自動車会社を経営するチャーリー・バビットはサヴァン症候群でありながらも才能を持つが混乱しやすい兄レイモンド・バビットと交流し続けた末にラスベガスで大金を手に入れ幸福を得た後、レイモンドは遠い場所にある病院に戻るため見送りとなるチャーリーと同行し列車で帰ろうとしていた。
2人は駅の外のホーム内へと行くとレイモンドの付き添いであるブルーナー博士が待っていた。
ブルーナー「やあ、チャーリー」
チャーリー「こんにちは」
ブルーナー「やあ、レイモンド。ケーマートの服の方が楽なんじゃないのか?」
チャーリー「言えよレイ」
レイモンド「ケーマートを下さい」
ブルーナー「ははは。切符は私が持っている。座席はこの車両のそこだ、一足先に言ってるよ、じゃあねチャーリー」
ブルーナーはレイモンドを指示すると列車に乗る。
チャーリー「ジョーク行っちゃったね」
レイモンド「ああ、あはははは…」
チャーリー「これも渡しておくよ。自分で持つんだ、中にチーズフォンデュとアップルジュースがノートとペンとファーストアダルトのビデオテープ…」
レイモンド「ファーストアダルトはおかしい…」
チャーリー「そう思うだろ?」
駅員「発車しまーす!」
チャーリー「もう乗らないと」
レイモンド「ああ、ピカピカの列車だ」
チャーリー「ああ、ほんとだね。ねえ意外に貢献にあふれるブルーナー博士なんだけど、面会にはいけるのか?。だから2週間したら会いに行くよ。会えるまで何日あるかな?」
レイモンド「14日だ。今日は…」
チャーリー「何時間?」
レイモンド「336時間…」
チャーリー「やっぱ、天才だ」
レイモンド「446分で120万9千600…600とな…」
列車に乗ったレイモンドを見て、チャーリーは大声で呼びかける。
チャーリー「レイ!×2」
レイモンドは呼びかけられたチャーリーと話そうとする。
レイモンド「あ?」
チャーリー「すぐ会えるから」
レイモンド「ああ、弱い時は一つずつ受け渡す」
チャーリー「強い時は二つ」
レイモンド「あ…だけど後3分でワープになる」
チャーリー「間に合うよ」
レイモンド「ああ」
レイモンドは車内の席に戻ると、チャーリーは列車を離れサングラスをかけて、レイモンドの乗った列車を無口の笑顔で見届けたところで終わる。
最終更新:2017年12月28日 14:47