第4幕

(代官の屋敷の前の通り。夜、徐々に明るくなって朝の薄明となり、明るい太陽の光となる。)


第1場

夜警
(通り過ぎながら、最初は舞台後方で)
アヴェ・マリア・プリッシマ!
時間は4時半、
夜明けは近い。
従僕たちよ、女中たちよ、
雄鶏が鳴いた。
(舞台に姿を見せて)
朝の祈りの鐘が
もうすぐ鳴り響く。
時間は4時半、
夜明けは近い、
(去る。)
アヴェ・マリア・プリッシマ!


第2場
代官、フラスキータ、レペラ、村長、トヌエロ

(代官とフラスキータは粉屋のロバに乗ってやって来る。二人が降りた後、トヌエロがロバを引いていく。)


代官
(レペラに)
叩け!

レペラ
(ドアを揺さぶりながら)
全部しっかり閉まっています!
困ったことです!

代官
もう一度叩いてみろ!

レペラ
(叩いた後で、ギターを弾く真似をして)
ブリンブラン、ブリンブラン!
開けておくれ、開けておくれ!
お前に愛を誓うから
お前のまどろみの邪魔をしなければならない。
注意深く見張っている者たち、
悪口を言っている女中たち
婆や、開けておくれ!
ブリンブラン、ブリンブラン!

代官
(腹を立てて)
悪ふざけはよせ、もっと強く叩け!

レペラ
ご主人様、騙してみようかと。
セレナード歌いを嗅ぎつけると、
女たちはええ、やって来ます、
老いも若きも、すぐに走って来ます。
(もう一度叩きながら)
ブンブン、ブンブン!
開けておくれ、開けておくれ!
セレナード歌いはもう戸外で
辛抱強く待っていられない。
ますます不機嫌になり、
不吉な口調で
婆や、開けておくれ!
ブムブム、ブムブム!
(もう一度叩く。)

乳母
(窓辺で)
下にいるのはどなたですか?

代官
私だ!開けてくれ!

乳母
それで、下にいるあなたは、どなたですか?

代官
ムーア人オテロのような輩(やから)!私だ、
お代官様だ、ご主人様だ!

乳母
おひきとりを!ご主人様なら
1時間前にご帰還され、
もうお休みになっています。
(窓を閉める。)

代官
乳母や、乳母や、開けろ、私が言ってるんだ!
開けろ、私が命じてるんだ!

乳母
(再び窓を開けながら)
行こうとされないのですか?
ご酩酊のあなた!
さっさとお行きなさい、
でないとお役人を呼びますよ!
(窓を閉める。)

フラスキータ
神様、神様、これが真実なのね!
ルカスは私を疑ったんだわ!

代官
(同時に)
これは悪意か?悪ふざけか?
何であれ、忌々しい!

レペラ
(同時に)
それは、我々に浸み込んだ、
はっきりさせたいという気持ち!


第3場
前場の人々、数名の役人たち
(棍棒を持ち武装して門から突進しながら)

役人たち
どこにいる、代官だと名乗る、
飲んだくれは?どこだ?
あほんだら、生意気な奴め!
(殴り合い)

代官と村長
(恐れて防衛しながら、同時に)
待ってくれ、待ってくれ!お前ら皆
絞首刑だ、畜生!
まぬけ、私が分からないのか?

レペラ
(介入しないで、同時に)
さぁ、絞首刑がいいか、
お前らのご主人が分からないのか?
あの方の顔をよく見ろ!

フラスキータ
(離れて、泣きながら、同時に)
ルカス、あんたがこれを望んだの、
ずっと私たちが離れていることを、
もしこの女の言うことが真実なら。


第4場
前場の人々、ドーニャ・メルセデス

メルセデス
この騒ぎは何ですか?

役人たち
奥方様!

代官
妻だ!

メルセデス
(代官に)
ティオ・ルカス!あなたが
夜中にここに姿を見せるとは、
水車小屋で厄介事でもあったのですか?

代官
フン、セニョーラ、私は今
冗談を言う気になれない。
先ず私が知らなければならないのは、
私の名誉がどうなったかだ。

メルセデス
あなたの名誉ですって、粉屋さん?
あなたはそれを私に委ねたとでもいうの?

代官
そうだ、夫の名誉を
守るのは女たちだ。

メルセデス
(小声で嘲笑して)
ではあなたの妻に尋ねなさい、そこにいます。

代官
メルセデス、冗談はよせ。
さぁ、あの男はどこだ?

