カルベルティ・アステア

概要

ひとり乗りの超小型飛空挺『イクトゥス』を操る青年。cv;古河徹人
百年以上も前に廃れた武器である剣を常に携えている。
冷静沈着で朴念仁。行動する際に躊躇わないという点ではコニーと似ているとも言える。
感受性を育てる時間が短かったためか冗談や嫌味は通じず、盛大なまでに不器用。
そして恋愛においては常に受身。トート師も改善すべきであると仰っている。

来歴

かつて北央大陸の北方辺境を統治していた上級貴族アステア家の最後の生き残り。貴族名はカル・アルベール・アステア。
皇帝暗殺未遂事件の首謀者として一家処刑されたという《血の回廊》事件でただ唯一生き残ってしまう。この事件の真実はバイロンによる一家惨殺であり、アステア家は謀殺されただけに止まらず、皇帝暗殺の汚名まで着せられてしまったのである。その後、カルベルティはアステア家の秘密工場にあった兄の形見の『イクトゥスⅠ』に乗って脱出。目指していた北方の凍土で出会ったベヴェル13大帝領の生き残りを名乗るぼろぼろの外套を纏った老兵士から戦う術を学び、帝国へ帰還する。
カルベルティの望みは家族を殺した張本人であるバイロンの死であり、そのためならば命さえ投げ出すつもりであった。そのために本編前に真の《盟約》を知るヤーロと接触し、彼女が盗んだ秘本を託す。そうして後はネーエルの持つもう1冊を守りきれば《ヒュブリス》がバイロンの手には渡らない、とそう思っていたのだが――。

能力

黄金瞳 … 両目、直系遺伝型。これにより高速機動を可能としている。
皇帝剣術 … 武装した帝国軍人を圧倒するほどの剣技を操る。父と兄から教わった。
飛空挺操縦 … ベヴェル13大帝領の生き残りを名乗るぼろぼろの外套を纏った老兵士から教わったもの。

皇帝剣術の使い手であり、銃を物ともしない腕前を持つ。レヴィによれば「長銃を持った軍人の一小隊すら相手にできる」とのこと。
白光のヴァルーシア』では“砂漠のあるじ”と呼ばれて恐れられる《砂蟲》をたった一撃で撃退する技量を見せた。
旧式の2連銃を持っているが、“人”に向けて使われたことはなく、主に威嚇用。
小型攻撃機イクトゥスの操縦技術はあのコニーが舌を巻く程であり、戦闘では帝国のトゥルナルシ級機動要塞すら翻弄する。

装備


蒼天のセレナリアでの活躍 ~1902年~

ヤーロが帝国から《緑色秘本》を盗み出すのを手助けし、その後ラス・カサスに助力を求めるためにダイラス・リーンを訪れる。そこで帝国軍に囲まれて窮地に陥っていたヤーロとコニーを逃がすために剣一本で大立ち回りを行った。
ゼーズロムによるトゥルナルシ級機動要塞を使った捕獲行動も小型飛空挺イクトゥスを使った神業で乗り切り、ヤーロは機体の航続距離の問題からコニー達に強引な方法で託す。自身もコニー達を追いやや遅れて未知世界に入るが、既に彼女の船からヤーロは消えていたため、ウルメンシュを追跡しつつ影から彼女らをサポートする。
しかしコニー達が海底帝国の事態解決を模索していた際に突如現れた蒸気王によってイクトゥスが損傷、その驚異をしらせるために再びコニーと対面する。彼女による蒸気王の説得後はファスティトカロンの誘導を手助けし、そのまま機体の整備が終わるまで同行することになった。
そして整備が終わって別れたかと思えば、グライケン山で帝国軍に捕まっていたコニーと再会。帝国軍といざこざを起こし、その後さらわれたミュトを助けるためにコニーたちをセラニアンへと案内する。そこでついに仇敵であるC=G・バイロンと邂逅し、激情のあまり吶喊してバイロンが用意していた刻印型ローゼンクロイツ砲によって返り討ちになるところであったが、《蒸気王》が身を挺して庇ったことで生き延びてしまった。沈んだ気持ちのまま蒸気王の遺言に従い、再びウルメンシュに同乗してヤーロを追う。
その道中の黒き山脈で自分と同じ復讐者である人狼の戦士ムムリクと出会い、剣を交えるも文字通り一蹴されてしまう。そしてムムリクはカルベルティに復讐者の行き着く末路を語る、「お前は俺だ」「俺の死に様はお前の明日の姿だ」。
ムムリクは復讐相手である《狂える竜の王子》との決戦の場において相討ちになり、カルベルティはその瞬間を胸に刻む。
そして《水の都》で同じ復讐者でありながら自身とムムリクとの違いを悩んだ上で、自分は殺すためでなく手を伸ばすために剣を抜こうと決意。誇りを失い反乱を起こしたテュケーを迷いなき剣で倒してみせた。
《皇帝騎》の出現時においてはシェラの代わりにウルメンシュの操縦を行う。バイロンの声に恐怖するコニーを叱咤し、《皇帝騎》内部では迫る鋼鉄の破片群をその剣で防いで“泣いている誰か”への道を作った。
その後はコニー達と一緒に《未知世界》を旅している。

