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鳥獣闘劇戯画

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鳥獣闘劇戯画 ◆B00Kx53zOs



 鳥獣戯画――それは日本最古の漫画とも称される絵巻物だ。
 価値は国宝。芸術性は天下一品級。全四巻から成る物語は戯画の集大成であると言えよう。

 墨によって描かれたうさぎ、さるなどの生物は躍動感溢れる筆跡で人を思わせる立ち振る舞いをし、
 それは現代における獣人という言葉に繋がり、技法としては擬人化に当て嵌められた。

 両生類でありながら二足歩行を為し、人語を介する彼もまた、鳥獣戯画に描かれし一人だ。

 名を、かえる――近代の漫画文化を嘆く一方で、エロ同人誌なるものにいたく感動を覚えた者である。


 ◇ ◇ ◇


「うおおおおおお! かがみぃぃぃぃぃぃん!!」

 草原と林を境とする平坦な道に、怒号とも悲鳴ともつかぬ絶叫が木霊していた。
 緑色の体躯を和の装束で包み込み、跳ねる、ではなく、走る、を実行するその姿。
 生物学者が見れば泡を吹くだろう光景は、闇夜の怪奇とも取れ、俄かには信じがたい。

 事実――かえるが、夜道を走っていた。

 かえる、カエル、蛙、Frog……どう称そうともかえるはかえる。
 あの、主に池を住まいとし、げこげこ鳴いては仲間内で合唱などするかえるである。
 注釈するならば、彼はサン○オキャラクターでもケ○ン人でもない、紛うことなき純正のかえるなのである。
 かえるは二本の足で立ったり人間の言葉を喋ったりはしない、という常識を振り払い、彼は立派に丘での生命活動を続けていた。

「かがみぃぃぃぃぃん! やっぱり君は生きていたんだねぇぇぇぇぇ!」

 むき出しの眼球からは感涙が溢れ出しており、走りながら愛しい女の名を叫ぶ。
 道化師と怪人が執り行った凄惨な洗礼を忘れさせるほどの感動が、かえるの思考中枢を支配していた。
 それら、感動の起因となっている事実こそが――『柊かがみの生存』である。

 その男、かえる。
 かえるという生物は本来両生類であるが、このかえるは一人の男として、柊かがみという女に一方的な恋情を抱いていた。
 出会いは、そう――同人ショップ『とらのあな』だったろうか。
 自分自身、日本最古の漫画キャラクターとも言える存在であるかえるが、現代に普及する漫画文化『同人誌』に触れ、恋をした。

 その同人誌というのが、らき☆すたのこな×かが本だ。
 18禁マークのついた同人誌の中で乱れる彼女のなんとエロティカルファイバー・クロスボンバーなことか。
 男性器もないのに興奮の極みに達してしまった。下品な話だが、あったら勃起を通り越して射精していたとも思う。
 同人誌にはお相手として泉こなたも出演していたが、かえる惹かれたのは稀代のツンデレ少女、柊かがみのほうであった。
 えっちなことには興味がない、そんな風な素振りを見せておきながら、いざこなたに迫られると途端にデレモードに移行し……

 と、過去を振り返ってばかりではいられない(振り返ったのはかがみんのことばかりだが)。
 かえるはここに来る以前にも殺し合いのゲームにつき合わされており、その中でかがみの訃報を聞いたりもしたのだが、まあきっと夢だったのだろう。
 大事なのは現在である。支給された名簿の中にはたしかに柊かがみの名があった。
 つまり、彼女はまだ生きている。この先死んでしまうかもしれない、という懸念と隣り合わせではあるが。

「ならば私が取るべき行動はただ一つ! かがみんと添い遂げるッ!!」

 決意。
 かえるによる『あかるい家族計画(かがみんと大往生するまで一緒プラン)』が動き出した。
 ちなみに詳細はこうだ。


 1:かがみんと会う。
 2:かがみんと親密になる。
 3:かがみんに告白される。
 4:かがみんといちゃいちゃする。
 5:かがみんと朝ちゅんする。
 6:かがみんにプロポーズする。
 7:かがみんと幸せな家庭を築く。子供は男女一人ずつ。
 8:子供の結婚をきっかけに子供夫婦と別居、家を売り払い田舎でかがみんと農業を始める。
 9:孫の名前をかがみんと考える。
 10:年老いても夫婦二人三脚で穏やかに暮らす。
 11:かがみんと子供、孫達に見守られながら92歳で老衰で逝く。
 12:天国でかがみんを見守る。


