キャラクター:ガンビット

概要

ガンビット Gambit
【ヒーロー】本名:レミー・ルボー ミュータント/男性/地球人/アメリカ人
物体にエネルギーをチャージする能力のミュータント。盗賊ギルド出身の棒術の達人。
いわゆるイケメンキャラで、すぐに女性を口説き、ジョークを絶やさない。

キャラクター

プロフィール

  • ニューオリンズの盗賊ギルドで育つ。フランス系移民のケイジャン。英語、フランス語、ケイジャン・フレンチを話す。
  • 同じニューオリンズで敵対する暗殺者ギルド出身のベラドンナと政略結婚。

エピソード

  • シージペラリスの影響で子供の姿になっていたストームと巡り合い、相棒となった事から、成り行きでX-MEN入り。
    • 後にローグに夢中になるまでは、ストームが意中の人だったようだ。

  • 故郷の盗賊ギルドの面々が何者かの手で殺害されていく事件で里帰りし、敵対する暗殺ギルド、および妻であるベラドンナと再び対峙する事となる。
    • X-MEN、ゴーストライダーと共に、事件の真犯人はギルドの人間達に寄生した異星人ブルードである事を暴く。ベラドンナはこの戦いで命を落とす。

  • X-MENが全滅した未来から来たビショップがX-MEN入りし、彼は当初(未来においても唯一人生き延びている)ガンビットこそが全滅の原因となった裏切り者だと目星を付けていたため、二人の関係は険悪なものだったが、付きまとわれる内にいくらか打ち解けていった。
    • 後に、この「裏切り者」の正体はオンスロート事件で暴走したエグゼビア教授だったと判明する。

  • Mr.シニスターの下で働き、モーロックス虐殺事件(ミュータントマサカー)に加担した過去を持つ。
    • Mr.シニスターに能力の安定化をもちかけられ、脳の一部を切ることで能力のレベルを落とし、コントロールできるようにした。
    • 代わりに、モーロックス(Mr.シニスターにとっては「汚れた遺伝子プール」)を「浄化」するため、殺人を厭わないミュータント集団マローダーズのメンバーを集めた。
    • モーロックス虐殺(ミュータントマサカー)の直前、良心の呵責にとらわれたガンビットはモーロックスのところへ行くが、もはや何もできないことを悟り、衝動的に一人のミュータントの子どもを連れて逃げた(これが後のマロウ)。
    • この事件はガンビットの原罪となっており、チームの仲間とも打ち解けられない「影」をつくっていた。
    • 南極でマグニートーに捕らわれた際、その過去がバラされ、脱出後ローグに南極に置き去りにされ、そのままX-MENを離脱する。
    • 追放後、精神を病む。仲間の幻覚に悩まされながらハイドロマンの起こした連続殺人事件を追い、孤独な戦いの中で自我を取り戻した。

  • X-MENの危機に颯爽と現れ復帰するも、別次元へ飛ばされ、活躍の場は独自のオウンタイトル展開へと続いていく。
  • 正史世界復帰後、同じく別次元帰りのビショップと共にX-MENに復帰するはずだったが、ローグの反対を受け、去っていった。
  • X-MENに復帰後、任務中に失明する。
    • この時には予知能力が開花する兆候があったが、再び目が見えるようになると失ってしまったようである。

  • アポカリプス配下を経由し、Mr.シニスターの配下となりマローダーズ入り。
    • アポカリプスの配下となった際、四騎士「デス」に抜擢され、肉体改造を受けた。
      • この改造からは元に戻ったと思われていたが、H.A.M.M.E.R.との戦いで潜在意識下に隠されていた仕掛けが再起動。デスモードが暴発するようになってしまった。

  • メシアコンプレックス事件で、シニスター配下で活動していたのはローグを救うためミスティークと共に潜伏していたため、と判明。
    • 事件後はマローダーズを抜け、単独行動を開始。X-MENを離れたプロフェッサーXと共に旅した後、ローグと再会。晴れてカップル復活を果たすかと思われたが、早々に別行動する事に…

  • セカンドカミング事件中、リンボに囚われたマジックを救出するチームとして出動したが、そこでデスモードが発動。その能力でX-MENを洗脳支配し始め、リンボ支配に乗り出そうとするが、ピクシー、マジックらの活躍により無事叩きのめされ、正気を取り戻す。
  • ユートピア期にはチームを離れて別行動しているX-23の保護者役をやっていた。
  • スキズム事件後、ローグを追ってジーングレイ学園で保健体育の教師になる。
  • フレンジーに好かれたり、元X-MENのドクター・レイスと、週一回はニューヨークの自分の隠れ家のアパートで会っていたり、色男ぶりに相変わらず。
  • All-New X-Factorにて、学園をクビになったがポラリスに誘われてクイックシルバーと共にX-Factor入り。
    • 雇い主であるハリソン・スノウの妻とそうとは知らずに寝てしまい、それをハリソンの秘書リンダに目撃されメロドラマの渦中へ。

