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雨乞いパーティ - (2009/06/27 (土) 04:47:17) の編集履歴(バックアップ)



雨乞いパーティ

雨乞いパーティ

雨乞いを使って、天候変化によって得られるアドバンテージを利用するパーティのことを雨乞いパーティという。通称雨パ。

雨天候での特徴のうち、雨パで主として利用されるのは、
  • 「すいすい」ポケモンの素早さが2倍になる
  • 水タイプの技のダメージが1.5倍になる
  • 炎タイプの技のダメージが0.5倍になる
  • 「かみなり」が必中になる
といったことが挙げられる。他には、
  • 「うるおいボディ」「あめうけざら」「かんそうはだ」などにも影響を与えるが、基本的に用いられるのは上記4つなので割愛する。

まず、すいすいポケの素早さが上がるというのはバトル(特に、このダブル)においては非常に大きなアドバンテージとなり得る。
単純に、確実に先制攻撃が与えられるということもあるし、相方も素早いポケである場合には、これに、集中攻撃のプレッシャーというものも加わる。
さらに、すいすいポケというのは水ポケモンであるため、凍える風が使える。

次に、水技のダメージの増加と雷が必中になることについて。

ハイドロポンプの威力はもともと高く、それが1.5倍になるのだから、その破壊力には目を見張るものがある。
命中率を無視すれば威力は10万ボルトの二倍近いもになるために、特攻にそれほど振らなくても特殊攻撃力としては十分なものになる。
また、すいすいと組み合わせると先制で大ダメージを期待できるということにもつながる。

雷については命中率以外は10万ボルトに劣るところがないためにこれも大きなポイント。
ただ、雨がきれたときのことも考えて10万ボルトのままであるということも考えられる。
逆に言えば、かみなりでなく10万ボルトを使用しているパーティは雨を使わずに戦うということも考えている、
または、役割を補う上で雨(すいすい)が必要(雨を利用することによって安定する)になったということもできる。

ついでに、水技と電気技というのは効果範囲の広い、つまり相方で比較的補完のしやすい技である。
もう少し突っ込むと、どちらの技タイプもノーマル技と相性がいい。

あとは炎技の威力が下がること。これによって得られるアドバンテージは少ない。
メタグロスやヘラクロス等、炎弱点のポケモンでは有効ではあるが、これは炎ポケとのタイマンに限ったことである。
雨パの中心となるのがすいすいポケ、つまり水ポケであることを考えると相手の炎ポケは簡単に縛られてしまうために、バトルには出てこないと思われるためである。


以上で説明したのが雨パの特徴である。




よく使用されるポケモン

雨パにおいてよく使用される、使用される可能性のあるポケモン。

水タイプ

 タイプ一致水技が更に1.5倍。すいすい、雨受け皿、貯水といった諸特性の恩恵も利用できると吉でしょう。

マナフィ
うるおいボディ+ねむるで完全回復し放題だが、ダブルでは集中砲火を食らいやすいために微妙。しかし殺されない限りは実質無敵。
ダブルではあまえる、しんぴのまもり、壁などで味方をサポートするほうが向いている。
ハイドロポンプを覚えないのが難点。攻撃技にはかなり困るが攻撃=特攻なので滝登りもあり。
何気にスキルスワップを覚えるので相方が眠り放題になることもできるが、ネタに近い。

カイオーガ
禁止級伝説。特性あめふらしで常時雨状態にできる。しおふきで相手2体に大ダメージを与える。
とくこうが非常に高く、覚える技もだいたい雨で強化できるものばかりと、かなり強力。
というか、エグすぎ。雨パでは非の打ちどころがなく、ダブルでは天敵のヌオーもヌケニンもマイナーなので文句なしに最強。
ほぼバトレボ専用。

ルンパッパ
いわずと知れたサポート&アタッカーポケモン。
ねこだましやくさむすびなどの草技を使え、特性はすいすい。
とくぼうも高く、弱点のわざが物理よりなので耐久力もある。
さらに日本晴れも使えるのでアンチ雨パとなることも出来る

ハリーセン
雨パにおける爆発orアタッカー要因。
種族値は攻撃のほうに偏っているので、HPに振るよりはこうげきととくこうに振って二刀流として使うこともある。
大爆発も使えるため、相手のまもるを誘発しやすい。

スターミー
かなり早い素早さからハイドロポンプとかみなりを両方使うことができる。
もともとさして高い決定力を持つわけではないが、雨が降っていればその分を補うことができる。

オムスター
水タイプの中でもトップクラスの特攻を持つ。
その攻撃力は、玉持ち雨ハイドロで特化カビゴン確定2・HP252エンペルトを確定2。
こだわれば特化トリトドン確定1・特化ディフェンスデオキシスのHPを9割削り、特化ハピナスの体力も半分より少し少ないくらい持っていくという化け物性能。
反面サブウェポンには恵まれず、小回りが利かない上弱点も多い。

