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カイリュー トレーナー型 - (2020/11/27 (金) 01:09:56) の編集履歴(バックアップ)


カイリュー トレーナー型

No.149 タイプひーずでわたる!のいいりゅはれれぶらごーおーぜろ!!はっ!!だっせーい!いかさまちょんまげ!!を覚えたミニリュウを手に入れられるが、遺伝はできない。
ニンテンドウカップ2000の決勝大会にもエントリーされてはいるが、エース仕様にせざるを得ないレギュレーションも相変わらず。

600族仲間に岩/悪のバンギラスが追加された。やはりレベル55しか使えないのでエース固定なのが難点だが、
当時最強クラスだったカビゴンに打ち勝てる素質を持っているなど良い面もあった。4倍弱点の格闘技も当時はまだ貧弱だった。

金銀クリスタル、ポケモンスタジアム金銀ではチャンピオンのワタルが使用。
本編ではレベル55未満のカイリューを3体も使用する為、またしても改造疑惑が浮上。
またロケット団のアジトを調査するイベントでは人に向けてカイリューに「はかいこうせん」を撃たせ、
ポケスタ金銀では道具重複禁止のルールでせんせいのツメを2個持たせるズルを行うなど、ネタ度に更に磨きがかかった。

第3世代

つのドリルやしんそく、リフレクターが没収されてしまったが、じしんやかわらわり、つばめがえしなどの物理技が増え、
また強力な積み技りゅうのまいを遺伝で獲得。ようやく攻撃力を活かしやすくなってきた。
カイリューに与えられた特性は「せいしんりょく」。対ねこだまし程度の用途しかなかった。
またしんぴのまもりの仕様変更で、げきりんによる混乱は避けられなくなった。
さらに進化レベル55が災いし、この頃から公式大会でバンギラスと共に使用不能となった。

600族仲間として追加されたのはボーマンダとメタグロス。
ボーマンダはバランスよく高い能力と強力な特性「いかく」を備え、同タイプのカイリューにとって手強いライバルとなった。
メタグロスはやはり優秀な特性「クリアボディ」と鋼/エスパーによる耐性と高い耐久能力、強力な一致技により高い人気を得た。
またこの時代からドラゴンが増え、初の幻でない600族伝説であるラティオス・ラティアスも登場。当時から特殊ドラゴンのトップに君臨した。
バンギラスは禁止伝説2体に続く3体目の天候変化特性「すなおこし」を引っ提げて外伝のポケモンコロシアムのラスボスとして登場したが、
当時の砂嵐は上記の二つの天候に比べ利点が薄かった。

ポケモンXD 闇の旋風ダークルギアでは最後のダークポケモンとして登場。リライブすることでいやしのすずを覚えられる。

第4世代

技の物理・特殊分割により、威力120の物理技に化けたげきりんによって大幅に火力が増した。
非伝説では唯一のタイプ一致りゅうのまいげきりんの使い手であり、弱点軽減の実などにより積みやすくもなった。
三色パンチの物理化で攻撃技の選択肢も広がり、はねやすめによって耐久力も獲得。
1回舞っても抜かれてしまうスカーフ、4倍ダメージの先制技こおりのつぶてなどの向かい風もあるが、
トゲキッスの登場によりせいしんりょくの価値も上昇、使用率が高かったゴウカザルに有利などの利点も生まれた。
また、ドラゴン全般に強力な特殊ドラゴン技のりゅうせいぐんが行き渡った。
プラチナの教え技ではねっぷうやばかぢからが追加された反面、ドラゴン全般にげきりんが普及し相対的な価値が下がった。
金銀リメイクでしんそくミニリュウイベントが復活、更に遺伝が可能になった。

