S60 3rd (N82) Wiki
HandyAlarm
最終更新:
s603rd
-
view
Handy Alarm
1.概要
標準のClockよりも柔軟な設定が可能なアラームソフト
アラーム毎に音声ファイルやボリューム、バイブレイトのOn/Offが出来る。
設定できるアラームの繰り返しバリエーションも豊富だ。
2.設定
設定画面は2つ。
2.1 General
アラームの全体的な設定をする。
共通設定となるため、個別のアラーム設定では変更できない。
SnoozeやRing if silentは個別に設定出来た方が良い気がする。


Work days [曜日選択] : 稼働日を設定する。平日/休日で行動パターンを変えるのに使用する。
Ringing time [10s~60m] : 鳴動時間を設定する。
Auto snooze [Off|1|2|3|5] : 繰り返し回数を選択する。
Auto snooze time [30s~10m] : 繰り返しまでの時間間隔を設定する。
Keep expired reminders [Off|1w|1m|Always] : 過ぎたリマインダの保存期間を選択する。
Default view [Reminder|Alarm|Last used] : 起動時の表示画面を選択する。
Ring if silent [Yes|No] : サイレントプロファイル時にアラーム音を鳴らすかを選択する。
2.2 Sound
アラーム登録時のデフォルトを設定する。
音声ファイル、鳴動の種類、ボリューム、バイブレーション有無の指定が出来る。
リマインダーやアラーム毎に個別にも同様の設定ができる。

Ringinr tone [任意のファイル] : 音声ファイルを選択する。
Ringing type [Ringing|Ascending|Silent] : 鳴動パターンを設定する。
Ringing volume [0~9] : 鳴動音量を選択する。
Vibration [On/Off] : 振動のOn/Offを選択する。OnにしてもProfileの設定が優先される。
3.使用方法
起動すると標準ではリマインダ画面が表示される。タブの切り替えでアラーム画面になる。


それぞれのメニューの違いは新規リマインダと新規アラームくらい。


リマインダーもアラームも登録時に設定のSoundと同じ項目を設定する事が出来る。
3.1 Reminder
リマインダーでは、簡易指定、連絡先指定、電話番号指定、録音済み音声指定、SMSの本文指定が可能。

それぞれで設定できる項目が変わる。音声指定の場合は、登録時に録音画面が表示される。録音形式はamrだ。
3.1.1 Simple
簡易指定だ。
日時と表示文字列を指定する。表示文字列は必須では無い。
表示文字列は長文を入力する事も出来る。鳴動時にはスクロールバーが表示され、全文を読む事が出来る。

鳴動時の画面は以下のようになる。

3.1.2 Contacts
電話帳に登録されているエントリへの電話をかける予定がある場合に使用する。
最初に電話帳エントリから相手を選択する。その後は簡易設定と同じだ。
登録したリマインダのエントリはOptionから電話をかけたりメールを作成したりもできる。



鳴動時の画面だ。
この画面が表示されている時に通話ボタンを押すと直接電話をかけられる。

3.1.3 Phone number
電話帳に登録されていない相手に電話する場合に電話番号を直接指定して登録する。
登録したリマインダはOptionから電話をかける事が出来る。
596
鳴動時の画面は以下のようになる。
Contacts同様に鳴動中に通話ボタンで電話をかけられる。

3.1.4 Voice note
何をするかを録音して、リマインダで鳴らす場合に使用する。
最初に録音画面が表示される。
登録したエントリは、Optionから録音ファイルを再生できる。



鳴動画面は以下のようになる。
何故か録音ファイルが再生されなかった。
鳴動時の音声ファイルを登録した状態でも、音声ファイルなしの状態でも再生されない。

鳴動時に通話キーを押すと、左ソフトキーがSilenceからOptionになり、OptionからHandy Alarmを開く事が出来る。
開いたHandy Alarmから録音した用件を聞く仕様なんだろうか?
3.1.5 From SMS
SMS本文の内容を表示文字列にしてくれる。最初にSMSを選択する。全文を確認出来ないのは不便かも。

