「今は情報を整理することが必要だ。各自、知っていることを話してくれ」
ブラッドの提案で、5人はお互いが知っていることを順番に話していくことになった。
ブラッドの提案で、5人はお互いが知っていることを順番に話していくことになった。
「ティムが言ってた、ダン・ダイラムが呼び寄せた何かって、アキラさんのことだったんだね」
「時空ってくらいだから、時も操れるし、世界を渡れるってことか」
最初に話すのはブラッドと晶。2人の話にリルカと柊がそれぞれ納得する。
リルカの言葉を聞いて、ブラッドも晶の方を向き、言う。
「ああ。アキラを疑っていたわけではないが、これでこちらも確信が持てた。
ティムが言っていたならダン・ダイラムの導きでアキラがやってきたというのは間違いないだろう」
「え?まだ信じてもらえてなかったんですか?」
「そうではない。充分に信頼に値する裏付けを得るまでは情報の過信は禁物と言うことだ。
不確定な情報だけで動くことほど危険なことは無い。常にそういうわけにもいかんが、できるなら裏付けは取るべきだ」
「あ、ああ、そういう意味ですか。じゃあ次は柊くんの話を聞かせてくれるかな?」
ブラッドの言葉に晶も納得する。そして、柊に話を促した。
「時空ってくらいだから、時も操れるし、世界を渡れるってことか」
最初に話すのはブラッドと晶。2人の話にリルカと柊がそれぞれ納得する。
リルカの言葉を聞いて、ブラッドも晶の方を向き、言う。
「ああ。アキラを疑っていたわけではないが、これでこちらも確信が持てた。
ティムが言っていたならダン・ダイラムの導きでアキラがやってきたというのは間違いないだろう」
「え?まだ信じてもらえてなかったんですか?」
「そうではない。充分に信頼に値する裏付けを得るまでは情報の過信は禁物と言うことだ。
不確定な情報だけで動くことほど危険なことは無い。常にそういうわけにもいかんが、できるなら裏付けは取るべきだ」
「あ、ああ、そういう意味ですか。じゃあ次は柊くんの話を聞かせてくれるかな?」
ブラッドの言葉に晶も納得する。そして、柊に話を促した。
「アンゼロットさん…相変わらず無茶するね」
柊の話を聞き、晶は達観したように言う。
普通ならばありえないくらい理不尽なことだが、柊蓮司に限って言えばそれは日常茶飯事なのだ。
「でもさ、レンジってファルガイア基準だと無茶苦茶強いんだけど、ウィザードってレンジ位が普通なの?」
詳しく話を聞いて、リルカは自らの疑問を聞く。それに答えたのは、晶だった。
「ううん。そんなこと無いよ。柊くんはウィザードの中でも物凄く強い方だと思う。けどなんで?えっと、リルカちゃん?」
「だってさ、レンジの話だと、ようするにレンジはファルガイアの調査に来たってことでしょ?
レンジの世界から見れば未知かもしれないけど、たかが調査にそんなに強い人送り込む必要あるのかな、って」
今度はリルカは柊の方を見て聞く。柊は目をそらしながら、答えた。
「…あー、それは、あれだ。アンゼロットだからな。あいつは俺をいじめるのが好きなだけだ、うん」
柊は、自らの話から晶の預言についての話を飛ばしていた。
柊は晶の方を見る。
晶も柊の方をじっと見ていたので目が合ってしまい、2人して赤面する。
目の前の晶は、どう見ても今の自分とそう変わらない年齢だった。
預言のことまで話したら、彼女がファー・ジ・アースに戻れなかったことまで言わねばならなくなる。
口のうまい幼馴染あたりだったらその辺をごまかすこともできるかも知れないが、自分ではそこまではできない。
晶がそのことを知ったら落ち込むだろうと言う、柊なりの配慮だった。
「そ、それよか俺はまだこの世界のことをよく知らねえんだ。さっきお前がティムって奴と話してたこともちんぷんかんぷんだったしな。
その辺の説明も兼ねて次はリルカが話してくれよ」
誤魔化すように柊はリルカに話の矛先を向けた。
柊の話を聞き、晶は達観したように言う。
普通ならばありえないくらい理不尽なことだが、柊蓮司に限って言えばそれは日常茶飯事なのだ。
「でもさ、レンジってファルガイア基準だと無茶苦茶強いんだけど、ウィザードってレンジ位が普通なの?」
詳しく話を聞いて、リルカは自らの疑問を聞く。それに答えたのは、晶だった。
「ううん。そんなこと無いよ。柊くんはウィザードの中でも物凄く強い方だと思う。けどなんで?えっと、リルカちゃん?」
「だってさ、レンジの話だと、ようするにレンジはファルガイアの調査に来たってことでしょ?