メルセデス
誰のこと?私の夫ですか?それは、
紳士たるもの、こんな時間にどこに
いるってー寝室に決まってるでしょう。

代官
(激昂して)
二度とそれを言うな!

メルセデス
(代官を嘲笑的に挑戦的にじろじろ見ながら)
私の夫、お代官様は、
市民の商売の調停のために、
昼間は家を出て、
立派に義務を果たしています。

けれどしかるべき時間になると、
休息のために戻って参ります。
外套と帽子姿で戻ってきました、
腰には剣を携えておりました。

ずっと主人を待っていた
従者たちも、ついてきました。
そして私は、神様の命じる通り、
妻として夫を迎え入れました。

代官
(爆発して)
不埒なアマめ!

メルセデス
(語調を変えて)
けれど、もしあなたが、
ドン・エウヘニオ・デ・スニガだとすると

代官
そう、その通りだ!

メルセデス
あなたに
文句を言う、いかなる権利がおありで?
告解にいらしたのか?
説教にいらしたのか?
今までどこにいらしたのですか?
その格好でどこに?
夜じゅうどこに?

フラスキータ
(前に出て)
よろしければ

(二人の女性はちょっとの間、黙って互いに目を見つめながら)

メルセデス
あぁ、フラスキータ!
私の前で自己弁護するのはやめて!
あなたの身に起こることを全部、
私もあなたと同じように感じています。

フラスキータ
あぁ、セニョーラ!

メルセデス
不貞は私たちどちらにも
同じ苦しみをひどく与えます。
けれど、元気を出して、フラスキータ、
あなたにはもう慰めが用意されています。

フラスキータ
(同時に)
私は絶望的です、あぁ、これからも
私はずっと絶望的です!
私が愛したことも、私が笑ったことも、
もう過去のことにすぎません。

代官
(同時に)
お前と私と彼女とあいつに
お前が不幸をもたらしたんだ。
フラスキータ、責任があるのはお前だ、
お前がお高くとまったばかりに。

メルセデス
へぇ、セニョール、私たちが一緒に嘆くのが、
あなたには気に入らないのね。
それを身近に感じたことのある者なら誰でも、
嘆く権利があるのに。


第5場
前場の人々、ルカス
(まだ代官の服装で、その歩き方と態度を真似しながら)


ルカス
皆の者、おはよう!
(代官夫人の手にキスする。)

代官
私の目の前でそんなことをするのか?

フラスキータ
(代官を押しのけながら)
私に道をあけて、ドン・エウヘニオ、
あの人は私に釈明があるはず!

ルカス
(ずっと代官の真似をしながら)
ごきげんよう、フラスキータ!
なぁ、お前はもう
甥っ子にあの任命書を送ったのか?

フラスキータ
ルカス!あさましい人!

ルカス
(偽りのない声で)
何て顔つき、何て声!
おぉ、ではお前はまだ俺のものなのか?

フラスキータ
(荒々しく)
違う、もう私はあんたのものじゃない!
今夜のあんたの冒険を
考えてみなさいよ、そしたら分かるでしょう、
あんたが私の心に何をしたか、
あんたを、あぁ、とても愛していたのに。

ルカス
(同様に憤慨して)
何だと?お前が俺を責めるのか?お前が俺を?
今夜のお前の冒険を
考えてみろ、そしたら分かるだろう、
お前が俺の心に何をしたか、
お前は、あぁ、俺を裏切ったんだ。

メルセデス
ティオ・ルカス、あなたが私に
語ったことが本当だとしても、
いいこと、あなたの妻に罪はありません!
そのことを、ちゃんと信じてあげなさい。

ルカス
奥方様、よろしい、あいつの話を聞きましょう。

フラスキータ
いいえ、最初に話すのは私ではありません!
だって本当のことというのは、あんたが

ルカス
それで、お前は?

代官
先ず問題になるのは
このご婦人のことだな。メルセデス、
私は一度も思ったことなかった、お前がまさか

メルセデス
それで、あなたは?

フラスキータ
(ルカスに)
あんたは?

ルカス
(フラスキータに)
お前は?

代官
それで、お前は?お前までがまさか?

メルセデス
(代官に)
だってあなたこそ?

フラスキータ
(ルカスに)
違う、あんたは!

ルカス
(フラスキータに)
違う、お前は!

