【サイズ】:全長約150m
【兵装】:回転式機関砲×8、大型砲×12、大型圧縮砲×1
概要
北央帝国が所有する最新型の攻撃型
機動要塞。正式名称は「帝国空軍Ⅳ式トゥルナルシ級
機動要塞」。帝国が最強国家と呼ばれる所以たる兵器であり、その圧倒的な質量と火力は都市一つ滅ぼすことも容易な程。
巨大な球体に外装を取り付けたようなそのフォルムは船というよりは「空飛ぶ城」を思わせ、本編でも「鉄の城」や「黒鋼の巨塊」といった表現が使われていた。全方位に砲塔を備え、中でも機体前部中央にある巨大砲塔『
圧縮砲』は城壁をも打ち崩す威力を持っている。
本編での活躍
《アンヴォロンテール》
302番艦。指揮官は
ゼーズロム・ユエル特務大尉。
ダイラス=リーンでヤーロを庇うコニーを脅すために使用されるが、
カルベルティの駆る
イクトゥスの奇襲によってヤーロを取り逃がし、次に捕捉した際にはゼーズロム自身の油断とコニーの奇策によってまたも捕獲に失敗した上に
未知世界>への逃亡を許してしまう。
失態を演じてからは回転翼や水中耐性に手を加えられ、《未知世界》でゼーズロムの移動拠点として使用される。セラニアンでは再びコニー達と戦闘になるが、イクトゥスと
蒸気王の攻撃によって小破してしまった。
その後はバイロンの足として運用され、その後は不明。
《ムルトル》
303番艦。指揮官は
ドゥーガ・ル・ビィ・アダム少佐。赤色の装甲を持ち、その一部にはルビーを意識したものと思われる装飾が施されているのが特徴。
《未知世界》調査の先遣隊であるルビーマンを始めとした要塞中隊の拠点として使われ、
グライケン山にコニー達が潜入した際にはルビーマンによって指揮され彼女達を追い詰める。しかし
レヴィの仕込みによって機関が動作不良を起こし、その隙を付かれて反撃された挙句、彼女たちには逃げられてしまう。そしてバランスを崩したまま火山の噴火に巻き込まれ機体は消失した。
セレナリアガイドでは名称が「ラウダトレス」になっているが、どちらが正式名かは不明。
《グリンラヴ》
余談
この時代に発売されている「タバコにおまけ」には精密な模型が封入されており、大人にも子供にも大人気。中身は実在人物の人形だったり、動物のモデルだったりするのだが、欧州には秘匿兵器として噂だけが先行している「飛行要塞」の想像モデルがあり、そして1万個に1つの割合で入っているレアおまけの飛行要塞モデルは、正真正銘の
北央帝国空軍機動兵器「トゥルナルシ級要塞Mk-II」の完全再現縮小版であったりするらしい。軍の匿秘である
機動要塞のデザインの出どころについては諸説あるが、「伊達と酔狂で生きている」と一部に(カダスの2大国や中部《竜王海域》では特に)名高い
第6位の《十碩学》のいたずらであるという説が有力。
登場作品
関連人物
- アンヴォロンテールの語源は『失われた時を求めて』の「無意志的記憶(メモワール・アンヴォロンテール)かな?」 -- 名無しさん (2021-03-17 04:10:24)
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最終更新:2022年04月05日 23:56