 まず、実際にかがみんに会ってみないことには始まらない。これは必須要項だ。
 初めは友達から、友達以上恋人未満を関係を経て、恋人同士を目指す。
 やはり男としては、惚れるより惚れられたい。よって告白はかがみんからがいい。
 晴れて恋人同士になったらば、あとは思う存分いちゃいちゃして一線を越えてしまうのだ。
 朝、すずめの囀りを耳にして目を覚まし、横では毛布に包まった全裸のかがみんが「おはよう」……いい! しゅごくいい!
 そこまで行ってしまったならば、あとはもうプロポーズしかないだろう。これは定石どおり、男からだ。
 そうしてスタートするかがみんとの幸せな家庭生活。人妻かがみんなんて想像するだけで脳が狂いそうだ。
 子育ては夫婦生活の醍醐味、子供は男女一人ずつがいいが、大家族も捨てがたい。双子五つ子どんとこいだ。
 かがみん似の子供たちはいつしか親元を離れ、巣立っていくだろう。その後はかがみんと共に隠居する。
 おばあちゃんになったとてかがみんはかがみんだ。二人三脚で農業に勤しみ、孫の名前でも考えよう。
 これは悩みどころではあるのだが、先に逝くのはどちらか、と考えればやはり自分のほうだろう。
 かがみんに先立たれては正直余生がつまらないだろうし、それならば天国から家族を見守るほうがいい。
 いずれはかがみんも自分を追って来る。彼女が追いついたならば、天国で夫婦生活の続きをしよう。
 ああ、なんて素晴らしい将来設計だろう。穴という穴が見当たらない。

 しかしこれらの壮大なプランも、かがみんが逝ってしまっては台無しになってしまう。

「よし決めた! かがみんと添い遂げるために、最後まで生き残る! かがみんと一緒に、二人で優勝すゆ!」

 思い立ったら吉日。かえるは殺意の波動をその身に宿し、疾走を始めたのである。
 かがみんを見つけたら即保護。好感度を上げつつかがみんを守るための騎士(ナイト)となる。
 逆にかがみん以外の参加者を見つけたら、即殺害。獲物を狩る狩人(ハンター)となり、優勝への糧とする。
 うむ……完璧(パーフェクト)だ。

 ――かえるの人生設計に、抜かりなし。

「待てい、そこ行く畜生よ!」

 突っ走る栄光のロード――しかしその道程を阻む者が、かえるの眼前に現れた。

「ぬぅ……!?」

 それはさながら――風。
 かえるが駆ける平坦な道に、横風が訪れた。
 渦巻く風は竜巻とも形容でき、小柄なかえるの身を吹き飛ばさん勢いで停止。
 風がやむと同時、竜巻の中から現れたのは……『衝撃』的な男だった。


 ◇ ◇ ◇


 瀟洒なクラッシクスーツを纏う男が、かえるの行く道に立ちふさがる。
 会社員としてはごくありふれた格好でありながら、堅気の者ではない風格が漂うのは、スーツの下に隠れた屈強な肉体のためか。
 右目には大仰な機械仕掛けの眼帯をしており、ワックスで塗り固めたような髪型は奇抜。ハートを思わせるような形だった。

「よもや、この地での初遭遇がカエルの化け物とはな」

 眼光は、視線を合わせただけで卒倒してしまいそうなほど鋭い。
 かえるは心臓を鷲掴みにされたような心持で、がたがたと足を震わせた。

「ワシの名は衝撃のアルベルト。貴様、先ほど柊かがみの名を口にしていたな?」

 蛇に睨まれたかえるとはこのことだ。そういえば、以前の舞台では蛇に追い回されていたような気もする。
 かえるは本来小心者であり、何人かの人間を手にかけた経験もあるのだが、戦場の空気に慣れているわけでもない。
 見るからに百戦錬磨なその男、衝撃のアルベルトを前にして、かえるは死を覚悟した。

