マディソン郡の橋 (映画) (吹替版)のオープニング

リチャード・ジョンソンと書かれたポストの家に一台の車がやってくる。

|THEBRIDGESOF
MADISON
COUNTY|(文字白、背景オリーブ)

マイケルは車から降りて妹のキャロリンと出会う。

マイケル「やあキャロリン」
キャロリン「はーい」

キャロリンはマイケルに抱き着く。

キャロリン「マッジさん、こんにちは」

変わって家内で相続人が家の登録の手続きを始める。

相続人「じゃあマイケル、まずサインしてくれないか、えーとここだな。おっとここに。これはお母さんの貸し金庫の中身の受領書。」

マイケルは執筆する。

相続人「よし、いいよありがとう。それからもう一つこれは貸し金庫の中身に関しての銀行の証書だ」
マッジ「わくわくするね。お母さんもしかしたら莫大な財産を持ってたりして」
相続人「じゃあ、本題に入ろうか。今、お母さんの遺体は葬儀の手筈が決まるまでシーラーハイツ葬儀所に仮安置されている」
マイケル「手筈はもう出来てるじゃない」
キャロリン「いや、それが違うのよ」
マイケル「違うって」
相続人「つまりお母さんは遺体を火葬にしてほしいという遺言が残された」
マイケル「母さんが?」
マッジ「やだ」
キャロリン「私も信じなかったわよ」
マイケル「いつそんなこと決めたんだ?」
相続人「亡くなられる直前だった」
マイケル「どうしてそんな…火葬なんて聞いた事もないよ」
マッジ「珍しくはないけど」
マイケル「身内じゃないのはないよ。第一親父がちゃんと自分たちのための墓地も買ってあったじゃないか」
相続人「しかしお母さんの遺言に…」
マイケル「きっとおかしくなってたんだ。なくなる直前だっただろ?。自分で何を言ってるのか分からなくなったんだ。だって火葬にしてほしいのなら、親父に自分の墓地を買わせるはずないだろ」
相続人「しかし、具体的な指示もある。火葬した後の灰をローズマン・ブリッジ橋から撒いてくれという」
マッジ「嘘でしょ」
キャロリン「確かに全部書いたものなんでしょうね?」
相続人「もちろんルーシー・レッドフィールドが立ち会ってきちんと交渉したものだ。」
マイケル「ルーシー・レッドフィールドって…」
キャロリン「ルーシー・レッドフィールドさんならいるけど、どうしたの?」
マイケル「合法とか違法とかそんな問題じゃなくて。とにかく母親の遺体の灰にして橋から撒き散らすのが許せないんだよ。いちいち、そんなことしたら、どうやってどこに墓参りすればいいんだ?」
マッジ「車に轢かれちゃうし、犬もフンを…」
マイケル「僕も絶対反対だ。キリスト教のやり方でもないだろ」
マッジ「イタリアではやるのかしら?イタリア人だったの」
相続人「そんな…」
マイケル「関係ないだろ、国籍は?」
相続人「その件は後として、箱の中身を改めてください。」

キャロリンは母の遺物のファイルから写真を見つける。

キャロリン「マイケル、これを見て」
マイケル「こんな写真、見た事あった?」

マイケルもその写真を手に取って見るとローズマン・ブリッジ橋周辺にいる女性の写真があった。

キャロリン「封筒は1965年付けだけど」
マッジ「ブラジャーしてないもん。ああそれホリエル橋よ、念のために言っただけ」
マイケル「この書類は何だ」
相続人「あ、どれ?ああ、これは59年にお父さんが買いだされた土地の権利書だ。」
マイケル「これは?」
相続人「あ、領収書だ」

キャロリンは部屋を離れ、玄関前で写真を見ていた。

相続人「ああ、これがお父さんが最初に購入した土地の権利書だ」
マッジ「何だかものすごく…」
相続人「それからええっと…」

キャロリンはマイケルらの元に戻ると、呼びかける。

キャロリン「マイケル」
マイケル「何?」
キャロリン「ちょっとこっちに来てくれる」
マイケル「何?。何処行くの?」

マイケルはキャロリンの元へ行く

マッジ「私の事は書いてない?嫁の私に残したものがあるとか。どうしたの?」
マイケル「ああ、悪いんだけどの後の物は妹と二人でゆっくり調べたほうがいいと思うんだ。それに関係ないことで待たせちゃ申し訳ないし。さようなら。あの後の事は事務所に連絡しますので」