レンジの世界から見れば未知かもしれないけど、たかが調査にそんなに強い人送り込む必要あるのかな、って」
今度はリルカは柊の方を見て聞く。柊は目をそらしながら、答えた。
「…あー、それは、あれだ。アンゼロットだからな。あいつは俺をいじめるのが好きなだけだ、うん」
柊は、自らの話から晶の預言についての話を飛ばしていた。
柊は晶の方を見る。
晶も柊の方をじっと見ていたので目が合ってしまい、2人して赤面する。
目の前の晶は、どう見ても今の自分とそう変わらない年齢だった。
預言のことまで話したら、彼女がファー・ジ・アースに戻れなかったことまで言わねばならなくなる。
口のうまい幼馴染あたりだったらその辺をごまかすこともできるかも知れないが、自分ではそこまではできない。
晶がそのことを知ったら落ち込むだろうと言う、柊なりの配慮だった。
「そ、それよか俺はまだこの世界のことをよく知らねえんだ。さっきお前がティムって奴と話してたこともちんぷんかんぷんだったしな。
その辺の説明も兼ねて次はリルカが話してくれよ」
誤魔化すように柊はリルカに話の矛先を向けた。
「グラブ・ル・ガブルに予兆があったのか…となると敵はそこに?」
「う~ん。何かが入り込んだとは言ってたけど、どうなんだろね?」
「とにかく、これで我々元ARMSメンバーのうち、5人までは赤い月の異常に気付いていることになるな」
ブラッドがこれまでの話をまとめる。それを聞いて、リルカはブラッドに尋ねた。
「5人…あ、じゃあさあ、マリアベルも気づいてるのかな?」
「「マリアベル?」」
「あ、マリアベルって言うのはね…」
初めて出てきた名前に柊と晶が反応を返す。それに気づいたリルカが2人にマリアベルについて説明する。
「う~ん。何かが入り込んだとは言ってたけど、どうなんだろね?」
「とにかく、これで我々元ARMSメンバーのうち、5人までは赤い月の異常に気付いていることになるな」
ブラッドがこれまでの話をまとめる。それを聞いて、リルカはブラッドに尋ねた。
「5人…あ、じゃあさあ、マリアベルも気づいてるのかな?」
「「マリアベル?」」
「あ、マリアベルって言うのはね…」
初めて出てきた名前に柊と晶が反応を返す。それに気づいたリルカが2人にマリアベルについて説明する。
マリアベル=アーミティッジ。このファルガイア最後のノーブルレッド。
太陽を苦手とし、魔法と機械操作に長けた、元ARMS6人目のメンバー。
500年以上生きているが、その姿は透けるような白い肌と金色の髪、そして紅い瞳を持った子供のままで、えらそうな口調で話す。
太陽を苦手とし、魔法と機械操作に長けた、元ARMS6人目のメンバー。
500年以上生きているが、その姿は透けるような白い肌と金色の髪、そして紅い瞳を持った子供のままで、えらそうな口調で話す。
そんなリルカの説明を聞いて、柊は言う。
「太陽が苦手で、白い肌と赤い瞳を持っててずっと年とらない。まるでヴァンパイアだな」
「ヴァンパイア?レンジの世界にもノーブルレッドがいるの?」
「ああ、メカが得意って話は聞いた事ねえけど、似たようなのはいるぞ?」
リルカの問いに柊が答える。晶もそれに頷く。
「太陽が苦手で、白い肌と赤い瞳を持っててずっと年とらない。まるでヴァンパイアだな」
「ヴァンパイア?レンジの世界にもノーブルレッドがいるの?」
「ああ、メカが得意って話は聞いた事ねえけど、似たようなのはいるぞ?」
リルカの問いに柊が答える。晶もそれに頷く。
数こそ多くないが、種族そのものがウィザードと言っても過言ではないヴァンパイアは、ウィザードの間では人狼と並んでポピュラーな異種族だ。
