とある崖周辺の砂浜。
背の低い男ニック・ナックが海から上がったスカラマンガと女性の元にあるテーブルにグラスとシャンパンを乗せたトレーを置く。
そのスカラマンガは左胸の上にもう一つの乳首があり、ニック・ナックがシャンパンの栓を抜いた後、家の中へと入り見回る中で男性がやってくる。
スカラマンガ「ニック・ナック。タバスコを!」
ニック「はい、ただいま!ムッシュ!スカラマンガ!」
来訪客の男性はニックの案内で主の屋敷へ入る。
スカラマンガ「よう」
男性「半金だ。終わってから」
男性は袋に入っていた、札束を確認する中、ニックがタバスコを持ってやってくる。
ニック「そっちで待っててくれ。そのドアだ。あの人はすぐ来るから」
ニックがそういうと別の入り口の扉をあけ、通路へと行き、男性は昆虫の標本がある玄関の入り口をあけて別の部屋へと行き、鞄から拳銃を取り出す。
ニックはスカラマンガの元へ行く。
ニック「スチームバスの用意ができています」
ニックがそう言うとスカラマンガはコンクリートの壁の扉を開け部屋へ行く中で来訪客の男性が拳銃を構え撃つがスカラマンガは回避すると同時に部屋が暗くなり、スカラマンガは男性の注意を引き付け別の場所へ隠れ、近くにあった拳銃のケースをと開けようとすると声が鳴る。
ニック「おっと、それではお手軽すぎるでしょ。鍵はかかってます。他のところをあたるんですねムッシュ」
ニックは装置を捜査してモニターを映しその男性は目の前に映ったスカラマンガを撃つもそれは鏡であり、笑い声が鳴るとともに男性は額縁みたいな入口へ入る。
ニックはその男性の様子を監視カメラで見ていた。
一方でその男性はお化け屋敷をような仕掛けにビビらず周囲を見渡す中で人影を見て拳銃を発砲するも、それはガンマンのマネキンであり、別の部屋で突然現れた人物に気付き拳銃を再び発砲するも同様にマネキンであった。
男性「何だ、カポネか…アルよ…あの世から恨むんじゃねえぞ」
一方でニックはスカラマンガの様子を見ていた。
ニック「愛用の銃は何処でしょうねムッシュ、スカラマンガ。あの黄金の銃ですよ…どこかな」
一方、お化け屋敷のような部屋で男性は見渡す中、黄金の拳銃に気付く。
ニック「いつもとは違う仕掛けですよ。よーく考えてください」
スカラマンガは黄金の拳銃を取ろうとするも鏡であった。
ニック「引っかかりましたね。近づいできました。あと一息ですね」
ニックがそう言う中、スカラマンガは拳銃を持った男性に気付く。
ニック「さて…どうやって階段を降りるか…地下室とやらなんやといいますね」
スカラマンガは側にあった階段の段差をスロープにする装置に触れ、その坂を滑って黄金のピストルを取り発砲し来訪客の男性の頭を貫くと、部屋は明るくなり、ニックがやってくる。
ニック「お見事!ムッシュ・スカラマンガ。また、やりましたね」
ニックはスカラマンガに射殺された男性の遺体の元へ行き、側には007/ジェームズ・ボンドのマネキンがあった。
ニック「今まで最強でしょ」
ニックは男性が持っていた札束の袋をスカラマンガに渡す。
スカラマンガ「まあな、手ごたえはあった。だがこの程度では勝てやせんよ」
ニック「今に勝ちます。そして、私が遺産を頂く」
スカラマンガ「私は不死身だよ」
スカラマンガはそういうとボンドのマネキンの左手の指を撃って壊す。
THE MAN WITH THE GOLDEN GUN |
最終更新:2018年11月05日 21:25