この街『パラディウムシティ』にはさまざまな人種がいる。そのためいろいろな噂が流れている。
例えば――犯罪者を狩る、サムライとニンジャの二人組のような。
例えば――犯罪者を狩る、サムライとニンジャの二人組のような。
都市の中にある湖には、大きな中洲がある。
そう、少々の銃声程度では周囲の住民に気づかれないほどに。
その中で起こる爆音、そして炎。周囲に立ち込める硝煙の匂い。
中州は四人の男により正しく戦場と化した。
そう、少々の銃声程度では周囲の住民に気づかれないほどに。
その中で起こる爆音、そして炎。周囲に立ち込める硝煙の匂い。
中州は四人の男により正しく戦場と化した。
追う側は二人。
一人はボディアーマーにフルフェイスヘルメットの完全武装の兵士。
一人は迷彩色のズボンに上半身は何も着ず、筋骨隆々の身体をさらしている男。肩には弾帯をたすき掛けにしている。
二人の軍人は、手にそれぞれFN F2000とM134を抱えていた。
一人はボディアーマーにフルフェイスヘルメットの完全武装の兵士。
一人は迷彩色のズボンに上半身は何も着ず、筋骨隆々の身体をさらしている男。肩には弾帯をたすき掛けにしている。
二人の軍人は、手にそれぞれFN F2000とM134を抱えていた。
追われる側は二人。
1人は下半身に黒い小袴、足袋。上は手に手甲、長袖の黒い着物の上から羽織を着た総髪隻眼の男。
彼は人間業とは思えないほど、縦横無尽に林を駆け、十数mを飛び跳ねる。
もう一人はジャケットにジーンズ。顔に掛けたサングラスの淵からのぞく目尻には、頬まで届く深い傷跡。手にする杖から見ても、彼が盲目である事は一目瞭然だった。
だが、彼は盲目とはとても思えないほど、まるで見えているかのように走っている。
1人は下半身に黒い小袴、足袋。上は手に手甲、長袖の黒い着物の上から羽織を着た総髪隻眼の男。
彼は人間業とは思えないほど、縦横無尽に林を駆け、十数mを飛び跳ねる。
もう一人はジャケットにジーンズ。顔に掛けたサングラスの淵からのぞく目尻には、頬まで届く深い傷跡。手にする杖から見ても、彼が盲目である事は一目瞭然だった。
だが、彼は盲目とはとても思えないほど、まるで見えているかのように走っている。
もし、彼らの生死を分けた理由を求めるとするならば。
それは、心構えだったのかもしれない。
それは、心構えだったのかもしれない。
林の中、木の裏側に片目総髪のサーヴァントは逃げ込んだ。
軍人が木ごと砕かんとミニガンのスイッチを押そうとした瞬間、総髪の男は手より輪状の武具を召喚し、上空へ投げた。
その行動に何の意味があるのか、軍人が一瞬思考したことで、二人の生死を分けた。
暗闇の中、ぷつん、と何かが切れる音が鳴り、次に軍人の真上から銀で編まれた網が落下した。
軍人の身体に絡みつく網。皮膚にまとわりつく違和感。男は自分の慢心に対し激怒する。
初めからあのサーヴァントはこの場所に罠を仕掛けていたのだ!
だが、この程度ならミニガンの銃口を相手に狙い、スイッチを押すのに支障はない。
男は銃口を向けようとし――そこで初めて罠が一つだけでないことを悟った。
男の真上から独特の飛来音を発し、落下する輪状の武器。総髪のサーヴァントは既に棍を召喚し、振りかぶっている。
「輪とこの棍、どちらを避ける!」
総髪の男が叫ぶ。
軍人のサーヴァントは一瞬戸惑う。だが瞬時に思考を切り替え、遠くの間合いより投げられる棍より近くの輪を避ける方が先決と判断。
地面に転がり、輪を避け――そこで思考が途絶えた。
軍人のサーヴァントは総髪のサーヴァントの操る棍の特性と威力、速度を見誤っていたのだ。
総髪の男はまるで稲妻のごとく棍の節を外して伸ばし――節の間に鎖が仕込まれている七節棍と呼ばれる武器だ――軍人の男の頭蓋を打ち砕いていた。
軍人が木ごと砕かんとミニガンのスイッチを押そうとした瞬間、総髪の男は手より輪状の武具を召喚し、上空へ投げた。
その行動に何の意味があるのか、軍人が一瞬思考したことで、二人の生死を分けた。
暗闇の中、ぷつん、と何かが切れる音が鳴り、次に軍人の真上から銀で編まれた網が落下した。
軍人の身体に絡みつく網。皮膚にまとわりつく違和感。男は自分の慢心に対し激怒する。
初めからあのサーヴァントはこの場所に罠を仕掛けていたのだ!