新600族にはチャンピオンのシロナの切り札を務めたガブリアスが追加。
優れた能力バランスとドラゴン/地面による攻撃技の隙の無さ、砂パでの凶悪さでシングル界の筆頭に立った。
ボーマンダは二刀による受けにくさでまさに暴慢化、ラティオスは特殊の威力向上でますます猛威を振るうなど、ドラゴンの暴走が始まった。
そのドラゴンに耐性を持つメタグロスはかみなりパンチ・れいとうパンチの物理化、バレットパンチ、しねんのずつきの習得などで強化され、
威嚇耐性とだいばくはつ耐性、更にだいばくはつ持ちである事が評価され、ダブル界での筆頭になった。
バンギラスは一致物理技の強化、50フラット導入による50戦初参戦、砂嵐の強化により活躍の場を増やした。
同特性持ちや格闘技の充実など向かい風もあるが、上記のガブリアスとのコンビで猛威を振るうようになった。
一般伝説600族としてヒードランとクレセリアが登場。前者はタイプ耐性と火力、後者は圧倒的な耐久力に定評がある。

対戦面では上記のポケモン達には若干押され気味だったカイリューだが、タワータイクーンのクロツグが手加減モードで使用する。
金銀リメイクでもレベルチートは相変わらずだったワタルだが、強化版ではチート要素を撤回、
更に強力なドラゴン集大成+αのパーティをレベル70強で挑んでくる。
ドラゴン一辺倒でバランスこそ悪いが火力面では最高クラスのトレーナーとなり、特にガブリアスはシロナのものよりガチ構成である。

第5世代

威力120の特殊飛行技ぼうふうを始め様々な技を新たに習得、しんそくの優先度が上昇し使い勝手が向上。
その上、今作の目玉である夢特性に準専用の新特性「マルチスケイル」を獲得し、汎用性とタイマン性能が大幅にアップ。
元から豊富だった技のレパートリーとこの特性により様々な型が生み出され、対戦での使用率はトップクラスになった。
一方、つららばりの強化やパルシェンの覚醒、
マルスケを無視する「かたやぶり」と強力な竜舞逆鱗の使い手オノノクスの登場など新たな脅威も生まれた。
ダブルバトルでは精神力の有用性とマルチスケイルとの相性の悪さからあまり立場は変わっていないが、
トリプルバトルは飛行技の仕様のおかげで暴風、龍の波動という複数のタイプ一致遠隔技を使えるという利点がある。

新600族に悪複合のサザンドラが登場。シナリオではラスボスのゲーチスの切り札として登場、かなりのガチ構成で語り草となった。
対戦面では微妙な素早さから当初の評価は低かったが、優秀な火力や豊富な耐性による繰り出し性能により評価が見直された。
バンギラスはドリュウズの登場でますます強力になった砂パの大将として、熾烈な天候合戦を繰り広げている。
ガブリアスとラティオスは相変わらずトップメタとして君臨している。
メタグロスはだいばくはつの弱体化と炎の強化が向かい風だが、ドラゴンストッパーとしての役割は健在。
ボーマンダは格闘受けの性能が評価されるようになったが、火力インフレにより前世代と比べて使用率は落ち着いた。
今世代の一般600族伝説はランドロス。ガブリアスと傾向は似ているが個性的な技で差別化でき、威嚇持ちの霊獣フォルムがかなり優秀。

BW2になりワタルが金銀世代のチャンピオンとしてPWTに参戦。彼はこれでクリムガンと伝説を除く全てのドラゴンを使ったことになる。
ただしHGSS同様ドラゴンに偏りすぎなので高種族値で固めた割にアデクやシロナより弱いという意見が結構ある。
ダウンロードトーナメントでは竜舞マルチスケイルカイリューで襲いかかってくるが、
マルスケがあるのにヤチェのみまで持たせていたり、しんそくを持っていなかったりとつけ入る隙はある。パルシェンで3タテされるのは秘密。

第6世代

新要素としてメガシンカが登場したが、カイリューには実装無し。
前世代から継続してマルスケとしんそく、その他多彩な技で安定した性能を維持している。
ただしドラゴン無効のフェアリータイプの追加で、前世代まで主力技だったげきりんは行動制限もあって使い所が難しくなった。

新600族にはヌメルゴンが追加。公式設定で最弱ドラゴンタイプのヌメラから600族に躍進するというコイキングポジションも兼ねたキャラ。
アタッカーが多い600族では珍しく特殊受け向きの種族値。ラティアスとは素早さや特性、タイプ相性の違いで役割はほとんど被らない。
他の600族は全員禁止級で、一般600族伝説は今回登場しなかった。