深いつきあいになったものはいなかったが、柊にも何人か知り合いがいた。
「へえ…やっぱり異世界だけあるね」
「どんな納得のしかただ」
「あはは。じゃ、最後は、アシュレー。大怪我したってブラッドから聞いたけど、一体何があったの?」
深いつきあいになったものはいなかったが、柊にも何人か知り合いがいた。
「へえ…やっぱり異世界だけあるね」
「どんな納得のしかただ」
「あはは。じゃ、最後は、アシュレー。大怪我したってブラッドから聞いたけど、一体何があったの?」
「謎の女?」
「ああ、そうとしか言えない。アガートラームを引き抜いて持ってきたと言っていた」
「アシュレーに1対1で勝つなんて、もの凄い強い人なんだね。渡り鳥なら、雇ったりして手伝って貰えないかな?」
「多分、無理だ。あの女は、話が通用するような相手には見えなかった」
「ふむ…ならば戦力として当てにするわけにはいかんか…ん?どうしたのだ2人とも?」
ARMSの3人が謎の女についている間、柊と晶の2人はお互いの顔を見合わせていた。
時折「でもまさか…」だの「いや、あいつらならありえる」だの「やっぱりそうなのかな?」だのと言った小声の会話が漏れてくる。
いつの間にか3人がこちらを見ていることに気づき、2人は正面を向く。
そして、柊が2人の間で出た結論を言う。
「言いにくいんだが…多分そいつ、魔王だ」
「「「魔王ッ!?」」」
思わず3人の声がハモる。
「魔王って、もっとこうゴツかったり色々トゲトゲがついてたりするもんじゃないのッ!?」
3人を代表してリルカが柊に聞く。
他の2人も同じ意見なのだろう、リルカの意見に頷いている。
「ああ。何故かファー・ジ・アースの魔王はそういう連中ばっかりなんだよ」
「普通に魔王っぽいのもいるんだけど、名前がよく知られてる魔王は大体女の子の姿をしてるの」
「どんな世界だ…」
あまりに衝撃的な内容にアシュレーは思わず頭を抱えた。
「ああ、そうとしか言えない。アガートラームを引き抜いて持ってきたと言っていた」
「アシュレーに1対1で勝つなんて、もの凄い強い人なんだね。渡り鳥なら、雇ったりして手伝って貰えないかな?」
「多分、無理だ。あの女は、話が通用するような相手には見えなかった」
「ふむ…ならば戦力として当てにするわけにはいかんか…ん?どうしたのだ2人とも?」
ARMSの3人が謎の女についている間、柊と晶の2人はお互いの顔を見合わせていた。
時折「でもまさか…」だの「いや、あいつらならありえる」だの「やっぱりそうなのかな?」だのと言った小声の会話が漏れてくる。
いつの間にか3人がこちらを見ていることに気づき、2人は正面を向く。
そして、柊が2人の間で出た結論を言う。
「言いにくいんだが…多分そいつ、魔王だ」
「「「魔王ッ!?」」」
思わず3人の声がハモる。
「魔王って、もっとこうゴツかったり色々トゲトゲがついてたりするもんじゃないのッ!?」
3人を代表してリルカが柊に聞く。
他の2人も同じ意見なのだろう、リルカの意見に頷いている。
「ああ。何故かファー・ジ・アースの魔王はそういう連中ばっかりなんだよ」
「普通に魔王っぽいのもいるんだけど、名前がよく知られてる魔王は大体女の子の姿をしてるの」
「どんな世界だ…」
あまりに衝撃的な内容にアシュレーは思わず頭を抱えた。
「それで、どんな奴だった?銀髪のショートヘアでポンチョ着てたらベルで確定なんだが」
柊がアシュレーに尋ねる。
「いや、鎧をつけた、派手な格好だった。年は…俺ぐらいかな」
「う~ん。鎧着た奴はいたような気もするが、派手な格好では無かったしなあ…
