※このゲームはキャラメイクの際に選んだクラスによってスタート地点が変わります。
(選べる種族は2019年12月現在ではヒューラン、エレゼン、ララフェル、ミコッテ、ルガディン、アウラ、ロスガル(男のみ)、ヴィエラ(女のみだが2021年11月23日発売予定の拡張ディスク「暁月のフィナーレ」にて男が追加)の8種族2種類の人種が選べます。
剣術士、格闘士、呪術士ならウルダハ。
弓術士、槍術士、幻術士ならグリダニア。
斧術士、巴術士ならリムサ・ロミンサです。
(パッチ2.4で実装された双剣士は最初から選べずいずれかのクラスをLV10にしてクラスチェンジを解放しないとなれないのであしからずです)
なおオープニングムービーで自キャラが変わるジョブの姿は
剣術士(けんじゅつし)ならナイト
格闘士(かくとうし)ならモンク
呪術士(じゅじゅつし)なら黒魔導師
弓術士(きゅうじゅつし)なら吟遊詩人
槍術士(そうじゅつし)なら竜騎士
幻術士(げんじゅつし)なら白魔導師
斧術士(ふじゅつし)なら戦士
巴術士(はじゅつし)なら召喚士です。
キャラメイク終了後。
青く宇宙のような不思議な空間。そこに降り立つ主人公。
???「……て……」
不思議な声が響くが周りには誰もいない。
頭を抱える主人公。……しばらくすると
???「……いて……感……て……」
辺りを見回す主人公。そこに一点の光を見つけそこへ歩み寄る。
するとその光が黒い光に包まれそこから不気味な赤い仮面を被り黒いフード付コートを羽織った不気味な人が現れる。
???「聞いて……感じて……考えて……」
すると主人公が光に包まれジョブのアーティファクト(ジョブ専用装備)の姿へと変わる。
光の装備を手に構える主人公。そして黒コートの人が突っ込み主人公が武器を振るった後画面暗転。
(ここから先はスタート地点別の物語となります)
(ウルダハがスタート地点の場合)
????「……さん。
……なぁ、お前さん」
目を覚ます主人公。主人公はチョコボ・キャリッジに乗っていた。目の前には老人がいる。
気さくな同乗者「うなされていたようだが、大丈夫か?
……ひどい汗だ。
エーテルにでも酔ったかい。
都市周辺はエーテライトが多いからな。
その影響で、ごくたまに居るんだよ。
お前さんのようにエーテル酔いするやつが。
なぁに、すぐに慣れるさ。」
チョコボ・キャリッジがある程度進んでいくと……
銅刃団の衛兵隊長「そこのチョコボ・キャリッジ!
止まれッ!」
キャリッジが言われた通り止まる。
キャリッジの御者「いったい、何の騒ぎです!?」
衛兵隊長が剣を抜き差し向ける。
銅刃団の衛兵隊長「検問だッ!
積荷をみせてもらうぞ!」
衛兵が積荷を調べる……ふりをして……。
気さくな同乗者「おいおい、こっちゃ真っ当な商売しかしてないぜ?」
銅刃団の衛兵「うるさい!
おとなしくしろ!」
衛兵が積荷……ではなく背中から何かの小袋を取り出す。
銅刃団の衛兵「……隊長!
積荷から、ご禁制の「ソムヌス香」を発見しました!」
銅刃団の衛兵隊長「おっと……。
そいつはイカン、イカンぞぉ……?
ご禁制のブツで商売とはなぁ。
さて、罰金をいただくか、牢におつれするか。
どうしますかねぇ、商人殿?」
気さくな同乗者「まいったな……。
タチの悪いのに目をつけられちまった……」
気さくな同乗者が立ち上がろうとすると主人公が静止する。すると突然矢がキャリッジの席に突き刺さる!
気さくな同乗者「ひいぃぃ!!」
銅刃団の伝令「伝令! 伝令!
蛮族だ、アマルジャ族が出たぞっ!
装備を整え、急ぎ集合せよ!」
衛兵が走ってくる。その後ろからアマルジャが襲ってきてる。
銅刃団の衛兵隊長「ちッ!
今回だけは見逃してやる。
行ってよしッ!」
武器を取り対抗する衛兵達。キャリッジはそのまま走り出す。
戦いはアマルジャが有利になっているように見える。
気さくな同乗者「ふぅ……。
まったくツイてないぜ。
いまのはウルダハの警備隊、銅刃団のやつらだ。
ああやって、難癖つけては賄賂を要求してくるんだよ。
今日は蛮族のおかげで、払わずにすんだがな……。
それにしても、この騒ぎに動じないとは!
