深淵
※このSSには性的及びショッキングな描写が多々含まれています。
それらが苦手な方には不快となる内容なのでご注意ください。
それらが苦手な方には不快となる内容なのでご注意ください。
「うあぁぁあああああ!!……俺は、人を……」
血に濡れた己の両手を見て、秋月は叫んだ。
人を殺してしまった。
この手で女の体を何度も杭で突き刺した。
女は一切抵抗しないまま、最期まで笑みを浮かべながら息絶えた。
この手で女の体を何度も杭で突き刺した。
女は一切抵抗しないまま、最期まで笑みを浮かべながら息絶えた。
「あの女が俺をおかしくしやがったんだ!!俺は殺す気なんて無かった!!」
ひたすら自分に言い訳をして正当化しようとつぶやき続ける。
月頭の女が俺におかしな術を使った。
それから俺は自分でも訳が分からないほどの暴力的な衝動に駆られた。
正気を奪われた状態にされて意図せず殺してしまったんだ。
月頭の女が俺におかしな術を使った。
それから俺は自分でも訳が分からないほどの暴力的な衝動に駆られた。
正気を奪われた状態にされて意図せず殺してしまったんだ。
そんなことを説明したところで一体、誰が信じてくれる?
術を放った本人である月女はもう息絶えた死体になっている。
人殺しである秋月の言葉なんて誰も信用しない。
術を放った本人である月女はもう息絶えた死体になっている。
人殺しである秋月の言葉なんて誰も信用しない。
「ちくしょう、ちくしょう!!月女ァァ!!俺の人生を返せよぉぉおお!!」
例え、生きて帰れたとしても俺は一生、人殺しの十字架を背負って生きていかなければならない。
俺の人生に取り返しのつかない汚点が刻まれた。
周囲からは人殺しとして指を差されながら生きて行くんだ。
俺の人生に取り返しのつかない汚点が刻まれた。
周囲からは人殺しとして指を差されながら生きて行くんだ。
「うぷっ……おえええええっっ」
殺人を犯したことに対する恐怖と不安が秋月の胸を締め付け、胃液が逆流して吐瀉物を吐き出した。
吐き気を催すほどの苦しみによって秋月の体に嫌な汗が流れる。
口内が胃液の味で広まって気持ち悪い。
このままでは再び吐いてしまいそうだ。
吐き気を催すほどの苦しみによって秋月の体に嫌な汗が流れる。
口内が胃液の味で広まって気持ち悪い。
このままでは再び吐いてしまいそうだ。
秋月はデイパックから水の入ったペットボトルを取り出して口の中をゆすいだ。
何度か深呼吸を繰り返すことでようやく吐き気が収まった。
何度か深呼吸を繰り返すことでようやく吐き気が収まった。
「……ん、これは?」
秋月はデイパックの中からビデオカメラが顔を出しているのに気づく。
ペットボトルを引っ張り出す際にビデオカメラが引っかかって一部が外に飛び出したのだ。
秋月は不思議そうにビデオカメラを拾った。
――その瞬間、秋月は恐怖でその身が凍りついた。
ペットボトルを引っ張り出す際にビデオカメラが引っかかって一部が外に飛び出したのだ。
秋月は不思議そうにビデオカメラを拾った。
――その瞬間、秋月は恐怖でその身が凍りついた。
「な……なんだよ、これはよぉ……!」
ビデオカメラに赤黒い液体が付着していた。
間違いない、これは誰かの血だった。
血飛沫を浴びたかのように細かい血がいくつも付着している。
間違いない、これは誰かの血だった。
血飛沫を浴びたかのように細かい血がいくつも付着している。
何が何だか分からないがこれはヤバい! 見てはいけない! 早く捨てた方がいい!!
己の脳内から最大音量で警告音を発している。
これは手にしてはいけないものだ。
秋月はビデオカメラを捨てようと考えたまま……己の意思とは真逆にカメラの再生ボタンを押した。
これは手にしてはいけないものだ。
秋月はビデオカメラを捨てようと考えたまま……己の意思とは真逆にカメラの再生ボタンを押した。
(何をやっているんだ俺は!?)
理性ではまずいと分かってはいても好奇心がそれを許さなかった。
きっと何かすごい映像がある。それが何なのか知りたい。見てみたい。
そんな思いが無意識のうちにビデオを再生させてしまった。
そして、映し出されたのは―――
きっと何かすごい映像がある。それが何なのか知りたい。見てみたい。
そんな思いが無意識のうちにビデオを再生させてしまった。
そして、映し出されたのは―――
『いやっ、離してぇ!!やめてぇぇええ!!』
複数人の男たちが一人の女子高生を襲っている映像だった。
少女は手足を掴まれており、必死に抵抗するが全く歯が立たない様子だった。
服を引き裂かれ、強引に白いブラを脱がすと発育の良い豊満な双丘が露わになる。
さらにスカートも剥ぎ取られ、パンツに手をかけられたところで男が力任せに引きちぎる。
まだだれにも侵入を許していない、割れ目がぴったりと閉じた秘所も露わになった。
少女は手足を掴まれており、必死に抵抗するが全く歯が立たない様子だった。
服を引き裂かれ、強引に白いブラを脱がすと発育の良い豊満な双丘が露わになる。
さらにスカートも剥ぎ取られ、パンツに手をかけられたところで男が力任せに引きちぎる。
まだだれにも侵入を許していない、割れ目がぴったりと閉じた秘所も露わになった。
『こんなことは辞めてすぐ自首してください、今ならまだ引き返せ』
『うるせえ』
『うるせえ』
男の拳が少女のみぞおちにめり込んだ。
少女は苦痛でうめき声をあげる。
少女は苦痛でうめき声をあげる。
『自分の立場が分かってないようだな。黙って俺達を気持ち良くさせればいいんだよ』
『うぐぅっ!!』
『うぐぅっ!!』
男たちは少女の体を何発も殴り、弱らせたあとで凌辱を繰り返した。
抵抗する力が無くなったところでびったりと閉じた膣内を肉棒で無理やりこじ開け。
貫かれた破瓜の血を垂れ流しながら痛がる少女を全く気遣う事無く、欲望の赴くまま乱暴に腰を打ち付ける。
