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いわゆる電話帳。Nokiaの携帯電話から離れられなくなった理由の一つが、この電話帳の機能

登録可能件数も尋常では無いが、登録できる項目の種類が半端じゃない。おまけに項目名も変更できるので非常に便利。

検索方法もキーワード(氏名と氏名読み、会社名が対象)のインクリメンタルサーチなので見つけるまでが早い。最近の日本の携帯電話は知らないが、昔は何故か「あかさたな」のタブに分かれていて、見つけたい頭文字のタブに移動して、上下キーで捜す方式が多かった(紙の電話帳みたいな感じ)。

個人的に英語言語で使っているので、検索言語文字が標準ではアルファベットになっている(「文字」キーで簡単に切り替わるが)ため、氏名・会社名は日本語で、それぞれの読みはアルファベットとしている。ここが少し曲者で、BTのヘッドセットを使っていると、電話発呼もヘッドセットから声で使いたくなるのだが、読みがアルファベット(ローマ字)のため日本人の発音では認識してくれる率が非常に低い。そこでニックネームをカタカナで登録しておくと、声での発呼の際に検索対象になって便利(これなら普段呼んでるように登録しておけるし)。

起動すると、登録一覧と検索用テキストボックスが表示される。

 

テキストボックスに検索文字列を入力すれば絞り込まれていく。文字列検索は前方一致型なので、途中の文字列だけとかは検索できないが、検索対象の文字列も把握出来ないほど自分の電話帳に無頓着ではないので問題はない。欲を言えば、検索対象とする項目が選択できれば嬉しい。カテゴリじみたものをnoteの項目に登録したりするが、検索対象ではないので殆ど意味をなしていない。グループにすることも考えたが、グループ名ではインクリメンタルサーチが出来ないので、登録数が増えるとかえって使いづらくなる。氏名以外の検索は専ら検索ソフトを使っている。

 

個別の情報表示画面は「項目名」と「項目内容」で2行の構成となっており、一画面に4項目しか表示されない。ハッキリ言って一覧性は悪いが、電話帳の各項目を一覧表示して見る機会も殆ど無いので実用上の問題はない。

下の画面で分かるように電話のアイコン(電話以外も)の横の文字列は自由に変えられる。企業の電話番号だと同じような番号が並ぶことがよくある。そんな時に何の用途なのかを項目名に出来るので非常に助かっている。伊達に1項目に2行も使っている訳ではない。Nokiaから離れられない理由の一つだ。日本の携帯電話を使っていた時は仕方なく電話番号ごとにエントリを分けていたが、ただでさえ貧弱な検索方法な上に似たような名前のエントリが並んでしまって不便極まりなかった。

でも気になる点も当然ある。@はE-mailなのだが、長いとアドレス全部が表示されない。携帯電話の中で使う分には全部の文字列を参照しなくても問題ないが、人にアドレスを伝える時にそのまま見せても使い物にならない。TTFのフォントなので小さく表示するような工夫が欲しいところ。因みに編集画面では全部が表示される。

 

設定のメニューでは、fastname lastnameの表示順程度しか変更できない。

その代わりに、エントリに対しての設定項目や付加機能はたくさんある。

登録画面は、こんな感じ。

 

登録可能な項目(下記)はこんなにある上に、複数登録できる((複数可能)と記載)項目も多い。
正直言って多すぎなんだけど、全世界で売ろうとすると様々な習慣に対応していないと駄目なんだろう。
尚、全ての項目名が変更可能。
 
<新規作成でデフォルト表示される項目名>
 Last name : 苗字 (検索対象)
 Last name reading : 苗字読み (検索対象)
 First name : 名前 (検索対象)
 First name reading : 名前読み (検索対象)
 Mobile : 携帯電話 (複数可能)
 Telephone : 電話 (複数可能)
 E-mail : メール (複数可能)
 Video call : TVコールの番号 (複数可能)
 Pager : ポケベル (複数可能)
 Internet telephone : IP電話番号 (複数可能)
 Push to talk : プッシュトゥートーク宛先 (複数可能)
 Company : 会社名 (検索対象)
 Job title : 役職 (複数可能)
 Synchronisation : 同期方式
 