お前さん、キモが据わってるな。
ウルダハまで、まだ時間がありそうだ……。
せっかくの縁だ。少し、話でもしないかい?」
乗り合いの白髪の2人のエレゼンを見る同乗者
気さくな同乗者「向こうの若いのは、愛想がないもんでね。」
ブレモンド「へへ、俺はブレモンド。
この辺りを周っている旅商さ。
よろしくな。
それはそうと、お前さん。
見慣れない民族衣装を着ているな……。
見たところ、流れ者の「新人冒険者」ってところかい?」
うなづく主人公。
ブレモンド「やっぱりそうかい!
冒険者になって名を馳せたいってのは、
誰もが一度は憧れるものな!
この辺りも、ずいぶん復興が進んだとはいえ、
まだまだ戦禍は残ったままだ。
それに、近頃は魔物が凶暴になっていると聞く。
何だって、冒険者なんて危ない生業に?」
(ここで選択肢が4つあります。どれを選んでも後の展開に問題はありませんがある程度ステータスが上がる指輪が貰えます)
(「力を求めて」を選んだ場合)
ブレモンド「なるほど、「力」ねぇ……。
確かに、戦いは冒険者の本分だからな。
自分の力を試すには、もってこいかもしれん。
街に着いたら、まず「冒険者ギルド」に登録して、腕や名声を上げることだな。
その上で、ファイターやソーサラーたちのギルドを訪ねて入門するといい。
ウルダハでは、「剣術」や「格闘」、それに「呪術」が盛んと聞くからな」
(「名誉を求めて」を選んだ場合)
ブレモンド「なるほど、「名誉」ねぇ……。
確かに、冒険者にとって様々な依頼をこなしていけば、金では買えない名誉を得ることができそうだ。
街に着いたら「冒険者ギルド」を訪ねてみるといい。
冒険者に必要なことを、アドバイスしてくれるだろうさ。
名誉を求めるお前さんの、役に立つかもしれないな」
(「富を求めて」を選んだ場合)
ブレモンド「なるほど、「富」ねぇ……。
確かに、誰もが一度は、一攫千金の夢を追うものだからな。
戦いのうちに、職人の技を見につけるってのもありだな。
それなりに冒険者としての力がついたら、職人たちのギルドを訪ねてみな。
ウルダハは、「裁縫」や「錬金術」、それに「彫金」や「採掘」も有名だ。
野蛮に武器を振るうだけが、冒険者じゃねえってことさ。
いっぱしの職人になるまでがんばりゃ、富を求めるお前さんの、役に立つかもしれないな」
(「答えない」を選んだ場合)
首を傾げる主人公
ブレモンド「なるほど、秘密ってわけかい……。
確かに、行きずりの商人に語るような軽い決意じゃないのは、目を見ればわかるさ。
だが、お前さんのその目。何か胸に秘めたものがありそうだ……。
まぁ、いいさ。
誰にでも、秘密にしたいことのひとつやふたつ、あるってもんさ」
(共通)
ブレモンド「功を焦って、無謀な戦いだけはするなよ。
英雄になったとしても、死んじまったら、墓石しか手に入らんのだから……
そういやお前さん。
ウルダハは初めてかい?」
(選択肢「初めて行く」と「前に訪れたことがある」が出る)
(「初めて行く」を選んだ場合)
うなづく主人公。
ブレモンド「おや、初めてかい!
