SFC・WSC・アプリ版の違い
グラフィックは新規だが、携帯アプリ版の内容は基本的にWSC版の移植。
ゲームシステムは"ほぼ"WSC版の攻略がそのまま通じると思って良いだろう。
WSC版未経験者は、まず
「SFC→WSC時の変更点」を読むべし。
※発売順は、SFC版(1992年)→WSC版(2001年)→携帯版(2009年)。
WSC→アプリ版の変更点
(1)グラフィック
• 携帯の画面に合わせて、移動中の
キャラクターが若干大型化。
オリジナルSFC版ではドット絵の使いまわしだった一部サブキャラのデザインが、
元のデザイン案により近くなっている。
コンスタンツとモニカ辺りは最早別人といった雰囲気。
ミリアムに関しては、これまで移動キャラは原画準拠だったのが、
移動キャラも戦闘キャラと同じピンク服+緑マントに変更された。
(2)エンカウントシンボルの減少
• 敵モンスターの数が減少し、追いかける思考ルーチンが変わった。
SFCやWSCでは、同じ階層に居ればどんなに遠くにいても察知して迫ってきたが、
今回のアプリ版ではある程度近づかなければ主人公達に向かってこなくなった。
ただし、一度敵に察知されれば、SFC版よりもしつこく追いかけてくるようだ。
携帯アプリの操作性を考慮しての変更と思われる。
プレイした時の体感的なエンカウント率は大差ない様に思われる。
(3)WSC版でのバグの修正
• SFC→WSC版の時点で「隼キャンセル」「レイディバグ」等の有名バグは修正済だが、
更にWSC版でのバグ技の「ショートカットバグ」「足バグ」等が修正された。
「おまもり増殖」「初対面でテオドール救出したときの台詞が別キャラのセリフ」等の、
実用性の殆ど無いバグや設定ミスは未修正のまま。
※SFC版時代のバグ技の修正箇所については「
(2)バグ技の消滅」の項目参照。
※現時点では、携帯アプリ版特有の有益なバグ技(裏技)は発見されていない。
(4)オプション設定
• 「じかんのながれ」というオプション設定が付き、歩行スピードを変えられる。
ダッシュ状態が追加され、ダッシュ状態中は移動スピードが速くなる。
ただし、敵シンボルの移動も速くなるので、敵避けが楽になる訳ではない。
(むしろ鳥系など元々スピードが早い敵の回避はますます困難に。)
つまり、移動中にゲーム全体を早送りで進める機能である。
ゲーム内での「
戦闘回数」等の「時間」とは無関係なので勘違いしない様注意したい。
(5)その他
• 「タイトルへ戻る」項目の追加。SFC版等のソフトリセットの代わり。
• 武器·
アイテム欄のレイアウト変更。
• メニューコマンドの「マップ」で町中での脱出が可能な場所がある。
• 戦闘中のエフェクト(特に術法)がやや重くなった。
SFC→WSC時の変更点
携帯アプリ版とSFC版の違いを知りたい人は必読。
(1)
イベントの追加
• ディステニィストーン追加
SFC版では入手不可能だったダイヤモンドとエメラルドが入手可能になった。
詳細は
「ディスティニーストーン」の項目参照。
• シェラハとの戦闘イベント追加
ある条件を満たすと3邪神の末妹シェラハと戦える。
攻撃面ではサルーインを上回り、ラスボスより強い隠しボス的存在。
(2)バグ技の消滅
• SFC版時代のバグ技は殆ど修正され使えなくなった。
「隼キャンセル」「レイディバグ」「滝登り」「戻す増殖」「四天王一時消し」「スターソード永久装備」
「ナイトハルト連れ回し」「赤魔法使い連れ回し」「オブシダン譲渡(サル真似化)」「ずらし乗り」
「シフ増殖」「多人数パーティ」「宝箱残像現象」「主人公交代」「ワープバグ」「バグイナーシー」
※これらはWSC版・携帯アプリ版では使えず。
• WSC版独自のバグ技も新たに発見された。
「ショートカットバグ」「足バグ(アイテム変換)」「穴バグ(壁すり抜け)」
• なお、携帯アプリ版ではSFC版・WSC版時代のバグは一切使えない。残念。
(3)イベントの変更
• パブに仲間が出てこなくなる「最終時間経過」が無くなった。
戦闘回数が増えすぎても、主人公キャラはクリスタルシティのパブに現れる。
戦闘回数の増えすぎを気にせず
「放流」でパーティ外成長が可能。
• アルベルトの初期イベント後、戦闘回数はリセットされるが敵の強さはリセットされなくなった。
• フレイムタイラントに献上するアイスソードの仕組みが変更。
装備品よりアイテム欄にある方を優先なので、鍛えた方を取られない様注意。
• アイシャ主人公で地底のイベントの選択肢で「ここに残る」を選んだ場合の処理が変更。
SFC版では2人目の仲間が居なくなる(2人パーティだとバグる)だったが、
仲間全員と別れた状態になる様に変更。
(4)戦闘関連の変更点
【ステータス関連】
• HPがSFC版より上がりやすい。HP999も割と楽に達成可能。
• ウィークネスや粘液や油地獄を喰らった時のステータス低下量が増加。
• 法力のMAXが99に。SFC版では表示は99でも実際は100以上にできた。
【アイテム·術等の効果】
• セルフバーニング等で、回避率が大幅に上昇する様になった。
• 敵のハヤブサ斬りも先制効果が機能する様に修正。
• 夢想法やインビジの回避効果が機能する様に修正。
• 万能薬が戦闘中の一時的状態異常しか直せなくなった。
SFC版は移動中に石化も直せたが、WSC版以降は「石化を解く」でしか直せない。
【ダメージ計算の変更】
• 回復魔法の回復量が変更。SFC版の様に常に全回復とはいかない。
• 細身剣や全体物理攻撃でのダメージ半減バグが無くなった。
• SFC版での「敵に1回でも防御されると以降のダメージが半減」するバグが修正。
• アイスジャベリンとダイヤモンドスピアで3000ダメージ等が出る現象が。
• 竜破剣や鳥殺弓の1ダメージバグが修正。防御無視ダメージに。
【戦闘中の行動の変化】
• サルーインの行動選択が弱体化
(術法を多用し、サルーインソードの頻度が低下)
• 敵が使う単体術のターゲットが固定され易い
• 敵の行動パターンが変わり、一部弱体化した。
逆に、SFC版時代は殆ど使わないレア技(サンゴミサイル等)を使う様になった敵も。
中にはSFC版では絶対使ってこない攻撃を使う敵もいる。
• 敵が使う術のラインナップ変更。SFC版のラインナップはそれ自体バグだったから。
敵がエレメンタルの術を使うことなど実は想定すらされていない。
• サルーインに石化クチバシが効かなくなった。
(5)メニュー・設定関係の変更
• セーブスロットは4つ(携帯アプリ版も同様)
• ダッシュ機能(携帯版のダッシュ同様)
(6)キャラ名・セリフ等変更
• 主に、民族関係・差別用語関係等の誤解を与え易い用語が変更された。
アフマド→ドマファ、ハルーン→ルーハン
ゲルショッカー→ショッカージェル
スレイブオーガ→オーガバトラー
めつぶし→くらやみ
いなづま→いなずま
せいせんし→聖戦士
※ただし「どれいしょうにん」はそのまま。
最終更新:2013年05月14日 19:30