ピストンに合わせてゆさゆさと揺れる豊満な乳房を男は思いっきり鷲掴みにした。
力任せにグニグニと揉みしだかれた少女は苦痛にうめきながらも刺激によって乳首が反応する。
さらに乳頭に歯を立てて齧り付き、噛み跡から血が流れ落ちる。
少女の胸は男達の所有物だと主張するかのように両胸に歯型のマーキングを付けられる。
抵抗する力が無くなったところでびったりと閉じた膣内を肉棒で無理やりこじ開け。
貫かれた破瓜の血を垂れ流しながら痛がる少女を全く気遣う事無く、欲望の赴くまま乱暴に腰を打ち付ける。
ピストンに合わせてゆさゆさと揺れる豊満な乳房を男は思いっきり鷲掴みにした。
力任せにグニグニと揉みしだかれた少女は苦痛にうめきながらも刺激によって乳首が反応する。
さらに乳頭に歯を立てて齧り付き、噛み跡から血が流れ落ちる。
少女の胸は男達の所有物だと主張するかのように両胸に歯型のマーキングを付けられる。
『ほらこれも咥えろ!』
『手も休まず使え!!』
『うぅ……ひぐぅ……』
『手も休まず使え!!』
『うぅ……ひぐぅ……』
別の男は少女の顔を掴みながら肉棒を口に突っ込むと、喉奥まで押し込み、頭を押さえつけてイラマチオをさせ。
また違う男達はそれぞれ少女の手を掴んで上下に動かしてオナホールのように扱い始めた。
少女は痛みと恐怖と悔しさに涙を流しながらされるがままに犯された。
また違う男達はそれぞれ少女の手を掴んで上下に動かしてオナホールのように扱い始めた。
少女は痛みと恐怖と悔しさに涙を流しながらされるがままに犯された。
『うぶっ、んっ、ぐうっ……んむううっ!!!』
少女は涙を流しながら耐えている。
だが、それも長くは続かなかった。
だが、それも長くは続かなかった。
『うっ、出るぞ!全部飲めよ!!』
どぴゅっと勢いよく放たれた精液が口内いっぱいに広がる。
吐き出したい衝動に駆られるものの、頭をガッチリと押さえつけられているため飲み込まざるを得ない。
ゴクッゴクッと音を立てながら白濁液を飲み干していく。
吐き出したい衝動に駆られるものの、頭をガッチリと押さえつけられているため飲み込まざるを得ない。
ゴクッゴクッと音を立てながら白濁液を飲み干していく。
『おえええっ、おえええっっ、うええっっ、ごほっ、げふぅ……』
胃の中に溜まった濃厚な雄汁の臭いと味に耐え切れず嘔吐した。
口から吐き出された大量の精子が地面に飛び散り、吐瀉物まみれの地面が出来上がる。それでもなお、男達は凌辱の手を止めなかった。
口から吐き出された大量の精子が地面に飛び散り、吐瀉物まみれの地面が出来上がる。それでもなお、男達は凌辱の手を止めなかった。
『おい、お前らも混ざれ。コイツは俺達の共有財産だから好きにしていいぜ』
『へへっ、それじゃ遠慮なく』
『俺たち全員を相手にして貰おうか』
『へへっ、それじゃ遠慮なく』
『俺たち全員を相手にして貰おうか』
男たちは代わる代わる少女を犯し続けた。
一人が終わるとすぐに次の男が入れ替わり立ち替わり挿入してくる。
膣内に射精され、アナルにぶち込まれ、口に注ぎ込まれる。
処女を奪われた上に何度も中出しされる。
そして、最後は全身にザーメンを浴びるまで終わらない。
そんな地獄のような輪姦の映像が流されていた。
一人が終わるとすぐに次の男が入れ替わり立ち替わり挿入してくる。
膣内に射精され、アナルにぶち込まれ、口に注ぎ込まれる。
処女を奪われた上に何度も中出しされる。
そして、最後は全身にザーメンを浴びるまで終わらない。
そんな地獄のような輪姦の映像が流されていた。
「なんなんだよこれ……なんだよ……これはよぉ……」
ビデオの映像が終わる頃には秋月の体は震えていた。
このビデオの映像は一体なんなんだ?この生々しさはAV動画とは思えない。
これは実際に起きた犯罪現場を撮影したものに違いない。
男は映像を調べるとタイトルに『女子高生集団輪姦殺人事件』と書いてあり
更に誘拐された女の子の名前や日付ごとに、こと細かくチャプターが分かれているのに気づいた。
先ほど自分が見ていたのは『赤崎 愛奈 一日目』と書かれた項目だった。
他にも複数の女性の名前が羅列されている。
このビデオの映像は一体なんなんだ?この生々しさはAV動画とは思えない。
これは実際に起きた犯罪現場を撮影したものに違いない。
男は映像を調べるとタイトルに『女子高生集団輪姦殺人事件』と書いてあり
更に誘拐された女の子の名前や日付ごとに、こと細かくチャプターが分かれているのに気づいた。
先ほど自分が見ていたのは『赤崎 愛奈 一日目』と書かれた項目だった。
他にも複数の女性の名前が羅列されている。
その時、秋月は気づいてなかった。
赤崎愛奈と呼ばれる女の子の凌辱動画を見て、自らの陰茎が怒張していることを。
己の罪悪感が徐々に薄れ始めて興奮を覚えていることを。
赤崎愛奈と呼ばれる女の子の凌辱動画を見て、自らの陰茎が怒張していることを。
己の罪悪感が徐々に薄れ始めて興奮を覚えていることを。
「……処刑?」
項目をどんどん進めていると『如月 凜花 処刑』と書かれた項目を見つけた。
ドクン!と秋月の心臓が跳ねた。
女子高生集団輪姦殺人事件は世間でも大ニュースになった忌まわしき凶悪事件だ。
もちろん秋月もそのニュースは何度も目にしていたし
殺害された少女の遺体の話を聞くだけで胸糞悪くなり犯人達は死刑になってしまえばいいとも思っていた。
そんな犯人達の所業がこの映像の中に収められている。
秋月は惹かれるように無意識にその項目を選んで再生を押した。
ドクン!と秋月の心臓が跳ねた。
女子高生集団輪姦殺人事件は世間でも大ニュースになった忌まわしき凶悪事件だ。
もちろん秋月もそのニュースは何度も目にしていたし