それなら、旅慣れたこの俺が、ひとつ解説してやろうじゃないか。」
(「前に訪れたことがある」を選んだ場合)
首を横に振る主人公。
ブレモンド「さすがは、冒険者だ。それなら知っているんだろう?」
(以下共通)
ブレモンド「ウルダハは、エオルゼア随一の物流量を誇る交易都市国家だ。
ここは、王家に忠誠を誓う王党派と、商人による自治を望む共和派が長年、激しく対立していてな。
エオルゼアで一番豊かな都市と言われる裏では、金が飛び交う権力争いが絶えないのさ。
それに、ウルダハが敵対している蛮族、アマルジャ族の侵入も増えてきているらしい。
戦(いくさ)となれば、あらゆる物資が高騰する。
俺たち商人にとっちゃ天国ってもんだ。……大きな声では言えないがな。」
外へと目を向けるブレモンド。
ブレモンド「おっと、そろそろ到着のようだぞ。
見ろ、あれが荒野のオアシス……。
金と計謀の渦巻く黄金の街。砂の都、ウルダハだ!」
ナレーション「アルデナード小大陸の南端 荒野ザナラーン
砂の都と称される「ウルダハ」は
遠方からの隊商たちが行き交う 交易都市国家である
かつて鉱山都市として栄えたこの年は
「黄金都市」と言われるほどの富であふれている
厚い城壁に囲まれた宝石の如き豪奢な都市に
今ひとりの冒険者が訪れようとしている
今はまだ 己の運命を知らぬ者……」
キャリッジを降りる主人公とブレモンド
ブレモンド「さて、と
お前さん、ここでお別れだ。
旅商は街から街へってな。
国際市場に荷を下ろしたら、また次の街だ。
これを受け取ってくれ。
世話になった礼と、餞別だ。」
ブレモンドから何かを受け取る主人公。(ステータスを少し上げる指輪です)
ブレモンド「そういや、お前さんの名前を聞いてなかったな。
……まぁ、いいさ。
お前さんと出会ったことが俺の自慢になるように
立派な冒険者になっておくれよ!」
主人公から離れるブレモンド
ナレーション「神々に愛されし地 エオルゼアの歴史に名を残すもの……
この冒険者の長き旅は 砂の都ウルダハから始まる」
ウルダハの街へと向かっていく主人公。
(グリダニアがスタート地点の場合)
????「……さん。
……なぁ、お前さん」
目を覚ます主人公。主人公はチョコボ・キャリッジに乗っていた。目の前には老人がいる。
気さくな同乗者「うなされていたようだが、大丈夫か?
……ひどい汗だ。
エーテルにでも酔ったかい。
都市周辺はエーテライトが多いからな。
その影響で、ごくたまに居るんだよ。
お前さんのようにエーテル酔いするやつが。
なぁに、すぐに慣れるさ。」
酒を飲む同乗者。
するとラッパの音が鳴る。主人公が音がした方を向くとそこにはモーグリが2匹いて1匹がラッパを吹いていた。
????「元気になったクポ?
モグが見えるクポ?
あの子たちと同じクポ!
お仲間増えて、うれしいクポ~。」
ふわふわモーグリ「モグは、モーグリ。
森の住人クポ。」
一匹の小さなモーグリが同乗者の前を飛ぶ。しかし同乗者は気づいていない。
さらには白髪のエレゼン二人も乗っているがモーグリには気づいていないようだ。
ふわふわモーグリ「モグや、モグたちが持っているものは、
普通の人には見えないクポ。
見えるってことは、モグたちのおともだちクポ~。」
ふわふわモーグリ「モグが見えるなら、知ってるクポ?
最近、この辺りの黒衣森が騒がしいクポ。
何故か知ってるクポ?」
首を横に振る主人公。
そして何故か酒を盗み飲む一匹のモーグリ。
ふわふわモーグリ「知らないクポよねー。
やっぱり、森の方に行ってみるクポ。
ありがとうでクポ。
バイバイクポー。」
去って行くモーグリ達。
同乗者(老人)が酒を飲もうとしたが、既にモーグリ達に飲まれていたためがっかりする。(しかしモーグリには気づいてない)
きさくな同乗者「グリダニアまで、まだ時間がありそうだ……。
せっかくの縁だ。
少し、話でもしないかい?
向こうの若いのは、愛想がないもんでね。」
ブレモンダ「へへ、俺はブレモンダ。
この辺りを転々としてる旅商さ。
よろしくな。
それはそうと、お前さん。
見慣れない民族衣装を着ているな……。
見たところ、流れ者の「新人冒険者」ってところかい?」
うなづく主人公。
ブレモンダ「やっぱりそうかい!
冒険者になって名を馳せたいってのは、
誰もが一度は憧れるものな!
