フランス パリの街。
そこでは警察らが捜査用の車両に隠れて何かを捜査していた。
警官「どうだ?」
捜査官「動きありません」「ターゲットがアパートに出ます。」
警官「行け」
捜査官「行くぞ」
一人の女性であるエリーズ・クリフトン・ウォードがアパートの外に出て、一方で捜査官らは追跡用のカメラでエリーズの様子を探っていた。
捜査官「あれノーパンじゃないのか?」
警官「お前ら真面目にやれ。左に曲がる、いつものカフェだ」
エリーズはカフェの店のテーブルに座りメニューを注文しようとしていた。
すると一人の男がやって来る。
男性「ボンジュール」
エリーズ「ボンジュール。ペオレットとオレンジジュースと」
男性「お嬢さんご用意してあります」
エリーズ「うれしい」
男性「どういたしまして」
一方で捜査官らはエリーズの様子を見続けていた。
警官「見えてるか?」
潜入捜査官二人がティータイムをしているエリーズの様子を見ていた。
潜入捜査官「ええ見えてますよ、お茶を飲んでる」
警官「なんだって?」
潜入捜査官「お茶を飲んでる」
店員「お茶とおっしゃいました?」
潜入捜査官「まあ、いや大丈夫」
一方で自転車乗りの配達員が降りて、店のテーブルの元へ行く。
配達員「ボンジュール、ムッシュ」
店員「ボンジュール」
配達員「お届けです、エリーズ・ウォードさんで」
店員「あちらのマダム」
配達員「どうも、メッスィ」
配達員はエリーズの元へ行く。
配達員「ボンジュール?エリーズ・ウォードさん?」
エリーズ「あたしよ?」
配達員「お届けものです」
潜入捜査官「男が話してる。配達人らしい
車に乗っていた捜査官らもその様子を見ており、警官はロンドン警視庁に連絡をする。
ロンドン警視庁。
ジョン・アチソン警部が電話を取る。
ジョン「どうした?」
警官「いつもカフェにいる男と話してる。ただの配達人のようだが、違う行動があれば報告しろっとことなので」
ジョン「顔を見せろ、男を」
モニターパネルでエリーズの取引を見るジョン。
警官「こいつがアレクサンダー・ピアースか?」
ジョン「誰がピアースでもおかしくない」
配達員は届け物の手続きを終えた。
配達員「いえ、どうぞ、それあげます。じゃあ、こちら。アーバ」
配達員が差し出したものはエリーズへと書かれていた手紙であった。
その様子を見ていたジョンと捜査官ら。
ジョン「よし逮捕だ」
警官「逮捕」
潜入捜査官「行くぞ」
潜入捜査官は自転車の配達を呼びかける。
潜入捜査官「ムッシュ、止まって下さい」
配達員は潜入捜査官に取り押さえられた。
潜入捜査官「言うとおりにしろ、お前を逮捕する」
配達員「でもまだ仕事中…」
エリーズが持っていた手紙の開け口にはA.Pと記されていた文字があった。
エリーズはその手紙をあける、内容を見る。
エリーズ(エリーズ、僕は信じられないものを無理はない。説明するチャンスをくれ。そのために君を監視する警察を撒いてほしい。リヨン駅、8:22発の列車に乗れ。僕と体格の似た男を僕だと思わせるんだ。)
ジョン警部は手紙を見ているエリーズの様子を見続けていた。
エリーズ(この手紙を焼き、僕の指示に正確に従ってほしい。愛している。アレクサンダー)
ジョン「やつからだ」
エリーズはお茶を温めるキャンドルでその手紙に火を付ける。
その様子を見たジョンは即座に無線で捜査官らに連絡をする。
ジョン「手紙を回収、突入」
警官「ダニエル、行け」
エリーズはその場を立ち去り、燃える手紙を回収しようとしていた。
警官「おい待て、警察だ」
店員「え、なんですか?」
しかしその手紙はすでに灰となっていた。
ジョン「どうだ?
警官「だめです、燃えてしまいました」
ジョン「指一本触れるなよ。そのままカーに持って帰れ、鑑識を行かせる」
すると警察らしき男がエリーズの後を尾行し、警官は灰となった手紙を回収する。
警官「エリック!建物の裏側に回り込め!急げ!」
エリーズが建物内を歩く中、車両に乗った警官らはエリーズを捕えようをとしていた。
警官「そこのつきあたりを右!行け、急げ!」
エリーズは地下鉄の駅入口前で時計を見ていた。
警官「地下鉄に乗るつもりだ!」
エリーズが地下鉄が到着した音を耳にすると入口へと行く。
警官「行くぞ!」
警官らは全速力でエリーズを追うが、降りてきた乗客の群れに阻まれ通れない。
エリーズは地下鉄に乗って、警官らはエリーズの確保に失敗する。
警官「くそっ」
最終更新:2023年10月16日 11:48