殺害された少女の遺体の話を聞くだけで胸糞悪くなり犯人達は死刑になってしまえばいいとも思っていた。
そんな犯人達の所業がこの映像の中に収められている。
秋月は惹かれるように無意識にその項目を選んで再生を押した。
そこには男達に引き摺られて、泣き叫ぶ女の子の姿があった。
『許してぇぇええ!!!!もう逃げようとしませんからぁああああ!!!!』
どうやら監禁から逃げ出そうとしたところで捕まったようだ。
凜花は必死に懇願しているが男達は怒りで殺気立っており、全く許して貰える様子ではなかった。
凜花は必死に懇願しているが男達は怒りで殺気立っており、全く許して貰える様子ではなかった。
『頼むぜ。ガイの兄貴』
『…………』
『…………』
ガイと呼ばれる浅黒い肌に右腕に薔薇と髑髏のタトゥーを彫った筋骨隆々の大男がゆっくりと歩き出す。
その手には木を切るのに用いる大きな斧を持っていた。
そして、無言のまま斧を振り上げて――
その手には木を切るのに用いる大きな斧を持っていた。
そして、無言のまま斧を振り上げて――
『いぎゃあ"ァア"ァ"ァ"ァ"ァ"ッッ!!!!!!』
断末魔と共に切断される凜花の左足。
切断面から吹き出す血飛沫。
片足を失い、もがき苦しむ凜花を無表情で見つめたままガイはまた斧を振り上げて――
切断面から吹き出す血飛沫。
片足を失い、もがき苦しむ凜花を無表情で見つめたままガイはまた斧を振り上げて――
『いだいぃいい!!いだいよぉおお!!じんじゃぅううううっっ!!』
続いて右足も切断され、再び絶叫する。
しかし、それでも男たちは手を緩めることは無かった。
しかし、それでも男たちは手を緩めることは無かった。
『まだだ!もっと泣け!叫べ!許しを請え!死ぬまで俺達を楽しませろ!!』
周囲の男達は両足を失った凜花を指さしながらゲラゲラと笑っていた。
『もうやべでぇええ!やめでよぉおお!!お願いじまずがらぁああっ!おねがいじまじゅがらぁ!!』
そしてガイはついに凜花の頭上を目掛けて斧を振り下ろし――
『ひぎゅっ!?』
凜花の頭部は縦半分にかち割られ、砕け散った脳漿が周囲に飛び散った。
ビクビクと痙攣を繰り返す凜花の死体を見て男達はあざ笑う。
そのあとに一人の男が凜花の死体に向かっておもむろに近づいたかと思うと。
ズボンを下ろして自らの陰茎を凜花の死体に挿入してひたすら腰を振り続けた。
その様子を見て男達はさらに笑い続けていた。
ビクビクと痙攣を繰り返す凜花の死体を見て男達はあざ笑う。
そのあとに一人の男が凜花の死体に向かっておもむろに近づいたかと思うと。
ズボンを下ろして自らの陰茎を凜花の死体に挿入してひたすら腰を振り続けた。
その様子を見て男達はさらに笑い続けていた。
「うぁぁ……」
あまりの残虐さに秋月は目眩を起こす。
これが人間のやる所業なのか?それも海外じゃなく日本で。
よく日本人は平和ボケしていると言われているが
現代の若者たちがここまで残虐になれるものなのか?
しかも、あのビデオを見る限り、あれはまだ序の口に過ぎない。
これより更に凄惨な光景がこれから起きるのだ。
それを想像しただけで秋月は恐怖した。
だが、それと同時に股間が熱く脈打っていることに気づく。
これが人間のやる所業なのか?それも海外じゃなく日本で。
よく日本人は平和ボケしていると言われているが
現代の若者たちがここまで残虐になれるものなのか?
しかも、あのビデオを見る限り、あれはまだ序の口に過ぎない。
これより更に凄惨な光景がこれから起きるのだ。
それを想像しただけで秋月は恐怖した。
だが、それと同時に股間が熱く脈打っていることに気づく。
(俺は……何を考えているんだ?)
自分の中の欲望に気づいてしまった。
秋月は自問した。
この映像は本当に犯罪現場を撮影したもので間違いないだろう。
ならば、この被害者は間違いなく死んでるはずだ。
それなのに、なぜ自分はこんなにも興奮しているのか。
分からない。自分で自分が理解できない。
そう考えながら秋月は『早乙女 美希 処刑』と書かれた項目を押した。
好奇心は止められない。いや、止めようとも思わなかった。映像が流れる。
秋月は自問した。
この映像は本当に犯罪現場を撮影したもので間違いないだろう。
ならば、この被害者は間違いなく死んでるはずだ。
それなのに、なぜ自分はこんなにも興奮しているのか。
分からない。自分で自分が理解できない。
そう考えながら秋月は『早乙女 美希 処刑』と書かれた項目を押した。
好奇心は止められない。いや、止めようとも思わなかった。映像が流れる。
『ごめんなさい!謝りますから許してください!』
画面には全裸で手足を縄で縛られた状態で泣き叫ぶ美希の姿があった。
必死に命乞いをする彼女に男達は怒鳴りながら殴る蹴るなどの暴行を加えていた。
必死に命乞いをする彼女に男達は怒鳴りながら殴る蹴るなどの暴行を加えていた。
『ふざけんじゃねえぞ!てめえのせいでうちの大事な客が怒って帰っちまったじゃねえか!』
『金払いのいい男だったのに、もう利用しなくなったらどう責任取ってくれるんだ?ああっ!?』
『お願いします……何でも言うこと聞きますから……だから助けてください……』
『金払いのいい男だったのに、もう利用しなくなったらどう責任取ってくれるんだ?ああっ!?』
『お願いします……何でも言うこと聞きますから……だから助けてください……』
男達の言葉から察するに美希という女の子は客の相手をやらされていたが
些細な失敗をやらかしてその客を怒らせてしまったようだ。
その制裁として男達は美希をリンチにかけていたのだ。
些細な失敗をやらかしてその客を怒らせてしまったようだ。
その制裁として男達は美希をリンチにかけていたのだ。
『うるせえんだよ!このクソアマが!!』
『うぶっ!ぐふぅっ!げほっ!!』
『うぶっ!ぐふぅっ!げほっ!!』