とにかく、蒼い月のときと宝玉集めてるときに魔王は10人位見たが、そんなのはいなかったぞ。
どうも俺の会ったことない奴みたいだな。晶はどうだ?」
「私も分からないよ。っていうか私は魔王事態あいつを除けば1人、2人しか見たこと無いよ」
「ちょっと待て。魔王ってそんなに沢山いるのか!?」
なにげにかわされるアレな話題にアシュレーが思わず突っ込む。
「ん、ああ。確か全部で…何人だっけか?」
「え~と、72人だったかな?流石に名前までは覚えてないけど」
「けどまあ、魔王は1度に多くても2人くらいだろ多分。
何しろウィザードが裏界に侵攻しようって時にも10人集まらなかった位だし」
「へえ、そんなことがあったの?」
「おう。あの後は特に大変だったぞ。色んな意味で」
2人の間で世間話のように交わされる会話は3人の理解をはるかに越えていた。
「まるで魔王のバーゲンセールだな…」
ブラッドの思わず漏らした呟きがその場にいた3人の気持ちを何よりも代弁していた。
柊がアシュレーに尋ねる。
「いや、鎧をつけた、派手な格好だった。年は…俺ぐらいかな」
「う~ん。鎧着た奴はいたような気もするが、派手な格好では無かったしなあ…
とにかく、蒼い月のときと宝玉集めてるときに魔王は10人位見たが、そんなのはいなかったぞ。
どうも俺の会ったことない奴みたいだな。晶はどうだ?」
「私も分からないよ。っていうか私は魔王事態あいつを除けば1人、2人しか見たこと無いよ」
「ちょっと待て。魔王ってそんなに沢山いるのか!?」
なにげにかわされるアレな話題にアシュレーが思わず突っ込む。
「ん、ああ。確か全部で…何人だっけか?」
「え~と、72人だったかな?流石に名前までは覚えてないけど」
「けどまあ、魔王は1度に多くても2人くらいだろ多分。
何しろウィザードが裏界に侵攻しようって時にも10人集まらなかった位だし」
「へえ、そんなことがあったの?」
「おう。あの後は特に大変だったぞ。色んな意味で」
2人の間で世間話のように交わされる会話は3人の理解をはるかに越えていた。
「まるで魔王のバーゲンセールだな…」
ブラッドの思わず漏らした呟きがその場にいた3人の気持ちを何よりも代弁していた。
「それにしても柊くん…」
晶はアシュレーの話を聞いてからずっと気になっていたことを聞く。
「どうするの?魔剣が無いんじゃ、困るんじゃない?」
「魔剣が無い?どういう事だ?」
柊は不思議そうな顔をして晶に聞く。
「え?だってその魔王が柊くんの魔剣…アガートラームを持ってっちゃったんでしょ?
私が預かってた柊くんの魔剣はミッドガルドに置いてきちゃったし…魔剣の無い魔剣使いはただの使いだよ?」
「もういいんだよそのネタはよッ!?」
思わず突っ込みを入れてから、柊は改めて言う。
「なんか誤解があるようだが、俺はちゃんと魔剣を持ってるぞ。ほれ」
そう言って柊は月衣から自らの魔剣を取り出し、晶に見せる。
「…ッ!?アガートラーム!?」
その剣を見てアシュレーが思わずARMを手にして立ち上がる。
「落ち着いて。よく似てるけど違うの!あれはレンジがシェルジュで一緒に戦った時から持ってた剣だよ!」
一触即発の空気を察したのかリルカがとっさにアシュレーの前に回って言う。
「…ふむ。話には聞いていたが、本当に瓜二つだな」
ブラッドだけが落ち着き払って、柊の魔剣を観察していた。
晶はアシュレーの話を聞いてからずっと気になっていたことを聞く。
「どうするの?魔剣が無いんじゃ、困るんじゃない?」
「魔剣が無い?どういう事だ?」
柊は不思議そうな顔をして晶に聞く。
「え?だってその魔王が柊くんの魔剣…アガートラームを持ってっちゃったんでしょ?
