マルガル・チト・キデン
彼女は西方先史文明の担い手である〈古の種族〉の生き残りであり、遥か昔に起きた(神の策謀による)古代人たちと新たに台頭してきたアハル民族との争いの生き残りである。
古の種族が争いに敗れた際、当時幼い少女であったマルガルは一人の戦士(デール)に拾われ、彼により様々な知識と技術を伝授される。
戦士の死後に初めて神託を授かり、長き時を動かず、あるいは眠り、過ごし生きていく。
古の種族が争いに敗れた際、当時幼い少女であったマルガルは一人の戦士(デール)に拾われ、彼により様々な知識と技術を伝授される。
戦士の死後に初めて神託を授かり、長き時を動かず、あるいは眠り、過ごし生きていく。
長き歳月の果てに貧しき北の辺境の地でアハル人との混血により種族としての活力を取り戻し(寿命や知性は相当衰えたが)〈ラズマ氏族〉と名乗ることになった同胞の末裔と合流し、彼らを教え導きそして後に西方史上最大の版図を獲得した〈黒の帝国〉建国に貢献する。
皇帝ボーボアー・モスグスと並んで帝国の二大巨頭と呼ばれる彼女だが、現行のラズマ氏族とは人種的特徴が異なり、むしろキドニグ人に類似しているという。
帝国が勃興するはるか以前から西方各地で暗躍しており、歴史上の処刑されたメールバーデン雄王国王妃であったり、古代から続くラムクト山中のゴーラン結社やリッシュ・マナーの指導者と知り合いだったりと謎の多い女。
注1:戦士に拾われてから彼が死ぬ(老いによる病死)までの期間、マルガルの外見的成長はほとんど無く、古代のラズマの祖はかなりの長命だと思われる。
注2:マルガルは神の庇護の下、長期の眠りについていた時期があったため、本来の寿命よりも遥かに長生きなのかもしれない。
注3:この項の神とはデグマト・ドラゴナスの事を指す。
注4∶ラムクトの指導者たちとは〈天の言葉〉を介して協力し合っている。