男の一人が容赦なく腹を蹴り上げる。
美希は口から血反吐を吐き出して悶絶していた。
美希は口から血反吐を吐き出して悶絶していた。
『オラァッ!さっさとケツ上げろや!ぶち殺すぞ!!』
男はナイフを取り出し、美希の尻肉を切りつけた。
白い肌に赤い線が走り、そこから血が流れ出す。
白い肌に赤い線が走り、そこから血が流れ出す。
『いぎゃあああああああっ!!痛いっ!やめてぇぇっ!!』
『なぁ、どうせならこれ使おうぜ』
『なぁ、どうせならこれ使おうぜ』
男の一人がポリタンクを持ってきた。
それを見て、ナイフを持った男もニヤける。
それを見て、ナイフを持った男もニヤける。
『おーいいねぇ。派手に燃やしちまうか』
『い、いや……お願い……それだけは……なんでもいう事聞くから……お願い……許して……ください……』
『い、いや……お願い……それだけは……なんでもいう事聞くから……お願い……許して……ください……』
これから自分が何をされるか察した美希の顔色は真っ青になりガチガチと歯を鳴らして震えている。
その姿を見た男達は再び爆笑し始めた。
『ギャハハッ!!最期ぐらいは俺達を楽しませて役に立てや!』
その姿を見た男達は再び爆笑し始めた。
『ギャハハッ!!最期ぐらいは俺達を楽しませて役に立てや!』
ポリタンクの蓋を開けると中に入っていた灯油を美希の全身に浴びせかけた。
『いやぁっ!!やめてぇ!!それだけはやめてぇぇ!!!!』
『美希ちゃんの丸焼きショー始まるよ~ん♪』
『美希ちゃんの丸焼きショー始まるよ~ん♪』
火の付いたライターが美希に向かって投げ込まれた。
『いぎゃああああ!!熱いぃぃぃぃっっ!!あづいいいいいいぃぃぃぃっっっっ!!!!』
瞬く間に全身が炎に包まれる美希。
凄まじい絶叫を上げて身をよじる。
凄まじい絶叫を上げて身をよじる。
『ぐるじい"っ!じぬ"っ!じんじゃう"っ!だずけでぇええっ!!』
『ざまぁみろ!お前みたいなブスはこうやって燃えカスになる運命なんだよ!』
『ざまぁみろ!お前みたいなブスはこうやって燃えカスになる運命なんだよ!』
もがき苦しむ美希。
しかし、男達は嘲笑いながら眺めていた。
しかし、男達は嘲笑いながら眺めていた。
『嫌ぁ……死にたくない……誰か……助けて……』
美希は涙を流しながら助けを求めるが当然誰も来ない。
全身が酷く焼け爛れた美希の呼吸は、徐々に弱まっていき。
炎に焼かれる苦しみを長く味わった末に、その短い生涯を終えた。
その有様を男達はゲラゲラと笑いながら見ていた。
全身が酷く焼け爛れた美希の呼吸は、徐々に弱まっていき。
炎に焼かれる苦しみを長く味わった末に、その短い生涯を終えた。
その有様を男達はゲラゲラと笑いながら見ていた。
「ふぅ……ふぅ……」
もはや秋月は自己弁護すら言わなくなり
ひたすら女の子の処刑場面を再生して見続けていた。
『小宮 雛 処刑』の項目を再生すると。
ひたすら女の子の処刑場面を再生して見続けていた。
『小宮 雛 処刑』の項目を再生すると。
『はひぃぃ、ふひぃぃ、もっひょ、もっひょおひんひん、ひなにひょうらい♪えへへへぇ~』
他の処刑された女達とは打って変わって、穏やかな顔でにやけたまま呂律の回らない雛の姿があった。
『もうダメだな。コイツ完全にぶっ飛んでるわ』
『昨日は景気よく打ちすぎたか』
『昨日は景気よく打ちすぎたか』
男達が苦笑しながら会話をしている。
どうやら雛は昨晩、過剰なドラッグの接種により廃人となったようだ。
膣もアナルも完全に閉じなくなっており、性処理道具としての価値も無くなっていた。
どうやら雛は昨晩、過剰なドラッグの接種により廃人となったようだ。
膣もアナルも完全に閉じなくなっており、性処理道具としての価値も無くなっていた。
『もっほぉ、もっほお~、おひんひ~ん!』
『どうせなら最期は派手にやっちまうか』
『そうだな……よし、これ使おうぜ』
『どうせなら最期は派手にやっちまうか』
『そうだな……よし、これ使おうぜ』
男が用意したのは電動ドリルだった。
『これでこいつのガバガバになった穴を更に拡張させてやろうぜ』
『おっ、そりゃあいいな。ガバマンの中身撒き散らすの見てみたいぜ』
『あひっ♪おひんひーん!おひんひんだー!』
『おっ、そりゃあいいな。ガバマンの中身撒き散らすの見てみたいぜ』
『あひっ♪おひんひーん!おひんひんだー!』
正気を失っている雛は目の前にあるのか何なのか理解すら出来ないでいる。
男は電動ドリルにスイッチを入れ、雛の膣に挿入した。
男は電動ドリルにスイッチを入れ、雛の膣に挿入した。
『あぎぃいいいっ!ぎもちいいいいいっ!』
廃人となったことで痛覚を感じなくなった雛は顔を蕩けさせている。
ドリルが膣壁をグチャグチャに削り取り、血肉がドバドバとこぼれ落ちる。
ドリルが膣壁をグチャグチャに削り取り、血肉がドバドバとこぼれ落ちる。
『イグッ!イグゥウウッ!イッちゃううううううううううっ!!』
『おっ、お宝はっけ~ん』
『おっ、お宝はっけ~ん』
男はグチャグチャに破壊した膣に手を伸ばすと子宮を引っ張り出して外に露出させた。
すると後ろから見ていた男がおもむろに割り込んできて雛の側へとやってきた。
すると後ろから見ていた男がおもむろに割り込んできて雛の側へとやってきた。
『ごめんね雛ちゃん、最期に使わせてね』
そう言うと露出した雛の子宮を掴み、オナホールの感覚で陰茎を無理やり押し込んだ。
『ふぎぃいいっ!ぎぼぢいいいっ!ぎぼちいいのおぉっ!!』
『ほんとお前の性欲ヤベーよなぁ』
『こっちは別のことで楽しませてもらうか』
『ほんとお前の性欲ヤベーよなぁ』
『こっちは別のことで楽しませてもらうか』
ナイフを持った男は雛の右の乳房を掴むとナイフを押し当てて切り落とし、更に左の乳房も同じように切り落とす。
