アメリカ・サンフランシスコのプレシディオ陸軍基地で起きた女性憲兵のパティ・ジーン・リンチの殺人事件が起きる。
アラン・コールドウェル中佐と元憲兵・現刑事でアランの同僚であったジェイ・オースティンと共にその事件の捜査の末にその真犯人となるアーサー・ピールとその一味との銃撃戦においてアーサーは射殺され事件は収束する。
アランとジェイがアーサーの遺体を見る中、アランは ジェイに話しかける。
アラン「一つ頼みがあるんだ…」
ジェイ「何です?」
アラン「報告を二日間待ってくれないか… 頼む…」
ジェイ「いいですよ」
アラン「ありがとう…」
変わって軍人墓地でロス・マクルーア元曹長の葬式が行われる。
アラン「ロス・マクルーア元曹長の人の名について、こんなことできるのは誰もいないだろう。それは神の判断に委ねよう。私たちも神のために弁明はしない。
彼は戦友であり親友でもあった。彼と言い合ったことだが軍隊は生き死の場所ではない。
もっと大事な場所だ。彼とはベトナムであった、彼は軍曹で私は中尉だった…未だにどちらが上官だったかわからない…誰もが嫌ったあのベトナム戦争で彼は英雄になった。彼はこの間こういった、『勲章をもらう方がそれをつけるより簡単』だと。命ほどに大事な章を失ったのはこれで2度目である…。
この墓地を訪れるたびに思うことだが、ここに静寂と無量感もある。マクルーアはまた何か他のことを感じていることだろう…。
生前の彼に言ってやりたいことが山ほどあったんだ…。機会がなかった…。 私は彼が言った今、それらの全てをぶつけてやるべきだった…たとえ親友として言いにくいことだったとしてもだ…。ではそれぞれに彼が愛していたこの場所で彼に別れを告げよう…あのマクルーアのことだ…。
きっと先を急いでいるのに違いない…」
アランは最後にそう言った後、敬礼をする。
憲兵「構え!狙え!打て!」
憲兵がそう言った後、 憲兵達が持っていた弔砲が空に向かって放たれる。
憲兵「旗をたため」
葬儀担当の憲兵がそう言った後、棺の周りにいた憲兵は被さったアメリカ国旗を三角折りで半旗にする。
全ての葬儀が終えた後、アランは半旗にされたアメリカ国旗を持ってゆっくりと歩く中、一緒に参列していたジェイとドナに気づいたのか振り返る。
アラン「ドナこれはお前がもらえ。少し…散歩しようか…」
ドナ「あたしもそう思ってたわ…」
アラン「来いよ」
アランがジェイに呼びかけると、ジェイも付いていき共に歩く。
最終更新:2023年09月08日 22:40