カブトプス
雨パには珍しい物理アタッカー。
こいつを入れておけばハピナスにでんじはを撒かれるようなことは無い。
2体同時攻撃技や先制技も持つため、こだわるよりはそれ以外の威力アップ道具を持たせたほうがよい。

キングドラ
すいすい。勿論ハイドロポンプを撃てる。
タイプの組み合わせがよく、水タイプを持っていながら電気が弱点でない。ドラゴンが弱点であるのはきついが、弱点がそれだけしかない。
ルンパッパと違い、猫だましを持たないため、弱点が一つしかないために自身が雨乞いを持つことはよくある。
ギャラドス対策のめざパ(電気)を持つこともある。
物理耐久はルンパッパを上回るため、二匹のうち物理に努力値を振るなら、キングドラが優先される。特殊耐久もほぼルンパッパと同レベルである。
これはルンパッパも同じだが、強化アイテムをもてばカビゴンすら雨ハイドロ二発で倒すことができる。
素早さはカムラやスカーフ持ちポケ、風かけられても抜かれたくないポケに対して調整される。

使われる技:ハイドロポンプ りゅうせいぐん りゅうのはどう れいとうビーム めざめるパワー(電気) こごえるかぜ あまごい まもる
持ち物:ラムのみ クラボのみ いのちのたま しんぴのしずく ハバンのみ


電気タイプ

 何がありがたいって必中雷。その性質上、エレキブルみたいな物理系の電気タイプは恩恵を受けにくいのでご用心。

サンダース
他のポケとの組み合わせがつくりにくく、耐久の低さから電磁波も使いにくいために素早さを生かして雷の破壊力を生かすのが主と思われる。
そのために命の珠を持っていることが多く、また、性格が控えめであることも考えられる。
控えめ命の珠雷であれば、特殊耐久に振っていないカビゴンを確定2にできる火力が得られる。

使われる技:かみなり シャドーボール めざめるパワー でんじは あまごい みがわり まもる
持ち物:いのたのたま シュカのみ ヤタピのみ きあいのタスキ

ライコウ
サンダースと同様に使うことができるが、ダブルではめいそうが積みづらい上に素早さも極端に早いわけではない。
ただ耐久力はサンダースよりかなり高いので生き残れる可能性は高いので、でんじはのつかいやすさはサンダースより上。
わずかながらサンダースより特攻が高い。

マルマイン
雨始動要員。とにかく早いが、マルマイン抜きスカーフ持ちに注意してきあいのタスキを持つことを勧める。
補助技はでんじはやちょうはつなど優秀で、役目を終えたら威力は低いがだいばくはつもある。

サンダー
必中になる雷を利用して利用されることがある。耐久があるために雨乞いを持つことも多々。
ただ、雨をフル活用するならどちらかというとサンダースの方が向いているためにメタグロス対策の一匹として用いられることが多い。というのは、すいすいポケが技スペースを確保し難いために身代わりが入らず、爆発に弱いためである。そのため、雨パのサンダーはほぼ全てが身代わりを持っていると思われる。
また、地面ポケに対してはルンパッパやキングドラで十分であるためにめざめるパワーを持つことは少なく、相手の雨パに強くなりやすい電磁波が入っている可能性が通常より高い。そして、雨パの数少ないヌケニン対策のドリルくちばしもあるかもしれない。
また、雨パに使用されるポケの中でも、メタグロスやカビゴン等との相性がいいために、雷ではなく10万ボルトを用いて、雨がなくても動けるようにした型も多いと考えられる。その場合、めざパは入っている可能性がある。

使われる技:かみなり 10まんボルト ドリルくちばし めざめるパワー でんじは あまごい みがわり みきり
持ち物:オボンのみ ヤタピのみ カムラのみ じしゃく

ジバコイル
弱点の一つとなる炎は実質消え、一致雷の威力も凄まじくHP振りトゲキッスくらいなら確定1発
ただでさえダブルでは地震の威力も低いため、電磁浮遊も使いやすく使い手もほぼ隣の水アタッカーで縛れてしまうはず
特性による鋼封殺も強力

使われる技:かみなり めざめるパワー(水など) ラスターカノン でんじふゆう あまごい でんじは だいばくはつ まもる
持ち物:ヨプのみ シュカのみ

鋼タイプ

 炎が消えて、数少ない弱点が更に減ります。もっとも、等倍の水技の威力が上がる点にもご用心を。

ジバコイル
弱点の一つとなる炎は実質消え、一致雷の威力も凄まじくHP振りトゲキッスくらいなら確定1発
ただでさえダブルでは地震の威力も低いため、電磁浮遊も使いやすく使い手もほぼ隣の水アタッカーで縛れてしまうはず
特性による鋼封殺も強力

