マルチプルマン (Multiple Man) / ジェイミー・マドロックス(Jamie Madrox)


初出:Giant Size Fantastic Four #4 (1975年2月)
種族:ミュータント
家族:【妻】レイラ・ミラー、【息子】デイビー・マドロックス

能力

自分の複製を創り出す(分身)。
ただし、衝撃を受けると自分で意図しない分身が起こる。
複製は衣服なども本体と同じものを身につけた状態で発生。
本体は複製とテレパシーでつながり、意識を共有できる。ただし「映画をみているような状態」で実感は伴わない。
複製に触れることで本体に戻すことができる。複製を本体に戻すと、その記憶や経験を吸収することができる。
分身が出てくるときに破壊力が生じる。これを利用して、敵の口の中に手を突っ込んで、そのまま分身を行い、分身が出るときの力を使って敵を八つ裂きにするというエグい攻撃方法がある。ジェイミーもあまり使いたがらず、最後の手段としている。

概要

初出はファンタスティック・フォーヴィラン
生まれたときから能力が発現していたので、何者かに狙われていた。また能力が勝手に働かないように、特別なスーツを着ていた。15歳の時、両親が殺害される。その後21歳のとき、スーツが故障、孤独も重なりニューヨークに出て暴れたところをファンタスティック・フォーインビジブル・ウーマンの代わりにメデューサが参加)とプロフェッサーXに取り押さえられた(Giant Size Fantastic Four Vol 1 #4, 1975年2月)。

その後、X-Factor探偵社の一員になるなど、X-MENとは状況に応じて協力関係にあったりなかったりである。

多くのミュータントが二次成長に伴って能力を発現するのに対し、生まれてすぐに医者がお尻を叩いたら二つに分裂した。
うまく立ち回れば、「一人の軍隊」が可能。AoAでは排泄もできない状態で、分身を強制されている。
コスチュームは耐衝撃性で、勝手に分身するのを防ぐ役割をする。昔のコスチュームではパットを入れていたため、一部が円く膨らんでいた。コスチュームを着ているときは、拳で床ドンをして分身をすることが多い。

分身が様々なところにおり、いろんなところで女を口説いているので、結構ややこしいことになっている。

本体の目のところに「M」マークが浮かぶようになり区別がついていた時期があったが、最近は分身にもMマークがつく。

「同じ世界に複数の自分がいる」ということから(マーベル世界では珍しく)仏教に惹かれるようになり、自分の分身の一つを少林寺で修行させてその体験を吸収した(少林デュープ)。

いくらでも分身できる能力から、「殺され役」になってしまうことが多い。

レイラ・ミラーと二度目の結婚をしてデイビーという子どもがいる。

近年の活躍

Uncanny X-MEN Vol. 5

リージョンに拉致され大量増殖を強要され、キティ・プライドX-MAN(ネイト・グレイ)を探していた。その後、X-MENにより救出される。



最終更新:2025年04月26日 10:09