バンギラスはすなおこしが永続効果ではなくなったが、メガシンカ後も特性が据え置きのため
進化のタイミングによって交代無しで効果の延長が可能。相変わらず砂パの要として猛威を振るっている。
環境トップメタの一角であるファイアローをカモにできるのも魅力。
ボーマンダはメガシンカ後の特性・スカイスキンによって念願の高威力飛行技を獲得。
スキン系特性の効果対象で実質物理技最強のすてみタックルを自力習得できるのが大きい。特殊型もハイパーボイスを習得可能。
メタグロスはフェアリーへの優位性に加え、メガシンカでラティオスと同等の素早さとかたいツメ補正の乗ったより高い攻撃性能を得た。
ただ、ギルガルドという手強いライバルの出現およびファイアローメガバシャーモと言った強力炎勢が環境にいること、
鋼タイプの耐性変更による弱点増加、代名詞のコメパンの威力低下と向かい風も強く、他の600族に比べると1歩引いた位置にいる。
ラティオスは特殊技の威力低下、フェアリータイプの出現、対処不可の難敵の大量出現による抜き性能の低下など、
環境にとことん嫌われて使用率トップクラスから陥落。
メガシンカに至っては合計100の種族値上昇の内40を攻撃に入れるという仕様に加え、
最も手を加えるべき素早さに全く振られないという手酷い処遇を受けた。
非禁止級最強のりゅうせいぐん使いの座もドラミドロ(隠れ特性)に奪われてしまう始末…。
しかし速攻特殊アタッカーとしてクセのない優秀な能力値や、弱体化してもなお強力な眼鏡りゅうせいぐん、
アタッカーと壁張りを同時にこなせる汎用性の高さなどの評価点は健在で、完全に落ちぶれたわけではない。
なお、ラティアスはメガシンカでそれなりに理想的なステータスを貰っており、癒やしの願いサポートや瞑想積み型などで活躍している。
ガブリアスは相変わらずのトップメタだが、メガシンカ後は最大の長所である素早さが低下するため、運用は殆ど従来通り。
ORASではゲーム中でやたらと強ポケの代表としてプッシュされており、
中にはフライゴンに対する当て付けや、カリンの名台詞に対する嘲りとも取れるネタも…。
サザンドラはフェアリーが4倍弱点となるため当初は大幅な弱体化が懸念されたが、
元々氷4倍を抱える者が多いドラゴンタイプの中にあってはそこまで深刻な欠点とはならず、
むしろ鋼の耐性変更で悪技の一貫性が増したことや、相性補完抜群の相棒・ギルガルドが登場したことなど好転した要素も多く、
前世代に比べ竜より悪としての要素が強くなった形で活躍を続ける格好となっている。

これまで決して解禁されることなく、長年にわたりネタとして愛され続けてきたワタルのカイリューだが、
2016年2月に初代VCの配信を記念して開かれたインターネット大会「カントークラシック」の参加賞としてついに解禁
もちろんバリアー完備である
20年の時を経て、ようやく公式にバリアー持ちカイリューの存在が認められたのである。
ただあくまで初代の再現であるためレベルは62であり、第2世代の低レベル改造疑惑については解消していない。

第7世代

2017年1月に行われるポケモンバンクのアップデートまで過去作のポケモンは連れて来れなかったが、
サン・ムーンの時点でバンギラスとラティ兄妹、幻枠以外の歴代600族が解禁済み。
メガシンカは素でアローラ図鑑に含まれた面々のみ最初から解禁済みでバンギラスやラティ兄弟は後に大会の参加賞やふしぎなおくりもので解禁、
USUMではバトルツリーの景品に全メガストーンが登場した。
スキン系特性の威力補正が1.3倍から1.2倍に引き下げられたためメガボーマンダの火力が少し抑えられた他、
カプシリーズやミミッキュの加入でフェアリータイプの層が厚くなり、ドラゴンタイプが多い600族は相対的に弱体化した。
特にガブリアスは度重なるメタポケの登場に耐えきれず、この世代でついに長年支えてきたレート覇者の座を追われる事に。
それでもシングルベスト30内にはランクインしており、痩せても枯れてもかつての覇者の意地で環境に食らいついている。