私が預かってた柊くんの魔剣はミッドガルドに置いてきちゃったし…魔剣の無い魔剣使いはただの使いだよ?」
「もういいんだよそのネタはよッ!?」
思わず突っ込みを入れてから、柊は改めて言う。
「なんか誤解があるようだが、俺はちゃんと魔剣を持ってるぞ。ほれ」
そう言って柊は月衣から自らの魔剣を取り出し、晶に見せる。
「…ッ!?アガートラーム!?」
その剣を見てアシュレーが思わずARMを手にして立ち上がる。
「落ち着いて。よく似てるけど違うの!あれはレンジがシェルジュで一緒に戦った時から持ってた剣だよ!」
一触即発の空気を察したのかリルカがとっさにアシュレーの前に回って言う。
「…ふむ。話には聞いていたが、本当に瓜二つだな」
ブラッドだけが落ち着き払って、柊の魔剣を観察していた。
「しっかし、俺たち以外が“当たり前”だと思ってる赤い月、か…」
「どうしたの?柊くん」
珍しく頭を捻ってる柊に晶が尋ねる。
「いや、最近、似たような事件があったような気がするんだが…」
「どうしたの?柊くん」
珍しく頭を捻ってる柊に晶が尋ねる。
「いや、最近、似たような事件があったような気がするんだが…」
柊の脳裏にとある記憶が蘇る。それは、あの地獄の補習授業中の想い出。
クソ暑い真夏の日差しを受け、だらだらと汗を流しながら何故自分は冬服でいるのかと自問した記憶。
2日ほどでその真夏日は終わり、後に柊はアンゼロットからその事件について話を聞いた。
“常識”が書き換えられ、世界中が永遠に続く真夏を“当たり前”と信じていた事件。
それについては他のウィザードが解決したと言う話だったので詳しくは聞かなかったが。
クソ暑い真夏の日差しを受け、だらだらと汗を流しながら何故自分は冬服でいるのかと自問した記憶。
2日ほどでその真夏日は終わり、後に柊はアンゼロットからその事件について話を聞いた。
“常識”が書き換えられ、世界中が永遠に続く真夏を“当たり前”と信じていた事件。
それについては他のウィザードが解決したと言う話だったので詳しくは聞かなかったが。
「ふ~ん。あ、それならさ、アンゼロットさんに連絡を取ってみない?」
柊に魔剣使いの割りに頭の回転が速い晶が提案する。
「アンゼロットに?」
「うん。ミッドガルドからは通信出来なかったけど、ファルガイアからはどうか分からないから。
魔王の正体も分かるだろうし、その事件について聞こうよ。何か手がかりになるかも知れない」
「う~む、気がすすまねえが、そうするか」
そう言うと柊は懐から0-phoneを取り出す。そして電話を掛けようとして言う。
「うわ…微妙」
画面ではアンテナが1本、ついたり消えたりしている。
下手に使うとすぐに電池切れになってしまうだろう。柊は3人に尋ねる。
「この辺りに、通信施設とかの魔法装置とか、無いか?魔力の強いところでもいいぞ」
柊の問いに、アシュレーが答える。
「…1つだけ、心当たりがある。ちょうど近くだし、行ってみよう」
その言葉に4人が頷いた。
柊に魔剣使いの割りに頭の回転が速い晶が提案する。
「アンゼロットに?」
「うん。ミッドガルドからは通信出来なかったけど、ファルガイアからはどうか分からないから。
魔王の正体も分かるだろうし、その事件について聞こうよ。何か手がかりになるかも知れない」
「う~む、気がすすまねえが、そうするか」
そう言うと柊は懐から0-phoneを取り出す。そして電話を掛けようとして言う。
「うわ…微妙」
画面ではアンテナが1本、ついたり消えたりしている。
下手に使うとすぐに電池切れになってしまうだろう。柊は3人に尋ねる。
「この辺りに、通信施設とかの魔法装置とか、無いか?魔力の強いところでもいいぞ」
柊の問いに、アシュレーが答える。
「…1つだけ、心当たりがある。ちょうど近くだし、行ってみよう」
その言葉に4人が頷いた。