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  • Lunatic delusion -それでも罪人は愛を唄う-

オリロワVRC @ ウィキ

Lunatic delusion -それでも罪人は愛を唄う-

最終更新:2024年01月16日 06:07

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Lunatic delusion -それでも罪人は愛を唄う-


哀しみの色だけが時を告げる行方のない世界で彷徨い――。

♡

暫く歩いた後、ボクは夜空を見上げていた。
綺麗な綺麗な、まん丸お月様。その光は――眩しくて。ボクという罪人すらも明るく照らして、包んでくれる。

「えへへ。まるで仔猫みたいだね……」

昔のボクはずっと暗闇の中に居た。
そこでは何も見えなくて――心はどんどん枯れていってさ。
色々な男を釣った。メンヘラで遊んだりもした。
でも、それだけじゃ決して孤独は埋まらなくて。
どうでもいい人達に「好き」って言われることは一時的な幸福を齎してくれたけど――ただそれだけ。

ほんの少しだけ――僅かな時間だけパズルのピースを埋めれても、それはまたすぐに外れちゃって。……だって、お互いに本気で好きなわけじゃないから。

ボクがひたすら繰り返していたのは、すっごく虚しい行為。そんなこと、途中から気付いてたよ?

正直、最初は楽しかった。
ボクが可愛い声で喋るだけで男が群がって――ほら、ボクって自分で言うのもなんだけど自分が男だからみんなの『ツボ』もよくわかるんだよねっ!

ネカマは男心がわかるから可愛く見える――みたいな話をよく聞くけどアレは意外と間違ってないと思う。

そして同時にボクはメンヘラの心もよく理解出来る。
……まあ、ボク自体が結構メンヘラだからねっ。だからそういう人たちの気持ちはわかるし、話を合わせることも簡単。悪趣味って言われたら否定出来ないけど、ボクは立派な人間じゃない。

社会にも出てないし、引きこもってるし――犯罪だってした。……今更、他人を利用しても『ボクはそういう人間だから』で自分自身に納得が出来る。

それに心が汚れてる、という意味だとボクに食いつく男の人やメンヘラちゃんも大概だったから。

前者は性欲の化身。すぐにヤりたがる、気持ち悪い人たち。ボクは華奢だから、女の子だって偽りの証明をするために太ももを撮って、送ったこともあるけど――最高に気持ち悪い反応をされちゃった!

みんな「愛してる」なんて思ってもないのに、言っちゃって。ほんとは性欲を満たしたいだけなのにね?
出会い厨もめちゃくちゃ多いし、ほんっと気持ち悪いっ!

……たまに純粋な馬鹿も居て。そういう男にはちょっとだけ『夢』も見せてあげたけど。

メンヘラちゃんはだいたい自分勝手。しかも高確率でビッチ。……え?お前が言うなって?
ふふっ、そうだねっ!自分がメンヘラビッチとあまり変わらないことくらい、ボク自身が自覚してるよ?
孤独を埋めるために色々な人を釣って、寂しさを少しでも紛らわせようとして――そんな虚しい行為を続けるだけの日々。完全にメンヘラ生活だよねっ!

でも――頭では理解してるのに、心は落ち着かない。人間は感情の生き物ってよく言うけど、ほんとそれで。
馬鹿じゃない?――なんて言われたら、何も否定は出来ない。……うん、ボクはバカだよ?としか言えない。

ボクだって何も無自覚でやってるわけじゃないから。
自覚はあるし、辛さや苦しみもある。……もちろんだいたい相手のことを傷付ける結果になってるのも把握済み。

それでもボクは虚しい行為を繰り返す。そうすることでしか愛情というものがわからなくて。……結局、そんなことしても愛なんてわからなくて。

当たり前だよね?
だって彼らは都合が良い存在を欲してるだけで、本当の愛なんて示す気もない。

純粋な馬鹿たちは――。きっとまともに付き合い続けたら、愛というものを理解出来たかもしれない。
でもボクはネカマだよ?そしてみんなリアルを求めたがる。その時点で――もう詰み。

だから適当に言い訳して別れてきた。……釣りなのに辛いなんて、なんだかおかしいよね。
ボクが女の子だったら――なんて思ったことも正直あるよ?
あはは――。たかだか釣りにどうしてそこまで悩むんだろうね?ボクってほんとにメンヘラちゃん☆

それでもボクは――欠けたピースを探すように、ひたすら釣りを続けて。
時には嫌な思いや辛い思いをしながら――他人を釣って、傷付けて、利用して。

そしてボクは――ようやく見付けた。
何も光がない暗闇の中を彷徨い続けるこんな罪人を照らしてくれる――星の光を。

それがキミだよ?仔猫。


♡


それはいつも通り暇潰しにネトゲのイベントを回ってる時だった。
イベント――と言ってもユーザーが部屋を立てて、そこに何人かで集まる感じで。
アメーバピグのイベント機能――って言えばわかる人には伝わるかな?