新600族としてジャラランガが追加。
歴代初のドラゴン/かくとうタイプだが、火力が攻撃110・特攻100と600族としては低めな上に格闘物理技はスカイアッパー止まり、
専用技のスケイルノイズが特殊扱いなので特殊型にすると命中不安の気合い玉の採用を強いられる、
素早さも85と微妙な上に先制技を覚えない。
また防御と特防の高さに対し肝心のHPが75と600族中最低であり、何かしら秀でた役割がある600族の先輩達に比べ
物理・特殊・両刀・受け型、全てにおいて出来ることが中途半端で器用貧乏な感が否めない。
極め付けに先述の通り勢力を増したフェアリータイプが4倍弱点なのも辛い。
同じ悩みを持つサザンドラは単純に特殊アタッカーとして優秀で、相棒・ギルガルドの専用技が微強化されるなどのプラス要因も施されている。
ここまで見ると散々な言われようだが、特性3種はどれも積みの起点作りに優秀であり、
初見ではどの特性か分かりにくく技の使用を躊躇させることが出来る。
これを生かして竜の舞やZはらだいこ(+ボディパージ)を積み、全抜きをはかる事が出来る点は他の600族にはない利点。
なお、バトルツリーに「からをやぶる」を使う個体が登場し、大幅強化に期待を寄せられていたが、
なんとこれがただの設定ミスであったことが後に明かされ、後にアップデートによって修正された(ちなみに本来の習得技はりゅうせいぐん)。
USUMではレベル技にインファイトが追加された他、教え技で三色パンチやばかぢから、アイアンヘッド、ステルスロックなどを獲得。
更に全体技かつ音技、全能力1段階アップという強力な効果付きの専用Z技「ブレイジングソウルビート」を得た。
相変わらず先制技はないが悩まされていた技不足もこれで解消。フェアリー相手でもなければ強力な抜き性能を発揮できるようになり
ようやっと600族らしい大暴れができる機会に恵まれた。

ラティ兄妹は殿堂入り後にある場所でこころのしずくを入手可能。なんとレートバトルに持ち込みも可能になった。
しかしその代償として、性能が「特攻&特防1.5倍」から「エスパー技とドラゴン技の威力1.2倍」と大幅に弱体化した
一応、プレートの上位性能ではあるしデメリット無しで一致技を強化出来るので持たせる意味が無いとは言い切れない。
だが、前世代でさんざんな目に遭ったラティオスには復権要素がでてきた。
障害の一つだったふいうちが弱体化し(具体的には耐久無振りでも攻撃特化のメガガルーラのふいうちに1発は耐えられるようになった)、
Z技の実装によってドラゴンZを第5世代における竜ジュエルの代用として使えるようになった。
これにより流星群の破壊力と置き土産を初めとしたサポート性能を両立出来るようになり、環境的には前世代より持ち直した。
…が、USUMでは同じ高速特殊竜アタッカーとしてアーゴヨンが登場。
特攻は若干ラティオスのが上だが素早さは向こうが上、そこにビーストブーストで能力上昇もかけられる。
更に大文字まで持っているためラティオスと違いめざパ無しでもナットレイで止まらないなど、単純な攻撃範囲まで負けている。
ラティオスの復権にはライバルも天敵も多い時代、道のりは険しい…。

さて、第6世代の最後の方でも言われた低レベル個体についてだが、
この第7世代では「ポニの険路」の泡での釣りで出現するミニリュウが助けを呼ぶ際、
ミニリュウ以外にハクリューやカイリューも呼び出すのだが、
レベルは呼び出し元と同様の物を参照する関係によってレベル10~レベル59を呼び出す。
もう一度言おう、レベル10が呼ばれることがある。

カイリュー:Lv10 ミニリュウ:Lv59
なんていう構図を見ることも出来てしまう。
まあその分呼び出される確率も低いわけだが、何分幅が広いのでレベル40未満ぐらいなら1回目で出てきてもおかしくはなかったりする。

