ザカート・ザーヴェイト

種族:人間(魔族のハーフ)
年齢:31歳
性別:男
身長:189cm
体重:88kg
役職:何でも屋兼スチームバイス幹部
イメージCV:諏訪部順一
「で? なんでもいいが、あんた金持ってるんだろうな?」

レベル:68
属性:火
筋力:A
技量:S+
耐久力:C
魔力:-
素早さ:A
持久力:B
知性:B
判断力:SS
協調性:B
運:D(振れ幅が大きいため中間)
戦闘スタイル:愛用の機械刀『睡月』を用いる神速の抜刀術と、納刀状態の刀を用いた格闘術が特徴の四季島流戦術を使う
最近は譲り受けた刀『空斬』の使い方を模索している

設定

亡国でドラム・ゴールダストの用心棒をしていた男。
行きがかり上で出会ったアレフアーシェ・フローリアスをアジトに保護する。
エヴァーグリーンの温泉地で不幸な事故によってフウロと再会。現在彼女に護衛として自分の影に入ってもらっている。
とある縁で出会ったザンと何度か交戦し、彼の刀『空斬』を譲り受け、彼から「使い方を教えてもらえ」と別の世界のザンとリゼルという少女を紹介され、彼女らも一応保護する。

ドライな人生観を持っていて金さえもらえるならどんなことでもする、と言っているが非常に徹しきれず、依頼内容に反して手を貸してしまったり依頼を破棄してしまうこともままある。
母親がオウカバクフ古来からいる魔族であり、その母の教育を受けているため態度に反して性根は侍で、武士道精神に重きを置いている。刀術も母親から教わったもの。
悪運が強く、重症を負うことも少なくないがだいたい助かる。女運はあまりよくない。

魔族のハーフではあるが瞳の模様以外それらしいものは何一つ継いでおらず、すべて鍛錬によって会得したもの。
体内にある魔力が全て消失してしまうため魔力による感知のたぐいはまったく出来ないが、多くの修羅場をくぐり抜けた経験からカンがよく働く。
また竜血によって長時間起きていられず、すぐに強烈な眠気に襲われてしまう。仕事が速いのはさっさと睡眠時間を確保するため。長期の仕事の場合は仮眠はするが、刀を抱き多少の気配、物音で跳ね起きるほど浅い眠りである。
現在は信頼できるフウロに護衛をしてもらうことでアジト以外でもきちんと眠れるようになった。

過去の負傷で左腕が義手に、右目が義眼になっている。
左腕には様々なギミックが仕込まれているらしいが、それを人に見せることは「手の内がバレるから」としたがらない。
唯一人前で頻繁に使うギミックは、指を鳴らすことで指先に火を灯すライターのみ。
右目については不明。義眼だがきちんと見えているらしい。

もともとはドラガロア帝国の軍人。実力はあったがやる気が無かったため階級はそう高くなかった。
あるとき重症をおったところを、見たこともない道具を使う、別の世界から来たという奇妙な研究者の女性に命を救われ、恩義を返すため彼女の研究の手伝い兼護衛をする。
彼女と恋に落ち彼女の研究目的である、互いの遺伝子情報を持つホムンクルスの製造に成功し、これを娘とする。
その後ほどなくして彼女は隠していた病で亡くなり、彼女の遺言で彼女の痕跡全ては燃やされ、残ったのは娘であるヴェルトリンデと、彼女が「似合うから」といってくれた奇妙な「セビロ」という服と、彼女が吸っていた紙の煙草だけである。
現在彼の着ている服はそのスーツをモデルにして作ったもので、紙煙草も自作である。

ちなみに女好き、女癖が悪いと評判。本人曰く『がっついてるわけじゃない』『合意の上です』とのこと。
でも最近否定できなくなってきた。

竜血

竜血が体内にある魔力を分解吸収することで消失してしまうため魔法のたぐいを一切使えないが、魔力による状態異常を受けず魔力探知にも引っかからない。
また体力も吸収しておりそのために長い睡眠時間を必要としてしまう。

この竜血によって『殺せ、奪え、犯せ』という黒い気持ちが増幅されているが、母親からの教育によって叩きこまれた武士道によって強固に感情を制御されている。しかしカオルさん相手だとよくタガが外れる。というのも竜血が都合のいい相手としてカオルさんの催淫効果のレジストをしていないからだが、本人は自分にこらえ性がないからだと思っている。このように竜血そのものになんらかの意志、あるいは意図があるようにも見えるが詳細不明。
また、異性を惹き寄せる催淫効果のようなものもある、らしい。これらは本人は全く気づいていない。

竜血持ちだがその力について本人は知らない。
坑道内でカリーナの衝撃波攻撃からフウロを守るため発動、これを斬り裂き防いだあと気絶。
発動時竜紋とともに髪が白く染まり額に鬼のような、竜のような2本角が生えたが、気絶後元に戻った。