ボクはネカマとして人を釣ったり弄んで来たけど――獲物を発見する一番効率の良い手段がこのイベント機能。
合コンイベなんていうのが人気だし、色々と飢えてる人も多いと思うよ?Pカレ、Pカノはピグの文化みたいなものだしっ!

それでボクがその日、テキトーに凸ったのは合コンイベ――じゃなくてイケカワ通す。
イケカワ――要するに可愛いアバターやイケメンのアバターを通すイベントだよっ!

自分で言うのもアレだけど、ボクはアバターのセンスが良い。だからだいたいのイケカワ通すは通れるし、その時もそうだった。

通った後はイスに座って、通れた子だけが入れる場所に移動。ブロックを活かしてみ~んなやってるシステムだよ。

(あの子、可愛いかも……)

そして後から来た子は――ボク好みのロリアバだった。
めちゃくちゃ可愛くてロリっ子。センスあるねっ!

「○」
「ありがとう」

審査員が○を出して、その子が中に入ってくる。
これで×だったら言い掛かりつけるとこだったけど、やっぱり○か~!

「キミ、可愛いねっ!」

早速ボクはその子にちょっかいを出した。
めちゃくちゃ可愛いからネカマの可能性も高いけど、アバターが好みだしただの遊びだからどうでもいいや。

「そう……?」
「え~?キミも自覚があるからイケカワに来たんじゃないの??」

「うーん……。センスを試してみたかったのが大きいかなぁ……」
「意識たかっ!」

意識高い系でイケカワに来る子は――割と居たりする。一応実力を測るっていう意味もあるイベントだからねぇ。

「そういうあなたは?」
「私?私はかわいいからだよっ!」

「???」
「可愛いから通る前提で来たの。私を通さないなんてあるわけないじゃん?」

「すごい自信だね……」
「おっほっほっ。ひなは最強だじぇ~っ!」

「たしかに可愛いと思うけど、派手過ぎない?」
「んなっ!じゃあキミは――仔猫は他にどんなコーデがあるの?」

ボクが聞くと仔猫はゴスロリの衣装に着替えた。ちょっと吸血鬼みたいで、これもこれで可愛いかも。

「仔猫のそのコーデも派手じゃないか~い!」

可愛いけど派手だから、ツッコミは忘れないっ!

「そうかな?」
「あれ?自覚なかった!?」
「うん。ちなみにこれ、私のお気に入りコーデだよ」
「そう言われても派手なのは変わらないじぇ~。でも可愛いから好き♡」

「ありがとう。あなたも可愛いと思うよ」
「んー……」
「?」
「仔猫はひなのこと名前で呼んでくれないの?
あなた、あなたって呼ばれるの何かやだっ!」

「わかった。……じゃあひなたって呼ぶ」
「うんっ。ありがとっ、仔猫♡」

仔猫にちゅ……♡ってキスのアクションをすると、フレ申請を送った。
めちゃくちゃかわいいし、暇潰しに遊ぶ相手としてはちょうどいいかなっ!

「ひなた、そのアクション押し間違え?」
「違うよ?仔猫が可愛いからキスしたのっ!」

「よ、よくわからない……」
「んーとね。可愛いひなちゃんは、同じくらい可愛い仔猫ちゃんに一目惚れしちゃったのでしたっ!」

その時は別に惚れてなかったけど――まあよくある口説き文句的な?
まさかほんとに仔猫のことを、こんなにも好きになるなんてね――。

「え?」
「だから私と付き合わないっ!?」

「うーん……」
「仔猫、ひなのものになっちゃいなよ☆(キラン」
「わかった。どうせ私はぼっちだし、いいよ」

そしてボクと仔猫は付き合った。
お互いのプロフィールにPカノって書いて――百合カップル爆誕☆

百合はピグでも流石に珍しくてイベントに行く度に驚かれることもあったけど、それでも引かれることはあまりなかった。
ロリアバ同士だから一部のロリコンから人気だったり――楽しかったなぁ。

そうやって二人で他愛のない日常を送る。
何の変哲もない、当たり前の日常を。
ボクが「好き♡」って言ったら、仔猫も「私も好き♡」って返してくれて。お互いにキスして。

