Echoic Memory
基本情報
- ジャンル
- 聴覚記憶パズル / プロシージャル・ナラティブ・アドベンチャー
- 操作
- カーソル移動や決定はボタンと十字キー、オーディオの操作(シークなど)にクランクを使用。
- 収録
- Playdate Season One(無料で本体に含まれています)
派手なビジュアルやアクションではなく、「小さなPlaydateのスピーカーから流れる音を、じっくりと、注意深く聴く」という行為そのものをゲームのルールに昇華させた、Season Oneの中でも極めて実験的かつアーティスティックな名作オーディオゲームです。
概要
Playdateの本体同梱タイトル「Season One(第4週目)」として配信されている『Echoic Memory(エコーイック・メモリー)』は、プレイヤー自身の聴覚と記憶力を頼りに進める、非常に独創的な音楽・サウンドマッチングパズルアドベンチャーです。
開発は Samantha Kalman 氏、Everest Pipkin 氏、Carol Mertz 氏、Rachelle Viola 氏らによる少人数のインディーチーム Samantha Zero が手がけています。
世界観
舞台は少し未来、あるいは架空のテック世界。プレイヤーは、不具合を起こしてしまった「ECM1010」というAI搭載のスマートスピーカーデバイスを修理するオーディオ技術者(テクニシャン)となります。
壊れたデバイスから断片化したオーディオデータを抽出し、音楽のパズルを解いていくことで、スピーカーの中に眠っていた持ち主たちの「個人的な思い出」やエピソード(
ナラティブ)が徐々に修復・復元されていきます。「音楽と記憶がいかに密接に結びついているか」というテーマを、パンデミック前後にまたがる数年間の開発期間を経て情緒豊かに描き出したSFストーリーが展開されます。
ゲームプレイと操作システム
本作の核となるのは、人間の「感覚記憶(聴覚の短期記憶=Echoic Memory)」をフルに活用するパズルシステムです。
- 基本は「音の神経衰弱(ソング・マッチング)」
- ステージが始まると、画面に複数のパネル(4枚、8枚、難易度が上がると16枚、最大20枚など)で構成されたグリッドが表示されます。
- お題を聴く
- ゲームから短いオーディオクリップ(曲のワンフレーズや特定の楽器のメロディ)が再生されます。
- 同じ音を探す
- プレイヤーはグリッドのパネルを1つずつチェックし、いま聴いたお題と「完全に一致する正しいサウンドトラック」を耳で聴き分けて選択します。
- クランクの役割(オーディオの操作)
- 本作においてクランクは非常にユニークな形で活用されています。クランクを回すことで、再生されているオーディオのタイムラインを物理的に進めたり戻したり、あるいは音に特殊な変化・操作を加えることができます。お題のフレーズをじっくり聴き直したり、ミリ単位で音の波形を追うようなインタラクティブな手触りを提供しています。
独自のメカニクスと特徴
- 1. 非常に繊細な「聴き分け」
- ステージが進むにつれて「少しだけ楽器の構成が違う」「テンポやトーンが微妙に異なる」といった、非常に耳を凝らさなければ判別できない似たようなニュアンスの音がグリッドに混ざり始めます。純粋にプレイヤーの耳の良さと、直前に聴いた音を頭に残す記憶力が試される stotic なゲームデザインです。
- 2. 2つのゲームモード
- ストーリーモード(Story Mode)はオーディオ技術者としてデバイスを修理しながら、記憶の持つ意味やキャラクターたちの物語を丁寧に追っていくメインモードです。
- ペアマッチモード(Pair Match Mode)はストーリーのテキストを挟まず、純粋にサウンドマッチングパズルそのものをテンポよく連続で楽しむことができる、パズル特化型のモードです。
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最終更新:2026年06月23日 22:50