代官
なぁ、教えてくれ、どうやってお前は

メルセデス
まぁ、お聞きなさい、あなたは黙って!
心配でたまらないティオ・ルカスの心に
安らぎを取り戻すのに私たちは
グズグズしていてはいけません。
では、村長殿、お話しください!
あなたに発言を許します。

村長
(何度もペコペコ頭を下げて、恭順を表して)

奥方様!従順なる下僕たるこの身、
あなた様のご信頼を賜り
誠に光栄に存じます!
ご命令とあらば、誓って申し上げます!
何が起こったにしろ、公明正大に
礼節と正義の中で、起こったのです!

ルカス
あんたの誓いなど望んでおらぬ、村長さん!
俺が知りたいのは、村長さん、確かな証拠だ!

レペラ
(前に進み出て)
粉屋さん、あんたは
勘違いされてるみたいだ。
心穏やかにしてくれるのはただ
信仰であって、証拠ではない。

ルカス
いや、確かに、俺が
この目で見た、あの証拠は
俺を心穏やかにしてくれなかった。
それとも俺が女房のベッドに
あんたのご主人がいるのを見たのは、
確かな証拠ではないとでもいうのか?

レペラ
粉屋さん、あの方は確かにそこにいた、
しかしそこに一人でいました!
奥さんはその時、逃げ出して、
あんたを追って道なき道を走っていた。

フラスキータ
意地悪なルカス、あいつは確かにそこにいた、
しかしそこに一人でいました!
私はその時、逃げ出して、
あんたを追って道なき道を走っていた。

代官
愚かな粉屋、私は確かにそこにいた、
しかしそこに一人でいました!
彼女はその時、逃げ出して、
あんたを追って道なき道を走っていた。

フラスキータ
そう、あんたが着ている、その服装、
濡れてるのが、分かるでしょう。
お代官様は、水車小屋の小川に落ちて、
大声で助けを求めてた。
初めは私怖くて
誰の声か分からなくて

ルカス
もう言わなくていい、可愛いお前!

フラスキータ
私がその後逃げ出すと、
お代官様はレペラに私の後を追わせた。

レペラ
この私めに伴われて
奥さんは村長の家に
やって来た、すると
村長が門から飛び出て来た。

村長
そうです、私は忠実な部下から
その出来事を聞いて、
正義の人たるこの身の眠りは
ひどく妨害されました。

レペラ
粉屋が脱走したと知って、
皆、心配しました。
それで我々皆大急ぎで
駆け出しました。

フラスキータ
だって私、あんたが家で
お代官様を見つけるかもしれない、
その可能性があると思うと
怖くてたまらなくなって!

ルカス
つまりお前には何の罪もない?
つまりお前はずっと俺のもの?
おぉ、それなら心穏やかに
起こったこと全部許してやろう!

レペラ
お前はまだ嫉妬しているのか、
ルカス、俺だってそうなるよ。
今夜はフラスキータのおかげで
最高に楽しかったもんな!

フラスキータ
(ルカスの抱擁から身を引きながら)
あっちへ行って!あんたを抱きしめる前に、
何が起こったか、私は知りたいの。

メルセデス
そのことなら私から話しましょう。

代官
(慌てて)
そうだ、セニョーラ、私だってずっと
一時間も前からそれを待っているんだ。
やっと説明してくれるみたいだね?

メルセデス
あなたがあの方と服を交換
してからに、いたしましょう。

(代官とルカスは家の中に入る。レペラが彼らに続く。)

メルセデス
(そこに居合わせている奉公人や役人たちの方を向きながら)

みんな、何かよからぬことを
お前たちの女主人から聞き知っていたら、言いなさい。

合唱
(奉公人と役人たち)
ご主人の鍵を持って
ティオ・ルカスは家に入って行った。
ティオ・ルカスは、暗い目つきで、
見るからにご主人のようだった。
そしてご主人のいつもの歩き方で、
寝室に歩いて行った。
奥方様がもうお休みだったので、
召使いは誰もついて行かなかった。

フラスキータ
私には一言も分からない、
皆が同時に大声で言うから。

メルセデス
一人が話すようにしなさい、
乳母、お前がしなさい!

乳母
私たちが奥方様と一緒に、
ご主人をお待ちしていると
ロザリオの祈りを唱えている時に、
中で足音が聞こえました。

メルセデス
用心深い、密かな足音、
泥棒がこっそり忍び込む時みたいに、
抜き足、差し足、忍び足。
私たちは、震えながら聞いていました、哀れな私たち!
おぉ、カルメンの聖母様!
その部屋に誰がいたと思いますか?

