ドラえもん・のび太のポケモンストーリー@wiki

ポケモンとのび太とノートと その14

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一方ドラえもん達はコウに遭遇し、逃走を試みていた。

フラッシュの光が辺りを包む。
コウ「クッ!何も見えない……。」
ドラえもん「よし!うまくいった。
早く逃げよう!」
作戦通りコウの目をくらます事ができた。
後はラジオ塔に駆け込むだけだ。
しかし、物事はそう簡単には進まない。
コウ「こっちの目が見えないなら君達の視界も奪うまでだ!
行けッ!リザードン!えんまく!」
コウは目が見えないながらもリザードンを繰り出し、えんまくで辺りの視界を奪う。
ドラえもん「くそっ!
僕達も何も見えない!」
ドラえもんが叫ぶ。
のび太を探すも、辺りは黒い煙で全く見えない。
ドラえもん「のび太くーん!!!」ドラえもんがのび太の名を呼んだ。
すると、すぐに返事が帰ってきた。
のび太「ドラえもん!聞こえる!?
これじゃあ、お互い何も見えない!
だからここは一気にラジオに向かってそこでおちあおう!いいかい!?」
のび太にしては賢明な判断だ。
ドラえもんはそう思った。
賢明過ぎる気もするが。
だが、確かにここはのび太の意見に従った方がよい。
ドラえもん「分かった!無事でね!」
のび太「うん!」
ドラえもんは方向感覚を頼りにラジオ塔へと走った。
しかし、のび太はその場を動かない。
のび太『ばかめ……。まんまと策に引っ掛かりやがったな。キシシシシ。』
のび太はコウと共にえんまくが晴れるのを待った。



スネ夫はコガネ百貨店の五階でキキョウを待ち伏せていた。
スネ夫『しかけてこない……。やはり逃げたか?』
スネ夫が五階のフロアに入ってから10分程経つ。
その間、敵からの攻撃の気配は全くない。
逆に不気味である。

スネ夫『逃げたなら新しい策を考えなきゃな……。』
スネ夫がそう思った瞬間だった。

階段の方から黒い気体のようなものが溢れ出てきた。
スネ夫「はん!読み通りくろいきりで来たか。
戦術が浅いんだよ!ノータリン!」
スネ夫が気体に向かって言う。
別に今能力をリセットされたとしても、全く問題ない。
この五階の商品はまだいくらでもある。
元に戻されたならまた上げればいい。
その間に攻撃が飛んでくるだろうが、こっちには二階で入手した回復アイテムがある。それらを駆使すれば、こちらがやられるより先に奴のくろいきりのPPが無くなるだろう。

スネ夫はニヤケながら徐々に部屋に侵入してくる煙と相対する。
しかし、様子がおかしい。
ポケモン達が煙に包まれるが、何故か全く変化が現れないのだ。
スネ夫「ん?なんで?」
スネ夫は首を傾げ、真相を確かめるべく不用意に煙に近づいた。
しかし、それがいけなかった。
煙を吸い込んでしまったスネ夫はその場で嘔吐した。



スネ夫「オエロウおろオロォロ!!!」
スネ夫は口から汚物をぶちまける。

違う。これはくろいきりじゃない!
スネ夫はそう思った。
これは恐らく「どくガス」か「スモッグ」。
これなら火災報知器に引っ掛からず直接自分を狙う事が可能。
普通に襲うより、遥かにてっとり早く確実な手だ。
ガスは容赦なくこの部屋に侵入してくる。

スネ夫「くそっ!
このままじゃ死んでしまう!」
充満するガスの中、スネ夫はハンカチで口と鼻を塞ぎ、階段の方へ走り出す。
スネ夫「階段を……、階段を登って屋上へ出れば……」
しかし、スネ夫の希望は無惨にも打ち砕かれる。
クモの巣が幾重にも重なり、屋上までの道を塞いでいたからだ。

スネ夫「これじゃあ外へ出れないじゃないか!」
スネ夫が悲痛な叫びを上げる。
屋上を封じられたスネ夫は他の脱出方法を考えるべく五階に戻る。
五階は既にガスが充満していた。
スネ夫は姿勢を低くし、脱出方法を探る。
通気口もプロペラがクモの巣にからめられていて、空気の入れ換えが出来ない。
窓には分厚そうなシャッターが下りている。
スネ夫「ゴホッ、ゴホッ、ゴホッ!
こうなったら……。」
スネ夫は壁を睨んだ。
最後の脱出口は最早ここしかない。
スネ夫「オオタチ!
ずつきで壁を砕くんだッ!」



スネ夫のオオタチのずつきが壁にヒットする。
しかし、壁はびくともせずヒビすら入らなかった。
スネ夫「おかしい!オオタチの攻撃力は限界まで上がってるハズ!
こんな壁など砕けない訳が…………」
そこまで言ってスネ夫は喋るのを止めた。
「くろいきり」の存在を忘れていた。

