ナナカマド博士から頼まれながら、フブキは旅を始めることにした。
ナエトルを自分のパートナーにし、そして初ゲットとなったコリンクと友にし

次の街、コトブキシティに着いたのであった。





「ここが、コトブキシティかぁあ・・。」
フブキはたくさん建っているビルを見て感動した。
「やれやれ、やっぱあんたは田舎もんやな。・・まあええわ。」
レイナはため息をつけた。

「じゃあこっからはあんた一人でやっとけ。」
「えっちょっレイナちゃん?!」
レイナは後ろ向いて手を振りながら立ち去った。
それに対しフブキは(無茶だぁ)と思ってしまった。






フブキはポケモンセンターに立ち寄った。
てか、ポケモンセンターとフレンドリーショップの違いは教育済である。(え

フブキはオレンジ色のソファーを座っていた。
隣には緑色のリュックサックと赤い帽子をのせていた。
「・・・ふぅ。この先は一人でやっとけって急に言われてもなぁ・・僕には無理だ・・。」
そうブツブツ言いながら昨日ぐらいにもらったトレーナーカードを見つめた。

「・・・まあ、いいか。」
フブキはトレーナーカードをしまって、隣に置いてあった赤い帽子をかぶった。
その後、リュックサックを背負ってポケモンセンターを出ようとした。

その時だ。



「君かな?故郷 吹雪君。」


「――・・え?」

突然、後ろから見知らぬ人が声をかけた。
どうやら青年らしい。黒いショートヘアーに白いマントをかけていて、茶色いノースリープの服装。それに月の形をした首飾りをついている。

「・・・あの。あなた誰ですか?」
「うん?ああ、ごめんね急に。僕はぁ夕凪 小雪と言うんだ。」
「・・えーと、ユウナギさん?」
「コユキって気楽に呼んで。」
「あっはい・・・。」

その時コユキと名を乗る青年はフブキの眼を真面目に見てた。
フブキは後でコユキの様子を気がついた。

「あの・・コユキさん?」
「・・あっごめんね。フブキ君。ちょっと気になる点があってね。」
「気になる・・・点?」
「うん。・・・まあいいや。じゃあ急に声をかけてごめんね。」
「あっはい、別に・・。」

フブキは手を子振りをしながらコユキに「気にしないでください。」って言った。
コユキは「そう。」とぼそっと言いながら自動ドアの方へ向かった。
そして、



「じゃあ、また会えたら、よろしくね。」



と、後ろ姿で手を振りながらそのまま立ち去った。

その手をよく見てみると、右手には金剛石らしい物が、後左手には真珠がひっついていた。

フブキはポツンと立ったままコユキの後ろ姿が消えるまで見続けた。






その頃、レイナは204番道路にて。
スボミーをモンスターボール一発でゲットした。

ただ、レイナにとってはシンオウ地方での初めてのゲットだ。

「・・・ふぅ!このスボミー、♀だから超ラッキーやぁー★なぁファイ★」
レイナはスボミーのモンスターボールを拾ってファイ(ヒコザル)の方を見てウィンクをした。
いつもの明るさとは違うのかファイは半分引いていた。

「えーと、スボミーのニックネームはツボミ!ツボミでいいや★」

その時。

ドンッ!!

「ぎぃやふっ!」


「あっ!ごめんねっ!」
「・・・あっ!ごめんねっ!・・やないで!か弱いレディに何してくれとんじゃいなっ!!」
レイナは青年に向かって本気で説教した。
「本当にごめんね~・・僕、夕凪 小雪って言うんだけど、真冬 麗菜さんでしょ?」
「はっ!なんであんたあたしの名前知ってんの?!・・まさか不審?!」
「ちっ違うよぉ!僕、ナナカマド博士と関係が」
「問答無用!!ポケモンバトルでぶっとばっしてやるがな!!」
レイナの怒り度がマジでアップしていた。
「・・・しょうがないなぁ。もし負けたらもうこれ以上疑わないでね。」
「じゃあもしあたしが勝ったら不審者と認める!!」
「(勝手だね・・)いいよ。じゃあやりますか。」

二人はお互いのポケモンを出し合った。
レイナはスボミー(ツボミ)をコユキはアンノーンを出した。


「・・・ふん。かなりへボイがな。」
「それは・・どうかなぁ?」

二人の激動(?)バトルが始まった。




<冒険ノート>



フブキ (故郷 吹雪)
現在地:コトブキシティ
手持ちポケモン:クサブエ(ナエトル♂)、ヤマネ(コリンク♂)



レイナ(真冬 玲奈)
現在地:204番道路
手持ちポケモン:ファイ(ヒコザル♀)、ツボミ(スボミー♀)



<コメント>
謎の人物、夕凪小雪登場w(え
天然ボケキャラって難しいなぁ・・。(おい
最終更新:2007年02月28日 16:59