乳母
そして灯りを手にして、
私たちが見たのは、
ご主人の服を着たティオ・ルカス。

合唱
突然、寝室で助けを求める
大きな声が響きました。
「泥棒、バルトロ、こっちへ来て!」
そう聞こえました。
寝室の壁の傍には
お代官様が立っていました、
震えながら、死体のように真っ青で、
一言も発しませんでした。

乳母
「捕まえろ!」私たちはそう叫びました、
ルカスをものすごく叩きながら、
だって私たちはご主人様が身ぐるみはがれて
死んでると思ったから、すると
ルカスが奥方様にこう言ったのです。
「奥方様!俺は泥棒じゃない!
だが俺の名誉を奪った泥棒が
俺の家に押し入って、
俺の女房と一緒にベッドにいる。」

合唱
そう、私たちは叩いていました、
奥方様が止めるように命じるまで。
だって奥方様もその服装でご主人だと
思われたように、見えたのですが。
しかしながら奥方様は私たちみたいに
コンポルテッラの聖者様にかけて、
見間違えたりするもんですか!
ねぇ、ねぇ、何があったのだろうか!

乳母
お黙りなさい、その下品なおしゃべり!
えぇ、フラスキータ、彼は正直に言いましたよ、
何の目的でここに来たかを。
考えてもみなさい、奥方様が暗闇の中で
見間違えたりして、ひょっとして

メルセデス
その調子で話を続けるのはおやめなさい。
私たちに[ひょっとして]何が起きるの?
そして私は怒りが収まると、
この騙されたお方に
憐れみを感じました、
そこで命じたのです、もしこの後
あの悪人が粉屋の格好をして
ここに姿を現したら、
その時はぺてん師と非難され
自分がしたのと同じことをされて、
私から罰を受けたと、分かるでしょう。

合唱
そこで私たちは、奥方様の言うことを聞いて、
自分のご主人をさんざん殴ったのです!
奥方様が私たちに請け合ってくれたので、
さんざん殴って殴って、
好きなだけ殴りました!

フラスキータ
ルカス、可哀想な、大好きなルカス、
私はあらためてあなたを手に入れたわ!

ルカス
可愛い、大事なフラスキータ、
もう一度俺と仲良くしてくれる?

代官
(杖で地面を叩きながら)
では、セニョーラ、いよいよ
お前が説明する番だ!

メルセデス
たとえあなたが千年生きようとも、
今夜私の寝室で
何が起こったか、
知ることはありますまい!
そこにいたのがあなただったら、
今さら聞く必要のないことです!

代官
(いらいらして)
それでは私は全員から話を聞いて
裁くことにしよう、職権により!

メルセデス
(有無を言わさず)
それなら私があなたに忠告いたします、
起こったことに、騎士様、
ベールをかけておくほうがいいですよ!
だってあなた様の大冒険が
司教様に報告されでもしたら、
あなた様が窮地に追い込まれるのですよ。
では失礼いたします、皆さん!
(彼女は堂々とお辞儀をし、家の門の前の階段を上り、扉の下でもう一度お辞儀をする。)


(その間に次第に夜が明ける。)

代官
(不機嫌な表情で見送りながら、また(困って)耳の後ろをかきながら)
お早うございます、奥方様!
我々の気持ちが了解し合えるなら、
私には司教様に知られることなく
この冒険が終わることが、望ましい!


(その間、互いに活き活きと話しをし、笑っている。)

お早うございます、奥方様!
私らの気持ちが了解し合えるなら、
私らにはこの冒険がハッピーエンドで
終わりそうに、思われます!

村長
お早うございます、奥方様!
皆の気持ちが了解し合えるなら、
この冒険は私にとってもまた
いい結果で終ったというものです!

合唱
お早うございます、奥方様!
皆の気持ちが了解し合えるなら、
この冒険は皆にとっても
いい結果で終ったというものです!
VIERTER AKT

Strasse vor dem Hause des Corregidors. Nacht; später Morgengrauen mit allmählich stärkerer Beleuchtung bis zum hellsten Sonnenlicht

ERSTE SZENE

NACHTWÄCHTER
vorübergehend, zuerst hinter der Szene
Ave Maria purissima!
Halb fünf ist die Stunde,
der Tag ist nah.
Ihr Knechte und Mägde,
der Hahn hat gekräht.
erscheint auf der Bühne
Bald läutet die Glocke
zum Morgengebet.
Halb fünf ist die Stunde,
der Tag ist nah,
geht ab
Ave Maria purissima!


