ヒーローたちは、自分達の惑星と惑星アイリスの衝突を食い止めるため、アイリスの祭壇に向かったが、
そこでは、悪の軍団の生き残りの幹部たちが待ち構えていた。
アポロガイスト「ムダなあがきはやめるのだな!その水晶を戻すことは我らが許さん」
巨大ヤプール「貴様らにも聞こえないか?惑星アイリスの嘆きの声が」
ディン「そして見えるだろう!かつて、アイリスの住民たちが重ねてきた業が!」
アイリス「争いをやめて・・・!あなたたちは、なぜいがみ合うの?」
「ひとつになりましょう?全てが・・・世界がひとつになれば、争いはなくなるわ・・・」
「・・・全てを・・・ひとつに!」
メビウス「これは・・・アイリスの・・・声?」
フリーダム「ああっ、水晶のカケラが!」
アポロガイスト「ハハハハ!水晶は我らを選んだのだ!」
アポロガイストがスーパーアポロガイストに、
ディンがプロヴィデンスガンダムに、
巨大ヤプールがUキラーザウルス・ネオに進化した。
Uキラーザウルス・ネオ「水晶は、この宇宙に満ちる人々の願い・・・滅びを求む声を吸収し、我らヤプールに復讐のための力を与えた・・・」
「今の私のこの姿、Uキラーザウルス・ネオこそが貴様らヒーローが信じていた人々の心そのもの・・・この宇宙の総意だ!」
スーパーアポロガイスト「かつてこの星、惑星アイリスに住む者たちはほんのささいなすれ違いをきっかけに、大迷惑な戦争を始め、滅んだのだ!」
「アイリスは嘆いているのだ!正義だ悪だと言いながら、争うことをやめようとしないこの世界を!」
プロヴィデンス「その果ての終局だ!もはや止める術などない!そして滅ぶ、世界は!滅ぶべくしてな!」
ディケイド「大層なごたくならべやがって!オレが・・・いやオレたちが相手だ!すべてを破壊してやる!」
メビウス「滅びを求める声が全てじゃない!僕は人々に宿る光を信じて戦う!大切な者たちを守るために!」
フリーダム「そう・・!僕たちには守りたい世界があるんだ!」
ガンダム「もはや、成すべきことはひとつしかない!」
ウルトラマン「最後まで諦めず、不可能を可能にする・・・それが私たちヒーローだ!」
1号「ああ、行くぞ!みんな!これが最後の戦いだ!」
ヒーローたちはスーパーアポロガイスト達を倒したが、惑星の接近は止まらなかった。
ウルトラマン「ダメだ!惑星の接近が止まらない!
ガンダム「・・・だが、水晶はアポロガイストたちと共に消えてしまった!どうすればいい?」
メビウス「・・・・・」
「・・・みなさん!アイリスに呼びかけましょう!惑星の衝突を止めてもらうために!」
フリーダム「メビウスさん?でも、アイリスは・・・水晶はもう・・・」
???「こんなところで諦めるなんてキミたちらしくもない」
ディエンド「最後まで諦めないしぶとさ・・・それがキミたちヒーローのお宝じゃないのかい?」
「少なくとも、僕はイヤだね。このまま、世界というお宝が失われるのは」
ディケイド「お前・・・それはっ・・・水晶のカケラ!?」
「・・・どうりであの時、あっさり引き下がったわけだ!カケラを盗んでやがったな!?」
ディエンド「このカケラはここに置いていくよ。もしかしたら、キミたちの声もアイリスに届くかもね?」
フリーダム「ディエンドさん・・・!」
「・・・水晶に、呼びかけましょう!みんなで!」
メビウス「お願いです、アイリス!僕たちの声を、聞いてください!」
ウルトラマン「人の心は複雑だ・・・確かに、争いあい、滅びを望のもまた人の持つ一面なのかもしれない・・・だが、それだけが全てではない」
フリーダム「僕らはその心と戦わなくちゃいけないんだ。全ての人々が想いをひとつにするのは難しいかもしれない・・・だけど!」
ガンダム「人はいつかわかりあえる・・・すぐには無理かもしれないがオレたちはそのために戦っている」
1号「オレたちはそれぞれ、別の世界から来た・・・だが、抱く想いはひとつだ!」
ディケイド「世界をひとつにしなくても人々の想いはひとつにできるんだ!アイリス!!」
メビウス「これは・・・3つの惑星は・・・アイリスから離れていく!」
ウルトラマン「なんと温かな光だ・・・そうか、あの水晶もアイリスのごく一部・・・一面に過ぎなかったというわけか」
1号「アイリスは生きていたんだな!」
フリーダム「よかった!これで世界は救われたんですね・・・!」
ディケイド「いや、オレたちの旅はまだ終わらない・・・いつの日かアイリスに、争いのない世界を見せつけてやるまではな!」
ガンダム「ああ、今は戻ろう!オレたちの帰るべき場所・・・それぞれの星へ!」
(END)
最終更新:2017年10月12日 18:28