セレナリアFDでの活躍 ~1903年~

未知世界でメアリとネーエルを助けるためにコニーと共にウルメンシュで登場する。
メアリを加えての旅ではセレナリア本編の終了後、コニーに想いを寄せていたにも関わらず深入りしないようにしていたせいでぎこちない雰囲気になっていたところをメアリやネーエルにコニーが後押しされ、彼もそれに応えた。
その後のプラント・ドール戦では黒迷奇城で失われたイクトゥスⅠに代わり手に入れたイクトゥスⅡを操縦し、ウルメンシュとの共闘によりプラント・ドールを撃破した。

白光のヴァルーシアでの活躍 ~1906年~

特殊な黄金瞳を得てしまったことで《皇帝家》に事実上囚われの身となってしまったクセルの選択を見届けるために、彼は再び物語に登場する。
相変わらず言葉足らずではあったが、前作を経たアスルやクセルへの対応は彼の成長を物語っていた。

夢見によってクセルが砂漠都市を出るのを察知し、《雑技団》の用心棒をしながら彼女らが来るのを待つ。合流後はクセルに事情を話した上で、その選択を聞き、“砂漠の物語”の結末を知るために都市を出てきたクセルに協力して地下の機関遺跡への案内役を買って出た。
地下の機関遺跡では《結社》の幹部シャルル・ヴィクトール・ルクレールを待ち伏せ、ティシュトリアの星剣による背後からの一撃によって瀕死の重傷を負わせる。
かつて北方の凍土で『極北の巨神』に呼びかけた過去があるためか、レオ操る《巨神》を見た際にはそれが偽物であることを見抜いていた。
最終章では今まで連絡のつかなかったコニーとの電信を行い、帝国に囚われているクセルの両親の奪還に乗り出すことを告げる。

蒼天のセレリアSFFでの活躍 ~1908年~

多くの人たちに祝福されながらコニーと結婚する。
かつてダイラスセラニアンでの事件以来、巷では《廃公子の帰還》として噂になっており、それにコニーとの結婚が加わって帝国内のパワーバランスに大きな影響を与えた。

セリフ・名言・迷言


備考

  • 一同での彼の仕事は護衛であり、イクトゥスの操縦の他にもウルメンシュの操縦補佐や食糧調達を目的とした狩猟もこなしている。
  • ダイラスに戻った後、しばらく姿を消していたらしく、次に戻った際にイクトゥスⅡに乗って来た。
  • 女性の着替を意図せず目撃してしまうというエロゲ主人公的なハプニングイベントを何度か起こしており、セレナリアではコニー、セレナリアFDではコニーを加えた3名の着替えの場に出くわしている。
  • どうようもなく。間が悪い。
  • 竜王海域に行く直前に一同と行動を共にする際に正式に護衛として契約を交わしている。
  • セレナリアFDのラストではネーエルから《秘本》の一つを渡されているが、その意図を計りかねている。

登場作品


関連項目



  • カル君の記事だーー! -- 名無しさん (2013-10-02 04:07:46)
  • 改めて見ると主人公属性の塊だな。剣士で実は王子だとか -- 名無しさん (2013-10-02 13:19:48)
  • 以前なかったと思ったけど、やっぱり新しく出来た記事か。作成乙。ヴァルーシアクリア後にセレナリアやったから、セレナリアでなんでこんな短気なんだこいつとか思ったり。 -- 名無しさん (2013-10-02 16:01:42)
  • よく見ると本名に「アルベール」って入ってるのな。やっぱ「巌窟王」か -- 名無しさん (2013-10-05 20:16:06)
  • この頃から岩窟王を意識してたのかね。まぁ共通点は名前と復讐者であることくらいだけど -- 名無しさん (2013-10-06 14:36:08)
  • 機械卿に「キング・カルを気取るか」的なことを言ってたけど、あの世界におけるキング・カルってどういう存在なんだろう? ヴァルーシアで蛇人と戦ってたわけじゃないだろうしw -- 名無しさん (2013-10-11 14:54:49)
  • 良い記事 -- 名無しさん (2013-10-18 23:43:36)
  • 白光のヴァルーシアでの活躍 惚気る 惚気る 暗殺(失敗) 惚気る -- 名無しさん (2013-11-09 03:15:35)
  • 剣士として最高クラスで結社の最高幹部にも有効な武器&兵器持ちと何気に強キャラになってるな -- 名無しさん (2014-01-29 23:09:44)
  • 主人公補正が切れているのが問題だけどね -- 名無しさん (2014-01-30 14:11:54)
  • ↑最初から無かっただろ主人公補正、セレナリアの主人公はコニー(とシェラ)じゃんか -- 名無しさん (2019-05-15 03:01:38)
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最終更新:2019年05月15日 03:01
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