ZWEITE SZENE
Der Corregidor, Frasquita, Repela, Alkalde, Tonuelo

Der Corregidor und Frasquita kommen auf Müllereseln geritten; nachdem sie abgestiegen sind, führt Tonuelo die Tiere fort

CORREGIDOR
zu Repela
Poche!

REPELA
an der Tür rüttelnd
Alles fest geschlossen!
Schlimm das!

CORREGIDOR
Klopfe noch einmal!

REPELA
nachdem er geklopft hat, eine Guitarre nachahmend
Blimblam, blimblam!
Mach auf, mach auf!
Denn soll ich Liebe dir schwören,
muss ich im Schlummer dich stören.
Wachsam spähende,
Mädge schmähende
Duenna, mach auf!
Blimblam, blimbiam!

CORREGIDOR
ärgerlich
Lass die Possen, klopfe stärker!

REPELA
Herr, ich suche sie zu täuschen.
Wittern sie den Ständchenbringer,
kommen ja die Frauenzimmer
alt' und junge, gleich gelaufen.
wieder klopfend
Bumbum, bumbum!
Mach auf, mach auf!
Es wartet der Ständchensänger
geduldig im Freien nicht länger.
Immer grimmige,
unkenstimmige
Duenna, mach auf!
Bumbum, bumbum!
klopft wieder

DUENNA
bei einem Fenster
Wer ist unten?

CORREGIDOR
Ich! Macht auf!

DUENNA
Und wer seid ihr, ihr da unten?

CORREGIDOR
Mohrenelement! Ich bin's,
der Corregidor, der Herr!

DUENNA
Geht mit Gott! Denn vor einer
Stunde kam der Herr nach Haus,
ging auch schon zu Bett.
schlägt das Fenster zu

CORREGIDOR
Amme, Amme, öffne, sag ich!
Öffne, ich befehl es dir!

DUENNA
wieder das Fenster öffnend
Wollt ihr euch nicht packen?
Ihr mit eurem Rausch!
Gleich geht eurer Wege,
oder es setzt Schläge!
schlägt das Fenster zu

FRASQUITA
Gott, mein Gott, so ist es Wahrheit!
Lukas hat an mir gezweifelt!

CORREGIDOR
gleichzeitig
Ist das Bosheit? Ist das Narrheit?
Was es sei, es ist verteufelt!

REPELA
gleichzeitig
Das ist eine schöne Klarheit,
die uns da wird eingeträufelt!


DRITTE SZENE
Die Vorigen, eine Anzahl Alguacils
mit Stöcken bewaffnet aus dem Tor stürzend

ALGUACILS
Wo ist er, der Trunkenbold,
der Corregidor sich nennt? Wo ist er?
Schlechter Tölpel, frecher Wicht!
Prügelei

CORREGIDOR und ALKALDE
sich flüchtend und sich verteidigend, gleichzeitig
Haltet ein, halt ein! Ihr sollt
hängen, Himmelsakrament!
Schafskopf, kennst du mich denn nicht?

REPELA
ohne sich einzumischen, gleichzeitig
Sagt mir, ob ihr hängen wollt,
dass ihr euren Herrn nicht kennt?
Seht ihm doch nur ins Gesicht!

FRASQUITA
abseits, weinend, gleichzeitig
Lukas, dass du dies gewollt
Hast für immer uns getrennt,
wenn dies Weib die Wahrheit spricht.


VIERTE SZENE
Die Vorigen, Donna Mercedes

MERCEDES
Was soll dieser Lärm bedeuten?

ALGUACILS
Die Señora!

CORREGIDOR
Meine Frau!

MERCEDES
zum Corregidor
Tio Lukas! Ist ein Unglück
in der Mühle denn gescheh'n,
dass ihr nächtlich hier erscheint?

CORREGIDOR
Ha, Señora, nicht zu scherzen
bin ich jetzo aufgelegt.
Wissen muss vor allem ich,
was aus meiner Ehre ward.

MERCEDES
Eure Ehre, guter Müller?
Gabt ihr sie in meine Hut?

CORREGIDOR
Ja, der Ehre ihrer Gatten
Hüterinnen sind die Frau'n.

MERCEDES
mit leisem Hohn
Fragt denn eure Frau - dort steht sie.

CORREGIDOR
Lass, Mercedes, deine Scherze.
Sage, wo ist jener Mann?

