Lost Your Marbles
Playdateの本体同梱タイトル「Season One(第1週目)」として配信されている『Lost Your Marbles(ロスト・ユア・マーブルズ)』は、コミカルなストーリーと、クランクを使った物理演算パズルが融合した「ビジュアルノベル+マーブル(ビー玉)迷路アクションゲーム」です。
開発は Sweet Baby Inc.(主にKim Belair氏やDavid Bedard氏ら)が手がけており、キュートで奇妙なキャラクターたちが織りなす物語を楽しみながら、要所で発生するゲームを突破していく構成になっています。
基本情報
- ジャンル
- ビジュアルノベル・物理演算マーブルアクション
- 操作
- 物語の進行はボタン、迷路の操作はクランクをメインに使用。
- 収録
- Playdate Season One(無料で本体に含まれています)
「物語を読む楽しさ」と「クランクで物理的なオブジェクトをコントロールする気持ちよさ」が1つのパッケージとして美しくまとまった、Season Oneの最初期を彩るにふさわしい、間口が広く愛らしい傑作アドベンチャーです。
概要
主人公は、科学者(あるいは発明家)の女の子「Proxima(プロキシマ)」。
ある日、彼女の親友であるAI搭載のペット(兼お掃除ロボット)の「Marbles(マーブルズ)」が突然どこかへ行ってしまい、行方不明になってしまいます。プロキシマは迷子になったマーブルズを探すため、風変わりな住人たちが暮らす少し変わった町を探索する旅に出ます。
ゲームは選択肢によって展開が少しずつ変わる「テキストアドベンチャー(ビジュアルノベル)」の形式で進行し、プロキシマがピンチに陥ったり、何かに挑戦したりするタイミングで、画面がマーブル迷路ゲームへと切り替わります。
ゲームプレイと操作システム:クランクによる「盤面の傾け」
アドベンチャーパートから移行するミニゲームは、伝統的な木製のおもちゃ「ラビリンスゲーム(穴に落とさないように盤面を傾けてビー玉を転がすゲーム)」をベースにしています。
- クランクによる「傾き」操作
- 本作のメインアクションです。Playdateのクランクを回すことで、画面内の迷路(盤面)がリアルタイムに左右に傾きます。
- 物理演算によるビー玉の挙動
- 盤面を傾けることで、中にあるビー玉(マーブル)が重力に従ってコロコロと滑らかに転がります。クランクを大きく回せば勢いよく転がり、少しだけ戻せばその場でピタッと止めることができる、直感的かつ精密な物理挙動が特徴です。
- ボタンと十字キー
- アドベンチャーパートでのテキストの読み進めや、選択肢の決定などに使用します。
独自のメカニクスとパズル性
ただゴールを目指すだけでなく、ストーリーと連動した様々なギミックやクリア条件が用意されています。
- 1. 多彩なステージギミック
- 迷路の道中には、触れると弾き飛ばされる「バンパー」、吸い込まれてしまう「ブラックホール(穴)」、特定の順番で踏む必要がある「スイッチ」など、ピンボールやパズルのような要素が多数配置されています。
- 2. 制限時間と「分岐」のシステム
- 迷路パートには「制限時間」が設定されています。時間内に無事ゴール(出口)までビー玉を導くことができるか、あるいは途中でタイムアップになってしまうかによって、その後のストーリー展開や住人たちのリアクションが変化するという、アドベンチャーゲームならではのマルチ展開システムが取り入れられています(失敗しても即ゲームオーバーで最初からやり直し、とはならず、物語の一部としてそのまま進行します)。
優れたビジュアルとテンポ感
- 滑らかなアニメーション
- Playdateの1ビット(白黒)画面でありながら、ビー玉が転がる様子やステージの回転、そして個性的で丸みのあるキャラクターたちのドット絵アニメーションが非常に丁寧に作り込まれています。
- 短時間で遊べる構成
- 1つのエピソードがコンパクトにまとまっており、テキストの軽妙なセリフ回し(海外アニメのようなテンポの良いジョーク)を楽しみつつ、小気味よくクランクを回すアクションが挟まるため、飽きずに最後まで引き込まれる設計になっています。
関連ページ
最終更新:2026年06月18日 09:07