<必要に応じて追加出来る項目名>

 Title : タイトル (Outlook等でカードタイトルに使われる)
 Middle name : ミドルネーム
 Suffix : 敬称
 Nickname : あだ名
 Mobile (home) : 個人携帯 (複数可能)
 Mobile (business) : 会社携帯 (複数可能)
 Tel. (home) :個人電話 (複数可能)
 Tel. (business) : 会社電話 (複数可能)
 E-mail (home) : 個人メール (複数可能)
 E-mail (business) : 会社メール (複数可能)
 Car phone : 自動車電話 (複数可能)
 Video call (home) : 個人TVコール (複数可能)
 Video call (bus.) : 会社TVコール (複数可能)
 Fax : ファックス (複数可能)
 Fax (home) : 個人ファックス (複数可能)
 Fax (business) : 会社ファックス (複数可能)
 DTMF : プッシュトーン送信文字
 Internet tel. (home) : 個人IP電話 (複数可能)
 Internet tel. (bus.) : 会社IP電話 (複数可能)
 Share view :  (複数可能)
 SIP :  (複数可能)
 Department : 所属
 Assistant's name : 秘書の名前
 Assistant's number : 秘書の電話番号 (複数可能)
 Spouse : 配偶者有無または名前
 Children : 子息有無(複数登録出来ないので名前は無理かな)
 Web address : ホームページ
 Web addr. (home) : 個人ホームページ
 Web addr. (bus.) : 会社ホームページ
 Address : 住所
 Address (home) : 個人住所
 Address (bus.) : 会社住所
 Birthday : 誕生日
 Anniversary : 記念日 (何故か複数登録できない)
 Note : メモ (複数可能)

ちなみにサムネイルも登録することが可能

 

また各エントリではデフォルトで使用する項目が設定できる。デフォルト設定をしておくと電話をかけたり、メールの宛先に追加する時に自動的に選ばれて楽ではあるものの、別の番号やアドレスを選ぶには電話帳を開いて対象の項目を選択しなくてはいけない不便さが生まれる。

デフォルトの登録を省略しておくと、電話をかけたりメールの宛先に追加する際に候補一覧が表示される。声で電話をかけようとするとデフォルト設定しないと不便。

<設定可能項目>

 Phone number
 Video call number
 Text mesage number
 MMS no/address
 E-mail address
 Internet tel address
 PTT address

リングトーンの設定もエントリ毎に可能(全体的な設定はProfilesで行う)であるが、電話関係(IP電話や自動車電話も含め)として1つ設定できるだけで、メールに関しては標準では設定できない。ここが意外に不便を感じているところで、電話帳登録の無いメールは受信音無しにして邪魔にならないようにしたい(Softbankは相変わらず迷惑メールが結構来るし)。

Duplicate機能を使うとエントリ丸ごと複製してくれる。最初は用途不明だったが、ある日打ち合わせの際に貰った名刺を登録していたら、会社情報(特に住所)の入力が意外に面倒で、複製した方が楽だった。

Add to groupやBelongs to groupはグループへの追加/抹消が出来る。
Copy機能はSIMカードへのコピー(登録可能な情報が少ないので全てを複製は出来ない)、メモリーカードへのコピーやメモリーカードからのコピーが可能。
メモリーカードにコピーした情報はvcf形式になる。悲しいかな、一生懸命カスタマイズした項目名はvcfには含まれないので、メモリカードにコピーした情報を携帯電話に戻すと項目名はデフォルトに戻ってしまう。これが嫌で、相当な状況にならない限りは初期化しないようにしている。
SIMカードにコピーした情報は、SIM contactsのSIM directoryから使用できる。

 

N82に赤外線ポートがないために、赤外線好きな日本人向け携帯電話との電話帳交換に不便を感じているが、送受信機能のバリエーションや手軽さとしてはN82の方が勝っている(日本の習慣に合ってないのは痛いが)。

電話帳からの手軽(メニューから一発)な送信手段としては、

 SMSの本文に直接記載
 MMSでvcfファイル添付
 E-mailでvcfファイル添付
 Bluetooth転送

が可能で、メモリカードにコピーしたvcfに対しても手間はかかるが同じ手段で送信できる。ただ、Bluetoothに関しては認証の手間がある上に、日本の携帯がファイル転送に対応していない事があって使えない事態が何度かあった。

 因みに、Bluetooth転送でBT対応のプリンタに送信すると印刷できる。印刷様式が決まっていて、全ての情報が印刷できないため実用的ではないが。

 

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