MERCEDES
Wer? Mein Gatte? Nun, wo jeder
Ehrenmann zu dieser Stunde
hingehört - in seinem Bett.

CORREGIDOR
heftig
Sag das nicht ein zweites Mal!

MERCEDES
den Corregidor spöttisch und herausfordernd messend
Mein Gatte, der Corregidor,
die Händel der Bürger zu schlichten,
war über Tags aus dem Haus,
erfüllend erhabene Pflichten.

Doch kam er zu schicklicher Zeit
zurück, sich niederzulegen.
Er kam mit Mantel und Hut,
Er trug an der Seite den Degen.

Die Diener geleiteten ihn,
die lang ihn erwartet hatten.
Und ich - wie Gott es befiehlt,
empfing als Gattin den Gatten.

CORREGIDOR
ausbrechend
Unverschämte Dirne!

MERCEDES
den Ton ändernd
Aber, setzen wir den Fall, ihr wäret
Don Eugenio de Zuniga -

CORREGIDOR
Weib, ich bin es!

MERCEDES
Welche Rechte
hättet ihr, euch zu beklagen?
Wart ihr etwa in der Beichte?
Wart ihr etwa in der Predigt?
Wo seid ihr bis jetzt gewesen?
Wo in dieser Tracht?
Wo die ganze Nacht?

FRASQUITA
hervortretend
Mit Verlaub -

Die beiden Frauen sehen einander schweigend einen Augenblick in die Augen

MERCEDES
Ach, Frasquita!
Nicht verteidigt euch vor mir!
Alles, was euch widerfahren,
fühle ich so tief wie ihr.

FRASQUITA
Ach, Señora!

MERCEDES
Treubruch schändlich
schafft uns beiden gleiches Leid.
Aber tröstet euch, Frasquita,
Trost ist schon für euch bereit.

FRASQUITA
gleichzeitig
Trostlos bin ich, ach, ich werde
trostlos bleiben alle Zeit!
Dass ich liebte, dass ich lachte,
ist nur mehr Vergangenheit.

CORREGIDOR
gleichzeitig
Dich und mich und sie und jenen
hast dem Unglück du geweiht.
Du, Frasquita, hast's verschuldet,
du allein aus Sprödigkeit.

MERCEDES
Ha, Señor, in unsre Klagen
einzustimmen, ziemt euch schlecht.
Jener nur, der dort sich nähert,
hält' allein dazu ein Recht.


FÜNFTE SZENE
Die Vorigen, Lukas
noch in den Kleidern des Corregidors, den Gang und die Manieren desselben nachahmend

LUKAS
Wünsche allen guten Morgen!
küsst der Corregidora die Hand

CORREGIDOR
Wagst du es vor meinen Augen?

FRASQUITA
den Corregidor zurückdringend
Aus dem Weg mir, Don Eugenio,
Rede stehen soll er mir!

LUKAS
noch immer den Corregidor nachahmend
Gott behüte dich, Frasquita!
Sage, hast du die Ernennung
deinem Neffen schon geschickt?

FRASQUITA
Lukas! Ich verachte dich!

LUKAS
mit unverstellter Stimme
Welche Miene, welche Töne!
O, so wärst du noch die Meine?

FRASQUITA
wild
Nein, nicht mehr bin ich die Deine!
Frage deine Heldentaten
dieser Nacht, und dann erkenne,
was du aus dem Herzen machtest,
das dich, ach, so sehr geliebt.

LUKAS
gleichfalls ergrimmt
Wie? Du klagst mich an? Du mich?
Frage deine Heldentaten
dieser Nacht, und dann erkenne,
was du aus dem Herzen machtest,
das du, ach, so sehr betrübt.

MERCEDES
Tio Lukas, trotz der Dinge,
die ihr mir als wahr erzähltet,
sag ich, eure Frau ist schuldlos!
Glaube fest, dass sie es ist.

LUKAS
Herrin, gut, so mag sie sprechen.

FRASQUITA
Nein, ich spreche nicht zuerst!
Denn die Wahrheit ist, dass du -

LUKAS
Nun, und du?

CORREGIDOR
Um diese Dame
handelt sich's zuerst. Mercedes,
nie hätt ich geglaubt, dass du -

MERCEDES
Nun, und du -?

FRASQUITA
zu Lukas
Und du?

LUKAS
zu Frasquita
Und du?

CORREGIDOR
Nun, und du? Hast nicht auch du -?

MERCEDES
zum Corregidor
Aber du -?

FRASQUITA
zu Lukas
Nein, du!