この辺りも、ずいぶん復興が進んだとはいえ、
まだまだ戦禍は残ったままだ。
それに、近頃は魔物が凶暴になっていると聞く。
何だって、冒険者なんて危ない生業に?」
(ここで選択肢が4つあります。どれを選んでも後の展開に問題はありませんがある程度ステータスが上がる指輪が貰えます)
(「力を求めて」を選んだ場合)
ブレモンダ「なるほど、「力」ねぇ……。
確かに、戦いは冒険者の本分だからな。
自分の力を試すには、もってこいかもしれん。
街に着いたら、まず「冒険者ギルド」に登録して、腕や名声を上げることだな。
その上で、ファイターやソーサラーたちのギルドを訪ねて入門するといい。
グリダニアでは、「幻術」や「槍術」、それに「弓術」が盛んと聞くからな」
(「名誉を求めて」を選んだ場合)
ブレモンダ「なるほど、「名誉」ねぇ……。
確かに、冒険者にとって様々な依頼をこなしていけば、金では買えない名誉を得ることができそうだ。
街に着いたら「冒険者ギルド」を訪ねてみるといい。
冒険者に必要なことを、アドバイスしてくれるだろうさ。
名誉を求めるお前さんの、役に立つかもしれないな」
(「富を求めて」を選んだ場合)
ブレモンダ「なるほど、「富」ねぇ……。
確かに、誰もが一度は、一攫千金の夢を追うものだからな。
戦いのうちに、職人の技を見につけるってのもありだな。
それなりに冒険者としての力がついたら、職人たちのギルドを訪ねてみな。
グリダニアは、「革細工」や「木工」、それに「園芸」が有名だ。
野蛮に武器を振るうだけが、冒険者じゃねえってことさ。
いっぱしの職人になるまでがんばりゃ、富を求めるお前さんの、役に立つかもしれないな」
(「答えない」を選んだ場合)
首を傾げる主人公
ブレモンダ「なるほど、秘密ってわけかい……。
確かに、行きずりの商人に語るような軽い決意じゃないのは、目を見ればわかるさ。
だが、お前さんのその目。何か胸に秘めたものがありそうだ……。
まぁ、いいさ。
誰にでも、秘密にしたいことのひとつやふたつ、あるってもんさ」
(共通)
ブレモンダ「功を焦って、無謀な戦いだけはするなよ。
英雄になったとしても、死んじまったら、墓石しか手に入らんのだから……」
すると鬼哭隊の隊士がキャリッジの前に立つ。
鬼哭隊の隊士「そこのチョコボ・キャリッジ!
止まれッ!」
ブレモンダ「ん? なんだ!?」
ブレモンダが様子を探ろうとすると主人公が制止する。
するとなんと矢がキャリッジの床に刺さった!
思わず飛び退くブレモンダ。
ブレモンダ「ひいぃぃ!!」
キャリッジの御者「いったい、何の騒ぎです!?」
鬼哭隊の隊士「イクサル族の斥侯部隊と戦闘中だ!
じきに、この街道も戦になるぞ!
……ッ!?」
鬼哭隊の者達とイクサル族が現れる。
鬼哭隊の隊士「もう、こんなところに!?
イクサル族は、我々グリダニアの鬼哭隊が食い止める!
お前たちは行け!」
キャリッジが行った後に鬼哭隊とイクサル族の交戦が始まった。
ブレモンダ「ふぅ……。
まったくツイてないぜ。
(矢を抜きながら)しかし、さすが冒険者だ!
蛮族の襲撃のも動揺しないなんて!
お前さんも、いずれやつら……。
「イクサル族」と、やり合うことになるかもしれない。
そん時は、気をつけるんだぜ。
そういや、お前さん。
グリダニアは初めてかい?」
(選択肢「初めて行く」と「前に訪れたことがある」が出る)
(「初めて行く」を選んだ場合)
うなづく主人公。
ブレモンダ「おや、初めてかい!
それなら、旅慣れたこの俺が、ひとつ解説してやろうじゃないか。」
(「前に訪れたことがある」を選んだ場合)
首を横に振る主人公。
ブレモンダ「さすがは、冒険者だ。それなら知っているんだろう?」
(以下共通)
ブレモンダ「グリダニアは、エオルゼア随一の森林地帯、
「黒衣の森(こくえのもり)を領する都市国家だ。
5年前の第7霊さ災で、森もずいぶん傷ついてな。
見たこともない魔物に、森に潜むならず者……。
黒衣の森も、ずいぶん物騒になっちまった。
何より、グリダニアが長年敵対している蛮族、
イクサル族の侵入も増えてきているらしい。
……さっきのようにな。」
外へと目を向けるブレモンダ。
ブレモンダ「おっと、そろそろ到着のようだぞ。
見ろ、あれが母なる黒衣森に抱かれ、
精霊に祝福されし都……。
森の都、グリダニアだ!」
ナレーション「エオルゼア最大の森林地帯 黒衣森(こくえのもり)
この地を領する都市国家「グリダニア」は
森の都と謳われる 誉れ高き古都である
巨大な木造建築物と 無数の水車によって形成された町並みは
黒衣森の樹々に抱かれ 守れらているという
霊災から5年…… 復興に向けて働き出したこの都市に
今ひとりの冒険者が訪れようとしている
今はまだ 己の運命を知らぬ者……」
キャリッジを降りる主人公とブレモンダ
ブレモンダ「さて、と
お前さん、ここでお別れだ。
旅商は街から街へってな。
国際市場に荷を下ろしたら、また次の街だ。
これを受け取ってくれ。
世話になった礼と、餞別だ。」
ブレモンダから何かを受け取る主人公。(ステータスを少し上げる指輪です)
ブレモンダ「そういや、お前さんの名前を聞いてなかったな。
……まぁ、いいさ。
お前さんと出会ったことが俺の自慢になるように
立派な冒険者になっておくれよ!」
主人公から離れるブレモンダ
ナレーション「神々に愛されし地 エオルゼアの歴史に名を残すもの……
この冒険者の長き旅は 森の都グリダニアから始まる」
グリダニアの街へと向かっていく主人公。
(リムサ・ロミンサがスタート地点の場合)
????「……さん。
……なぁ、お前さん」
目を覚ます主人公。主人公は船に乗っていた。目の前には老人がいる。
気さくな同乗者「うなされていたようだが、大丈夫か?
