竜血

ドラガロア帝国の正統継承者である証である特殊な血液。
初代皇帝の血を引く者はみな大なり小なりこれを受け継いでいる。
初代皇帝が邪悪な竜を打ち倒し、その血を飲むことでさらなる力を手に入れたという。
所有者の窮地において特定技能を強化する、という効果を持つ。
どのくらいの窮地で、何を、最大でどの程度まで強化されるかは個体差が大きい。
持ち主がちょっとしたことで『危ない』と思っただけで発動する場合もあれば、それこそ瀕死になってはじめて発動する場合もあり、場合によっては生涯で一度も発動しないことさえある。多くの場合発動しにくいほど強化幅は大きいようだ。
簡単に使える力ではないので使わずに死ぬものも珍しくはなく、自分でも何が強化されるかはわからない。
が、性格、性分によってある程度それに沿ったものが強化される傾向にあるようだ。

元々が邪悪な竜に由来する能力のためか、欲望や嫉妬、恐怖など負の感情を引き金に発動することが多く、またそれらの負の感情を増幅したり大きなリスクがあったりと手放しで歓迎されるものでもないようだ。

発動時、所有者の皮膚に血管のような幾何学的な文様が浮かび上がる。これを『竜紋(りゅうもん)』と呼ぶ。どんな小さな能力でも必ずどこかに浮かび上がるので、これをもって竜血の発動、あるいは所持を知ることができる。

また、ドラガロア帝国には竜血所有者であれば特殊な反応を示す魔導器があり、これで判別をつけることができるようだ。

ちなみに、この血を他者が飲むことで一時的に強化効果を得ることができる。
竜血持ちは竜血を飲んでも効果は得られない。

竜血の研究者によればそれらのマイナス効果、プラス効果は七大罪の欲望に対応しており、それらに大分できるとしているが例外も多くあまり当てにはならない。

竜血持ち

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最終更新:2014年07月28日 00:18