インクリメンタルゲーム
インクリメンタルゲームとは、簡単な操作や放置によって数字を少しずつ増やし、爆発的なインフレを楽しむコンピュータゲームのジャンルです。
別名「
クリッカーゲーム」や「
放置系ゲーム(アイドルゲーム)」とも呼ばれています。
ジャンル名の由来
このジャンル名の「インクリメンタル」は数値やその「増分」が段階的に増えていくシステム的特徴に由来します。別名である「
クリッカーゲーム」は画面を連打・タップする操作的特徴に由来します。「アイドル(放置)」は放置していても進行するプレイ体験的特徴に由来します。
どれも同じ
ゲームジャンルを指していますが、どの要素(システム・操作・体験)に光を当てるかによって名前の使い分けがされています。
1. 「インクリメンタル(Incremental)」の由来
「インクリメンタル(incremental)」は、英語の “increment”(増分、加算、わずかな増加)という形容詞形です。プログラミングの「インクリメント演算子(i++ などで数値を1ずつ増やす操作)」でもおなじみの単語です。
- ジャンル名となった理由
- このジャンルの本質が「数字やリソースを段階的に、着実に(=インクリメンタルに)増やしていくこと」にあるため、この名前が定着しました。
- 少額の加算から爆発的成長へ
- 最初は「+1」ずつの地道な増加ですが、施設や自動化の購入によって「+10」「+1,000」「+1,000,000」と、「増分(increment)そのものが雪だるま式に増えていく構造」を端的に表しています。
2. 他の別名・派生ジャンル名の由来
インクリメンタルゲームは、その特徴的なゲームプレイの側面ごとに異なる呼び名が生まれてきました。
- ① クッキーブラウザ / クッキー系(初期の俗称)
- 2013年に Orteil(オルティガ)氏が公開したWebブラウザゲーム『Cookie Clicker(クッキークリッカー)』の爆発的大ヒットがきっかけです。
- それ以前にも『Cow Clicker』(2010年)などの先駆け作品が存在しましたが、クッキークリッカーの登場により「画面を叩いて数字を増やし、自動化施設を買う」という基本フォーマットが完成し、ひとつの独立したジャンルとして認識されるようになりました。
- ② クリッカーゲーム(Clicker Game)
- 序盤やメインの操作が「マウスクリック(または画面タップ)」に特化していることから命名されました。
- インクリメンタルゲームの中でも、特に「手動で連打・タップする行為」に焦点を当てた作品群を指すことが多いです。
- ③ 放置系ゲーム / アイドルゲーム(Idle Game)
- 英語の “idle”(何もしていない状態、稼働していない状態)から来ています。
- プレイヤーが操作をせずゲームを放置(idle)していても、システムが自動で数値を稼ぎ続けてくれる仕組みが最大の魅力であることからこう呼ばれます。特にモバイル端末の普及に伴い、「スキマ時間に確認するゲーム」としてこの呼称が一般化しました。
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最終更新:2026年08月03日 10:36