だが、この程度ならミニガンの銃口を相手に狙い、スイッチを押すのに支障はない。
男は銃口を向けようとし――そこで初めて罠が一つだけでないことを悟った。
男の真上から独特の飛来音を発し、落下する輪状の武器。総髪のサーヴァントは既に棍を召喚し、振りかぶっている。
「輪とこの棍、どちらを避ける!」
総髪の男が叫ぶ。
軍人のサーヴァントは一瞬戸惑う。だが瞬時に思考を切り替え、遠くの間合いより投げられる棍より近くの輪を避ける方が先決と判断。
地面に転がり、輪を避け――そこで思考が途絶えた。
軍人のサーヴァントは総髪のサーヴァントの操る棍の特性と威力、速度を見誤っていたのだ。
総髪の男はまるで稲妻のごとく棍の節を外して伸ばし――節の間に鎖が仕込まれている七節棍と呼ばれる武器だ――軍人の男の頭蓋を打ち砕いていた。
軍服と盲目の男の戦いも佳境を迎えていた。
軍服の男は弾倉を落とす。球を打ち尽くしたと見た盲目の男は、目の前の男に向かった突進した。
だが、実は軍人の男はライフルの薬室に一発弾丸を残していた。
この距離なら外しようが無い。男はヘルメットの中でほくそ笑む。
軍服の男は弾倉を落とす。球を打ち尽くしたと見た盲目の男は、目の前の男に向かった突進した。
だが、実は軍人の男はライフルの薬室に一発弾丸を残していた。
この距離なら外しようが無い。男はヘルメットの中でほくそ笑む。
その余裕が、二人の生死を分けた。
ライフルから銃弾が発射。頭部へと確実に命中するはずだった弾丸は、正眼に構えた刀に直撃し――二つに分かれ、男の背後にある木に当たった。
ライフルの弾を剣で斬った!?
驚愕した男は慌てて弾倉をライフルに挿入しようとし。
「遅い!」
瞬間、盲目の男は軍人のマスターに斟酌の間合いまで接近していた。三間半を一息で詰める古流剣術の歩法だ。
男は真上に刀を掲げ、振り下ろす。軍人はとっさにライフルを掲げ盾にした。
刀とライフル。本来ならば防げるはずが、ライフルは鏡のような断面を残し、切断された。
さらに男は振りおろした両腕を返し、瞬時に切り上げる。徹甲弾でさえ防ぐNIJ規格レベルIVのボディアーマーがあっさりと切り裂かれた。
軍人のマスターは切断面から血を噴出させ、どう、と音を立て倒れた。
「遅い!」
瞬間、盲目の男は軍人のマスターに斟酌の間合いまで接近していた。三間半を一息で詰める古流剣術の歩法だ。
男は真上に刀を掲げ、振り下ろす。軍人はとっさにライフルを掲げ盾にした。
刀とライフル。本来ならば防げるはずが、ライフルは鏡のような断面を残し、切断された。
さらに男は振りおろした両腕を返し、瞬時に切り上げる。徹甲弾でさえ防ぐNIJ規格レベルIVのボディアーマーがあっさりと切り裂かれた。
軍人のマスターは切断面から血を噴出させ、どう、と音を立て倒れた。
男は刀の血振るいをし、残心。周囲に殺気を感じないことを確認し、杖に納刀した。
杖を地面に突いた男に、暗闇の中何処からか近づいてきた総髪のサーヴァントが話しかけた。
杖を地面に突いた男に、暗闇の中何処からか近づいてきた総髪のサーヴァントが話しかけた。
「護、そちらも無事だったようだな」
「無事と言えば無事だが……今一つな戦いだった、土鬼」
サングラスをかけた盲目のマスター――土方護は総髪隻眼のサーヴァント――土鬼に対し、不満をあらわにした。
「一撃で相手を仕留めるべきだった。切り上げの際に予備の拳銃を突きつけられたら、そこでお仕舞いだったからな」
護はサングラスのフレームを中指で押し上げ、土鬼に対し顔を向けた。まるで、見えているかのように。否、彼は真実盲目だが『見えて』いるのだ。
護の視界を見る者がいれば、一昔前の3Dゲームか3DCADを想起するだろう。護の目に映る光景は、黒いバックに白いワイヤーフレームで構成された世界だからだ。
その理由は護の書けるサングラスにある。このサングラスは、サングラスと杖の先端から発せられた超音波の反響音から立体映像を分析、構成し網膜に直接投影する最新鋭の視覚障害者用補助システムなのだ。
本来は単体だと解析が遅れ、スパコンのバックアップがあってリアルタイムで機能する代物だが、なぜか現在も問題なく使用できている。
聖杯戦争に参加する盲人に対する、せめてものハンディってやつか。そう護は判断していたが、理由は不明である。