こんな、同じような色のガスが充満している中では気付くハズが無い。
スネ夫「最早ここまでか……?」
どくけしをいくらか持っているが、所詮は消耗品。
いつかは尽きる。無駄なあがきだ。
スネ夫はガックリと頭を下げた。



キキョウは既にラジオ塔の外に出ていた。
キキョウ「残念ね。もう少し賢いコだと思ったのに。」
キキョウが呟く。
アリアドスには全ての脱出経路を塞げと言ってある。
百貨店からは、屋上のクモの巣の隙間から漏れたガスが空へと登っていた。

見ていたが、脱出した様子や気配は全くない。
マタドガスとアリアドスが帰ってくる。
あの百貨店の様子を見ると、上手くやったようだ。
キキョウ「お疲れ様。
あのコはどうしたのかしらね?
もう、死んじゃったかしら?
まあ念の為、あと五分程待つわ。」

五分の時が過ぎたが、あのキツネ顔の脱出してくる姿は捉えられなかった。

キキョウ「終わったわ……。
チョロいもんだったわね……」
キキョウが百貨店から背を向け、立ち去ろうとした瞬間だった。
彼女の目に有り得ない映像が映った。

スネ夫「誰がチョロいんだって?」



突如現れた、ここにいるハズの無い男。
キキョウは驚かずにはいられなかった。脱出した様子は全く無かったのに。
キキョウ「なんで!?なんでアンタがここに居るの!?」
キキョウが叫ぶように言う。
スネ夫「簡単さ。テレポートで脱出したんだよ。
さっきまですっかり忘れてたな。
しかもチョンボでポケモンセンターに行っていたのは良かったよ。
すぐに、ここまで来れるしね。エンジュに飛ばされちゃたまったもんじゃなかった。」
スネ夫が肩をすくめる。

キキョウ「なによ!
くろいきりでアンタのポケモンの能力がリセットされた今、
戦力はあたしの方が圧倒的に上よ!
行けッ!ラフレシア、ようかいえき!」
スネ夫「浅いねえ。浅いよ。
オオタチ、ずつき。」
キキョウのラフレシアより圧倒的に早くオオタチが動く。
そして、オオタチとは思えない程のずつきをラフレシアにかます。
ラフレシアは一発で倒れた。
キキョウ「えっ……?くろいきりが効いてるハズじゃ……。」
キキョウは驚く。
あの強さは明らかにアイテムの恩恵を受けている。
しかし、自分はどくガスを流した後、同時にくろいきりを流し込まさせていた。
効いてないハズがない。



スネ夫「さて、借りは返させてもらうよ。」
スネ夫が言う。その足はジリジリとキキョウの方へと歩み寄る。
キキョウ「クッ!こないで!
何故効かなかったのかは分かんないけど……。
こうなったらヤケクソよ!
マタドガス!くろいきり!」
マタドガスは口を大きく開き、口からくろいきりを噴射しようとした。
しかし、マタドガスは過呼吸を起こしたかのように苦しそうな表情を浮かべる。
出したいのに出ない。そんな風な感じ。
キキョウ「マタドガス?マタドガス?
どぉして!?」
キキョウの悲痛な叫びが響く。
スネ夫はケラケラ笑いながら言った。
スネ夫「残念~。
実はくろいきりが来たときにスリーパーとエレベーターで一階に行って、マタドガスにかなしばりをかけていたんだよ。
だから、そこでくろいきりはストップ。

その後、ちょっと苦しかったけど、また五階に戻りアイテムを使ったんだ。

無駄に時間はかけてないさ。
あの場に居なかったのがアンタの敗因。」
キキョウは唇を噛む。
安心しきっていた。
エレベーター前にクモの巣をはってたから攻撃は受けないとタカをくくっていたが、まさかかなしばりとは……。



キキョウの頭の中に敗北の二文字が映る。
しかし、キキョウはそれを頭の隅においやり目を見開いた。
キキョウ「でも、まだ勝負はついてない!
マタドガスのかなしばりが解ければ十分勝ち目はあるわ!
マタドガス……!」
スネ夫「ちょっと待った。」
スネ夫がキキョウの行動を制する。
スネ夫「実は僕は君に最後の罠を仕掛けてるんだ。
上を見てごらん。」
キキョウ「!!!」
キキョウは反射的に上を向く。
すると、地面からバクフーンが飛び出し当て身をくわせた。
スネ夫「あ、間違えた。下だったよ。」
キキョウ「ひ………きょう……な……」
キキョウはそのままその場に崩れ落ちた。