時には期間限定の結婚式みたいなエリアに行って、結婚式ごっこもした。……なんだか仔猫が照れてる感じで、可愛かった。

そうしているうちにボクは仔猫のことが本気で好きになってた。
気付けばいつの間にか――誰よりも惹かれていた。

♡

誰よりも君を求めた諦めたくない 傷付く明日でもこの心にただ誇れる――決して砕けぬ宝石、ずっと抱きしめているから

♡

ボクは――仔猫が好き。心の底から、迷いなく愛してるって言える。
これは嘘偽りない『本物』で。――仔猫と出逢う以前のボクがずっと求めていたもので。

ボクがネカマだと正直に打ち明けても――あの子はそんなことを気にせず、それでも好きだと言ってくれたから。それこそが本物の愛だと教えてくれたから。

だからボクは――あの子を取り戻すためなら、どんなこともするよ。
利用出来るものは利用するし、正々堂々に拘る気もない。

――仔猫が光なら、ボクは闇だからさ。ひなたという存在はあの子みたいに輝けないし、罪に塗れた真っ黒で穢い存在だから。

でも――そんなボクでも、星の煌めきに憧れるから。また照らされたいから。

「ねぇ仔猫、知ってた?闇は光を求めるものなんだよ?」

きっと仔猫なら、このデスゲームでGMに刃向かうんだろうね。
キミはキラキラと輝くお星様だからさ。スキルや創造武具も――きっとそういうものだと思う。

まだ合流出来ていないし、もしかしたら距離的にかなり遠かったりするかもしれないけど――それでもボクにはわかる。仔猫のことは、全部まるっとお見通しっ☆

仔猫は絶対に殺し合いなんて反対する。あの子は甘いから……そういう意味では心配だけど、きっと周りに恵まれてなんとか勝ち残る。

光と闇は表裏一体。少なくともボクが死ぬまでは――仔猫は絶対に死なない。死なせない。
この世に闇が在る限り、光がなきゃあんまりな世界だから。
……実際、光を見つけるまでのボクはそんな暗闇の世界に住んでいたから。

だから仔猫を見つけ出して、またその光を取り戻すまで――ボクはどんな相手でも倒す。
創造武具を使いこなして、誰よりも強く在り続ける。選んだこの路を貫き通すために。

悪行は過去に散々、積み重ねてきた。
ここでもまだ引き返せる余地のあったしみうさに、手を貸した。

あの子は――ボクほど腐っていない。まだまだいくらでも引き返せる、なんとでもなる――青い果実。
でもね。好きな人が殺されたのに決意も出来ず、悩むことしか出来ないなんて――そんなの愛に反するよね?

だからボクは彼女を自由にしてあげた。
ほんとにななしが好きなら。彼を蘇生したいなら。自分の手で人々を殺めて、それでも宝物を取り戻したいというなら――。

その覚悟が決まったなら、その時はまたいつかボクと本気で殺し合おうねっ!
それかある程度参加者が減るまで、手を組んであげてもいいよ?

そんなことも出来ない腑抜けで、好きな人のために何も動けないような愚図なら――そのまま死ねばいい。
いのり達はきっとキミの心を救おうとする。――ボクが居なければキミはそういう道を歩めたかもしれない。
だからぶった切ってあげたの。キミの愛を試す為にも――ね。

本当にななしのことが好きなら。心の底から愛してるなら。
自分が殺人鬼になってでも、その手が血に塗れてでも――彼の蘇生を願うよね?
過去を取り戻すというのは。幸せを再び手に入れるというのは、それだけ大変なことなんだよ?

まあキミが愛から逃げて、何も成せずに脱落しても面白いけどさ。その時は哀れな道化を嘲笑ってあげる。

「それにしても、いのりかぁ……」

『もみじさん、そんなことしたらその人が死んじゃいますよ!?』

これがデスゲームだと理解してるはずだし、ボクから攻撃を仕掛けたのに命の心配をしてきたお馬鹿ちゃん。
声質的にも仔猫と少し似てたし――なんだかちょっと気になるといえば、気になるかなっ!

『へえ。そこのロリっ子も戦えるんだ?』
『はい。ぼ――ぼくだって戦えますっ!』

あんなにも小さな体で必死にがんばって……かわいい♡
きっとあの子は自分があまり強くないことを自覚してる。少なくとももみじとかいう化け物ほどの技量や場数は踏んでなさそう。
いのりの手が震えていたことも、ボクは決して見逃さなかった。
か弱い女の子が必死に立ち向かおうとしてる――そんな印象すら受けた。

ぼっちの集いだし、いずれ潰す必要があるけど――そうするには、少しもったいないような。
……まあなんていうか、ちょっとだけ気に入った。ボクは自分自身がこんなだから――ああいう子には少し弱い。
それでも最終的には殺すけど――。これはもう、決定事項だから。
ボクにとってなにより大切な存在は、仔猫だから。

でも――仔猫がぼっちの集いを気に入ってる理由はよくわかった気がする。
ボクの元から消えたことは納得いかないけど……いのりと仔猫が仲良く話してる姿は想像がつく。

それが微笑ましくもあって――羨ましくも、妬ましくもある。
仔猫はボクのものだから。……でもいのりも嫌いなタイプじゃないから、その二人が仲良く交流してることは許せる。ボクから離れてなければ――三人で笑って遊べる未来もあったと思うと、なんだか悲しいね?