何時停止するか分からないゆえさほど期待はしていないが、敵が見えないと勘違いするなら利用する。その程度には護はサングラスの利点をとらえていた。
実際護は見えずとも他の四感で戦える鍛錬を積み、殺気で敵の位置を判断する事が可能なのだから。
「無事と言えば無事だが……今一つな戦いだった、土鬼」
サングラスをかけた盲目のマスター――土方護は総髪隻眼のサーヴァント――土鬼に対し、不満をあらわにした。
「一撃で相手を仕留めるべきだった。切り上げの際に予備の拳銃を突きつけられたら、そこでお仕舞いだったからな」
護はサングラスのフレームを中指で押し上げ、土鬼に対し顔を向けた。まるで、見えているかのように。否、彼は真実盲目だが『見えて』いるのだ。
護の視界を見る者がいれば、一昔前の3Dゲームか3DCADを想起するだろう。護の目に映る光景は、黒いバックに白いワイヤーフレームで構成された世界だからだ。
その理由は護の書けるサングラスにある。このサングラスは、サングラスと杖の先端から発せられた超音波の反響音から立体映像を分析、構成し網膜に直接投影する最新鋭の視覚障害者用補助システムなのだ。
本来は単体だと解析が遅れ、スパコンのバックアップがあってリアルタイムで機能する代物だが、なぜか現在も問題なく使用できている。
聖杯戦争に参加する盲人に対する、せめてものハンディってやつか。そう護は判断していたが、理由は不明である。
何時停止するか分からないゆえさほど期待はしていないが、敵が見えないと勘違いするなら利用する。その程度には護はサングラスの利点をとらえていた。
実際護は見えずとも他の四感で戦える鍛錬を積み、殺気で敵の位置を判断する事が可能なのだから。
「そっちこそ、お前がその気なら一撃で仕留められたんじゃないのか」
「かもしれん。だが俺はまだ、サーヴァント戦にも現代戦にも熟知していない。敵を知り、己を知らばというやつだ。
特に、サーヴァントとマスター2人に対しどのように接すれば、一騎ずつ分けられるか知りたかった」
「そういえばお前の望みからすればそれを知るのは当然か。全く『サーヴァントとの一騎討ち』ってのは……およそ暗殺者(アサシン)らしくない望みだよな」
「クラスは俺が決めた訳じゃない。俺を、いや英霊を完全に召喚するのは聖杯といえど不可能だった。そのためクラスを当てはめる必要があった。
そして俺の適性はアサシン以外になかった。それだけの事だ」
護は懐からサーヴァントカードを取り出し、手で回した。
「俺は聖杯なんぞ興味は無いし、勝手に人を呼び出し殺し合いをさせる奴の思惑通りに動きたくない気持ちもあるが」
護は杖の先を指で弾いた。
「一方でそんな事はどうでもいい、と考える自分もいる。俺が求めているのはこの剣を振るえる『戦場』と『理由』だからな」
「戦場ならお前の時代にもあるのではないか?」
「お前のように剣術や棒術が実戦で使われる時代ならまだいいさ。
だがさっき戦った連中のように、銃器が戦闘の主たる武器に変わった現代で剣を振るう事しかできない阿呆がどう生きていけばいい?」
護は杖の先で地面をたたいた。
「だから、手前勝手に人を呼びつけサーヴァントとやらを召喚させ、さあ戦えというのは腹が立つが、戦いそのものはむしろ望むところなのさ」
「随分と身勝手な理屈だ」
「自ら望んだ道だ。その程度の覚悟は必要だろう。俺は『手段』のためなら『目的』は選ばんからな」
「そこは俺も同じだ。俺がこの聖杯戦争に求めるのは、聖杯を手中に収める『結果』ではなくそこまでの『過程』。俺の修めた裏の武芸が古今東西の英霊相手にどこまで通用するかだからな」
土鬼は袖の内に手を収めた。
「問題は、この聖杯戦争の場合、誰がマスターに選ばれるか、俺たちサーヴァントには基準が不明という事だ。最悪の場合、何も知らない女子供がマスターになる可能性もある」
「そういう事態も有り得るか。覚悟も戦う術もない奴を戦争に巻き込めば、面倒くさい事になると決まっているんだ。全く、ふざけやがって」
冷静な土鬼に対し、護は忌々しげに舌打ちした。
「そういう女子供となると、剣も鈍るか?」
土鬼の問いに対し、護は足を止め、土鬼を睨みつけた。
