フー子の捨て身の犠牲によりマフーガは消滅した。
それと同時に空が晴れる。
一同「ああっ!」
民たち「おおっ!」
のび太「あっ……」
空から落ちてきたのはフー子のぬいぐるみだった。
のび太「フー子……」
これまでのフー子との思い出の記憶が蘇る。
のび太は涙ながらにそれをキャッチ。
のび太「フー子…… ううっ……」
ジャイアン「のび太!」
スネ夫「ジャイアン! そっとしといてやろうよ……」
ジャイアン「そうだな……」
ドラえもん「のび太くん」
しずか「のび太さん……」
ストーム「くうっ! なんということだ!」
ストームのタイムマシンが逃げようとする。
ドラえもん「あっ、ストームが!」
ジャイアン「ドラえもん、『空気砲』を!」
ドラえもん「任せた!」
ジャイアン「テムジン、頼む!」
テムジン「OK!」
ジャイアンとテムジンがフー子を入れたカプセルに乗ってストームを追う。
ジャイアン「ストーム、逃がさないぞ。ドッカーン!!」
ジャイアンの撃った「空気砲」が炸裂。
タイムマシンが墜落してしまう。
テムジン「すごいぜジャイアン!」
ジャイアン「ヘッヘッヘ。どんなもんだい!」
キャスター「ただいま入りましたニュースです。発生した超大型台風は突然消えてしまいました。この謎の台風についてこれからも調査研究が待たれます」
客「すいません……」
ジャイアンの母「はいいらっしゃい。聞きました? よかったねぇ、奥さん」
風の船には「ドラ・で・カイト」がくくられていた。
カンジン「ああーっ……」
船のそばにタイムパトロール隊が到着。
ストームが逮捕されていた。
隊長「ストームは22世紀で捌きます」
ストーム「とほほ……」
隊長「ご苦労様でした!」
タイムマリンがタイムマシンと一緒に22世紀に消える。
長老「風の村へ出発じゃ!」
民たち「おおーっ!!」
風の村。
スネ夫「僕はウランダーじゃないよ。骨川スネ夫!」
ジャイアン「ウランダーの方がいい名前じゃん。はっはっは!」
テムジン「また遊びに来いよ」
のび太「うん……」
テムジン「元気出せよ……」
のび太「うん。ありがとう」
のび太はドラえもんたちのいる空き地へ向かっていた。
のび太「(フー子は消えてしまった。でも、さびしくなんかない。僕のそばにはいつもフー子はいるんだから……) ねぇみんな!」
ジャイアン「遅いぞのび太!」
のび太「今そこでね、フー子にあったんだ!」
2人「えっ?」
スネ夫「のび太、昨日も言ってたじゃない」
しずか「そうよね……」
のび太「今度はホントだよ!」
ジャイアン「夢でも見たんじゃないのか?」
のび太「夢じゃないってば!」
ドラえもん「のび太くん、顔に畳の跡がついてるよ」
一同「あははは!」
最終更新:2018年01月20日 15:14