブルービートル(二代目)
- 【ヒーロー】本名:セオドア・スティーブン・コード(Theodore Stephen Kord) 通称テッド・コード(Ted Kord)
- 種族、人種:人間/地球人/アメリカ人
- 初登場:Captain Atom#83
- 初代ブルービートルの教え子
- 自分の叔父の島へダンと共に行った際、叔父が世界征服を企んでいた事が判明
- ダンはブルービートルとなって戦うが力及ばず死んでしまう
- テッドは遺志を継ごうとしたもののスカラベには選ばれず
- 自身の頭脳を生かした発明品によって先代ブルービートルの遺志を継ぐ事を誓い、活動を始める
- キャラクターの作者がディッコ先生なので、有名な虫モチーフのヒーロー(スパイダーマン)の影響を多少受けている。沈む夕日に肩を落として帰るスパイダーマンと、同じように肩を落として帰るテッドなど。
- ブースターゴールドの親友
- 会社(バットマンが経営している会社の子会社)の乗っ取りに合い、バットマンに相談するも門前払いされる
- バットマンが動かないので独自に捜査(この時相棒のマイケルは瀕死の重傷を負っていた)を開始するが…結果自身の死を招く事に
- インフィニットクライシスの前日談にて、マックスウェル・ロードの凶弾に倒れる
- 現在故人
- その後、時間移動でブースターゴールドはテッドを助ける事を試み、一度は成功して現代に帰還する
- しかしテッドが死ななかったことにより、そこはOMACプロジェクトが成功した世界になってしまっていた
- そしてリップハンターが常々口にする「歴史は変えられない」の台詞の通り最終的にはテッドは死ぬことを選び、歴史は元に戻った
ブルービートル(3代目)
- 本名:ハイメ・レイエス(Jaime Reyes)
- 初登場:Infinite Crisis#3(2006年)
- ティーンエイジャーなヒーロー
- 魔法のスカラベを拾い上げた事で新たなブルービートルとなる
- テキサス在住のスペイン系アメリカ人(ヒスパニック)であり、親類も多い
- 友人恋人はおろか、親戚のおばあちゃんにまで正体がバレている稀有なヒーロー
- 今回スカラベはハイメの脊椎に一体化している
- テッドに人気があった事、あんまりな死に方をした事から前評判は悪かった
- しかしオンゴーイングの面白さで現在の地位を確立する
- ただし自身のシリーズは打ち切られ、ブースターゴールドのバックアップとして生き延びた
- その後、バックアップも打ち切りになり、2010年現在はJL:ジェネレーションロストに参加している
- 2010年、実写ドラマ化企画が進行中と、コミック版に忠実なデザインや部屋の中の様子が発表されていたが、結局2014年現在、実現していない。
- ドラマ「Smallville(邦題:ヤングスーパーマン)」ファイナルシーズン(北米では2011年)にて、ハイメ=ブルービートルがゲスト出演。ポシャッてこちらに使われた?
- 名前はハイメでデザインも三代目準拠だったが、魔法ではなく犯罪組織の作ったスーパーマシンで変身する設定で登場。
- ブースターゴールドと共に登場し、友となった。ただし登場は一話限り。後の活躍は、最終回後のコミック版シーズン11以降となる。
ブラックビートル
関連キャラクター
ブルービートル(キングダムカム)
ナイトオウル、ナイトオウル2世
- ウォッチメンのキャラクター
- チャールトン・コミックキャラクターとして、初代、2代目のブルービートルをモチーフにしている
- ブルービートルだけではなく、バットマンも取り入れている
スカーレット・スカラベ
シルバー・スカラベ
- DCユニバース。
- ヘクター・ホールが一時名乗った名前で、Nthメタルを使ったスーツからパワーを引き出す。
最終更新:2019年08月27日 20:58