「勘違いするなよ。相手がサーヴァントという『凶器』を俺にぶつけるのなら、例え女子供だろうと敵だ。そして俺自身が追い詰められれば、何者の命も絶つ! 過去そうしてきたようにな」
「祖に遭うては祖を斬り、仏に遭えば仏を斬る……というところか。それでも、無辜の人間まで殺そうとしないあたり、凶刃を振るう血に飢えた人斬りという訳でもないのはありがたい」
「もし、俺がそんな虐殺者だったらどうする気だった?」
「そんな奴、さっさと打ち殺して他のマスターを探すか、次の機会を狙ったさ」
「こいつ……」
護と土鬼は互いを見つめ笑いあった。
「かもしれん。だが俺はまだ、サーヴァント戦にも現代戦にも熟知していない。敵を知り、己を知らばというやつだ。
特に、サーヴァントとマスター2人に対しどのように接すれば、一騎ずつ分けられるか知りたかった」
「そういえばお前の望みからすればそれを知るのは当然か。全く『サーヴァントとの一騎討ち』ってのは……およそ暗殺者(アサシン)らしくない望みだよな」
「クラスは俺が決めた訳じゃない。俺を、いや英霊を完全に召喚するのは聖杯といえど不可能だった。そのためクラスを当てはめる必要があった。
そして俺の適性はアサシン以外になかった。それだけの事だ」
護は懐からサーヴァントカードを取り出し、手で回した。
「俺は聖杯なんぞ興味は無いし、勝手に人を呼び出し殺し合いをさせる奴の思惑通りに動きたくない気持ちもあるが」
護は杖の先を指で弾いた。
「一方でそんな事はどうでもいい、と考える自分もいる。俺が求めているのはこの剣を振るえる『戦場』と『理由』だからな」
「戦場ならお前の時代にもあるのではないか?」
「お前のように剣術や棒術が実戦で使われる時代ならまだいいさ。
だがさっき戦った連中のように、銃器が戦闘の主たる武器に変わった現代で剣を振るう事しかできない阿呆がどう生きていけばいい?」
護は杖の先で地面をたたいた。
「だから、手前勝手に人を呼びつけサーヴァントとやらを召喚させ、さあ戦えというのは腹が立つが、戦いそのものはむしろ望むところなのさ」
「随分と身勝手な理屈だ」
「自ら望んだ道だ。その程度の覚悟は必要だろう。俺は『手段』のためなら『目的』は選ばんからな」
「そこは俺も同じだ。俺がこの聖杯戦争に求めるのは、聖杯を手中に収める『結果』ではなくそこまでの『過程』。俺の修めた裏の武芸が古今東西の英霊相手にどこまで通用するかだからな」
土鬼は袖の内に手を収めた。
「問題は、この聖杯戦争の場合、誰がマスターに選ばれるか、俺たちサーヴァントには基準が不明という事だ。最悪の場合、何も知らない女子供がマスターになる可能性もある」
「そういう事態も有り得るか。覚悟も戦う術もない奴を戦争に巻き込めば、面倒くさい事になると決まっているんだ。全く、ふざけやがって」
冷静な土鬼に対し、護は忌々しげに舌打ちした。
「そういう女子供となると、剣も鈍るか?」
土鬼の問いに対し、護は足を止め、土鬼を睨みつけた。
「勘違いするなよ。相手がサーヴァントという『凶器』を俺にぶつけるのなら、例え女子供だろうと敵だ。そして俺自身が追い詰められれば、何者の命も絶つ! 過去そうしてきたようにな」
「祖に遭うては祖を斬り、仏に遭えば仏を斬る……というところか。それでも、無辜の人間まで殺そうとしないあたり、凶刃を振るう血に飢えた人斬りという訳でもないのはありがたい」
「もし、俺がそんな虐殺者だったらどうする気だった?」
「そんな奴、さっさと打ち殺して他のマスターを探すか、次の機会を狙ったさ」
「こいつ……」
護と土鬼は互いを見つめ笑いあった。
常識の枠を踏み越えた行動を、人は時に『狂気』と呼ぶ。それを為す者を『鬼』と呼ぶ。
この二人は正しく習得した技を極める事のみを目的とする『剣鬼』であった。
この二人は正しく習得した技を極める事のみを目的とする『剣鬼』であった。
【サーヴァント】
【CLASS】
アサシン
【CLASS】
アサシン
【真名】
土鬼
土鬼
【性別】
男性
男性
【出展】
闇の土鬼
闇の土鬼
【パラメーター】
筋力C 耐久D+ 敏捷A 魔力E 幸運A 宝具B
筋力C 耐久D+ 敏捷A 魔力E 幸運A 宝具B
【属性】
中立・中庸
中立・中庸
【クラス別能力】
気配遮断:A+
サーヴァントとしての気配を絶つ。完全に気配を絶てば発見することは不可能に近い。
