帰ってきた特命戦隊ゴーバスターズ対動物戦隊ゴーバスターズのオープニング

新西暦2012年12月31日12時30分
その日、特命部では大掃除が行われていた。
ヨーコ「も~いくつ寝ると~お正月~」
ウサダ「もういくつも寝ないでしょ、明日なんだから」
ヨーコ「いいの、気分の問題なんだから」
リュウジ「よし!大掃除もこれで終わりだし、後は年越しそばを食べて新年を迎えるだけだね」
ゴリサキ「でも今年はいろいろ大変だったからな、このまま何事もなく年を越せればいいけど」
ニック「そういう不吉な事言うなよ」
ゴリサキ「だってよく言うじゃないか。2012年大晦日、天から大魔王が降って来るとか」
その時、指令室に警報が鳴った。
森下「高田地区P-114ポイントに未確認の高エネルギー反応!」
ヒロム「どういうことですか、未確認って?ヴァグラスじゃないって事ですか?」
森下「エヌトロン反応は一切感知されてません」
リュウジ「確かに、ライオアタッシュの反応もない」
黒木「事実確認は後だ、ゴーバスターズ出動!」
ヒロム達「「「了解!」」」


仲村「バスタービークル緊急発進準備!」
ヒロムとニック、リュウジとゴリサキ、ヨーコとウサダがそれぞれのバスターマシンに乗り込む。
ヒロム・リュウジ・ヨーコ「「「レッツ・モーフィン!」」」
ヒロム達3人がゴーバスターズに変身した。

黒木「バスターマシン発進!」
ヒロム=レッドバスターの乗るゴーバスターエース、
リュウジ=ブルーバスターの乗るGT-02ゴリラ、
ヨーコ=イエローバスターの乗るRJ-03ラビットが出撃した。

スタッグ「俺のマーカーシステム作動!」
ビート・J・スタッグ=スタッバスターが
BC-04ビートルとSJ-05スタッグビートルを転送する。

ビート「さあて」
ライオアタッシュ「タテガミライオー!バディ&ゴー!」
陣マサト=ビートバスターがバディゾード・タテガミライオーに乗り込む。

ビート「特命合体!」
ライオアタッシュ「ゴーバスターキング!ガンガンガキーン!!」
ブルーバスターたち4人のバスターマシンはゴーバスターキングに合体した。


帰ってきた特命戦隊ゴーバスターズ対動物戦隊ゴーバスターズ

エースとゴーバスターキングが町に駆け付けた時、
暗雲に乗った巨大な怪人が雷撃で町を破壊していた。
レッド「あいつか」
ブルー「見た目から言って、ホントにヴァグラスじゃなさそうだね」
ビート「だったら何者だ?」
レッド「とにかく倒すしかない、いくぞ!」
エースが肩からミサイルを撃ち、ゴーバスターキングが胸からライオトルネードを撃つも、怪人には効かなかった。
ニック「おい!こいつ・・・全然効いてないぞ!」
イエロー「本当に大魔王・・・?」
ウサダ「ゴリサキが余計なこと言うから~」
ゴリサキ「そんな~」
スタッグ「俺は行くだけだ」
ゴーバスターキングがスタッグランチャーを怪人に撃つもやはり効かず、
怪人がエースとゴーバスターキングの方に向かいだした。
レッド「陣さん!」
ビート「よし行け!」
エースがゴーバスターキングのあと押しを受け、怪人にバスターソードで斬りかかるも、
怪人の持つ鎌で受け止められ、腕からの光線で叩き落とされる。
ブルー達「「「「ヒロム!!」」」」
エースが地面に叩きつけられる。
怪人が電撃を撃ちながら降下し、鎌でゴーバスターキングを切り裂き、
エースを踏み台にして、着地した。
ゴリサキ「今の攻撃でシールドエネルギーが消失した!」
ブルー「何!?」
ウサダ「駄目だ!威力が違いすぎるよ~!」
ニック「こっちもだ、ヒロム!各駆動部損傷、左動力部システムダウン!もうもたない!」
レッド「何だって!?」
怪人の爆発攻撃がエースとゴーバスターキングに炸裂した。
エースの右手がもげ落ちた。

仲村「ゴーバスターエース、ゴーバスターキング、両機間もなく停止します!!」
黒木「やむを得ん!パイロットとバディロイドの安全が先決だ、強制脱出システムを作動させろ!」
仲村・森下「「了解!」」