……ひどい汗だ。
船に酔ったのかい?
ふむ……吐き気はなさそうだ。
もしかしたら、エーテル酔いかもしれないな。
そろそろ陸地が近い。
この船の目的地、バイルブランド島みたいに
エーテライト網が整備されてる場所に近づくと、
ごくたまに居るんだよ。
お前さんのようにエーテル酔いするやつが。
……なぁに、すぐに慣れるさ。」
船が大きく揺れてよろめく同乗者。
気さくな同乗者「今日はやけに揺れるな……。
そうだ、お前さん。
こんな空気の淀んだ船倉にいても仕方ねえ。
甲板に出て、外の空気でも吸いに行こうぜ。
ついでに、少し話でもしないかい?
リムサ・ロミンサまで、まだ時間がありそうだしな。」
向かい側のエレゼン二人を見る同乗者。
気さくな同乗者「それに、向こうの若いのは、愛想がないもんでね。」
ブレモンデ「へへ、俺はブレモンデ。
この辺りを流している旅商さ。
よろしくな。」
甲板
伸びをするブレモンデ。
ブレモンデ「ふぅ……やっぱり海の風はいいねぇ!
空気がンまい!
それはそうと、お前さん。
見慣れない民族衣装を着ているな……。
見たところ、流れ者の「新人冒険者」ってところかい?」
うなづく主人公。
ブレモンデ「やっぱりそうかい!
冒険者になって名を馳せたいってのは、
誰もが一度は憧れるものな!
この辺りも、ずいぶん復興が進んだとはいえ、
まだまだ戦禍は残ったままだ。
それに、近頃は魔物が凶暴になっていると聞く。
何だって、冒険者なんて危ない生業に?」
(ここで選択肢が4つあります。どれを選んでも後の展開に問題はありませんがある程度ステータスが上がる指輪が貰えます)
(「力を求めて」を選んだ場合)
ブレモンデ「なるほど、「力」ねぇ……。
確かに、戦いは冒険者の本分だからな。
自分の力を試すには、もってこいかもしれん。
街に着いたら、まず「冒険者ギルド」に登録して、腕や名声を上げることだな。
その上で、ファイターやソーサラーたちのギルドを訪ねて入門するといい。
リムサ・ロミンサでは、「斧術」や「巴術」が盛んと聞くからな。」
(「名誉を求めて」を選んだ場合)
ブレモンデ「なるほど、「名誉」ねぇ……。
確かに、冒険者にとって様々な依頼をこなしていけば、金では買えない名誉を得ることができそうだ。
街に着いたら「冒険者ギルド」を訪ねてみるといい。
冒険者に必要なことを、アドバイスしてくれるだろうさ。
名誉を求めるお前さんの、役に立つかもしれないな」
(「富を求めて」を選んだ場合)
ブレモンデ「なるほど、「富」ねぇ……。
確かに、誰もが一度は、一攫千金の夢を追うものだからな。
戦いのうちに、職人の技を見につけるってのもありだな。
それなりに冒険者としての力がついたら、職人たちのギルドを訪ねてみな。
リムサ・ロミンサは、「鍛冶」や「甲冑」、それに「調理」や「漁師」も有名だ。
野蛮に武器を振るうだけが、冒険者じゃねえってことさ。
いっぱしの職人になるまでがんばりゃ、富を求めるお前さんの、役に立つかもしれないな」
(「答えない」を選んだ場合)
首を傾げる主人公
ブレモンデ「なるほど、秘密ってわけかい……。
確かに、行きずりの商人に語るような軽い決意じゃないのは、目を見ればわかるさ。
だが、お前さんのその目。何か胸に秘めたものがありそうだ……。
まぁ、いいさ。
誰にでも、秘密にしたいことのひとつやふたつ、あるってもんさ」
(共通)
ブレモンデ「功を焦って、無謀な戦いだけはするなよ。
英雄になったとしても、死んじまったら、墓石しか手に入らんのだから……」
警鐘が鳴る。
屈強な船乗り「右舷前方に船影!