ただし自らが攻撃態勢に移ると気配遮断のランクは大きく落ちる。
気配遮断:A+
サーヴァントとしての気配を絶つ。完全に気配を絶てば発見することは不可能に近い。
ただし自らが攻撃態勢に移ると気配遮断のランクは大きく落ちる。
【保有スキル】
千里眼:D
視力の良さ。動体視力、遠近感、周辺視野、暗順応の向上。
千里眼:D
視力の良さ。動体視力、遠近感、周辺視野、暗順応の向上。
直感:A
戦闘時に常に自身にとって最適な展開を“感じ取る”能力。
鍛錬、戦闘経験により研ぎ澄まされた第六感はもはや未来予知に近い。視覚・聴覚に干渉する妨害を半減させる。
戦闘時に常に自身にとって最適な展開を“感じ取る”能力。
鍛錬、戦闘経験により研ぎ澄まされた第六感はもはや未来予知に近い。視覚・聴覚に干渉する妨害を半減させる。
一寸の見切り:A
敵の攻撃に対し、間合いを計り回避する能力。同じ敵の同じ技は一度見れば完全に見切ることが出来る。
但しランク以上の見切りを阻害するスキルでの攻撃、範囲攻撃や技術での回避が不可能な攻撃は、これに該当しない。
敵の攻撃に対し、間合いを計り回避する能力。同じ敵の同じ技は一度見れば完全に見切ることが出来る。
但しランク以上の見切りを阻害するスキルでの攻撃、範囲攻撃や技術での回避が不可能な攻撃は、これに該当しない。
常在戦場の心得:B
常に十全の戦闘能力を発揮するため、盤石の態勢を整える技術。
デバフを無効化し、状態異常の防御や回復に有利な補正を得る。
常に十全の戦闘能力を発揮するため、盤石の態勢を整える技術。
デバフを無効化し、状態異常の防御や回復に有利な補正を得る。
戦闘続行:A+
万人に一人の生命力。
HPが0になっても、判定次第で蘇生する。
万人に一人の生命力。
HPが0になっても、判定次第で蘇生する。
左腕不随:B+
前兆なく突発的に左腕が麻痺し、長くて2時間は指一本動かすこともできなくなる。
頭部に打撃を加えられると発症する可能性が高まり、回復するまでの時間も長引く。
前兆なく突発的に左腕が麻痺し、長くて2時間は指一本動かすこともできなくなる。
頭部に打撃を加えられると発症する可能性が高まり、回復するまでの時間も長引く。
【宝具】
『闇の土鬼』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:― 最大補足:―
裏の武芸を極めた土鬼の象徴。
闇の武芸における全ての武具を魔力の続く限り無限に召喚し、自在に操る。
武具はDランク相当の宝具として扱われる。
『闇の土鬼』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:― 最大補足:―
裏の武芸を極めた土鬼の象徴。
闇の武芸における全ての武具を魔力の続く限り無限に召喚し、自在に操る。
武具はDランク相当の宝具として扱われる。
七節棍:七つの節に鎖が仕込まれてあり、土鬼の技術により伸縮自在。
土鬼はこれを主武器とし、両端を敵の間近で投げる戦法を用いる。
霞のつぶて:指で石、または鉄の玉を弾く。他の武芸では「指弾」「如意珠」とも呼ばれる技。
ただの石ころが、土鬼の手にかかればDランク相当の宝具と化す。
錫杖:先端が尖っていて、槍としても使える。
尺八:吹けば毒針が発射される。
仕込み傘:傘の根元に針が仕込まれており、さらに骨も針になっている。
心臓を突いても痛みはなく、肉が閉まり傷跡を残さず出血もしないが、数十分後確実に死ぬ。
輪:中国武術で使う圏に近い。
投擲や紐を付けて振り回して用いる。
銀線:極細で出来た鋼の糸。
太い木の幹や人間の首も両断する。
銀網:髪のように細い鋼の糸で編まれた網。
蜘蛛の巣のように相手をとらえる。
梅吒:梅の花を模した武具。ひもにつけて振り回す。
先端の針には毒がある。
飛孤:熊の爪を模した武具。紐に付けて投擲する。
当たれば爪が肉に食い込むよう作られている。
多条鞭:ある時は一本に纏わり相手を打ち据え、ある時は十数本に分かれ相手を絡め取る。
双条鞭:二本の軟鞭。当たれば骨も折れる威力を誇る。
毒針:長さ二寸程度の細い針。
土鬼は飛ばした武具の影に隠れるよう投擲する使用法を好む。