「ふふっ……。IFの世界線なんて、考えても無駄だって、わかってるはずなんだけどなぁ……」

ぼっちの集い。
それは名前通り――孤独なぼっちが集まって形成された集団。
もしも仔猫が誘ってくれたら――きっとボクも喜んで入ったと思う。

だってボクも仔猫に出逢うまでは精神的に孤独で――ぼっちの気持ちがよくわかるから。
今は仔猫を取り返すために敵対視してるけど――ほんとは仲良くなれた存在だったかもしれない。

「どうせ他の場所に行くなら……ひなのことも連れて行ってよ、仔猫……」

悲しい。悔しい。虚しい。
どうして仔猫は、私を置いていったの?
ひなは仔猫のこと、ずっと大好きなのに。こんなにも愛してるのに。

仔猫もひなのこと、愛してるって――大好きだって、何度も言ってくれたよね?キスも何度もしたじゃん!
どうしてひなを連れて行ってくれなかったの?
わたしだって――ひなだって、仔猫と同じ。キミ以外には誰も居なかったんだよ?
それなのに仔猫はひなを置いて、他のグループでみんなと仲良くなって……そんなの辛いよ。酷いよ。

ひなはなんだったの?遊びだったの?
違うよね?仔猫がそんな子じゃないっていうのは、知ってる。きっと何か理由があると思うよ?
でも――それでも。感情は止められないよ。

ぼっちの集いを怨むのが逆恨み?
そんなこと自覚してるよ。ほんとは仲良く出来た子達かもしれないし――仔猫が誘ってくれたら、ひなは喜んでついて行ったのにッ!

仔猫が居ない日々は辛くて、苦しくて――吐きそうだった。生きてる心地がしなかった。
どれだけ釣りを楽しんでも、パズルのピースは埋まらなくて。……だって、仔猫は特別だから。

だからね。逆恨みかもしれないし、自分が今から罪を重ねることも自覚してるけど――それでも止まらないの。感情に突き動かされるしか――そうしないと、ひながおかしくなっちゃいそうで。

ごめんね?仔猫。
ひなはメンヘラだから。仔猫が大好きだから。愛してるから。
誰よりも仔猫のことを求めてるから――。
そのためならどんな罪でも背負う。絶対に諦めたくない。

もみじに付けられた傷跡が、ジクジクと痛む。……回復効果はあるけど、それでも痛みは遮断出来ないからさ。
今まで誰かに斬られたことも、撃たれたこともない。いくら吸血少女になったひなでも――痛いものは痛いよ?
でもこの痛みも苦しみも、全ては愛のためだから。そう思うと、耐えられるんだ……。

数時間後には更に傷付いてるかもしれない。明日にはもっと傷付いてるに違いない。
それでも、諦めない。諦めたくない。
この心にただ誇れる――決して砕けぬ宝石を。仔猫という光を、ずっと抱きしめてるから。

今はまだ真っ暗の深淵だけど――この錆つかない想いで、仔猫と一緒に夜明けに辿り着きたいんだ。
そしていつか――また巡り会おうね。それまで死んじゃダメだよ?仔猫

【D-4/一日目/黎明】
【ひなた】
[状態]:疲労(小)、袈裟斬りを受けたことによる出血(多少回復)、右腕負傷(多少回復)、吸血魔法少女に変身中、回復中
[装備]:前を見たい、月よ照らして(Bloody Moon)@創造武具
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考・状況]基本方針:仔猫を手に入れる 。もう二度と離さない
1:『ぼっちの集い』を最優先に仔猫以外の参加者と主催者は皆殺し
2:しみうさの今後が楽しみ!
3:創造武具をもっと使いこなせるようにならなきゃねっ
4:ぼっちの集い、かぁ……。ほんとは仲良くなれたかもしれないのにね
[備考]


前話 次話
022:輝くために 投下順 024:楽園の翼
022:輝くために 時系列順 025:TRUE STORY

前話 登場人物 次話
深愛の四重奏 ひなた つまり、彼女は仔猫を愛してる。


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