スネ夫「じゃあね。」
スネ夫は服の汚れを払い、その場を後にした。



スネ夫がキキョウとの闘いを終える少し前、我等がドラえもんはラジオ塔目指し走っていた。

煙幕のせいで周りが全く見えない。
のび太がちゃんとついてきているのかも分からないし、コウが追ってきているのかどうかも分からない。

ドラえもん『確か、このまま真っ直ぐ進んでいけばラジオ塔に到着する。
まあ、方向が本当に合っているかどうかは分からないけど。』
ドラえもんは心の中不安を漏らす。
しかし、その不安は杞憂に終わる。

ドラえもんは煙幕を抜け、その眼前にはラジオ塔がそびえ立っていた。
雨はだんだん小降りになってきている。

煙幕を抜けたドラえもんはのび太を探すため、辺りを見回す。
しかしのび太の気配は全く無い。

ドラえもん『どうしたのかな……?
待つか……。』
ドラえもんは手頃な建物の陰に隠れ、のび太を待った。
しかし待てども、待てどものび太は来ない。
結局、15分近く経ってものび太はその姿を現す事は無かった。



そしてそののび太は、いまだ煙幕の中に取り残されたままだった。

いや、厳密には取り残されたという言い方は正確な表現ではない。
自分の意思で残ったのだから。

「解せませんね……。」
暗闇の中から声が聞こえる。
コウとかいう奴だろう。
コウ「一人残っているのは分かってます。
青狸か眼鏡かは分かりませんが。
片方が私の足止めをして片方がほぼ無人のラジオ塔を叩く、そういったところでしょうか。
やはり解せませんね……」
のび太の返事は無い。
しだいに煙幕も晴れてくる。
小雨の中、二人の姿が晒けだされた。

両者は会話も無く、睨み合う。
静寂を破ったのはコウだった。

コウ「殺す前に聞かせて下さい。
何故残ったのですか?」
のび太「お前にに話す義理は無い。」
のび太が答える。
更にのび太は訊く。

のび太「なんでそんなに余裕を見せられるの?
正直に言うと、アンタと僕の力はほぼ互角。
サシなら勝負はどっちに転ぶか分かんないんだよ?」
のび太が疑問をぶつける。
コイツは三週間前から自分の実力が変わってないと思ってるのだろうか。
ナメてるとしか思えない。



のび太の頭にそんな考えがよぎる。
するとコウが含み笑いを見せ、話し始めた。
コウ「確かに……。
私と君の間にさほど大きな差は無いでしょうね。
しかしそれは勝敗とは別の話……。
君は闘わずして負けている……。」
コウの言葉にのび太が首を傾げた瞬間だった。
コウが指をパチンと鳴らすと、周りの建物の中から続々とロケット団員達が現れた。

そして、それはズラリとのび太とコウの周りを取り囲んでゆく。
そしてのび太とコウを中心とした円が完成した。
コウは高らかに笑う。
コウ「ハハハハハハ!
どうですか!?この50人にも及ぶ戦力の差は!?
トシミツ様の命令に従わず隊をコガネ内に残しといてよかったよ!!!」
のび太「…………………。」
のび太は喋らない。コウが続ける。
彼は熱くなると敬語が消える。
コウ「ビビって声も出なくなったのかい!?
まあ、落ち着きたまえ。
このまま君をブチのめす事も出来るんだがその前に一つ、人望についての話をしてあげようじゃないか。」
のび太『人望……?』
怪訝な顔をするのび太。何故突然そんなことを話すかは分からないがとりあえず聞いた方が良さそうだ。



コウ「人望はどのような物を持つ人が得るか分かるかい?
分からないだろ。
それを得るには三つの物を兼ね備える必要がある。
一つ目は知性!
これは当然だね。
無能な上司、先輩は見下される。学校、会社、その他全てに言えること。
君だって頭の悪すぎる奴の下につくのは嫌だろ?
二つ目は性格とビジュアル。
どんなにいい奴でも不細工で最近の流行も知らない奴は社会から取り残される。
逆もまた然り。まあ例外も有るけどね。
そして三つ目は力。
頼もしく他を威圧し絶対的な力!
自分に反対する者を問答無用で潰せる力だ!」
のび太「ゴチャゴチャ無駄話の多い奴だな。」
のび太は皮肉を言った。
コウはそれを無視し話を続ける。その顔は恍惚としていた。
コウ「さっき言った三つの要素。
僕は既にさっきの内の二つを示した!
一つ目はあのトシミツ様も気付かなかった君達の侵入を読み団員達を残したという知性!
そして二つ目は見ての通り僕のルックス!!!」
コウは銀の髪をかきあげる。
完全ならナルシストだ。
コウ「そして三つ目の「力」はこれから見せる事になる。
一対一で君を倒す事によりね。
悪いが君には僕が次の選挙で更に上に行くための踏み台になってもらう!
雨の中長い話を聞いてもらって悪かったね。
さあ、始めようか。」