手甲鉤:手甲に取り付けられる熊の爪の様な武具。
投縄:両端に分銅が付けられており、相手に絡みつくように作られている。
縄に針が付けられている物もあり、針には毒が染み込ませてある。
編笠:目元まで覆い隠す深い編み笠。
頭頂部には鉄板が仕込んであり、盾としても使える。
仕込み槍:先端部に鎖を仕込んだ節があり、伸縮自在。
角手:手にはめる太い針が付いた、ナックルダスター状の武具。
含み針:口中に含み、不意を突いて吐き出す。
弓矢:Dランク相当の宝具ではあるが、ごく普通の弓矢。
刀:Dランク相当の宝具ではあるが、ごく普通の打刀。
土鬼はこれを主武器とし、両端を敵の間近で投げる戦法を用いる。
霞のつぶて:指で石、または鉄の玉を弾く。他の武芸では「指弾」「如意珠」とも呼ばれる技。
ただの石ころが、土鬼の手にかかればDランク相当の宝具と化す。
錫杖:先端が尖っていて、槍としても使える。
尺八:吹けば毒針が発射される。
仕込み傘:傘の根元に針が仕込まれており、さらに骨も針になっている。
心臓を突いても痛みはなく、肉が閉まり傷跡を残さず出血もしないが、数十分後確実に死ぬ。
輪:中国武術で使う圏に近い。
投擲や紐を付けて振り回して用いる。
銀線:極細で出来た鋼の糸。
太い木の幹や人間の首も両断する。
銀網:髪のように細い鋼の糸で編まれた網。
蜘蛛の巣のように相手をとらえる。
梅吒:梅の花を模した武具。ひもにつけて振り回す。
先端の針には毒がある。
飛孤:熊の爪を模した武具。紐に付けて投擲する。
当たれば爪が肉に食い込むよう作られている。
多条鞭:ある時は一本に纏わり相手を打ち据え、ある時は十数本に分かれ相手を絡め取る。
双条鞭:二本の軟鞭。当たれば骨も折れる威力を誇る。
毒針:長さ二寸程度の細い針。
土鬼は飛ばした武具の影に隠れるよう投擲する使用法を好む。
手甲鉤:手甲に取り付けられる熊の爪の様な武具。
投縄:両端に分銅が付けられており、相手に絡みつくように作られている。
縄に針が付けられている物もあり、針には毒が染み込ませてある。
編笠:目元まで覆い隠す深い編み笠。
頭頂部には鉄板が仕込んであり、盾としても使える。
仕込み槍:先端部に鎖を仕込んだ節があり、伸縮自在。
角手:手にはめる太い針が付いた、ナックルダスター状の武具。
含み針:口中に含み、不意を突いて吐き出す。
弓矢:Dランク相当の宝具ではあるが、ごく普通の弓矢。
刀:Dランク相当の宝具ではあるが、ごく普通の打刀。
『血風陣』
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:2~50 最大補足:100人
生前戦ってきた血風党の党員を召喚し、連携による波状攻撃、一斉攻撃を仕掛ける。党員の武具は上記『闇の土鬼』にある物と同一である。
本来この宝具は土鬼の物ではないが、並行世界の同一存在『直系の怒鬼』の影響により、使用できるようになった。
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:2~50 最大補足:100人
生前戦ってきた血風党の党員を召喚し、連携による波状攻撃、一斉攻撃を仕掛ける。党員の武具は上記『闇の土鬼』にある物と同一である。
本来この宝具は土鬼の物ではないが、並行世界の同一存在『直系の怒鬼』の影響により、使用できるようになった。
【weapon】
宝具欄を参照。
宝具欄を参照。
【人物背景】
横山光輝作「闇の土鬼」の主人公。
元は貧しい農家に生まれ、口減らしに土へ埋められる。
だが極めて稀な生命力を持っていたこの赤子は土中で泣き叫び、恐れた父親に鍬を振るわれるが、それでも生きていた。
その生命力に注目した大谷主水という裏の武芸を修めた武芸者に拾われ、土鬼と名付けられた。
十数年後、血風党という暗殺集団の脱党者だった主水は元同士に襲われ、死の間際に土鬼に対し裏の武芸で天下一の武芸者を目指す夢、それを土鬼に託そうとした旨を語る。
それを聞いた土鬼は要人暗殺のために結成されたはずが、平和な時代で単なる血に飢えた暗殺集団に堕ちた血風党を滅ぼし、その過程で裏の武芸を究めんと決意した。
紆余曲折の末、血風党の長、無明斎と対峙するが、無明斎は圧倒的な優位にありながら土鬼を殺そうとしなかった。
