&sizex(5){目次} #contents &sizex(4){更新時バージョン:0.9.1137} ---- *地上戦車の特徴 地上戦車(タンク)は、設計・操縦が簡単で初級者から上級者まで誰もが気軽に扱える機体です。 戦場での主な役割は、耐久力を活かした前線の押し上げと対空攻撃です。 大きく分けて[[ホイール>Movement/Wheel Steering]]を使用したものと[[タンクトラック>Movement/Tank Track]]を使用したものがあります。 航空機よりも比較的遅いですが、積載量に優れ、シャーシをたくさん設置できます。ムーブメントに割くCPU数も少数で済むことが多く、その分の余剰CPUを他のパーツに当てることができます。 地上に接しているために射撃が安定しやすく、[[SMG>Hardware/Top Mount SMG]]や[[レールキャノン>Hardware/Rail Cannon]]が本来持っている精度を活かすことができます。 ホイールタイプのタンクはムーブメントの耐久が低く積載量の上限もありますが、トップスピードが早くスラスターの恩恵を受けやすいというメリットが有ります。言うなれば軽戦車的なロボットになります。 キャタピラータイプのタンクは積載量は莫大で、まず気にする必要はありません。よって[[キューブ>Chassis/Cube]]を思う存分のせることができます。軽戦車に対する重戦車的なロボットといえます。 反面、キャタピラー自体が大きくてレールキャノンなどに狙われて行動不能になったりすることが多かったり、スラスターでの速度補助はほとんど効果がないなどの難しさもあります。 ---- **ホイール機設計のヒント 基本的にすべてのタイプの敵と殴り合いになる機体なのでバランスが求められます。 ホイールには2種類あり、旋回能力があるものとないものがありますが、ステアリングホイールのみで動力を確保した場合下図のようになるリスクがあります #region(展開してください) 通常時 破損時 / / /車/ / / → \ \ \車\ \体\ \ \ スラッシュ=ホイール \ \ \体\ ※両図とも右方向操舵時 図のように中央付近で操舵方向が異なるため、後ろ半分だけ残るとまともな旋回が不可能になります。 対策で、無旋回のホイールを機体真ん中に使うと 通常時 破損時 / / /車/ | | → | | |車| \体\ \ \ \=ステアリングホイール、|=ホイール \ \ \体\ ※両図とも右方向操舵時 となり旋回が可能になります。 #endregion また、ホイール機体は駆動系のパーツが小さいためブロック、武装を大量に設置しがちです。 ホイールのあたり判定はおおよそ見た目通りですが、他のパーツはそれよりも殆どが大きいです。そのため見た目には平気でも実際に走行させると地面に接触し思わぬところでのスタックが発生します。 最低でもタイヤから1ブロック浮かして武装を付けることと、タイヤと同じ高さにあるブロックを減らすとスタック対策になります。 ---- **キャタピラー機設計のヒント キャタピラ機の振る舞いは現実の戦車そのものです。 方向転換は左右の速度差によって行い、その場旋回は左右を逆に動かして行います。 旋回速度は移動中よりも停止中のほうが素早いです(超信地旋回)。 片側が全て破壊されるとまともな旋回が不可能になります。 旋回性能と機体設計が密接にかかわってくるので、キャタピラ機はキャタピラの設置場所に注意しましょう。 ---- *地上戦車のアーキタイプ #region(ガンベッド) ガンベッドとは、特に&bold(){武器の数を重視した}キャタピラータンクです。 武器は主にSMGを用いることが多く、最後の最後まで最大火力の攻撃が可能です。 英語では"Gunbed"と表記されます。 -設計のヒント --「死に砲」を最小限にするため、ひな壇状にしたりSMGを交差させるように設置するのがポイントです。 --使用可能CPU(≒プレイヤーレベル)にロボットの性能が大きく左右されます。設計に必要な費用も相当高めです。 --あまりに武器の数を重視し過ぎると、貧弱な装甲を一撃で撃ちぬかれてしまいます。 ---ガンベッドの悪い例としては、ロボットを構築する最小限の骨組みにSMGを取り付けたものです。最悪、流れ弾のSMGで破壊されます。 ---最低限、プラズマ一射は耐えられるようにしたいところです。 ---レールキャノンは一発の攻撃力が高く、先制攻撃をされた場合は装甲重視のタンクでもまれに撃ち負けることがあります。狙撃ポイントを把握し、射線に身を晒す状況を減らしましょう。 --ガンベッドが最も活きる場面は「接近戦でのタイマン」です。前に出過ぎず、しかし前に出るときはしっかり出るというメリハリの有るプレイングが求められます。 --武器の接続ポイントに[[誘導装甲>空間装甲について]]を施すとより一層効果的です。 #endregion #region(ガチタン) ガチタンとは、&bold(){ガチガチに装甲を固めたタンクの略です}。特徴は読んで字のごとくです。 英語では""AATank(Anti Air Tank)"、"Landship"などと呼ばれます。 上記のガンベッドは武器の数を何よりも重視していますが、こちらは耐久力&bold(){も}重視します。予備を除き、過剰な数の武器は搭載されません。 何がガンベッドで何がガチタンなのかは人によって基準が様々です。 -設計のヒント --CPUあたりの装甲値がChassisとくらべて低い[[エレクトロプレート>Hardware/Electroplate]]はまず搭載されません。 --CPUを可能な限りシャーシに回すため、レーダーやレシーバーを搭載せず、ムーブメント(タンクトラック)も最小限の2つというガチタンも珍しくありません。 --車体が大きいため、ロボット全体に大規模な誘導装甲を施すことが可能です。 --武器だけ剥がされて敗走することが多いという場合は、装甲の量と武器の数を調整してみましょう。 --ガンベッドよりもロボットランキングを上げにくいようです。(武器のRRが高めに設定されているため) --武器の数も最小限に絞った極端なガチタンは"Goliath(ゴリアテ)"などとも呼ばれることがあるようです。 #endregion #region(EPタンク) EPを装甲の主軸においた地上戦車を指します。主にムーブメントはホイールを用います。 シャーシをたくさん積んだロボットよりも小型で軽量であるため、地上機の中ではホバー機に次いで移動速度が早いです。 スラスターの速度補助も受けやすいため、そうしたコンセプトに先鋭化させることも可能です。 主に航空機からの爆撃をしのいだり、地上機と速度の両立を図って設計されます。 -設計のヒント --EPはCPUあたりの装甲が低いですが、面積あたりの装甲量は多いです。 --武器の選択肢が豊富です。キャタピラー機ではできなかった裏取り戦術も可能になるでしょう。 --なるべくロボットのClassから離れたMkのEPは用いないように。形状がMkごとに規定されているため複数のMkを使いがちですが、Mkが高いとRRを圧迫し、Mkが低いとシールド値のパフォーマンスが相対的に低下します。 ---近いMk同士のEPのコンビネーションを考えるのもまた楽しみの一つです。 --なぜか内部から破壊されてしまうという場合、パーツの接続箇所に問題があるかもしれません。[[空間装甲について]]で接続切りの基礎知識を学びましょう。 #endregion #region(ホバースキータンク) タンクの下部にスキーが設置されて摩擦による減速が極限にまで抑えられている場合、ホバー1枚でタンクを動かすことが可能です。(当然浮遊は無理ですが、地面を滑走することが可能です) ただし速度はホイール機とキャタピラー機の中間といった程度でさほど速くはなく、移動能力をホバーのわずかな斥力に依存しているため、坂道を登りにくいという問題が生じます。 「スキー4つにホバー1つで不十分なら、CPU的にも最初からキャタピラー2つで良いじゃない」と言われればそれまでです。 アイディアの1つとして紹介しました。 #endregion ---- *[[Comments>http://www59.atwiki.jp/robocraft/pages/153.html]] -注意 コメント欄に投稿したすべてのコメントは他人の目に触れるものです。 誹謗中傷や暴言、不適切な単語が含まれるコメントや不快と思われるコメントを発見次第適切な処理をさせていただきます。 #pcomment(size=45,nsize=15,num=10,reply,logpage=地上戦車について)