電動ドリルを持った男は雛のへそにドリルを押し込んでスイッチを押した。
電動ドリルを持った男は雛のへそにドリルを押し込んでスイッチを押した。
『あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"ッッッッッッッッッッッッ!!!!』
絶叫を上げる雛。だが、それでも雛は幸せそうな表情を浮かべていた。
やがて雛は息絶え、最期まで快楽に溺れていた。
やがて雛は息絶え、最期まで快楽に溺れていた。
「ふぅ……ふぅ……ふぅ……」
秋月はただ息を荒らげたまま、ただひたすらに映像を見ていた。
女の子の首を縄で締め付け、男達がその縄を使ってまるで綱引きをするように引っ張り合って絞殺する映像。
恐怖に駆られて首を吊った女の死体を下ろして屍姦や死体損壊を繰り返す映像。
何度も殴られ、刃物で切られ、火で炙られ、全身が紫色に腫れあがった少女が衰弱死し、さらに死体を弄ばれる映像。
誘拐された女子高生たちは散々性的に弄ばれた挙げ句、性的興味が薄れると暴力的行為に切り替わり。
度重なるリンチを受け続けて女子高生たちは最終的に殺害されていった。
どれもこれも見るに耐えない残虐な光景ばかり。
それでも秋月は目を逸らすことなく映像を見続けた。
女の子の首を縄で締め付け、男達がその縄を使ってまるで綱引きをするように引っ張り合って絞殺する映像。
恐怖に駆られて首を吊った女の死体を下ろして屍姦や死体損壊を繰り返す映像。
何度も殴られ、刃物で切られ、火で炙られ、全身が紫色に腫れあがった少女が衰弱死し、さらに死体を弄ばれる映像。
誘拐された女子高生たちは散々性的に弄ばれた挙げ句、性的興味が薄れると暴力的行為に切り替わり。
度重なるリンチを受け続けて女子高生たちは最終的に殺害されていった。
どれもこれも見るに耐えない残虐な光景ばかり。
それでも秋月は目を逸らすことなく映像を見続けた。
◆
「こんな恐ろしいこと、必ず止めなければいけない、そのためなら私は……」
2メートルはゆうに超えるシロクマの獣人はデスゲームの打倒を決意して歩いていた。
彼の名はしろくママ、母性愛を広めるべくVRCの世界に来たプレイヤーである。
彼の名はしろくママ、母性愛を広めるべくVRCの世界に来たプレイヤーである。
「きっとみんなは命を奪われることに恐怖し、不安になり疑心暗鬼に陥ってるはず」
この状況下では他人を信用するのは難しいだろう。
それでも皆で力を合わせて協力しなければならない。
ゲームを生きて脱出するには疑心暗鬼を乗り越えての団結が必要不可欠。
それでも皆で力を合わせて協力しなければならない。
ゲームを生きて脱出するには疑心暗鬼を乗り越えての団結が必要不可欠。
「まずは他のプレイヤーの皆さんと会って話し合いをしましょう。そしてお互いの信頼関係を少しずつ築き上げれば決して不可能じゃない」
そう意気込んで歩き続けるしろくママ。
他者と真摯に向き合って語り合えば必ず分かり会える。
その道はとても険しいだろう。それでも彼はその道を歩むと決めた。
綺麗事だと否定されるかもしれない。
でも、その綺麗事が実現出来たらそれはとても素敵な事だと思うの。
誰かを慈しみ、誰かに慈しみられる。
そんな関係の輪を広めていくためなら私は頑張れる。
たとえどんな困難が立ち塞がっても乗り越えられる。
他者と真摯に向き合って語り合えば必ず分かり会える。
その道はとても険しいだろう。それでも彼はその道を歩むと決めた。
綺麗事だと否定されるかもしれない。
でも、その綺麗事が実現出来たらそれはとても素敵な事だと思うの。
誰かを慈しみ、誰かに慈しみられる。
そんな関係の輪を広めていくためなら私は頑張れる。
たとえどんな困難が立ち塞がっても乗り越えられる。
「私の可愛い子供達……お母さんがついているからね」
自らの愛情を持って殺し合いを止める。
それが私、白熊獣人のしろくママなのだから。
それが私、白熊獣人のしろくママなのだから。
「ふう……!ふう……!」
するとうずくまって息を荒らげている秋月の姿があった。
早速、しろくママは信頼を結ぶべく声をかけてみた。
早速、しろくママは信頼を結ぶべく声をかけてみた。
「あのぉ、私とお話しませんか?」
「ひぃっ!?」
「ひぃっ!?」
秋月は驚いた声を上げながらこちらへ振り向いた。
しろくママに向ける表情は酷く怯えていた。
秋月のアバターは少年と呼んで差し支えないような幼さのある顔つきをしており。
涙を流しながらガタガタと震える男の姿はより一層、儚さを醸し出していた。
よく見ると秋月の衣類には大量の血が付着しており
すぐ近くには満月のような頭部をした女性の死体が野ざらしにされている。
しろくママはそれが秋月の犯行によるものだと察する。
しろくママに向ける表情は酷く怯えていた。
秋月のアバターは少年と呼んで差し支えないような幼さのある顔つきをしており。
涙を流しながらガタガタと震える男の姿はより一層、儚さを醸し出していた。
よく見ると秋月の衣類には大量の血が付着しており
すぐ近くには満月のような頭部をした女性の死体が野ざらしにされている。
しろくママはそれが秋月の犯行によるものだと察する。
「違うんだ……これは……」
「不可抗力で起きてしまった不幸な事故なんですよね」
「えっ……」
「不可抗力で起きてしまった不幸な事故なんですよね」
「えっ……」
秋月の言葉に被せるように言うとしろくママは優しく微笑んで見せた。
まるで聖母を思わせるような笑顔に秋月は不思議と安心感を覚えた。
まるで聖母を思わせるような笑顔に秋月は不思議と安心感を覚えた。
「辛かったよね。苦しかったよね。本当は誰の命も奪いたくなったんだよね」
「ううっ……」
「ううっ……」
こんな怯えてる子が進んで人を殺すはずがない。
