航空保安官のビル・マークスはロンドン行きの飛行機内で彼を脅しハイジャック犯の濡れ衣を着せた犯人となるトム・ボーウェンとザック・ホワイトを倒すも束の間、その飛行機は墜落寸前になろうとしていた。
カイル「頑張れカイル、お前ならできる」
カイルは自分自身を信じて飛行機を操縦する。
管制官『10便、機体の損傷が酷いが、制御できるか?』
乗客らが酸素マスクを着ける中、爆発の破片が混入したのか片方の翼の飛行機のエンジンのファンが爆発する。
カイル「ああ…くそっ。燃料を投棄する」
管制官『投棄、了解』
カイル「頼む…持ってくれ…もう少しだ頑張れ!」
カイルは声を出しながら飛行機の着陸態勢を整え、飛行機のタイヤが滑走路に着き火花を上げる中で少女・ベッカの脇の客室の窓が大破しベッカが放り出されようとする中、ビルが咄嗟にベッカの手を掴む。
カイル「神様…」
ビル「ベルトを外せ!」
ベッカ「やだ!」
ビルはベッカのベルトを外すと同時にベッカの椅子が飛行機外に放り出される。
ビル「掴まれ!」
ベッカ「ビル、助けて!」
ビル「離さないぞ!」
ベッカ「離さないで!」
ビルは何とか風圧からベッカを引っぱり出すことに成功すると同時に飛行機は完全に止まり、その後に消防・警官隊の車両がやってくる。
ビル「ベッカ、大丈夫か?」
ピーター「ドアが開きました」
クヴェン「シートベルトを外して」
ビル「ベッカを。みんなシートベルトを外して非常口へ、急げ!」
ピーター「荷物を持たず。前の方の非常口へ、一人ずつ飛び降りて!」
クヴェン「荷物は持たずに両胸の前に腕を組んで!」
ピーターとクヴェンの指示で乗客らが次々と非常用スライダーを滑り飛行機を出る。
男性「そんな余裕はないよ」
ビル「非常口へ!」
数多くのアテンダントなどが乗客に指示し続けて、乗客は飛行機を出る。
グヴェン「大丈夫?」
ナンシー「ええ」
クヴェンとナンシーは安堵により抱き着いた後、カイルも飛行機から降りる。
ナンシー「乗客も乗員も全員無事よ」
カイル「君は、大丈夫?」
ナンシー「酷い着陸だった」
ナンシーがそういうとカイルはナンシーの肩を組み慰める。
リポーター「飛行中に爆弾が爆発した、ブリティッシュ・アクアランディック9便は1時間ほど前に緊急着陸しました。今回のハイジャック事件では最初はビル・マークス航空保安官が犯人かと思われましたが、マークス保安官こそがヒーローだったのです。保安官はハイジャック犯に立ち向かい、犯人を射殺…乗客乗員145人が…」
リポーターがこのニュースを報道した後、ビルは救助隊の医療班によって治療される中、携帯電話の着信音が鳴りかける。
ビル「はい」
マレニック「マレニックだ。今度は私が規則を破る番だ。今は個人携帯からかけてる、たから内密にしろよ。あのなビル、君が機内で取った行動が正しかった。私が誤解していた。君のために、証言するよ」
ビル「ありがとうございます」
マレニック「ビル、あの金は返せよ」
ビル「何の金?」
マレニック「じゃあなマークス」
ビルはマレニックとの会話を追えた後、救急車を離れる。
オースティン「保安官」
ビルは声が聞こえた方を振り返ると負傷し病院へ搬送されようとしているオースティン・ライリーがいた。
ビル「ライリー。何だこのざまは」
オースティン「次は弾入りの銃を」
ビル「次は撃たれるな」
オースティン「了解」
ビルはオースティンと握手をした後、少女ベッカがビルに抱き着く。
ベッカ「魔法のリボン、返す。私はもういいから」
ビル「いい子だ」
グウェン「パパからよ」
ベッカ「パパ」
ビルは携帯をかけたベッカに別れの挨拶をした後、ジェン・サマーズがいるのに気づく。
ジェン「ビル!探してたのよ!。ここはどこ?」
ビル「アイスランド」
ジェン「来たのは初めてだわ。飛行機の窓から見おろしたことはあるけどね」
ビル「ありがとう」
ジェン「何が?」
ビル「君は最後まで俺の味方をしてくれた。何故?」
ジェン「いい人だから。娘さんもきっと誇りに思ってる。」
ビル「ありがとう…奥さん」
ジェン「ハハハ…」
ビル「で…」
ジェン「何…?」
ビル「これから何処へ」
ジェン「う~ん、未定よ」
ジェンはビルにそれを言った所で終わる。
最終更新:2018年11月06日 17:50