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航空母艦エンデュランス

登録日:2026/10/25 Sun 00:23:25
更新日:2026/10/25 Sun 01:06:08NEW!
所要時間:約 11 分で読めます




エンデュランスとは、『ACE COMBAT 8: WINGS OF THEVE』に登場する航空母艦。
中央ユージア連合、通称FCUの海軍に所属し、主人公たちの母艦となる。

艦番号はCV-15。1944年に就役し、戦後の改装、退役、博物館船としての保存を経て、2020年代に現役復帰した。
この項目では艦についてとその乗務員について取り扱う。


概要

英語表記はEndurance。「忍耐」「耐久力」などを意味する。
第二次大戦中に建造された通常動力空母で、戦後および現役復帰時の改装によってジェット艦載機の運用に対応。
乗員からは「おふくろさん」と呼ばれ、親しまれている。英語での愛称は「Mom」「The Old Lady」。
旧来の艦橋構造と両用砲を残す一方、防空システムや戦術データリンクなどは近代化された。

艦歴


就役・第二次大戦

1944年、FCU海軍の航空母艦として就役。就役時の搭載機数は90機で、艦橋前方に2門の両用砲を備えていた。
初陣となったタイラー島沖海戦では、敵雷撃機および急降下爆撃機に対する艦隊防空に従事した。
同海戦で敵急降下爆撃機から2発の直撃弾を受け、燃料・弾薬の誘爆によって甚大な損傷を被った。
しかし、乗組員の消火活動に加え、浸水が左右ほぼ均等だったことで転覆を免れ、アクセル湾へ自力帰還した。
敵を引き寄せる「磁石」と呼ばれる一方、この生還によって艦隊の象徴的存在となった。

戦後の改装と任務

戦後、航空機のジェット化に伴い、飛行甲板の耐熱化や蒸気カタパルトの導入などの改修を実施した。
その後、アングルド・デッキの導入によって攻撃空母へ改装された。艦橋には高度測定レーダーが設置され、音速で接近する敵機を三次元的に捕捉する能力を得た。
1960年代にはオーケブレイス紛争での哨戒任務および有人宇宙飛行計画における宇宙船回収任務に従事した。

退役・保存

船体の老朽化と原子力空母の台頭により、1970年代半ばに退役した。
退役後は首都シーヴで博物館船として数十年間保存された。

現役復帰

2020年、国連はIUN-PKF駐留部隊のユージアからの段階的撤退を決定した。
国防の大半をオーシア連邦の軍事力に依存していたFCUは、自国の防衛力拡充に向け、新造艦の建造と退役資産の近代化を進めた。
その一環として、保存されていた本艦の頑丈な船体を活用する現役復帰計画が始まった。

改修ではF/A-18E/Fスーパーホーネットの着艦衝撃に対応するため、飛行甲板下部に補強材を追加した。
旧来の艦橋構造と前方の両用砲を維持しつつ、防空システムおよび戦術データリンクを刷新し、CIWSを装備した。
蒸気タービン推進のため速力面に制約はあるが、厚い区画構造と装甲により、現代の精密誘導兵器に対しても一定の被害局限能力を保つとされる。

構造・装備

飛行甲板と航空機運用

戦後改装で導入されたアングルド・デッキを備える。
蒸気式カタパルトを装備。現役復帰に際して甲板下を補強し、F/A-18E/Fの運用に対応した。

両用砲とCIWS

艦橋前方には昔ながらの両用砲が残され、近代化でCIWSも追加された。
CIWSは、艦へ接近してきたミサイルなどを至近距離で迎撃するための兵器。

電子装備

現役復帰時に防空システムと戦術データリンクを刷新。戦況の把握や味方との情報共有を担う。

『ACE COMBAT 8』における活躍

主人公たちの母艦であり、航空隊の作戦と艦内での日常が交わる本作の主要な舞台。
海軍がほぼ壊滅したFCUの残存戦力を支え、避難民を受け入れる役目も負う。
漂流していた主人公は本艦に救助され、ここを拠点に「シーヴの翼」として飛ぶことになる。

