キング・オブ・エジプトのエンディング (吹替版)

命知らずの盗賊であるベックとオシリスの息子であるホルスの活躍でエジプトの独裁者となったセトを倒すことに成功すると同時にザヤがいた死者の国ならびに現世となるエジプトに近づき喰らおうとしたアポピスはホルスの呼びかけで目覚めたラーに退けられ、それぞれの世界は窮地に一生を得た。

ホルスはセトとの戦いで落ちたベックを探そうと戦いも激しく物語った町中を降り見る中で少女がホルスの片眼を持っており、ホルスはそれを受け取りはめ込む。

ホルス「ありがとう」

ホルスがそう言うと民らは大きな歓声を上げる中で横たわっているベックがいるのに気づく。

ホルス「俺達、名コンビだな。お前、本当は神じゃないのか?」
ベック「何の神になるっての?アホウの神?」
ホルス「不可能の神」

ホルスがそう言うとベックは眠ってしまう。

ホルス「ベック?」

ベックはセトとの戦いで重傷を負ったのか息を引き取る。
変わってホルスは父の墓のとなる部屋内でザヤの隣に息絶えたベックを置くと、後ろから炎が発せられラーが現れる。

ラー「孫よワシが借りを作ったのは、お主が初めてじゃ。望みをいうがよい。山でも風でも何でもお前の思い通りにできるぞ。ただし急げ、間もなく夜だ。アポピスが飢えている」
ホルス「俺の望みは。俺の力では不可能なこと」

ホルスがそう言い、ラーが両手を挙げると共にベックは目を覚ます。

ベック「俺って…」
ホルス「生き返ったな。ベック、彼女はいいのか?」

ホルスがそう言うと死んだザヤは目を覚ます。

ザヤ「あっ…」
ベック「ザヤ!」

ベックがそう言うとザヤは抱き着く。

ザヤ「ベック…」
ホルス「ザヤ…ホルスだ」

ホルスがそう言うとザヤは手を差し出し頭を下げる。

ベック「不可能って言ってなかった?」
ホルス「不可能?そうだな…」

ホルスがそう言うとベックとザヤはキスをする。

変わってエジプト王都中心。

民衆「万歳!光の神!」

式場の前には神などの一族に囲まれたホルスが立っていた。

ホルス「こうしてホルスは旅を終え、試練を乗り越えた。
そして俺達は新たにやり直すチャンスを与えられたのだ。
ホルスは来世へと旅立った両親に思いをはせ悲しんだ。
だが、わかっていた。来世への門は元に戻したラーは賢かったと。
この世と永遠の世界は決して交わるべきではない」

ホルス「準備いいぞ」
トト「う~ん。完ぺきとなる準備を整えることは非常に難しいとされています。しかし…まあいいでしょう」
ホルス「ふむ…」

トトはホルスに王冠を被せる。

トト「立ちなさいホルス。エジプト全土の王」

トトがそう言うと民衆は歓声を上げ、ベックとザヤらは拍手する。

ホルス「今、この瞬間から、来世に必要なものは黄金ではなく正しい行い。思いやり。そして、心の広さ。大切なのはこの世界で何をして、どう生きるかだ」

ホルスがそう言うと民衆は再び歓声を上げる。
変わってホルスはアヌビスの黄金像を見る中、後ろからベックが呼びかける。

ベック「彼女の事、考えてる?捜しに行けば」

ベックがそう言うと黄金の腕輪をホルスに差し出す。

ベック「エジプト一の宝物なくすわけないだろ」
ホルス「2~3日留守にしても大丈夫かな?」
ベック「主任顧問の俺を信じて。いなくなったの、ばれないようにしとくから。もしばれても…」
ホルス「こう言え『友を助けに行った』と。じゃあ、よろしくなエジプトは任せたぞ」

ホルスがそう言うと黄金の鳥人の姿となって大空を羽ばたいてエジプト王都を縦横無尽に飛びまわったところで終わる。


(終)

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最終更新:2018年11月05日 21:39