一方でキッチンではキャロリンが母が残した遺物の中にあったメッセージを読んでいた。

キャロリン「いま、僕は必至で自分自身に何とか言い聞かせようとしている。僕達は別の道を進むべきなのだと。でも・…それなのにカメラのレンズを通してみるとそこにはいつも君がいる。そして仕事を記事で書くと気づくといつも蕾をもって描いている。僕たちはあの4日間の出会いのために生きていたのだと今、そう確信できる。生まれてからずっとあの4日間…」
マイケル「もういい、やめろ。そんなもの燃やせ。もう聞きたくない早く捨てろ。」

マイケルがコーヒーを汲む中、そのメッセージの事を話す。

マイケル「で、何だって言うんだ?」
キャロリン「そのあとはこう書いてあるだけ。もし自分のことが必要になったらワシントンのナショナルジオグラフィック社に連絡してくれ、カメラマンだったみたいね。手紙はこれ限りにするって。そして最後はこう結んであるわ。愛してるロバート」
マイケル「ロバート?呆れたね…殺してやる」
キャロリン「無理よこの人も亡くなってるもの弁護士はそう書いてる。これがその手紙。遺品は全部ママに残したそうよ。そして遺言で…ああ…」
マイケル「何だ?」
キャロリン「自分の遺体は火葬にして灰はローズマン橋から撒いてほしいって」
マイケル「何て奴だ、やっぱりおふくろは吹き込まれたんだよ。カメラマンが何だが知らないけど、おふくろはその変態野郎に洗脳されただけなんだ。死んだんだそいつは」
キャロリン「82年」
マイケル「ちょっと待って…ってことは親父が死んだ3年後か?じゃあその間に…」
キャロリン「知らないわよ、会ったかどうかなんて…」
マイケル「何か入ってない?」
キャロリン「ないと思うけど…」

すると写真が入っていた封筒の中から 1個の鍵が入っていた。
変わってその合鍵となる箱を開けるとそこにはカメラや本など母親の遺品と思われるものが入っており、2人はそれを手に取って見る中、キャロリンが十字架の銀色のペンダントの裏にフランチェスカと書かれていて、メモと思われる紙には「また夕食を御一緒に」と書かれてあり、その中から封筒を見つける。

キャロリン「読んで…」
マイケル「お前が読め」

キャロリンは封筒の中に入ってた手紙を読む。

キャロリン「1987年1月。キャロリンへ、マイケルも一緒にいるんでしょうね?その方がいいんです。あの子一人ではきっとこの手紙が読むことを理解することもできないと」

キャロリンが呼んでた手紙をマイケルが取ると再びキャロリンに渡す。

キャロリン「まず言いたいのはあなた達をとても愛しているということです。でも今こうして元気なうちに身辺と共に心の整理をしようと思いつきます」
マイケル「心の整理とはおふくろらしいな」
キャロリン「貸し金庫の中身を調べた結果、カギをつけて、この手紙に気づいたと思います。わが子にこんな事を伝えるべきなのか、このまま知らせずに葬ってしまおうと思いました。でも年寄りに連れて、恐れはどこかへ消え去って自分の人生がどんなであったか知ってほしいと思うようになりました。この短い人生をどんな気持ちで生きたのか、愛する子供たちに自分がどんな人間だけが知られないまま、行くのはとても悲しいことですものね、母親というものは子供を無条件で愛するけれど、何故か子供の側が同じようにないようですね。あなたたちにも思春期のころは反抗されたものです…。その人の名前はローバト・キンケイド。カメラマンで1965年、ナショナル・ジオグラフィック詩にのせるため、マディソン郡の屋根にある橋を愛しにやって来たのです。あの記事が出た時には道中の人が花高でした。あの雑誌の購読を始めましたよね?」

キャロリンはナショナル・ジオグラフィックの雑誌を取る。

キャロリン「ああ、ローズマン橋だわ」

キャロリンがその雑誌を開くとそのページの一部にローバト・キンケイドの顔が映ってた。

キャロリン「これがロバート、キンケイドね…」

するとロバートの写真に母親のペンタンドがあるのに気づく。

キャロリン「ママのペンダンドよこれ。どうか彼の事を伝えないでほしいのです。何があったか全てを知れば、感謝の気持さえも生まれると」
マイケル「感謝?」
キャロリン「サンサの日記に書き残しました」

キャロリンはその日記を取る。

キャロリン「これよ」

変わってキッチンでキャロリンはその日記を読み、マイケルもそれを聞く。

キャロリン「あれは入りの一種の農業祭りが始まる時でした。あなたたち二人はお父さんと出かけることになっていました。キャロリンの講師を出品するために、出発は日曜日の夕方でした」

変わってキャロリンが言い続け、変わって過去にさかのぼる形でフランチェスカが手紙の内容を言う。

フランチェスカ(正直言って早く一人になりたいと思っていました。あなたたちが留守なるのを金曜日まで四日間。たった4日間でした)

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最終更新:2017年11月09日 21:28