軍人に加え、曲技飛行士や企業の関係者も乗艦。人員や物資が不足する中、操縦、整備、医療、物資調達などを分担し、航空隊の活動を支える。
任務の合間には仲間との交流が描かれ、空戦中の無線会話とは異なる一面にも触れられる。

また、敵襲の際には航空隊が守る対象となる。本艦の喪失は航空戦力の低下にとどまらず、艦内で暮らす仲間や避難民の命にも関わるため、その防衛は重要な任務の一つとなる。
出撃と帰投を繰り返す搭乗員にとっては、戦場から帰る場所でもある。

主な搭乗者・乗員

本艦を拠点とする飛行隊の搭乗員と、艦の運用・整備などに関わる主な人物。

ジョーカー隊

主人公/レックス

ジョーカー隊1番機。プレイヤーが操作するパイロットで、TACネームは「Rex」。
海上を漂流中にエンデュランスへ救助され、FCUの希望を象徴する「シーヴの翼」の名を引き継ぐ。
レックスは引き継いだ呼称であり、主人公の本名ではない。
代表機はF/A-18Eスーパーホーネットだが、使用機体は任務に応じて選択できる。


本作では主人公の視点で進む艦内シーンがあり、僚機や乗員との日常的なやり取りも描かれる。

ジャン・コープ

主人公に先立つジョーカー隊隊長で、階級は中佐。TACネームは「Rex(レックス)」。
FCU首都シーヴの名を冠した「シーヴの翼」として知られ、国民の希望を担うエースとして扱われる。
ただし、その名声は「翼」計画によって作られたもので、実戦で敵機を撃墜した記録はない。
操縦技量そのものは高く、特に優れた回避機動を評価されて計画に選ばれた。
艦内ではカードゲームを好み、負け金を踏み倒して逃げることもあるが、人懐こい性格で人望も厚い。


エリントン・バクスター

ジョーカー隊2番機の少佐。TACネームは「Professor(プロフェッサー)」。
知識が豊富で周囲への気配りもでき、隊のまとめ役を務める。
大学の非常勤講師を務めていたが、専門分野は不明。ターシャからは「先生」と呼ばれ、空き時間には食堂で勉強を教える。
航空宇宙局の宇宙飛行士でもあり、入隊以前は微重力環境での水耕栽培を研究していた。
戦争の行方には悲観的だが、コスターやターシャら若い隊員には生き延びてほしいと考え、父親のような立場で見守る。

アナスタシア・セヴェルスカヤ(ターシャ)

ジョーカー隊3番機の少尉。愛称はターシャ。
ユークトバニアの曲技飛行チーム「ズヴェズダ」のスター・パイロット。
海軍の広報映像を撮影するため乗艦していたが、開戦に巻き込まれ、そのままエンデュランスに残ることになった。
元ユークトバニア空軍のトップエースである母親から操縦を教わり、高い飛行技術を身に付けた。一方、学業はおろそかにしがち。
人手不足を補うため特例でジョーカー隊に配属され、コープから短期間で回避機動や攪乱飛行を学んだ。
本人の意思で敵機の撃墜は行わず、飛行技術を生かした攪乱を担当する。

ウィリアム・コスター

ジョーカー隊4番機の大尉。TACネームは「Noise(ノイズ)」。
ターシャの激しい機動にも追従できる技量を持ち、後方から援護する僚機を務める。
兄の影響で音楽を始めたロック好きで、小型の音楽プレイヤーをコックピットに持ち込み、作戦中も音楽を聴く。
普段からサングラスとイヤホンを着用することが多い。寡黙な性格で、周囲と距離を置くように振る舞う。
多方面に才能を持つが、自分が前に出ることは好まない。作曲も手掛ける一方、自ら歌うことはなく、あくまで一歩引いた立場を選ぶ。

クイーン隊

キャサリン・エバンズ(ケイト)

クイーン隊隊長で、階級は少佐。愛称はケイト。TACネームは「Little Bee(リトル・ビー)」。
冷静な判断力と高い操縦技量を備え、クイーン隊だけでなくジョーカー隊の隊員の生存にも力を尽くす。
英雄の役割を負う「シーヴの翼」の理解者であり、クイーン隊もその生還を支える任務を担う。
度重なる任務で負った傷をテーピングで保護しながらも、苦しさを表に出さず、隊員の前では明るく振る舞う。
自分を抑えて指揮官としての役割に徹する一方、自由に振る舞うコープを羨ましく思うこともあった。