秋月の表情を見てしろくママはそれを理解することができた。
しろくママの大きな手のひらがそっと秋月の頭を撫でる。
秋月の表情を見てしろくママはそれを理解することができた。
しろくママの大きな手のひらがそっと秋月の頭を撫でる。
「大丈夫ですよ。落ち着いてください。ほーら怖くない、怖くない」
子供をあやす母親のように秋月をぎゅっと抱きしめるしろくママ。
もふもふとした体毛の柔らかく温かい感触が秋月を優しく包み込んだ。
もふもふとした体毛の柔らかく温かい感触が秋月を優しく包み込んだ。
(温かい……それにとても気持ちいい……)
しろくママに与えられたスキルは『子熊を愛する白熊母(ポーラベア・ラブズ・ポーラスターベア)』
抱きしめた相手の体力をその時間に応じて回復するスキルであり。
それが彼の肉体や精神を癒やしていった。
秋月の思考から不安や恐怖が除去されていく。
徐々に落ち着きを取り戻していった秋月は呼吸も整い、冷静さを取り戻していく。
抱きしめた相手の体力をその時間に応じて回復するスキルであり。
それが彼の肉体や精神を癒やしていった。
秋月の思考から不安や恐怖が除去されていく。
徐々に落ち着きを取り戻していった秋月は呼吸も整い、冷静さを取り戻していく。
「ありがとう……白熊のお姉さん……」
「どういたしまして♪元気になってくれてよかったわ♪」
「どういたしまして♪元気になってくれてよかったわ♪」
すっかり思考力を取り戻した秋月はしろくママにお礼を言った。
秋月は微笑みながらしろくママを見上げて、つぶやくように。
秋月は微笑みながらしろくママを見上げて、つぶやくように。
「そして、さようなら」
「ぐぅっ!?」
「ぐぅっ!?」
別れの言葉と共に秋月の全身から多数の杭が飛び出し、しろくママの体を串刺しにした。
不安や恐怖が全て除去された秋月の心には一つの想いが残されていた。
それは未だ冷め上がる事のない性的興奮だった。
ビデオカメラに記録されている女子高生達が惨殺される映像は秋月を魅了させた。
そして秋月はこう考えるようになった。
人は誰もが残虐になれるのだ、一皮向けば誰もが平気で命を奪うことが出来るのだ、と。
戦争がいい例だ。兵士達が市民を痛めつけ、凌辱し、殺害している話はいくらでもある。
ましてやこの映像では平和な筈の日本でこんな残虐行為が繰り返されている。
不安や恐怖が全て除去された秋月の心には一つの想いが残されていた。
それは未だ冷め上がる事のない性的興奮だった。
ビデオカメラに記録されている女子高生達が惨殺される映像は秋月を魅了させた。
そして秋月はこう考えるようになった。
人は誰もが残虐になれるのだ、一皮向けば誰もが平気で命を奪うことが出来るのだ、と。
戦争がいい例だ。兵士達が市民を痛めつけ、凌辱し、殺害している話はいくらでもある。
ましてやこの映像では平和な筈の日本でこんな残虐行為が繰り返されている。
ならば俺も女達を嬲り、犯し、苦痛を与え続けた上で殺害してみたいと考えるこの感情は何も不自然なものではない。
この殺し合いに乗り、己の本能に従って動くとしよう。
しろくママに関してはグラマラスな身体をしているが、秋月はケモナーでもなければ巨女好きでも無い
性的対象として見ることが出来ないしろくママには己の欲求をぶつける気にはなれなかった。
この殺し合いに乗り、己の本能に従って動くとしよう。
しろくママに関してはグラマラスな身体をしているが、秋月はケモナーでもなければ巨女好きでも無い
性的対象として見ることが出来ないしろくママには己の欲求をぶつける気にはなれなかった。
「俺を落ち着かせてくれたお礼にアンタは嬲らずに殺してやるよ」
「ああああっ!!」
「ああああっ!!」
秋月が念じると全身から生えた杭が一瞬で引っ込み、拘束したしろくママを突き放す。
即死するような傷では無いが深手であることには変わりなく、全身から血を垂れ流しながらしろくママは秋月を見つめた。
即死するような傷では無いが深手であることには変わりなく、全身から血を垂れ流しながらしろくママは秋月を見つめた。
「お願い、目を覚まして……貴方はこんなことを望むような子では……無いはずです」
「俺はもう目が醒めてるんだよ。そして自分の欲望に素直になった。それだけの話だ」
「そう……ですか……」
「俺はもう目が醒めてるんだよ。そして自分の欲望に素直になった。それだけの話だ」
「そう……ですか……」
しろくママは静かに俯き、何かを決意したかのように顔を上げる。
ここで見捨ててしまっては本当に取り返しが付かないことになる。
戦ってでも秋月を止めなければならない。
ここで見捨ててしまっては本当に取り返しが付かないことになる。
戦ってでも秋月を止めなければならない。
「なら私は……そんな貴方の心の闇を取り除いてみせる」
そう言ってしろくママは両腕に力を込めて秋月に向けて手を伸ばす。
秋月を一度、無力化させてもう一度説得をするために。
だが、それは叶わなかった。
秋月を一度、無力化させてもう一度説得をするために。
だが、それは叶わなかった。
「がはっ……!」
突如、地面から突出した杭がしろくママの身体を突き刺し、口から吐血した。
杭が刺さりモズの早贄のように固定されて身動きが取れなくなる。
いつの間にか姿勢を低くしていた秋月は右腕を地面に付けていた。
杭が刺さりモズの早贄のように固定されて身動きが取れなくなる。
いつの間にか姿勢を低くしていた秋月は右腕を地面に付けていた。
「なるほど、地面に手を触れることで地中から杭を出すことも出来るか。
体から直接杭を出すよりもタイムラグはあるし、射程もそれほど長くは無いが応用が効く」
体から直接杭を出すよりもタイムラグはあるし、射程もそれほど長くは無いが応用が効く」
殺人への躊躇を無くした秋月はしろくママを実験体にして自分のスキルを淡々と確認していた。
