薫桜ノ皇国出身の冒険者三人組。
比較的新参ながらも中堅程度の実力を有しており、各地で依頼をこなしながら旅をしている。
それぞれ衣服に『金色の星に向かい飛ぶ火矢』の刺繡が施されているのが特徴。
その正体は皇国を抜け出た
二人の要人を捕縛する為に遣わされた部隊。
本来ならそれなりの人数を派遣するべきなのだが、国の威信に傷が付くと危惧した
中鏡大臣の決定で三人とされたようだ。
しかしあの手この手で対象を捕らえようとするものの、その度に蹴散らされている模様。
上役からは『目的を果たすまで皇国の土を踏む事は許さん』と通達されており、近頃は対象の動向を手紙で伝えるのが専らとの事。
しかし諦めている訳ではなく、帰郷の為に研鑽を重ねながら追い続けている。
追われる側の捕縛対象達からもその根性だけは評価されているらしい。
『ササモト』
『星追う三矢』を率いるリーダー。
艶やかな長い黒髪を持つ長身の美丈夫。
『長竿丸』という2メートルを超える長刀を用いた剣技の使い手。
しかし捕縛対象との初戦、愛刀が相手の
大太刀と打ち合った瞬間真っ二つに折られ敗北。
その後は折れた刀身を二振りの刀に打ち直し、
二刀流に切り替えている。
『ミヤキ』
日に焼けた肌と屈強な体躯を持つ豪放な男。
通常の倍以上はある特注の
太刀で二刀流を繰り出す剛腕の持ち主。
しかし捕縛対象との初戦、それ以上に巨大な
大剣と打ち合った瞬間に二本とも叩き折られて敗北。
以降は折れない刀に拘るようになり、とにかく重厚で頑丈な大太刀一本を振るう様になった。
『エネコロ』
根の隠れ里出身の
くノ一。
最初の追手の後輩であり、里にいた頃は共に修行に励み姉の様に慕っていた。
ただ慕いすぎて常日頃から付きまとい若干引かれていたとかいないとか。
その憧れの先輩も現在は捕縛対象の一味に加わっており、再会を果たした初戦時に挑むも圧倒的な技量差で敗北。
現在は
猫の能力を得られる魔道具一式を装備して体術を磨き実力差を埋めようとしている。
なお先輩から捕縛対象の妾になったと告げられた際は数日布団で泣き散らかした。
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最終更新:2024年11月30日 12:30