コウがそう言い、身構えた瞬間だった。
周囲にいた部下の内の一人がやってきてそっと耳打をした。
耳打が下手な為、二人の会話が微かだが聞こえる。
コウ「……はい……ええ……正体不明?……何ですかそれは?……ちょっと出して……」
のび太『正体不明!?まさか………』
そのまさかだった。
団員達が次々と黒く平べったいポケモンを出してゆく。
その数は少なくはない。
のび太はそれに見覚えがあった。
アンノーンだ。
どのような経緯でバレたのかは分からなかったが、それは確かに今まで使ってきたアンノーンだった。
その体はぐったりとしている。どうやら既に瀕死であるようだ。
コウはそれを指で摘むようにして観察する。
コウ「これは……?
何処かの神話やおとぎ話で聞いた事がある……。
何故こんなに沢山ここに……?
しかしなんだったっけ……?」
コウが必死に記憶の糸を辿っている。
するとのび太が突然叫びだした。

のび太「おい!アンノーン!!!
おい!みんなやられちゃったのか!!
他にいるんなら返事してくれ!!!」
のび太の叫びが響くが全く返答は無い。
コウ「アンノーン……。そうだ幼少の頃、絵本にあったアンノーンだ!!」
コウは拳で掌を叩き、成程のポーズをする。



名前が分かった所でコウはボールを取り出し言った。
コウ「まあコイツらが何であろうとどうでもいいこと。
呼んでも来ないということは全滅したようだね。
まあ作戦は騙し打ちを食わせるといった所かな。
さあ、覚悟はいいかい?」
ボールからはエアームドとクロバットが飛び出す。
そしてコウはジリジリとのび太に歩み寄る。
しかしコウはのび太に近づくにつれ、あることに気づいた。

笑っている。
絶対絶命のこの状況で笑っている。
コウはのび太に言いようもない不気味さを感じ、後ろに飛び退く。
のび太が言った。
のび太「キシシシシシ……。そうか。あのアンノーン共は全滅したか……。
好都合、いやなんというラッキー!
これで俺を監視する奴は居なくなった訳だな。」
のび太はニヤニヤ笑っている。
コウはその顔と少年のかもしだす異様な空気に心理的な圧迫を感じる。
余りの薄気味の悪さに、周りの団員も思わず後退りする。



コウ「な、なんだコイツは……?
さっきとは全然違う……。」
コウの心臓は恐怖により凄まじいスピードでビートする。
のび太はまた話しだす。
のび太「いやいや、「本性」を出すのはマジで久しぶりだ……。
最近あの忌々しい黒文字野郎のせいで満足にノートも使えねえ。

ええと………?使うストックは20人位で足りるかな?」
のび太はダルい授業が終わった学生の様にけのびをする。
するとバッグをあさりだし、黒いノートを取り出すと何かを書き始めた。

コウと団員達はのび太の行動を呆気にとられて見ている。
辺りをまた静寂が包む。
響くのはシャーペンの音と小雨だけ。

しかしその静寂はコウによって破られる。
コウ「僕は何をビビっているんだ……?
勝てる相手じゃないか……。
エアームド、クロバット!二人でつばさでうつ!!」
コウは我に帰り、ポケモン達に攻撃命令を出す。
しかしそれは、追い詰められた鼠が猫に立ち向かう。そのような感じだった。

のび太「邪魔だな……。」
のび太は落ち着き払ってボールを投げる。
ボールからはゲンガーが飛び出した。
ゲンガーは二体の攻撃を喰らいダメージを受ける。



そしてゲンガーは吹き飛ばされた。
それを見て自信回復したのか顔がひきつりながらもコウは笑いだす。
コウ「………はは、ハハハハハハ!
やっぱりビビることは無いじゃないか!
所詮ハッタリか!びっくりしたよ……」
のび太少し苦しそうな表情をした後、吹き飛ばされたゲンガーにチラリと目をやり言った。
のび太「痛えじゃねえか……。」
苦しがりながらのび太はパタンとノートを閉じる。
のび太の視線とコウの視線とがぶつかる。
コウは思わず目を反らした。
のび太「まあ待ちやがれ……。
後5秒程だ……。」
のび太はコウに掌を見せる。
その場が緊張で凍りつく。
のび太「4……。」
まず親指が曲がる。
のび太「3……。」
瓦礫からゲンガーが立ち上がる。
のび太「2……。」
余りの迫力に団員の一人が腰を抜かし地面に尻餅をつく。
のび太「1……。」
残りの指が人指し指だけになった。
カウントが0になった時どうなるのだろう?
コウを含め全員が思った。
命を奪われる。そんな感じもした。
そしてカウントは0を迎える。
のび太「0………」

のび太の手が完全な拳になった瞬間だった。
側にいたゲンガーの体がドス黒い光に包まれた。



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