自分でも驚くほど冷静に考えられた。
今後の相手は全力で抵抗してくるだろう。次の戦いに役立てるように己のスキルを理解しなければならない。
自分でも驚くほど冷静に考えられた。
今後の相手は全力で抵抗してくるだろう。次の戦いに役立てるように己のスキルを理解しなければならない。
「あぐっ……う、うう……」
「アンタには感謝してるよ。最期に言い残すことはあるか?恨み言ぐらいなら聞いてやるぜ」
「アンタには感謝してるよ。最期に言い残すことはあるか?恨み言ぐらいなら聞いてやるぜ」
薄く、細く、鋭く出来た杭をイメージして手のひらから出現させる。
イメージ通りに作られたサーベルに似た形状の杭をしろくママの首元に近づける。
感謝しているのは事実だ。
おかげで明確な意思によって殺人を行う覚悟が固まり。
己のスキルへの理解もより深まった。
イメージ通りに作られたサーベルに似た形状の杭をしろくママの首元に近づける。
感謝しているのは事実だ。
おかげで明確な意思によって殺人を行う覚悟が固まり。
己のスキルへの理解もより深まった。
「ごめ……ん、ね……」
「……?」
「貴方を……すくって……あげられ、なくて、ごめん……ね……」
「……?」
「貴方を……すくって……あげられ、なくて、ごめん……ね……」
ヒュンっとサーベル状の杭を振り下ろす。
「アンタから見たら俺はおかしくなっていると思っているかもしれないけどよ……。
命乞いも恨み言も言わずに、最期まで他人の心配しかしないお前の方がイカれて見えるぜ」
命乞いも恨み言も言わずに、最期まで他人の心配しかしないお前の方がイカれて見えるぜ」
胴体から切り離されたしろくママの首に向かって語りかける秋月。
もし秋月がルナティと遭遇する前にしろくママと出会っていれば。
それかビデオカメラの映像を見る前にしろくママと出会っていれば。
このデスゲームを打倒するために戦う光の道を歩めたかもしれない。
運命のいたずらによって平凡な青年は変わってしまった。
もし秋月がルナティと遭遇する前にしろくママと出会っていれば。
それかビデオカメラの映像を見る前にしろくママと出会っていれば。
このデスゲームを打倒するために戦う光の道を歩めたかもしれない。
運命のいたずらによって平凡な青年は変わってしまった。
既に彼は血に飢えた冷酷な殺人鬼へと変貌していたのであった。
「これも、持っていった方がいいな」
秋月はしろくママとルナティの遺体から支給品を回収していた。
戦いを有利にするためにはこれも忘れてはいけない。
『武器や防具は持っているだけじゃ駄目だ。ちゃんと装備しないと効果がないよ』と有名なRPGでも言っている基本中の基本だ。
戦いを有利にするためにはこれも忘れてはいけない。
『武器や防具は持っているだけじゃ駄目だ。ちゃんと装備しないと効果がないよ』と有名なRPGでも言っている基本中の基本だ。
「ああ、そういえば一人死んでいないのがいたな」
そうして支給品の回収を終えた所で秋月は気づいた。
女子高生集団輪姦殺人事件の映像で一人だけ処刑されていない女子高生の存在に。
映像を見てる途中で白熊獣人と出会ったことで視聴を一旦中断したのだ。
女子高生集団輪姦殺人事件の映像で一人だけ処刑されていない女子高生の存在に。
映像を見てる途中で白熊獣人と出会ったことで視聴を一旦中断したのだ。
「死んでいないのは……赤崎愛奈か」
最初に見た凌辱シーンに映っていた女だ。
そうだ。思い出した。事件で唯一の生存者として実名がネットで流されていたんだ。
なぜ殺されなかったのか気になった秋月は赤崎 愛奈の項目の終盤の方を適当に選んで確認した。映像が流れる。
そうだ。思い出した。事件で唯一の生存者として実名がネットで流されていたんだ。
なぜ殺されなかったのか気になった秋月は赤崎 愛奈の項目の終盤の方を適当に選んで確認した。映像が流れる。
『ああん!!もっと、もっとぉ!!フレイヤにオチンポをください!!せーしをだしてください!!』
響き渡るは愛奈の淫らに乱れた喘ぎ声。
それは初日の時の姿とは完全に別物となっていた。
複数の男達の竿を同時に相手にして甘美な表情で全身に精液を浴びせられる映像。
それは初日の時の姿とは完全に別物となっていた。
複数の男達の竿を同時に相手にして甘美な表情で全身に精液を浴びせられる映像。
『まったく!フレイヤたんはしょうがない変態マゾヒロインなんだな!』
『はい!セイントヴァルキリー・フレイヤはいじめられるのがだいすきなド変態マゾヒロインです!ご主人さまの逞しくてステキなオチンポでお仕置きしてください!!』
『ぶひひひひ!!そこまで求められたら仕方ないんだな。俺のお仕置き棒でフレイヤたんをわからせてあげるんだな!』
『はい!セイントヴァルキリー・フレイヤはいじめられるのがだいすきなド変態マゾヒロインです!ご主人さまの逞しくてステキなオチンポでお仕置きしてください!!』
『ぶひひひひ!!そこまで求められたら仕方ないんだな。俺のお仕置き棒でフレイヤたんをわからせてあげるんだな!』
まるで豚みたいな脂肪の固まりのハゲのおっさんにのしかかられて勢いよく種付けプレスされる愛奈。
その格好はまるで変身ヒロインみたいなコスチュームで、一部は破られ性器が露出した状態になっており。
服を来たまま挿入が出来る変態的な格好となっている。
その格好はまるで変身ヒロインみたいなコスチュームで、一部は破られ性器が露出した状態になっており。
服を来たまま挿入が出来る変態的な格好となっている。
『全くもう!俺の目の前でゆっさゆっさ揺れて挑発するなんてけしからんおっぱいなんだな!ぶちゅうううじゅるるるるるう!!』
『あんっ!ごめんなさい!不必要に育っただらしないおっぱいでごめんなさい!そんな愛奈の悪いおっぱいをいっぱい虐めて分からせてくださいご主人さまぁ!!ああん!!』