  • AvsX編ではキャプテンアメリカと一対一で対戦し、敗北している。
    • キャップのスケイルメイルにチャージして爆破させたが、ダメージは小さかった。殺さないようにチャージを手加減した可能性も…?
  • サイクロップスらフェニックスファイブが暴走状態となった後、暴走を止めるためアベンジャーズとの共闘に加わった。

  • 恋愛の方では、ローグとついたり離れたり、時にはバカップル扱いされるなどいろいろあった。
    • キティ・プライドが、ガンビットとローグにカップルセラピーを受けるように指示、セラピーでお互いの過去を別の目で見ることを勧められ、恋愛感情が再び蘇った。
    • コロッサスとキティの結婚式で、キティが指輪の交換の時に躊躇して非実体化して逃げてしまい、披露宴がパーになった。
    • 結婚についてのストームの言葉を聞いたガンビットは、唐突に片膝を突いてローグにプロポーズ。ローグもこれを受け入れて、そのまま結婚式を挙げた。
    • ミスターX(ガンビット)&ミセスX(ローグ)として、宇宙に新婚旅行に行ったりしている。
      • 旅行中に偶然エグザンドラ(バイオ技術で産み出された教授とリランドラの娘)と出会った際、ローグの能力が再び制御不能なレベルに引き上げられ、地球に帰還した。
      • 帰還後、今度はモジョーバースに拉致され、モジョーの番組内に捕らわれたが、スパイラルの助けを得て脱出している。


能力・技能

キネティックチャージ

  • 物質にエネルギーを流し、爆弾のように炸裂させる。トランプを自分のトレードマークに使っており、トランプにエネルギーを込め投げつけるのが主な使い方。
    • チャージした物体の質量によって破壊力は変わってくるらしく、本人曰く「トランプ以外の物にパワーをチャージした方が威力がある」。
    • サンフランシスコでの暴動の際には、マンホールの蓋にチャージ。それをデンジャーが投げつけてアレスを撃退するタッグ技を披露した。
  • 基本的に相手を殺さないように能力を制限している。
  • 手に持てないほど大きな物体にチャージして内破させることもできるが、この力の使い方は意図的に隠している。その気になれば巨大マシンをひと触れで爆破させる事も可能。
  • 原則として生物にはチャージ出来ないことになっている。
    • デスモード(後述)となった際にはカードに人間を吸収する…といった描写のパワーの使い方に変化している。

棒術

  • 盗賊ギルド時代に訓練を積み、棍棒術の達人となった。
  • 訓練時にウルヴァリンと戦い、あっさりと倒す程の実力。あくまで訓練時の事ではあったが。

体術

  • 複数の敵からの銃撃を軽やかに回避したり、隠密理に単身敵地に潜入したりと、アクロバティックで盗賊らしい動きを得意としている。

魅了(?)

  • 赤い目には異性に対するチャーム(魅了)の能力があるという話もあったが、おそらくは冗談の類と思われる。

デスモード

  • アポカリプスの四騎士「デス」に改造された際の処置が封印状態で残されており、発動すると再びデスモードに変異してしまう。
    • 凶暴性が増し、人命を奪う事も厭わず、力を手に入れるためX-MENの仲間を裏切る事もあった。


主な登場作品


メディア展開

  • アニメは勿論、ゲームでも格闘ゲームシリーズ等で登場頻度は高い。
  • 実写映画では『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』で登場。ロングコート、トランプ、棒などの特徴をきちんと踏まえて活躍した。
    • 単独主役のスピンオフ映画も企画・制作が進められている。→ディズニーがFOXの映画の権利を獲得するなどの都合といった、諸般の事情でお蔵入り。


関連キャラクター

ヒーロー

  • ローグ
    • 運命の恋人。熱愛関係にあったが、ローグの能力のため互いに触れられず、仲はなかなか進展しなかった。
    • 触れ合った結果、過去の罪の記憶を知られ、以降ローグの態度は冷たくなり、殆ど片思いとも言っていい状態となった。
    • 長い恋愛関係の後、ガンビットとローグは結婚した。
  • マロウ
    • ミュータントマサカー事件の際、せめてもの罪滅ぼしにとガンビットが救い出した幼い子供。
    • 成長した後、彼女もまたX-MENメンバーとなった。

ヴィラン

  • ミスターシニスター
  • マグニートー
  • アポカリプス

その他

  • ベラドンナ・ブードロー
    • 元妻。盗賊ギルド時代に政略結婚した相手。暗殺ギルドの長の娘。
  • スパット
    • 盗賊時代の雇い主。ガンビットのせいで「年を取る度に若返る」呪いを受けてしまい、幼女の姿になっていた。
    • その後が描かれた外伝もあるが、今では読む手段の無い古い電子コミックサイト限定作品で、詳細は不明。


トリビア

  • ガンビットの着ているシーフギルドのコスチュームは、通常のXメンのユニフォームより高い防弾性能を持っている。
  • ホークアイ(クリント・バートン)から盗んだ彼のアベンジャーズIDカードを持ち歩いている。
  • ミスティークからもらった三匹の猫を飼っている。名前はオリバー、ルシファー、フィガロでいずれもディズニーに出てくる猫の名前。
  • Earth-9932おニューサンという存在は、異次元のガンビットである。

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最終更新:2019年08月02日 21:17