LUKAS
zu Frasquita
Nein, du!

CORREGIDOR
Sage mir, wie konntest du -

MERCEDES
Hör einmal, jetzt schweige du!
Frieden müssen wir dem Herzen
des gekränkten Tio Lukas
ohne Säumen wiedergeben.
Nun, Señor Alkalde, sprecht!
Ich erteile euch das Wort.

ALKALDE
drückt durch wiederholte tiefe Bücklinge seine Ergebenheit aus
Herrin! Glücklich bin ich zu schätzen,
dass ihr geruhet, Vertrauen zu setzen
in euren ganz ergebenen Knecht!
Wenn ihr es fordert, will ich's beschwören!
Was auch geschehen, in allen Ehren
nur geschah 's, in Gesittung und Recht!

LUKAS
Nicht begehr ich eure Schwüre, Herr Alkalde!
Was ich fordre, Herr Alkalde, sind Beweise!

REPELA
hervortretend
Lieber Müller, ich fürchte,
du wandelst im falschen Geleis.
Selig nur macht der Glaube,
Selig nicht macht der Beweis.

LUKAS
Nein, fürwahr, den meine Augen
mir gegeben, der Beweis
hat mich selig nicht gemacht.
Oder war es kein Beweis,
Als ich deinen Herrn im Bette
meines Weibes liegen sah?

REPELA
Lieber Müller, dort lag er,
aber er lag dort allein!
Sie indessen, geflüchtet,
lief nach dir querfeldein.

FRASQUITA
Böser Lukas, dort lag er,
aber er lag dort allein!
Ich indessen, geflüchtet,
lief nach dir querfeldein.

CORREGIDOR
Dummer Müller, dort lag ich,
aber ich lag dort allein!
Sie indessen, geflüchtet,
lief nach dir querfeldein.

FRASQUITA
Ja, und fühle nur die Kleider,
die du trägst, wie feucht sie sind.
In den Mühlbach, hilfeschreiend,
fiel der Herr Corregidor.
Seine Stimme nicht erkennend
hab im ersten Schrecken ich -

LUKAS
Sage mir nichts mehr, du Süsse!

FRASQUITA
Als ich dann die Flucht ergriff,
sandte er mir nach Repela.

REPELA
Und von diesem begleitet,
kam sie bis an das Haus
des Alkalden; der stürzte
eben zum Tore hinaus.

ALKALDE
Ja, der Schlaf des Gerechten
ward mir erheblich gestört,
als ich durch meine Getreuen
von dem Ereignis gehört.

REPELA
Wir erfuhren mit Bangen,
dass uns der Müller entfloh'n.
Und so stürmten wir eilends
alle zusammen davon.

FRASQUITA
Denn ich stellte mit Schaudern
mir die Möglichkeit vor,
dass du in unserm Hause
fandest den Corregidor!

LUKAS
Also bist du unschuldig?
Also bist du noch mein?
O, so lass uns denn selig
alles Geschehne verzeihnl

REPELA
Bist du noch eifersüchtig,
Lukas, so sei es auf mich.
Denn von Frasquita am meisten
diese Nacht genoss ich!

FRASQUITA
sich der Umarmung des Lukas entziehend
Geh mir! Eh ich dich umarme,
will ich wissen, was geschah.

MERCEDES
Das sollst du durch mich erfahren.

CORREGIDOR
eilig
Ja, Senora, denn ich warte
darauf schon seit einer Stunde.
Wirst du endlich dich erklären?

MERCEDES
Eher nicht, bist du die Kleider
wieder hast mit ihm getauscht.

Corregidor und Lukas gehen ins Haus. Repela folgt ihnen

MERCEDES
sich an das anwesende Gesinde und die Alguacils wendend
Kinder, nun erzählt, was
Schlechtes ihr von eurer Herrin wisst.

CHOR
Gesinde und Alguacils
Mit dem Schlüssel des Gebieters
Tio Lukas trat ins Haus.
Tio Lukas, finster blickend,
sah wie der Gebieter aus.
Und wie dieser pflegt zu schreiten,
schritt er in das Schlafgemach,
weil die Herrin schon zu Bette,
folgte ihm kein Diener nach.

FRASQUITA
Ich verstehe keine Silbe,
alle schreien sie zugleich.

MERCEDES
Einer mag das Wort ergreifen.
Amme, ich erteil es euch!

DUENNA
Abzuwarten den Gebieter,
Rosenkranz hatt' ich gebetet
mit der Herrin im Verein,
als wir drinnen Schritte hörten.

