配給・制作会社のオープニング後。マックス・ペインが 一人で語り手を始める。
マックス(ナレーション)「俺は天国を信じない。痛みを信じる。それに恐怖と死を信じる」
マックスがナレーションとしてそういった後、変わってマックスが冷たい川で泳いで陸地に上がろうとする中で水の中に溺れて漂う姿が映る。
マックス(ナレーション)「川の底には死体の山がある。友人に裏切られ命が尽きた。犯罪者達の死体だ」
変わってマックスが自宅と思われる場所で子供の部屋となる場所へとゆっくり歩いて向かう。
マックス(ナレーション)「今度この川をさらう時、俺も一緒に上がるんだろう。その他大勢と同じ冷たい骸になって…」
再び変わって、マックスが自宅の子供部屋へと入り、妻と思われる女性の遺体を見つめる場面となる。
マックス(ナレーション)「足の下に死者の存在を感じる…。仲間が増えたと俺を歓迎している…。どう見ても俺は死人だった…」
一週間前。
ニューヨーク警察署内で二人の刑事が廊下を歩いて話し合っていた。
中年の刑事「ニューヨーク中の未解決事件はここに集まる。事件ファイルが回ってきたら、念のため証人に連絡して。他に供述したいことがないか聞く。」
黒人の刑事「何か分かった?」
中年の刑事「担当していた署にファイルをフォローするように送る。でも、大抵何もしない。未解決事件のオフィス何も出なければファイルはここに引き渡す」
二人の刑事はマックスのいる事務室へと入る。
中年の刑事「後はマックスがすべて処理する」
中年の刑事がそういったあと事件のファイルが入っていたダンボールをテーブルの上に置く。
中年の刑事「ここに来たら文字通りジ・エンドってことだ」
黒人の刑事「証人の連絡先が増えたなら、調べて回る?」
中年の刑事「あ、いや。そういうことはしないね」
黒人の刑事「じゃあどうやって?」
中年の刑事「未解決の殺人事件を解決していいところを見せたいんだ?」
黒人の刑事「いや、内部調査は…」
中年の刑事「ああ!ストップ!。真面目な話。他に回せるのは他に事情がある奴だけだ。みんな傷があるだから聞くな」
中年の刑事がそういった後、その部屋を後にした中、黒人の刑事がマックスに話しかける。
黒人の掲示「後でビールを飲みに行きますか?」
マックスは呼びかけに反応せず、黒人の刑事は中年の刑事の後を追う形で事務室を出る。
黒人の刑事「で?彼は何を?」
中年の刑事「何もないよ」
黒人の刑事「でも、さっきみんな…」
中年の刑事「いいか。母親さんと子供が殺された。犯人はまだ捕まっていない」
黒人の刑事「そうか…」
中年の刑事「そういうことだよ。お前も、子供の頃、墓地を通る時、息を止めて通っただろ?。同じだよ、構わないでやれ」
中年の刑事が黒人の刑事にそう言うと、その場を離れる。
変わってマックスは無言で事務室内でファイルの整理をした後、護身用となる拳銃のメンテナンスを行う中で自分の妻の姿が脳裏に浮かんだ後、拳銃をマガジンに装填する。
最終更新:2021年08月19日 04:02