ヴィクター・クルス

クイーン隊2番機。TACネームは「Vaquero」。
軽口の多いパイロットで、ケイトの指揮下でジョーカー隊との共同作戦に参加する。
ターシャを「ピンキー」と呼んでからかい、そのたびに呼ぶなと言い返される。
敵のエース部隊との交戦中もこの調子で、彼女に生き延びるよう声を掛けた際には、逆に自分の心配をするよう切り返されてしまう。
こうした無線での応酬を通じて、ジョーカー隊の面々とも気安く言葉を交わす。


ロック・グエン

クイーン隊3番機。TACネームは「Squall」。F/A-18Cホーネットに搭乗する。
ケイトやクルス、エヴァーソンとともに出撃し、ジョーカー隊と共同で任務に当たる。作中ではファーストネームの「ロック」で呼ばれる。


チェスター・エヴァーソン

クイーン隊4番機。TACネームは「Solace」。
エンデュランス所属のFCU海軍パイロットで、搭乗機はF/A-18Cホーネット。


航空管制

ディーラー

ジョーカー隊などの航空作戦を支援するAWACS(空中警戒管制機)の管制担当者。
E-2Dアドバンスドホークアイから戦況を把握し、敵機の情報や作戦上の指示を各機へ伝える。
空域全体の状況を整理し、各機の行動を支援する。
戦況をカードや賭け事に例えて語ることが多い。
ギャンブルの師匠からは、オールインに必要なのは度胸ではなく計算とタイミングだと教わっている。
当初は若く頼りない面も見せるが、両隊を支える中でギャンブラーとしての戦略眼を磨き、頼もしい存在になっていく。


艦の乗員

ジェシカ・パイク

エンデュランスのXO(副長)で、階級は大佐。
ゴードン艦長に代わって、実質的な艦の運用を取り仕切る。
元は空中管制機の搭乗員で、指揮能力を評価されて副長に抜擢された。
人員不足に対しては、民間人を含め能力のある者を登用し、艦の稼働を維持する。
エンソー・オーダーの関係者であるD.D.さえ、艦のために利用する現実主義者。
自身もD.D.とともに「翼」計画の立案に関わったが、軍がこの計画に依存する状況には危機感を抱く。

デイビッド・ジェンキンズ

エンデュランスの整備班長で、階級は少佐。元はFCU空軍の整備士官。
開戦当初はFCU東部の基地に所属し、その後、戦況に追われて西へ移動した。海上を救命ボートで漂流していたところを本艦に救助され、整備を担当するようになった。
戦争の初期から前線にいたため、ソトア軍の戦力に詳しい。
主人公を「相棒」と呼んで気さくに接する。推理小説が趣味で、艦内で不可解な出来事が起きると、周囲に自分の推理を披露する。

アデリナ・サントス

エンデュランスの船医を務める医療技術兵曹。階級は最上級上等兵曹。
気が強く世話好きな性格で、負傷者への対応では副長にも遠慮なく意見する。
乗員から好意を寄せられることも多いが、本人は気付いていない。

D.D.

エンソー・オーダーから派遣された人物。読みは「ディー・ディー」。
エンデュランスに滞在し、兵站の調整、機材の調達、情報収集などを通じて艦の活動を支える。
愛想がよく饒舌で、パイクとともに「翼」計画を立案した。


その他の乗艦者

ニコライ・セヴェルスキー

ターシャの父親で、愛称はニック。娘の専属広告プロモーターを務める。
海軍広報映像の撮影に同行していたが、開戦により娘とともにエンデュランスへ残った。
艦上では甲板の片隅にパラソルを立て、ビールを飲んで過ごす姿が見られる。


ファーン

エンデュランスに乗っているジャーマン・シェパードと思しき犬。序盤の艦内シーンに登場する。
前作の「JPEG犬」とは異なり、本作では動く姿が描かれ、発売前からファンの間で話題となった。

追記・修正は、おふくろさんの甲板に無事帰還した方にお願いしま\ティンッ/。

Endurance Air Boss
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最終更新:2026年10月25日 01:06