使われる技:かみなり めざめるパワー(水など) ラスターカノン でんじふゆう あまごい でんじは だいばくはつ まもる
持ち物:ヨプのみ シュカのみ

ドータクン
雨が降っていて特性が浮遊なら弱点がなくなる。
雨乞い持ちで爆発に強く自身も爆発できる優秀なサポート要因。

メタグロス
説明ほぼ不要。
弱点の炎が消えるのでより扱いやすくなる。数少ない雨パ物理アタッカー。

ジラーチ
禁止級雨パ3強の1匹。
てんのめぐみ+かみなりorみずのはどうが恐ろしく強力。そのぶん厳選は困難である。
All100のため決定力、耐久力、すばやさは高いというわけではないが低いわけでもない。
雨で弱点の炎は消える。じしんは弱体化しているため普通のポケモンなら一撃で倒すのは困難だろう。
ただ一応禁止級ではあるため、極端に決定力が高いやつがそろっている禁止級においては弱点を突かれなくても倒される危険性はある。
ほぼバトレボ専用。

その他のタイプ

 地味にゴウカザルが潰れてくれるので、ゴウカザルが天敵の子は雨の恩恵を直接受けられなくてもありがたかったりします。

ハピナス
雨状態ならばかみなりが必中であることを利用して、特性てんのめぐみと絡めてまひとダメージをばら撒く。
とくぼう及びHPの高さゆえ相手の特殊アタッカーは決定打を与えられないので相手の行動をある程度束縛できる。
てんのめぐみだと毒を回復できないのがつらいか。

カビゴン
天敵の一つであるゴウカザルが出にくくなるため、使いやすくなる。
雨パの天敵であるトリパやハピナス対策にもなる。

クロバット
雨状態であることによるメリットはまったくないが、特性精神力や挑発、ブレイブバードで対雨パ、晴れパにトリパまで対応できるのが特徴。
勿論せいしんりょくを生かして雨を降らすこともある。

使われる技:ブレイブバード シザークロス いばる ちょうはつ みがわり まもる
持ち物:しろいハーブ ソクノのみ ヨロギのみ チイラのみ

ヘラクロス
一応雨乞い使える。
味方でスカーフムクホや炎・ドラゴン縛れるし、雨パの敵であるユキノオーやヌケニン、エンペルトやレジアイスが潰せる。
雨パの場合は恐らくスカーフより小回りを利かすヘラの方が良い
自身がルンパが入ったミラー対決やハピクレセといった耐久への相手が得意。
ルンパグドラの穴を良い感じに埋めれる。
雨パのメタグロスの安定感と先制技を無くして、通常雨パが苦手とする相手への突破力を選んだのが雨パのヘラクロスといえるだろう。
使いやすい飛行を味方が縛ってくれるのが何より良い。



雨パ対策

雨パに強いポケ、及び技、戦術。当然だが、これらに強いポケモンも「よく使用されるポケモン」一覧に入っているため、全てのポケに有効であるわけではない。

有効なポケモン


ヌケニン
雨パの天敵と言っても過言ではないであろうポケモン。
意識せずに組むとヌケニンに手も足もでない構成になっている可能性があるので、必ず倒せるようにしておくこと。

ユキノオー
登場時に天候変化、ハイドロポンプと雷を半減するので対雨パ性能はなかなか。
但しもう一度雨乞いされることも十分に有り得るので倒されないように注意。

ランターン
雷無効、ハイドロポンプ半減、草結びのダメージも軽い。
ランターンはハイドロポンプ、雷を両方使えるので相手の雨を利用することも出来る。

ギャラドス
雨パ対策の一つである電磁波を最も有効に使えると思われるポケモン。
雨パのポケモンは電気ポケを除けばギャラドスに有効なダメージを与えがたいので麻痺を撒きやすい上、すいすいポケが苦手とするカビゴンの爆破を威嚇で押さえ込むことができる。
キングドラのめざパ(電気)も命の珠がない限りは一発耐えるので対雨パ性能はかなり高い。
唯一の難点は、主力技が水技であるために雨補正も受けられるが、キングドラ及びルンパッパへの直接ダメージはまったく期待できないこと。
使われる技:たきのぼり ストーンエッジ でんじは ちょうはつ みがわり まもる
持ち物:ソクノのみ カムラのみ たべのこし

クロバット
猫だましでひるまない上、ブレイブバードでルンパッパを倒せるために初手グドラルンパに対する数少ない対応策となる。さらに相手の雨を降らす手段がクロバットかマルマイン、サンダースでない限りは挑発でそれを防ぐことができる。
その他、ブレイブバードは草に抜群であるために対晴れパ機能もかなり高い。
日本晴れで天候を変えることも可能。

