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キャラクター:ゴールデンエイジ版とシルバーエイジ版DCヒーローの対比
概要
ゴールデンエイジのヒーローブームが去った後のDCでは「戦後に休刊されたヒーローたちを復活させる」アイディアがジュリアス・シュワルツによって思いつかれた
これはブーム後から数年がたち、主な読者層である子供が入れ替わったため新鮮なキャラクターとして受け入れられると判断されたからである
そして一大転換点となるのはゴールデンエイジ時代そのままのキャラクターではなく名前と特徴だけを受け継ぎ、
現代的(50年代の時点での)設定を持たせてリアリティあるヒーローを新しく作りだした事である
そのトップバッターとして1956年、Showcase誌の4号にてまったく新しい見た目と設定を持ったフラッシュ、バリー・アレンが登場した
キャラクター対比
フラッシュ
ゴールデンエイジ版
主人公はジェイ・ギャリック、揮発したハードウォーターを吸い込んだことで高速移動が可能になった
俊足の神マーキュリーを模したスタイルのコスチューム
シルバーエイジ版
主人公はバリー・アレン、落雷で帯電した複数の薬品を被ったことで高速移動が可能になった
能力としては大差ないが「SF的」なエピソード、能力の使用方法が増加している
この事をメタ的にフラッシュリバースにてジェイが「バリーに会ってから能力の限界が大きく拡大した」と語っている(出典無し)
当時としては未来的なボディスーツ
フラッシュはトップバッターに選ばれた事もあってか、
ゴールデンエイジ版フラッシュを読み、そこからヒーローとしての着想を得るなど
ゴールデンエイジ版を子供にも紹介しながら強く意識している
また、後にゴールデンエイジ版を担当していたガードナー・フォックスが脚本を担当していた
グリーンランタン
ゴールデンエイジ版
主人公はアラン・スコット、鉄道技師で魔法の指輪とランタンを見つけてヒーローとしての活動を始める
念じたままに形を作り出す魔法の光を自在に操る、弱点は木製品
シルバーエイジ版
主人公はハル・ジョーダン、宇宙を守る組織グリーンランタンコーズの一員に偶然選ばれる
超科学で作られた指輪により考えたまま通りの形をとる固形の光を作り出す、弱点は黄色いもの
ケープの廃止
ファンタジーからSFへと大きく路線変更がなされたキャラクター
ホークマン
ゴールデンエイジ版
主人公はカーター・ホル(Carter Hall)、エジプトの王子の転生であり9thメタル製の羽根をつけてヒーロー活動を行う
シルバーエイジ版
主人公はケイター・ホール(Karter Hol)、惑星サナガーからやってきた警察官、凶悪犯を追って地球に来た
グリーンランタンほどではないが、大きな設定変更がなされている
特徴は主人公の名前の読みを似せている事
アトム
ゴールデンエイジ版
主人公はアルベルト・プラット(Albert Pratt)、元ボクサーでアトミックパンチを使いヒーローとしての活動を始める
シルバーエイジ版
主人公はレイモンド・パルマー(Raymond Palmer)、科学者であった彼は、白色矮星の破片を手に入れたことにより、物質縮小に成功しヒーローとしての活動を始める
ケープの廃止
能力の方向性自体が大きく設定変更されている
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最終更新:2010年05月23日 20:26