幕府の急速な大名弾圧から血風党の末路を悟り、せめて自分が編み出した裏の武芸を土鬼に残し、完成させてほしいと願ったからであった。
血風党の四天王を倒し、本拠の血風城まで辿り着いた土鬼に無明斎は稽古をつけ、裏の武芸のすべてを伝えた。
その後、刺客として現れた柳生十兵衛と戦い、無明斎の前で打ち破り裏の武芸を極めた事を証明する。
土鬼は血風党の始末をつけ自決する無明斎、炎に包まれる血風城を見届けた後、いずこかへと去った。
その後の土鬼の行方は、定かではない。
横山光輝作「闇の土鬼」の主人公。
元は貧しい農家に生まれ、口減らしに土へ埋められる。
だが極めて稀な生命力を持っていたこの赤子は土中で泣き叫び、恐れた父親に鍬を振るわれるが、それでも生きていた。
その生命力に注目した大谷主水という裏の武芸を修めた武芸者に拾われ、土鬼と名付けられた。
十数年後、血風党という暗殺集団の脱党者だった主水は元同士に襲われ、死の間際に土鬼に対し裏の武芸で天下一の武芸者を目指す夢、それを土鬼に託そうとした旨を語る。
それを聞いた土鬼は要人暗殺のために結成されたはずが、平和な時代で単なる血に飢えた暗殺集団に堕ちた血風党を滅ぼし、その過程で裏の武芸を究めんと決意した。
紆余曲折の末、血風党の長、無明斎と対峙するが、無明斎は圧倒的な優位にありながら土鬼を殺そうとしなかった。
幕府の急速な大名弾圧から血風党の末路を悟り、せめて自分が編み出した裏の武芸を土鬼に残し、完成させてほしいと願ったからであった。
血風党の四天王を倒し、本拠の血風城まで辿り着いた土鬼に無明斎は稽古をつけ、裏の武芸のすべてを伝えた。
その後、刺客として現れた柳生十兵衛と戦い、無明斎の前で打ち破り裏の武芸を極めた事を証明する。
土鬼は血風党の始末をつけ自決する無明斎、炎に包まれる血風城を見届けた後、いずこかへと去った。
その後の土鬼の行方は、定かではない。
人生の目的は裏の武芸の神髄を見極める事で、対戦した宮本武蔵(土鬼はそうとは知らず戦っている)から「お前は死ぬまで敵を求めてさまようだろう」と評されている。
【方針】
サーヴァントとの一騎打ちを望む。
サーヴァントとの一騎打ちを望む。
【把握媒体】
横山光輝作「闇の土鬼」全三巻が発売中です。
横山光輝作「闇の土鬼」全三巻が発売中です。
【マスター】
土方護
土方護
【出展】
死が二人を分かつまで
死が二人を分かつまで
【性別】
男性
男性
【能力・技能】
一刀流、新当流、無外流、示現流など複数の流派を習得している。
達人の腕前と「断罪」が合わさり、飛来する拳銃、小銃の弾丸、鉄パイプ、自動車のドア、超硬合金、果てはミサイルまで切断する。
一刀流、新当流、無外流、示現流など複数の流派を習得している。
達人の腕前と「断罪」が合わさり、飛来する拳銃、小銃の弾丸、鉄パイプ、自動車のドア、超硬合金、果てはミサイルまで切断する。
【weapon】
単分子刀「断罪」
鞘が盲人用の杖に偽装されている仕込み刀。銘の断罪は刀匠が犯罪に対する思いにより入れてある。
切れ刃の部分が単分子層で形成されており、理論上あらゆる物質を切断できる。
単分子刀「断罪」
鞘が盲人用の杖に偽装されている仕込み刀。銘の断罪は刀匠が犯罪に対する思いにより入れてある。
切れ刃の部分が単分子層で形成されており、理論上あらゆる物質を切断できる。
大太刀「鬼包丁」
刀身三尺を超える実戦刀。
こちらも切れ刃が単分子層なのか、ビルの鉄柱をも一刀両断できる。
刀身三尺を超える実戦刀。
こちらも切れ刃が単分子層なのか、ビルの鉄柱をも一刀両断できる。
ナイフ
ジャケットの内に忍ばせている。数は十数本。
刀の間合いより遠い相手に対し用いる。
ジャケットの内に忍ばせている。数は十数本。
刀の間合いより遠い相手に対し用いる。
サングラス
超音波の反響音を解析した映像を、網膜に直接投影する。
銃の弾道予測プログラムが搭載されており、銃口の向きから事前に弾丸の予想軌道を映像にして示す。
他に音声を識別し、人物を登録する機能や、骨振動を利用した通信機能、補聴機付。
本来マスターに与えられる端末のアプリが全てこの中に内蔵されている。
超音波の反響音を解析した映像を、網膜に直接投影する。
