アメリカ市街の光景が写り、配給会社のロゴが表示される。
女性、エリカ・ベインがアメリカの街中で何かをしていた。
エリカ「エリカ・ベインです。いつも通り私は街を歩く。不満を漏らしながらも、私は歩き見つめ耳を澄ます。この愛すべき町から消えゆく、全ての美と醜さの目撃者になるために…先週深い灰色のイーストリバーを訪れた。1960年代からデイミトリー・パンチェンタは毎朝ここで泳いでいる。」 |
|THE BRAVE ONE|背景灰色、文字白色
|エリカ「大量の足場に囲まれたホテルを通りすぎた、かつてのプラザホテルだ。」
変わってラジオ局。
エリカがスタジオでその内容をラジオを通じて伝えていた。
エリカ「私はエロイズの思い出す。ケイトプソンが生んだエロイズはプラザホテルの最上階に住む少女、飼い犬のウエニーとリスの両親とともに…イギリス人のバーニャーは骨で作った8本の家を持っていた。あのエロイズ…私の子供時代のあこがれお邪魔で悪戯が…。シドヴィシャスは口からビールを飛ばしまくったのがジェルシーホテル、アンディー・ウォーグルのあのサングラスは一体…アラン・ポーは帆船からサルたちを解放したのはサウスビットのアウタ船着き。街を彩る物語は私たちの目の前から消えつつある。町を訪れた旅人は次々と…。物語はどうなってしまうだろう。思い出をためておく架空の町をつくらなければならないのだろうか。なぜなら人は愛する何か失うたびに自分の一部も失うからだ。今夜、エロイズはどこで眠るのだろう ?彼女の亡霊が手掛けたプラザの廊下を歩きまわろうとが聞こえる?バーニャの部屋をさがしまわり、工事現場の作業員に問いかける。その声はだれにも届かない。誰か私の亀のスキッパーを見なかった?エリカ・ベインがストリート・ウォールをお届けをしました。K.W…」
エリカはその内容の収録を終える。
エリカ(お疲れ…)「また来週」
スタッフ「お疲れさん」
エリカはバッグを背負って帰る準備をする中、同僚のキャロルに一言をかける。
エリカ「じゃあ帰るわ」
キャロル「エロイズにあこがれたって本当?」
エリカ「ええ、キャロル。女の子、みなそうでしょ?」
キャロル「うーん…亀の名前なんかとっくに忘れちゃったけど、てもよかったわ。ブラーボテレビからCMの連絡があった。」
エリカ「でも私、売れているのは顔じゃなくて声だから番組はホームページからいつでもダウンロードできるし」
キャロル「ええ~」
エリカ「無料でね、それじゃ」
エリカは帰る前にドアをノックする。
同僚「お疲れ」
最終更新:2017年07月07日 22:02