MERCEDES
Behutsam schleichende Schritte,
gedämpft und heimlich, als glitte
leise ein Räuber herein.
Wir lauschten mit Beben, wir Armen!
O, heilige Jungfrau von Carmen!
Wer mag im Alkoven sein?

DUENNA
Und als wir das Licht ergriffen,
sahen wir den Tio Lukas,
angetan wie unser Herr.

CHOR
Plötzlich in dem Schlafgemache
tönte lautes Hilfgeschrei.
"Räuber, hörten wir es schallen,
Bartolo, herbei!"
An der Wand des Schlafgemaches
stand der Herr Corregidor,
zitternd, blass wie eine Leiche,
brachte gar kein Wort hervor.

DUENNA
"Ins Gefängnis!", schrien wir,
weidlich auf den Lukas hauend;
denn wir glaubten den Gebieter
tot und ausgeraubt, bis
Lukas zu der Herrin also sprach:
"Herrin! Räuber bin ich nicht!
Doch ein Räuber meiner Ehre
ist mir in das Haus gedrungen,
liegt mit meiner Frau zu Bett."

CHOR
Ja, wir hieben, bis die Herrin
einzuhalten uns befahl;
denn sie ehrte, wollt' es scheinen,
in den Kleidern den Gemahl.
Aber hätte sich die Herrin
so wie wir in ihm geirrt,
bei dem Heiligen von Comportella!
Sagt, sagt, was wäre da passiert!

DUENNA
Schweigt, ihr unanständigen Schwätzer!
Ja, Frasquita, er bekannte,
welcher Zweck ihn hergeführt.
Denkt euch, hätte sich die Herrin
in der Dunkelheit geirrt, und vielleicht -

MERCEDES
Auf diesem Wege spart euch weitere Belege.
Was geht ein "vielleicht" uns an?
Und als sich mein Arger gekühlet,
hab ich Erbarmen gefühlet
mit dem betrogenen Mann,
und habe befohlen, wenn später
erschiene der Missetäter,
gekleidet als Müller allhier,
so wird er Betrüger gescholten
und Gleiches mit Gleichem vergolten,
zur Strafe, glaub er's, von mir.

CHOR
Und wir haben, ihr gehorchend,
durchgebläut den eignen Herrn!
Sie verbürgte sich für unsre Köpfe,
und so bläuten und so bläuten,
und so bläuten wir ihn gern!

FRASQUITA
Lukas, armer, süsser Lukas,
neu gewonnen hab ich dich!

LUKAS
Süsse, teure Frasquita,
bist du wieder gut mit mir?

CORREGIDOR
den Stock auf den Boden stossend
Nun, Señora, ich erwarte
eure Erklärungen!

MERCEDES
Lebtest du auch tausend Jahre,
dennoch wirst du nie erfahren,
was in meinem Schlafgemache
vorgegangen heute nacht!
Wärest du darin gewesen,
brauchtest jetzt zu fragen nicht!

CORREGIDOR
gereizt
Angehört will ich sie also
alle richten, kraft des Amtes!

MERCEDES
gebieterisch
Und ich rate euch, Caballero,
breitet über das Gescheh'ne
lieber einen Schleier dicht!
Denn ihr kämet in die Enge,
wenn zum Bischof der Bericht
eures Abenteuers dränge.
Guten Morgen, liebe Leute!
Sie verneigt sich mit Grandezza, schreitet die Stufen vor dem Haustor hinauf und verneigt sich unter der Tür nochmals

Inzwischen ist es allmählich Tag geworden

CORREGIDOR
ihr mit saurer Miene nachblickend und sich hinter den Ohren kratzend
Guten Morgen, edle Donna!
Da wir uns soweit verständigt,
hoff ich, dass dies Abenteuer
ohne Bischof für mich endigt!

LUKAS und FRASQUITA
die indessen lebhaft miteinander gesprochen und gelacht haben
Guten Morgen, edle Donna!
Da wir beide uns verständigt,
scheint es, dass dies Abenteuer
glücklich hat für uns geendigt!

ALKALDE
Guten Morgen, edle Donna!
Alle haben sich verständigt,
und so hat dies Abenteuer
auch für mich noch gut geendigt!

CHOR
Guten Morgen, edle Donna!
Alle haben sich verständigt,
und so hat dies Abenteuer
noch für alle gut geendigt!


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@ Aiko Oshio
最終更新:2025年04月04日 10:24