銃の弾道予測プログラムが搭載されており、銃口の向きから事前に弾丸の予想軌道を映像にして示す。
他に音声を識別し、人物を登録する機能や、骨振動を利用した通信機能、補聴機付。
本来マスターに与えられる端末のアプリが全てこの中に内蔵されている。
【人物背景】
漫画『死が二人を分かつまで』の主人公。
少年の頃、飲酒運転の事故に巻き込まれ両親を失う。その後祖父の知人である剣術の師範に引き取られ、剣の修行に没頭していた。
他者から見て異常な程の鍛錬の量は如何なる理由か不明だったが、もしかしたら両親の敵を討つためだったのかもしれない、と推測されていた。
そして中学二年の時、事故を起こした男が酔っぱらい道端で寝ている姿をまるでゴミを見るかのような目つきで見据え、敵に対する関心を失ってしまう。
だが剣術をやめることなく、さらに激しい修行を自らに課してゆく。稽古時間は日に15時間という常軌を逸した量だった。
二十歳を越えた頃、師匠との闇稽古で師を打ち殺し、真に剣鬼の道へと突き進むことになる。
その後、繁華街でヤクザ相手に喧嘩を吹っ掛けたりしていたようだが、エレメンツ・ネットワークという犯罪被害者を母体としたヴィジランテグループに所属。
現代戦闘の軍事訓練を受けた後、派遣先のチェチェンで戦闘中、炸裂弾の破片を至近距離で浴び視力を失う。
日本に帰還後、目が見えなくても戦えるよう鍛錬を積んでいたが、エレメンツ・ネットワークによる最新鋭の視覚補助システムの提供及び実験を条件に都市犯罪に対する自警を承諾する。
そして、テスト中に将来の伴侶となる遠山遥と出会う事になる。
漫画『死が二人を分かつまで』の主人公。
少年の頃、飲酒運転の事故に巻き込まれ両親を失う。その後祖父の知人である剣術の師範に引き取られ、剣の修行に没頭していた。
他者から見て異常な程の鍛錬の量は如何なる理由か不明だったが、もしかしたら両親の敵を討つためだったのかもしれない、と推測されていた。
そして中学二年の時、事故を起こした男が酔っぱらい道端で寝ている姿をまるでゴミを見るかのような目つきで見据え、敵に対する関心を失ってしまう。
だが剣術をやめることなく、さらに激しい修行を自らに課してゆく。稽古時間は日に15時間という常軌を逸した量だった。
二十歳を越えた頃、師匠との闇稽古で師を打ち殺し、真に剣鬼の道へと突き進むことになる。
その後、繁華街でヤクザ相手に喧嘩を吹っ掛けたりしていたようだが、エレメンツ・ネットワークという犯罪被害者を母体としたヴィジランテグループに所属。
現代戦闘の軍事訓練を受けた後、派遣先のチェチェンで戦闘中、炸裂弾の破片を至近距離で浴び視力を失う。
日本に帰還後、目が見えなくても戦えるよう鍛錬を積んでいたが、エレメンツ・ネットワークによる最新鋭の視覚補助システムの提供及び実験を条件に都市犯罪に対する自警を承諾する。
そして、テスト中に将来の伴侶となる遠山遥と出会う事になる。
性格は天邪鬼。自称剣を極める事しか頭にない一般社会不適合者。
悪人相手には容赦がなく手足三本を切り落としたり、一度斬った腕の腱を、縫合手術を受けた後もう一回斬りに行ったりとかなりドS。
かといって外道というほどでもなく、独自の正義感をもち、子供相手には悪態をつきつつも優しい一面がある。
子供でも犯罪者なら剣で掌を刺し貫いたりするが。
悪人相手には容赦がなく手足三本を切り落としたり、一度斬った腕の腱を、縫合手術を受けた後もう一回斬りに行ったりとかなりドS。
かといって外道というほどでもなく、独自の正義感をもち、子供相手には悪態をつきつつも優しい一面がある。
子供でも犯罪者なら剣で掌を刺し貫いたりするが。
この護が召喚された時間軸は最終回、全てが終わった後、数年後に結婚するまでの間である。
【マスターとしての願い】
剣を振るえる戦場を望む。相手が強者で悪党ならば尚良し。
剣を振るえる戦場を望む。相手が強者で悪党ならば尚良し。
【方針】
マスターとの一騎打ちに持ち込めるよう、状況を整理していく。
マスターとの一騎打ちに持ち込めるよう、状況を整理していく。
【ロール】
防衛隊隊員
防衛隊隊員
【把握媒体】
漫画が全26巻発売中です。
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