シカゴ 1971年。
消防署と思われる場所の暗闇の倉庫内でマカフレイ兄弟であるブライアンとスティーブンがいた。
ブライアン「うるさいな、ほっといてよ。余計なおせっかいだ」
スティーブン「出来もしてない癖して。馬鹿だなあ」
ブライアン「ばかじゃないぞ」
スティーブン「そうじゃないってば」
ブライアン「うるさいな」
スティーブン「それじゃ、だめなんだよ。こんな着方しないんだ」
ブライアン「ほっといてよ」
スティーブン「お前は誰なんだ」
ブライアン「お兄ちゃんだっていうのか」
スティーブン「そうだ、こんな着方してたら、服がはだけて黒焦げになっちゃうぞ」
変わって昼のシカゴ市消防局 第17小隊。
アドコックス「よし行くぞ!」
火災が発生したのかデニス・マカフレイ率いる消防隊らは大急ぎで消防車の元に走り現場へ急行する準備をする中、マカフレイ兄弟がいた。
デニス「アドコックス、アイダホはヘビー級か?」
アドコックス「ミドル級だ」
デニス「おい、ブライアン。一緒に来てパパの仕事…」
スティーブン「パパ!」
デニス「スティーブン、お前は何回か来たるこんな弟に譲ってやったらいいだろ。変えるよ、来るか?ブライアン?」
ブライアン「行く!」
デニスはブライアンに消防用の帽子をかぶせる。
デニス「よし、行こう!」
デニスは準備の中で息子ブライアンを消防車に乗せた後、デニスは運転席に乗る。
デニス「ほーら!引っ張れ!しっかり鳴らすんだ!」
デニスがそう言うとブライアンは消防車のクラクションを鳴らした後、兄のスティーブンを見届ける。
デニス「交差点通過だ。道を開けろって鳴らすんだ。さあ、引っ張れ!」
消防隊らが消防車で現場に急行する中でデニスの言う通りにブライアンはクラクションを鳴らす中、火災現場のビル周辺へ到着する。
デニス「よし、着いたぞ!。ほら、あそこだ!」
消防隊は消火の準備をする中でアドコックスがブライアンに呼び掛ける。
アドコックス「いいか?お前がここにいろよ。大した事なさそうだホースを2本下ろせ」
ブライアンは消防車を降り、デニスとアドコックス筆頭の消防隊の救助活動の様子を見ていた。
デニス「アドコックス、梯子を開けろ!」
アドコックス「パパに俺が着いてるからな」
デニスはジャンプし緊急用の斧で窓ガラスを壊し建物内の火災の消火ならびに取り残された人がいないか入る。
ほかの救助隊は消防車のラダーで取り残された人を助ける準備をした後、デニスは取り残されていた子供を抱えアドコックスに渡す。
アドコックス「もう大丈夫…大丈夫…」
デニスから子供を受け取ったアドコックスはほかの消防隊に渡す中、デニスの活動にブライアンは手を振る。
デニス「よーしもう大丈夫。さあいいぞ」
デニスとアドコックスは部屋内の火災の鎮火しようとしていた中、建物の外の上の壁が壊れそこから炎が引火する。
母親「ああ良かったわね、言ったでしょ」
ブライアンは子供を助けたのを見る中で突然の発火に消火作業中のデニスとアドコックスを呼び掛ける。
ブライアン「パパ!」
デニス「待てアドコックス、そこにいたら危ない!」
デニスは何かに気付きアドコックスを安全な部屋へ飛ばすが、爆発の炎に巻き込まれる。
ブライアン「パパ!」
ブライアンはデニスが火災の爆発に巻き込まれたのに何も言葉が出なかった中、目の前にデニスの消防士の帽子が落ちて、ブライアンは涙を流し、外に出たアドコックスはほかの消防隊に即座に消火を急がせる中、ブライアンに抱き着く。
その後、ブライアンがデニスの救助用帽子を持つ中でカメラマンがブライアンを撮影した後、映画のタイトルが表示される。
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最終更新:2018年02月06日 17:30