「柊かがみとはどういった関係だ? 知っていること、洗いざらい吐いてもらおうか――?」

 死を覚悟した――のだが、アルベルトの口からかがみんの名が出るや否や、目の色が変わった。

「ほほう! おぬし、かがみんについて知りたいとな? いいだろういいだろう、教えてしんぜよう!」

 アルベルトの脅迫紛いの質問を、かえるはさながら嫁を自慢するかのように語り返す。
 出会いは同人ショップだった。やたらエロかった。○○が特に××で△△もすごかった。などなど。
 ほとんどはこな×かが本の感想に終始してしまったが、アルベルトはかえるの嫁自慢を黙って聞き続けた。

「――というわけで、私は嫁のかがみんと一緒に、この殺し合いに優勝するのだ」
「ふうむ……なるほどのう。そのためには、柊かがみ以外の者を殺害することも厭わぬ、とな?」
「おお、そうじゃそうじゃ! そういうわけで……死ねぇぇぇぇぇい!!」

 一通り語り終えるや否や、かえるは懐から脇差を取り出し、思い出したようにアルベルトに襲い掛かった。
 跳ねる――この一動作に置いて、かえるの瞬発力を凌駕する生物など、この世にいまい。
 跳躍と共に繰り出される脇差の刃が、アルベルトの心臓を狙う。
 アルベルトはこの拙い奇襲を、一笑で返した。

「づぇぇぇぇぇぇぇいッ!」

 気合の掛け声と共に、アルベルトは両の掌から衝撃波を放つ。
 跳ねかかって来たかえるを嘲笑うかのごとく、豪快に吹き飛ばした。

 かえるはびたん、びたんと数回、鞠のように地面を跳ねる。
 跳ねることにかけては芸達者なかえるも、受け身の技術までは持ち合わせていなかった。
 かえるは腹を向けて地面に倒れ、衝撃波をモロに食らった影響か、ぴくぴくと痙攣していた。

「ぐ、ぐぇぇぇ……」

 それでも即死には至らなかったのだから、あれでなかなか頑丈なのかもしれない。
 眼下の呻き声に、アルベルトはさもつまらなそうに鼻を鳴らした。

「フン。弱い。弱すぎる。ジジイや金ぴかまでとはいかずとも、それなりの猛者が集っているものと思っていたが……」

 息も絶え絶えなかえるを見下ろしながら、アルベルトがトドメの一撃を放とうとして、

「――ッ!?」

 突如、道の横合いから弾頭が飛来するのを察知した。
 かえるへ向けようとしていた掌をそちらに切り替え、衝撃波での相殺を図る。
 飛来した弾頭と、放った衝撃波がぶつかり合い――爆発。

 かえると衝撃のアルベルト――二者接触の場は、RPG-7の業火に包まれた。


 ◇ ◇ ◇

「ほう。襲撃と共に去ったか……見事な一撃離脱戦法だ。しかし、相手が悪かったな」

 炎が煌々と輝きを放つ背後、衝撃のアルベルトの身は、RPG-7を発射したと思われる茂みの中にあった。
 その身は五体満足であり、スーツが煤で汚れてしまってはいたが、外傷らしい外傷もない。
 近代火器の代表格とも言えるRPG-7で狙われながら、アルベルトは平然と生き永らえたのだ。

「あのようなかえるばかりか、と意気消沈しかけたところだが……なかなかどうして、楽しめそうではないか」

 ちなみに、トドメを刺し損なったかえるは、爆風によってどこぞへと吹き飛ばされてしまった。
 あのような小者、わざわざ探し出すのも億劫というもの。アルベルトは余裕の貫禄でもって捨て置くと決めた。

「せめて顔くらいは拝んでおきたかったが、それも次の機会を楽しみにしておくとしよう」

 興味の転換先、肝心のRPG-7を放った人物だが、こちらは早々に退去したようだ。
 強力な兵器を持ってしても衝撃のアルベルトを倒すには至らない、それを受け取っての決断の早さ、大いに評価できる部分である。

「それにしても、『柊かがみ』か……あのかえるの弁を鵜呑みにするとしても、やはりこれは……」

 敵は既に去った。一時の戦闘中断に、衝撃のアルベルトはわずか警戒を緩める。
 そして意識を傾けるのは、此度の催し、道化師と怪人の二人が執り行う『殺し合い』についてだった。

「よもや、あの二人が螺旋王の手先などとは……ふっ、ありえん話よの」

 考察の軸に、まず前提を据えるとするならば――この殺し合いはアルベルトにとって『二度目』であるということだ。
 BF団という悪の秘密結社に与し、日頃から国際警察機構などの敵対組織と死闘を繰り広げていた経歴を鑑みれば、『三度目』であるともいえよう。

