第7話 謎のライバルチーム、イジワルズ登場!

次の朝―・・・

「ふぅー!今日は日本晴れだぁーーー!!」

ミナミは大きな声で背中にそって空を見上げた。
空に雲が一つも無く青くて、太陽がかなり強く光っていた。

「いよいよ、あいつが私の救助隊の仲間になってくる・・この日がやって・・」


ドンッ!!


背中をそりすぎで頭をぶつけてしまった。

「いたたたた・・・運悪~・・。」

と、背中を戻して立ち上がった。

「おーいっ!ミナミィ~!」
パタはミナミの所に走り出した。
そして、その後、なぜかエレキットの子が走って来た。
「おお!キット!やっぱり来たんだ!!」
「ああ、当たり前だろ。あの時、約束してたんだから。」
「だもんね!キットの為に友達エリアを作ったんだから!!」
「・・・そうか。これでミナミ達の救助隊の仲間になれるな・・」
「そうだね!よろしくキット!!」
「ああ、こっちもよろしくな。」

ミナミとキットは「パチンッ!」と音を出してお互いの手を合わせた。



「ケケケッ!ここかよ、救助隊『フェザース』の基地ってのは。」


「・・・へ?」
突然、門の向こうに見たことの無い3匹がいた。
ゲンガーに、アーボにチャーレムがいる。

「あの・・どなた様で・・」
「ふん!なんつー殺風景な所なんだい・・」
「いや、だからどなた様で・・」
「て言うかここ何も無い~♪」
「どなた様・・・」
「へ!こんなところで救助隊やってるなんて信じられないぜ!」
「・・・・。」

「だからお前等は何者だって聞いてんだよゴラ。」


ミナミはマジでキレた。▼


「ふん!何怒ってるんだ、へボアチャモ君?」
「なんだと!このツンツン紫ぃぃいいい!!」
「ツンツン紫だとぉおおおおお?!」
「ちょっ!ミナミ!落ち着いて・・・」

その時、チャーレムがポストに目についた。
「あら♪こんな所にポストがあるわ!きっと手紙があるかもよぉん♪」
「おおっ見ちゃおうぜ見ちゃおうぜ!!」

チャーレムとアーボはポストを開け、その中にある沢山の手紙を取った。

「あっ!こら!!二匹とも!横取りするなぁ!!」

「けっ!!それが普通なんだよ!」
「はぁ?!何が普通よ!それは犯罪だっつぅの!!」
「犯罪?・・そんなの関係ねぇ!」
「なぜなら!」
「俺達は!!」

「「「救助隊☆イジワルズ!!」

(((ダサァアアッ!)))

「ちょっ!お前のチーム名ダサすぎんだよ!!」
「チョイ悪の癖にして『イジワルズ』はないだろぉ?!」
「なんか格好悪いようにしか聞こえん!!」
ゲンガーはついに『ブチッ』と切れた。
「ダサくて結構じゃ!とにかく、この依頼の手紙は頂く!」
「悔しかったら私たちを攻撃してくるんだねぇ~♪」
ゲンガーは「ケケケッ」と笑い出した。
チャーレムはべーっと舌を出しながら依頼の手紙を持っている手で振り回した。

「このやろぉーーー!!」

キットは手から電気玉を飛び出して素速く投げ出した。
しかしゲンガーは軽く電気玉を受け取った。
そして電気玉を握りつぶした。

「けっ!その程度かよ!・・まだまだ弱いな~お前達は!」
「やっぱり救助隊に向いて無いわねぇ~♪」
「・・と言うわけだ!じゃあな~!」

三匹は、さっと向こうに逃げ足で高速移動をした。

「あっ!ちょっと待て!このダサ!!」
「・・・くぅなんて逃げ足が速い奴・・・・。」
「どうしよ、依頼の手紙が全て奪われちゃったよ・・」
「・・ごめん。ミナミ。」
「キット、別にいいんだよ!あんたが悪い訳でもないし・・。」
「しかしあのゲンガーとか『イジワルズ』って言うダサい救助名を持つ奴ら?そいつ等絶対許さない・・!!」
「ああ!いつか私達も強くなってあいつをギャフンって言わせてやる!!」


「「「おおーーーっ!!」」」


こうして、新しい仲間キットが入り
ミナミとパタ達はパワーアップしちゃって救助をやり続けた。

最終更新:2007年03月27日 09:19