ハピナス
相手の特殊アタッカーに安全に麻痺を撒けるポケモン。
相手にカブトプスなどの物理アタッカーがいた場合は厳しいが、特殊中心になりやすい雨パにとってはかなりの強敵。


有効な技


トリックルーム
トリックルームを発動させるとほぼ確実に相手から先手を取れるので当然有利。おまけにすいすいが逆効果。

日本晴れ
晴れにすればすいすい無効化、ハイドロポンプの威力が激減。

自爆&大爆発
相手のアタッカーをまとめて倒せるのは魅力だが、爆発前に倒されないように注意。
また、雨パには身代わり持ちが多いので気をつけること。

ちょうはつ
雨乞い役に挑発できれば良いが、雨乞いはマルマインやクロバット、サンダースなどが持っていることも多く、先制しての挑発というのは難しい。
身代わり持ちに挑発して安全に爆発を決めるなどもアリ。

でんじは&こごえるかぜ
電磁波さえ当てれば相手のアタッカーが使い物にならなくなることもあるのでかなり有効な手段だと思われる
凍える風は1回当てても最速のキングドラなどから先手を取るのは難しいので注意。

ターンを稼ぐ

基本は雨が降っているのは5ターンなため、かなり有効な作戦だが、湿った岩を持っていた場合はターン稼ぎで雨が切れるまで待つのは難しい。
身代わりにも注意すること。




参考パーティ

叩き台の雨パーティ

 砂嵐パーティや霰パーティのようにポケモンチェンジによる強制天候変化が使えない為、雨乞い持ちを3つ入れた雨乞い絶対パーティです。

デンリュウ(♂)
静電気:湿った岩    雷・気合い玉・雨乞い・守る
論点甲:雨乞いを覚える必要がない。 他に2匹いる上にどちらも最速天候操作が可能。(解決済)
 雨パーティはユキノオーバンギラスといった天候操作ポケモンを有さない為、天候パーティ同士でかち合った時に上書きされやすい。特にマルマインだけだと大爆発で処分した時に天候上書きができなくなる為、複数雨乞い役がいてもよいのではないか。
論点乙:補助技が3つもあるポケモンは挑発のカモである。
 と、いう事だそうなので、気合い玉を入れてみました。


浮遊:気合いの襷    サイコキネシス・シャドーボール・スキルスワップ・見切り
論点甲:何故に雨パで大文字? ヌケニン対策ならシャドーボールの方が有用では?
 雨にならなかった時の為の保険。シャドーボールも悪くはないのだが、効果抜群になるタイプの範囲が狭過ぎる。多少命中率を犠牲にしても汎用性をとって大文字とした。
 ↑このパーティなら例えマルマインが爆死しても他の子が雨乞いをして絶対に雨状態になると思います。そう考えると、大文字はハッサムユキノオーフォレトスパラセクト殺しにしか使えません。正直、この4匹の為だけに大文字を持つ理由はない気がします。やはりシャドーボールの方が有効なんじゃないかな、と思いました。


キングドラ(♀)
すいすい:命の珠    ハイドロポンプ・竜の波動・冷凍ビーム・守る


カブトプス(♂)
すいすい:ソクノの実    ストーンエッジ・滝登り・シザークロス・燕返し
論点甲:技のバリエーションで攻めるポケモンなのにこだわらせるのはどうだろうか?
 と、いう事だそうなので、電気防御のソクノの実に変更してみました。
論点乙:何故、燕返し? 虫対策ならストーンヘッジ、草対策ならシザークロス(解決済)
 格闘対策。
↑(解決済)とある話題を掘り起こして申し訳ありません。
格闘対策と有りますが滝登りの威力[雨時]80×1.5(タイプ一致)[×1.5(雨補正)]で威力120[180]なので、不一致威力60の燕返しが抜群の二倍では威力に差は出ない[雨時は滝上りの方が上]ので、滝登りでも十分では?
燕返しが効果抜群(>120)で滝登り、シザークロス、ストーンエッジより威力が高くなる相手はヘラクロス・キノガッサ・ニョロボン位ではないですか?そういうわけで、持ち物も拘りじゃないことですし、ダブルで必須の「守る」を入れることを提案します。
↑とりあえず、霰パーティのサンプルPT・グレイシアの項を見てくることを勧めるよ。
↑把握しましたPT改変は論点ではないってことですね。


静電気:シュカの実    雷・大爆発・雨乞い・守る


クロバット(♂)
精神力:広角レンズ    蜻蛉返り・催眠術・雨乞い・守る
論点甲:雨乞いを覚える必要がない。(解決済)
 雨パーティはユキノオーバンギラスといった天候操作ポケモンを有さない為、天候パーティ同士でかち合った時に上書きされやすい。特にマルマインだけだと大爆発で処分した時に天候上書きができなくなる為、複数雨乞い役がいてもよいのではないか。