「可能性があるとするならば、螺旋王の下ではなく上に立つ者か……屍のワシにとっては、瑣末よな」

 もう一つの前提――それは、アルベルトが死人であるということ。
 いや、正確に言えば死人『だった』。こうやって思考を巡らせている今は、心臓も真っ当に動いている。
 つまり、蘇り。アルベルトは以前、螺旋王ロージェノムという者が開いた殺し合いの儀で、命を落としているのだ。
 かえるが奉仕の対象とする柊かがみ、いや――『不死身の柊かがみ』の手によって。

「ラッド・ルッソ、結城奈緒、それに柊かがみの知人が多数……こやつらがすべてが同郷の者などとは、到底思えん」

 名簿の中には、アルベルトと同じ死人の名が連なっていた。
 しかしこれらの人物たちが、皆等しくアルベルトと同じ境遇に置かれているかと言えば、そうではない。
 中にはアルベルトの知人でありながら、アルベルトを知らない者……ドッペルゲンガーのような存在とているだろう。
 最も相応しい言葉を手繰るならば、『パラレルワールドの住人』とでも言うべきか。

「ワシはあのとき、確かに死んだのだ。今さら生にしがみつこうとも思わん。これも、機会などではない」

 名簿に載っている『柊かがみ』がアルベルトを殺した『不死身の柊かがみ』である可能性も、否定した。
 かえるの言うような漫画の中の住人である可能性も、ありうるはずがない。
 アルベルトが知る『柊かがみ』は、螺旋王の実験場に残してきた『不死身の柊かがみ』ただ一人。
 この地にいるかがみは、おそらくはアルベルトの顔すら知らない赤の他人だろう。

「死者の魂を攫い、偽りの肉体で蘇生させ、余興を演じろということか……そのための闘劇というのなら、大いに頷ける」

 平行世界とでも言えばいいだろうか。互いに並び立ち、しかし決して交わらない世界が、二つ以上で存在を成す。
 主催者はそれらの世界から参加者に相応しい人材を摘み、箱庭に放る……今回の場合は、黄泉路より摘んだ可能性とてあるか。
 どちらにせよ瑣末事だ。螺旋王の力をBF団の糧としようとした前回ならいざ知らず、今回に至っては黒幕の内情を類推することすら馬鹿馬鹿しい。

 覆らない事実として、衝撃のアルベルトは既に一度死んだ身なのである。
 ラッド・ルッソを喰った不死身の柊かがみによって殺害された。
 地獄に落ちるはずだった魂が、亡者となって闘劇を命じられた。
 今回の一件は、ただそれだけなのである。

 ならば、抗うか――?
 馬鹿な、抗ってなんの意味があるというのか。
 己の生き様を愚弄した道化師と怪人は万死に値するが、それもまた別の話。

 死人に生を目指せ、と命じるほど無為なこともあるまい。
 己を死人と認めるアルベルトもまた、生を熱望したりはしない。
 死に逝く身、再び地獄に舞い戻るが正しき王道――しかし、しかしだ。

 衝撃のアルベルトには、一つだけ欲求があった。
 未練と言ってしまってもいい後悔、すなわち戦闘意欲が、四十路近い体に滾っていた。
 東方不敗マスターアジア、英雄王ギルガメッシュ、神行太保・戴宗……彼らと果たせなかった決着が、未練でもあった。

 宿敵はここにはいない。
 己はいずれ死に逝く身の上。
 戦意は滾るほどに熱く身を焦がす。

 ならば、戦うしかあるまい。

「今のワシはBF団が幹部、十傑集の一員ですらない。死闘に飢えた一人の男として……この地の強者と共に果てようぞ!!」

 衝撃のアルベルトは未来なき死者として、闘劇に身を殉じることを選んだ。


 ◇ ◇ ◇


 RPG-7による攻撃が失敗に終わったと判断するや否や、少女はすぐさま逃走を図った。
 支給された重火器は強力であったが、ここにはそれらの兵器を持ってしても撃破が難しい者がいるのだ、と教訓を身につけて。

「……」

 少女は草葉の陰を匍匐前進で進みながら、手足や胸部が地面についているのだという実感を噛み締める。
 それは、今までの生活を思えば掴み得るはずのない実感だった。回遊魚のような宿命を背負っていた、前世を思えば。