メインマストに蛇眼の旗……海賊船だ!」
主人公がブレモンデに駆け寄る
ブレモンデ「おいおい、海賊だと?
なんてこったい……。」
屈強な船乗りが二人に寄ってくる。
屈強な船乗り「アンタたち、乗客だな?
大人しく、船倉に戻ってくれ!」
砲撃の激しい最中船倉へと向かう。
船倉
ブレモンデ「まったくツイてないぜ……。
リムサ・ロミンサ船籍の船は、
襲われないんじゃないのかよ。」
そこに屈強な船乗りがやってくる。
屈強な船乗り「乗客の皆さん、安心してください。
海賊船とすれ違う形になりましたが、もう大丈夫です!
風も味方してくれ、無事振り切りました。」
ブレモンデ「とんだ災難だったな。
しかし、さすが冒険者だ!
海賊騒ぎにも動揺しないなんて!
海賊が去ったとなりゃ、もうすぐ到着だな。
俺たちも、甲板に出てみるとするか。」
再び甲板。
ブレモンデ「そういや、お前さん。
リムサ・ロミンサは初めてかい?」
(選択肢「初めて行く」と「前に訪れたことがある」が出る)
(「初めて行く」を選んだ場合)
うなづく主人公。
ブレモンデ「おや、初めてかい!
それなら、旅慣れたこの俺が、ひとつ解説してやろうじゃないか。」
(「前に訪れたことがある」を選んだ場合)
首を横に振る主人公。
ブレモンデ「さすがは、冒険者だ。それなら知っているんだろう?」
(以下共通)
ブレモンデ「リムサ・ロミンサは、
エオルゼア随一の航海術を誇る海洋都市国家だ。、
ひと昔前までは「海賊の街」って印象があったが、
今では海賊出身の首長「提督」が仕切って、
まともな国になりつつある。
とはいえ、独立独歩の気風が強い海賊どもだ。
反発の声も多く上がっている。
……さっきの海賊たちもそのクチだろうさ。
それに、この海に棲む蛮族、
サハギン族の侵入も増えてきているらしい。」
到着の知らせの鐘が鳴る。
ブレモンデ「おっと、そろそろ到着のようだぞ。
ようやく陸地だな。」
向かい側を指さすブレモンデ
ブレモンデ「見ろ、あれが海に生きる者たちの港……。
海神リムレーンに愛された、荒くれどもの街。
海の都、リムサ・ロミンサだ!」
ブレモンデの近くに寄る主人公。
ナレーション「エオルゼアの南西 バイルブランド島
ロータノ海に面する「リムサ・ロミンサ」は
島南部のラノシア地方を領する 海洋都市国家である
湾内にある島々と 岩礁の上に渡された橋廊(はしろう)が造る街並は
女神の名を取り「リムレーンのベール」 と称されるほど美しい
海の都と謳われるこの都市に
今ひとりの冒険者が訪れようとしている
今はまだ 己の運命を知らぬ者……」
船を降りる主人公とブレモンデ
ブレモンデ「さて、と
お前さん、ここでお別れだ。
旅商は街から街へってな。
国際市場に荷を下ろしたら、また次の街だ。
これを受け取ってくれ。
世話になった礼と、餞別だ。」
ブレモンデから何かを受け取る主人公。(ステータスを少し上げる指輪です)
ブレモンデ「そういや、お前さんの名前を聞いてなかったな。
……まぁ、いいさ。
お前さんと出会ったことが俺の自慢になるように
立派な冒険者になっておくれよ!」
主人公から離れるブレモンデ
ナレーション「神々に愛されし地 エオルゼアの歴史に名を残すもの……
この冒険者の長き旅は 海の都リムサ・ロミンサから始まる」
リムサ・ロミンサの街へと向かっていく主人公。
最終更新:2021年06月21日 20:07