ちなみに同様のことがボーマンダでも起きており、こちらは呼び出し元のタツベイによってレベル9~レベル12が呼び出される。
…とうとうこいつらもイエローカップ入りか…。

第8世代

2019年11月発売の『ソード・シールド』には過去作から連れていけるポケモンに制限があり、
600族においては、当初カイリュー、ボーマンダ、メタグロス、ガブリアスの4匹が連れていけないという事態に。
また、メガシンカやZワザ等の要素が姿を消したため、参加可能組にあっても戦法の一部の再考を余儀なくされた。

そんな激動の時代に加わった新600族はドラパルト
600族一の素早さと多彩な技を持ち、技の威力と耐久力を補強できる新要素のダイマックスとも相性が良い。
そんな訳で対戦での選出率は高く、シーズン1から6までのシングルバトルで使用率1位を維持。600族はおろか環境の最上位に君臨した。

それに続いたのは、前作のカプ神が全リストラされ、その他にもメジャーなフェアリーが減少したことで動きやすくなったサザンドラ。
また、ヌメルゴンは「いのちのしずく」で耐久型としての運用が増え、「そうしょく」によるグラススライダー持ちのゴリランダーメタとしても活躍できるように。
ダイマックスやじゃくてんほけんと相性の良いバンギラスも、かくとうタイプの物理アタッカーの多くが消えた事で動きやすくなった。
一方、ジャラランガは「ソウルビート」「ボディプレス」などの新技を習得したが、ゴーストが跋扈する環境下ではあまり増えなかった。

今世代のランクバトルのシリーズ6では、新たに禁止ポケモンのルールが追加で設けられることとなり、
600族ではシングルバトルの使用率でTOP10入りしていたバンギラスとドラパルトが期間中使用禁止となってしまった。

そして、発売から1年を前にした2020年10月のDLC第2弾「冠の雪原」で、これまで連れられなかった4匹も登場。
過去の600族伝説もここをもって幻以外のほぼ全てが復帰したため、いよいよ全ての600族が出揃うことになった。

600族の元祖たるカイリューは待望の物理飛行技「ダブルウイング」を習得。ダイジェットの起点としても使える。
マルチスケイルとダイマックスとの相性が凄まじく、耐久への努力値無振りでもダイマックスすればいのちのたまを持った特攻特化のグレイシアのふぶきすら耐えてしまう驚異の守りを得る。

メタグロスはメガシンカを失った事で鈍足に逆戻りしてしまったが、アイアンローラーを習得。
ダイマックスで変化するフィールドへの対策の道を見出した。
自身もダイマックスとの相性は良好で、つめとぎ以来の能力値上昇を積める手段となる。
ただし、つばめがえしが習得できなくなったのでダイジェットによるS上昇はできない。

ボーマンダは、いかくが効かない相手が増えた事やはねやすめを失ったことで耐久型がとれなくなる逆風の中だが、
飛行の特殊技であるエアスラッシュとぼうふうを習得し、型の選択肢はむしろ増えた。
めざめるパワーの廃止により、4倍弱点のこおりを予想外のところから受ける可能性が減ったのも追い風。
ダイマックスも一致技がダイドラグーンは疑似的な物理耐久の増加、ダイジェットは激戦区にあるS上昇でしっかり噛み合う。

一方でガブリアスは、周りの環境が大きく変わったにも関わらず目立った強化点が無く今回も元気がない。
めざパの廃止や耐久の強化でフェアリーを耐えられるダイマックスとの相性はそれなりと、依然強力なポケモンではあるのだが、
ダイマックス下ではさめはだが使えず、つばめがえしが習得できないのでダイジェットによるS上昇も見込めない。
おまけに第8世代の空前絶後のダイジェット環境下では、ガブリアスではとてもじゃないがまともに太刀打ちできない。
きあいのタスキが全く意味をなさなくされる新こおり技「トリプルアクセル」も大きな壁となる。

既存組では、それまで幅を利かせていたドラパルトはポリゴン2などのストッパーとなりうるポケモンの登場により数を減らし、
戦術の読みづらさを活かした戦い方へとシフトした。