「……」

 そう、前世。これは少女――いや『竜』にとって、来世にあたる幸福なのだろう。
 人間のように二本の足で大地に立ち、人間のように武器を手に取り、人間のように地上で活動ができる。
 常に飛び回っていないと死ぬ。そんな性質を持っていた以前の体とは、もう縁切りを果たしたのである。

「……ヒトって、素晴らしいアルネ」

 アルベルトが追って来る気配がないと見るや否や、少女の形を成す竜は茂みから身を起こし、見事な二足歩行で天を仰いだ。
 もう、あの空を飛び回ることもない。竜は縛られていた枷を外し、人間への一歩を踏み出したのである。
 彼女に支給された近代科学の結晶、『萌えもんパッチ』なる宝具によって。

「これからは、人間として生きていくアル」

 萌えもんパッチを装着した竜は、その姿を可愛らしい幼女へと変えた。
 二本の角など元の姿の名残はあるが、アルベルトと一緒にいたかえるなどに比べれば、よっぽど人間らしい姿である。
 幼女化したと同時に常に飛び回っていなければ死ぬという制約も外れ、こうやって地上で活動することが叶ったわけだ。

「これからも、人間として生きていたいアル。そのためには、ここにいる奴ら皆殺しにして生き残り目指すヨ」

 ゆえに竜は、人間としての生を選んだ。それすなわち、竜の威厳を捨てての殺戮の道だ。
 竜――その存在は日本古来より伝説と謳われ、高い知能と能力を秘めている。それは、人間などとは比べ物にならない。
 姿は幼女だが、RPG-7のような重火器とて、巧みに使いこなす。まさに竜の化身が成せる業だった。

高良みゆきも柊かがみも知ったこっちゃないネ。ワタシはワタシのためにがんばるヨ」

 擬人化の力を得て、竜は夜空ではなく、夜道を行った。


 ◇ ◇ ◇


 その頃、かえるはというと……

「う~ん、かがみんとちゅっちゅしたいよぉ~」

 ……悪運が強いことに、草葉の陰でのびていた。

 【F-2/路上/1日目-深夜】
 【衝撃のアルベルト@アニメキャラ・バトルロワイアル2nd】
 [状態]:健康
 [装備]:衝撃のアルベルトのアイパッチ@アニロワ2nd
 [持物]:デイパック、基本支給品一式、ランダム支給品1~2個
 [方針/行動]
  基本方針:闘争に身を殉じる。勝利よりも『戦うこと』を優先。
  1:強者を求め徘徊。誰であろうと手当たりしだいに勝負を挑む。
  2:この地の『柊かがみ』に対して……?

 [備考]
  ※死亡後より参加。


 【E-1/路上/1日目-深夜】
 【竜@オールジャンルバトルロワイアル】
 [状態]:擬人化中、健康
 [装備]:萌えもんパッチ@ニコロワ、RPG-7
 [持物]:デイパック、基本支給品一式、RPG-7予備弾頭×5
 [方針/行動]
  基本方針:人間として暮らしていくため、優勝を目指す。
  1:見敵必殺(サーチ・アンド・デストロイ)

 [備考]
  ※オールロワ113話「日本昔話:とりかえばや物語」より参加。
  ※竜のときは常に空を飛び回っていないと死にます。
  ※萌えもんパッチによって擬人化しています(姿はミニリュウの萌えもん版)。擬人化している間は空を飛んでいなくても死にません。





 【F-1/路上の端/1日目-深夜】
 【かえる@オールジャンルバトルロワイアル】
 [状態]:気絶、全身各所に裂傷
 [装備]:和服、脇差
 [持物]:デイパック、基本支給品一式、ランダム支給品1個
 [方針/行動]
  基本方針:かがみんと一緒に優勝してかがみんと添い遂げる!
  1:かがみん以外の参加者を殺す。
  2:かがみんを発見したらまずは友達からスタートする。

 [備考]
  ※オールロワ140話「B-5周辺顛末記」より参加。


025:パロロワクロスマッチ!真・驚きの黒さVS魔女かがみん(代理戦争編) 投下順に読む 027:救いを求めるその相手
024:パロロワ大戦3~主催側の決意~ 時系列順に読む 027:救いを求めるその相手
衝撃のアルベルト 064:二人がここにいる不思議
041:人間賛歌
かえる 049:リバーワールド


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