ゴーバスターズとバディロイドがバスターマシンから地上に投げ出された。
怪人は等身大になって、ゴーバスターズの前に立つ。

レッド「一体何者なんだ、お前は!」
アサゼル「我が名はアサゼル、この世界を滅ぼすための使者」
ビート「止めろと言って、止めるような奴じゃなさそうだな」
イエロー「じゃあ直接倒せばいいわけね!」
ブルー「あの力だ、最初から飛ばすしかない!」
レッド・ブルー・イエロー「「「パワードモーフィン!!」」」
レッドバスター、ブルーバスター、イエローバスターの3人がバディロイドと一体化し、パワードカスタムに強化変身する。


レッドバスターが先陣を切ってアサゼルに挑むも、鎌の一撃で弾き飛ばされる。
ブルーバスターがアサゼルと拳を合わせ、互角に押し合うも、
足蹴にされる。
イエローバスターがラビットキックを放つも、アサゼルに片手で弾かれた。
ビートバスターとスタッグバスターのドライブレードでの斬撃を受け、アサゼルは怯んだ。
アサゼル「無駄だ、この世界の前にお前たちを滅ぼす!」
アサゼルの鎌の目が開き、空に暗雲が立ち込める。
そして、鎌を振るって放った斬撃がゴーバスターズに炸裂した。

レッドバスターのパワードモーフィンが解除され、ニックが分離した。
レッド「ニック!」
ニック「しまった・・・・」
ニックが倒れる。
ブルーバスター達4人も倒れ、変身が解ける。
レッド「いやぁ―!!」
アサゼル「ふん」
レッド「うわぁー!」
レッドバスターは単身挑むも、殴り返され、変身が解けてしまう。
アサゼル「はぁ――!!」
アサゼルが鎌を地面に叩きつけると、ゴーバスターズは次々に爆発していく。
ニック「うわあぁ!!・・・・・」
最後にニックが大爆発した。


仲村「・・・12月31日、13時13分・・・ゴーバスターズ、全滅・・・」


死んだはずのニックは、白い空間にいた。
?「チダく―ん、チダ・ニックくん―」
ニックが目覚めた。
ニック「・・・誰だ?」
?「いや、ここ、ここ」
ニック「お前は!エンター!?」
ニックを呼んでいたのは、ヴァグラスのエンターと同じ顔をした男だった。
神様「いや違うよ、オレ神様」
ニック「神様!?」
神様「そっ、神様。あのね、キミ死んじゃったんだよね、それでこの世界に来たってわけ。
まっいいや、やることやっちゃおー」
神様が指を鳴らすと、チューバロイドと2体のチューバゾードが入ったオルゴールがファンファーレを鳴らす。
ニック「・・・なんだ?」
神様「おめでとうございます!死者100万人到達記念!特典プレゼント~!」
ニック「100万人到達記念・・・特典プレゼント?」
神様「つまり、今年亡くなった人でキミがちょうど100万人目ってわけ。
だからボーナスでもあげちゃおーかなと思って、ほら、駅とか遊園地でよくあるでしょ、こういうの」
ニック「あるっちゃあるけど・・・死後の世界にあるとは思わなかったな」
神様「あっ、ちなみに99万9999人目の死者はこの人でした」
J「オレはここにいるぞ!」
Jも同じ空間にいた。
ニック「J!」
神様「ドンマイ。というわけでキミの願いを何でもかなえてあげるよ、言ってみ?」
ニック「オレの願いを何でもって・・・できるのか、そんなこと!?」
神様「まあね、神様だもーん」
Jがニックにかぶる。
J「オレはエネトロンをくれ!」
ニックがJを押し戻る。
ニック「オレにかぶるなって!・・・じゃあ、アサゼルって奴を倒してくれ!」
神様「やだよ」
ニック「はっ!?・・・今何でもできるって言ったじゃん!」
神様「何で神様が人殺しになんなきゃいけないのさ、そういうのはやっていませ~ん」
ニック「じゃあ、何でもとか言うなよ!」
神様「言ってませ~ん」
ニック「そうか、だったら・・・!13年前の事件が無い世界にオレ達を連れてってくれよ!メサイアのプログラムさえ暴走しなければみんな平和に暮らせてて、戦う事も無ければ死ぬ事だって無かったはずなんだ!」
神様「ふ~ん」
ニック「なんて・・・出来る訳ないよな・・・流石に」
神様「出来るよ」
ニック「うそ!?出来るの!?」
神様「出来るよ、だって神様だも~ん」
神様が電卓を叩く。
神様「13年前の事件が無かった世界にキミ達を連れて行けばいいのね、
じゃあ行ってらしゃーい」
ニック「行ってきま・・・!?」
J「行ってきまーす!」
ニックとJが光に包まれ、消えていった。

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最終更新:2016年02月23日 18:46