『あんっ!ごめんなさい!不必要に育っただらしないおっぱいでごめんなさい!そんな愛奈の悪いおっぱいをいっぱい虐めて分からせてくださいご主人さまぁ!!ああん!!』
おっさんに乳首を思いっきり吸われて喘ぎ続ける愛奈。
いくつか映像を飛ばし飛ばし見て分かったのは、愛奈は媚薬やドラッグを盛られ、調教を受け続けたことにより
セックス中毒の淫乱体質へと変貌していたのだ。
いくつか映像を飛ばし飛ばし見て分かったのは、愛奈は媚薬やドラッグを盛られ、調教を受け続けたことにより
セックス中毒の淫乱体質へと変貌していたのだ。
誘拐された女子高生の中でも胸が大きく、スタイルの良い体で客ウケもいい愛奈は金儲けのための客寄せとして利用され続けていた。
商品価値を下げないために暴力によるリンチこそ避けられていたが。
媚薬やドラッグの多量摂取や昼夜問わずセックス行為の強要により、他の女子高生同様に愛奈も徐々に衰弱していた。
最後は便器としてホームレス達の相手をさせられているところで映像は終わった。
商品価値を下げないために暴力によるリンチこそ避けられていたが。
媚薬やドラッグの多量摂取や昼夜問わずセックス行為の強要により、他の女子高生同様に愛奈も徐々に衰弱していた。
最後は便器としてホームレス達の相手をさせられているところで映像は終わった。
「このあと救助された、という訳か……ん?フレイヤ……」
映像の中で愛奈は自らを『セイントヴァルキリー・フレイヤ』と確かに名乗っていた。
秋月はすぐさま名簿を開いてチェックした。
すると名簿の中に『セイントヴァルキリー・フレイヤ』の名前が記されていた。
秋月はすぐさま名簿を開いてチェックした。
すると名簿の中に『セイントヴァルキリー・フレイヤ』の名前が記されていた。
「偶然か?それとも彼女を知る誰かが使った名前か、それとも……」
赤崎 愛奈、本人が参加している?
その可能性はある。VRCを用いたメンタル治療のケースを聞いたことがある。
それで運悪くこの殺し合いに参加させられたとすればありえる話だ。
わざわざこんなビデオカメラを支給品に渡す以上、その関係者が参加している可能性は十分考えられる。
その可能性はある。VRCを用いたメンタル治療のケースを聞いたことがある。
それで運悪くこの殺し合いに参加させられたとすればありえる話だ。
わざわざこんなビデオカメラを支給品に渡す以上、その関係者が参加している可能性は十分考えられる。
「赤崎 愛奈……もし君がここに来ているのなら……」
殺したい。
ひたすら嬲って、精子が空っぽになるまで犯しまくって、苦しみを与え続けた上で命を奪い取ってやりたい。
女子高生集団輪姦殺人事件最後の生き残りは、この秋月が始末して幕を下ろしてやろう。
ひたすら嬲って、精子が空っぽになるまで犯しまくって、苦しみを与え続けた上で命を奪い取ってやりたい。
女子高生集団輪姦殺人事件最後の生き残りは、この秋月が始末して幕を下ろしてやろう。
ならば善は急げだ。
他の誰かに獲物を奪われる前に赤崎愛奈、いやフレイヤを探し出さなければ。
他の誰かに獲物を奪われる前に赤崎愛奈、いやフレイヤを探し出さなければ。
「せいぜい長く生きてくれよフレイヤ、お前を殺すのはこの俺だからな」
辺りを見ると北にある森の方角で火の手が上がっている。
そこで戦闘でも起きたのだろう。
好戦的な参加者の数だけフレイヤの生存率は下がる。
まずは北にいる参加者を狩るとしよう。
そこで戦闘でも起きたのだろう。
好戦的な参加者の数だけフレイヤの生存率は下がる。
まずは北にいる参加者を狩るとしよう。
嗜虐的な笑みを浮かべた夜の王は歩み始める。
目覚めたばかりの歪んだ快楽を満たすために。
目覚めたばかりの歪んだ快楽を満たすために。
【しろくママ 死亡】
【E-6/一日目/黎明】
【秋月】
[状態]:健康、性的興奮
[装備]:串刺し公(カズィクル・ベイ)@創造武具
[道具]:基本支給品×3、血の付いたビデオカメラ、ランダム支給品2~8
[思考・状況]基本方針:殺し合いに乗る。
1:己の本能に従い、嬲り、犯し、殺害する。
2:セイントヴァルキリー・フレイヤは己の手で殺害する。
3:北にいる参加者を殺害する。
[備考]
※ビデオカメラに内蔵された映像をいくつか確認しました。
※セイントヴァルキリー・フレイヤの正体は女子高生集団輪姦殺人事件唯一の生存者である赤崎愛奈と考えています。
【秋月】
[状態]:健康、性的興奮
[装備]:串刺し公(カズィクル・ベイ)@創造武具
[道具]:基本支給品×3、血の付いたビデオカメラ、ランダム支給品2~8
[思考・状況]基本方針:殺し合いに乗る。
1:己の本能に従い、嬲り、犯し、殺害する。
2:セイントヴァルキリー・フレイヤは己の手で殺害する。
3:北にいる参加者を殺害する。
[備考]
※ビデオカメラに内蔵された映像をいくつか確認しました。
※セイントヴァルキリー・フレイヤの正体は女子高生集団輪姦殺人事件唯一の生存者である赤崎愛奈と考えています。
支給品解説
血の付いたビデオカメラ
女子高生集団輪姦殺人事件の映像が収められたビデオカメラであり。
誘拐された女子高生達の末路の詳細が記録されている。
血の付いたビデオカメラ
女子高生集団輪姦殺人事件の映像が収められたビデオカメラであり。
誘拐された女子高生達の末路の詳細が記録されている。
前話 | 次話 | |
013:なかよし!〇!なかよし! | 投下順 | 015:問題児と問題児 |
時系列順 | 015:問題児と問題児 |
前話 | 登場人物 | 次話 |
天魔・血染月 | 秋月 | シャーク・ガールvs怪人ヘッジホッグ |
GAME START | しろくママ | GAME OVER |