白龍シューリメディズによって、娘を助ける代わりに帝国を攻めるための傘下には入れと取引を持ちかけられ、それを呑む。
その際に「おまけ」として心臓を引きぬかれ、代わりのものを入れられることで強化され、正式に人間をやめることになる。
それにより不死性ともいえる生命力と、若干の竜血の制御力を手に入れる。使えば使うほど魔族化するとのことだが、本人はまったく気にしていない。

ザンとの決闘に勝利し、その無銘の刀を譲り受ける。
ザカートはその刀にザンから名前をとり『空斬(クウザン)』と名付ける。

四季島流戦術

母親からの教育と同時に叩きこまれた戦闘技能。
基礎的な部分はマスターしており、そこに義手そのものと義手に仕込まれた爆弾、睡月によって可能とされる変速抜刀術となっている。
これにより元来あった神速の抜刀術にバリエーションと威力の向上がなされている。
また、彼の用いる四季島流機甲抜刀術の技名はオウカバクフに言い伝えられる『妖怪』の名前をつけている。
+ 四季島流機甲抜刀術
  • 【塗壁】(ぬりかべ)
音速に匹敵する居合のスピードにより剣先に衝撃波を発生させ、それで地面を凪ぐことで地面を炸裂させ、吹き飛ぶ土塊でめくらましと範囲攻撃を同時に行う技
  • 【釣瓶落】(つるべおとし)
上空から鞘ごと突きおろし、インパクトの瞬間に『発射』しパイルバンカーのように衝撃を加える技
  • 【朧狢】(おぼろむじな)
鞘の先端で相手の攻撃を受け、そのまま勢いで回転する技。
そこから抜刀し柄頭を相手の武器に叩きつけ、相手の攻撃をそらしたり、そのまま至近距離で相手へとカウンター攻撃をしたり、柄頭を叩きつける方向で空中に飛び上がったりと応用が効く
  • 【鬼火】(おにび)
超高速の抜刀により空中に真空の通り道を作り、そこを爆弾の爆炎を通す遠距離技
  • 【赤鬼】(あかおに)
鞘を地面に突き刺し発射台とし、抜刀速度と移動速度を加速させ、刀に炎をまとわせ回転をかけて対象を防御、盾、鎧、建物ごと焼き斬る技

本名はスタンラーツ・フェルコフ・アイゼンルッツという。
母親カヤと父親ザカートしか知らず、その名前で呼ばれることはない。
が、最近フウロにも教えた。



関係者

妹。口は悪いが大事な妹であるため何かと心配している。
娘。不器用だが彼なりに愛しており、娘のためにもとしっかり稼いでいる。
父。素っ頓狂な男だがそれでも芯はあると思っているし、彼の思想にも賛同している。
弟。彼を信頼しているがその気弱さはもう少しなんとかならねえかな、と思っている。
彼女の護衛のおかげでアジト以外でも安心して眠れるようになったため本当にありがたく思っている。それと同時に自分のすべてを受け入れてくれている彼女に対し恋愛めいた感情を持っているが、過去の経験と母親の関係者であるということから己を抑えている。また、彼女を受け入れるにせよそうでないにせよ、彼女にとって立派な主らしくするためには今のままではよくないな、と考えている。特に女性関係。
かつてグレプから、彼女を変態富豪の元から助けるという依頼を受けたことがあり、無事保護し脱出する際通り道だった地下貯蔵庫で『不幸な偶然』が重なり彼女に手を出してしまったことがある。責任を取るか死んで詫びる勢いだったのだがあまりにも彼女があっけらかんと「気にしてないですので」というので拍子抜けしてしまい有耶無耶に。その後彼女の催淫効果がレジスト出来ず、一人で行動していた当時はよく世話になってしまっていた。
現在は本人からは許されているのだがどうにもすっきりしない気持ちを抱えており複雑。後最近彼女がアーシェ・フローリアスと仲がいいのも輪をかけて複雑であり、微妙な自己嫌悪を感じている。せめて何か少しでも彼女に許してもらった恩を返せないかと彼女の拘束具を解く方法を探し、魔導器などを買ってくるが魔力がわからないので見る目がなく、スカばかり。
行く先々で何かと縁のある男。趣味も思考も似ているようで違い腐れ縁、悪友とでもいうような関係。憎まれ口を叩き合ってはいるが、彼の実力や秘めた芯の強さを認めており背中を預けることの出来る相手として信用している。
娘であるヴェルトリンデを助けてもらうことを条件に彼女の傘下に入る。その際に心臓を交換され本格的に人間をやめることになる。
彼女の「勝てると思ったらいつでも裏切りに来ればいい」という言葉通りいつか裏切る気ではいるが、現状彼女に勝てる気がしないのでおとなしく従うつもりでいる。

小ネタ

イスラームの五行のひとつに、喜捨、ザカートというものがある。これは『一定以上の財産を持つものは、その何割かを寄付すべき義務がある。ザカートをしないと死後、天国へいけない。アラーのもとの平等、全てのものはアラーのもの』という考えであり、
一定以上の力を持つ者は、誰かのためにその力を使うべきだ、という解釈がそれっぽくて面白いのでそういうこととする。

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最終更新:2014年10月23日 06:15