リマインダのタイプとしてはContactsやPhone numberになっている。Contactの相手は変更できる。
電話をかけたりメッセージを作成したりも出来る。



基本的には絵文字の入力に対応していないHandy Alarmだが、From SMSなら絵文字を使用できる。
下の鳴動画面でも絵文字が表示されている事が確認出来る。動く絵文字もちゃんと動く。

3.2 Alarm
アラームでは、24時間以内指定、単発指定、日・週・月繰り返し指定、稼働日指定が可能。
指定方法はアラーム登録画面のRepeat typeで変更することが出来る。

3.2.1 Next 24 hours
リマインダの簡易登録と同じような位置付けになる。
この先、24時間以内の時間を指定するのみだ。そのため日付の設定項目は無い。

鳴動画面は全てのアラームタイプで共通だ。
時計と表示文字列のみの画面になる。

3.2.2 Once
単発指定のアラームだ。
簡易設定に日付の設定が出来るようになったもの。

3.2.3 Daily
日単位での繰り返しアラームだ。
毎日の繰り返しから、7日間隔での繰り返しまでが選択できる。
7日間隔は1週間隔のような気もするが、まあ良いだろう。


3.2.4 Work days
平日のみ鳴動するアラームだ。平日のみ目覚ましを鳴らしたりするに使う。
Work daysは設定画面からの共通設定で行っておく(標準では土日が休日)
悲しいかな祭日の概念が取り込めない。諦めて次回予定スキップを使う事になる。

3.2.5 Weekly
週単位での繰り返しアラームだ。火曜と金曜が燃えるゴミの日などの場合に使う。
鳴動させたい曜日と週間隔を指定できる。
2週毎に定期購読雑誌の支払いをする等にも使える。
全曜日で毎週繰り返すと毎日鳴ってしまう。



3.2.6 Monthly
月単位での繰り返しアラームだ。毎月7日はパチンコデー等に使う。
鳴動させたい日付と月間隔を指定できる。
3カ月毎に新聞代を支払う等にも使える。
月末指定は項目に無いが、31日に鳴動するように設定すれば月末に鳴る。
第一月曜日と言った指定が出来ないのが痛いところ。


3.3 その他操作
明日は祭日なので目覚ましは不要と言った場合には次回の予定をスキップさせる事が出来る。
スキップさせたいアラーム上でセンターキー押下またはOption選択で表示されるSkip next occurenceを使う。
スキップ出来るのは次回のみなので、GWのように祭日が連続する場合は毎日スキップ操作が必要だ。
次回予定スキップしたアラームはアイコンに斜め線が表示される。


スキップを取り消すこともできる。Restore next occurenceで元に戻る。


3.3.2 非活性化
設定は残しておきたいが暫く使わない時もあるものだ。
長期海外旅行に行った時に、ゴミの日を教えられても困ってしまう。
そんな場合には非活性にしておく事が出来る。非活性はアラームでもリマインダでも可能だ。
対象のエントリ上でセンタキー押下またはOptionで表示されるDisableを使う。
非活性時はアイコンがグレーっぽくなる。


当然ながら活性化する事も可能だ。Enableを選択すればよい。


4.公式サイト
5.入手方法
公式サイトよりトライアル版をダウンロードする。
14日間トライアル
同様に公式サイトから購入する事も出来る。
6.最新バージョン
2009.11.01時点
1.02(0)
7.インストール情報
7.1 メインプログラム
Name : Handy Alarm Pro
Supplier : Epocware
App size : 763KB
7.2 個別ライブラリ
特になし
7.3 Supplier共通ライブラリ
特になし
7.4 S60共通ライブラリ
特になし
Name : Handy Alarm Pro
Supplier : Epocware
App size : 763KB
7.2 個別ライブラリ
特になし
7.3 Supplier共通ライブラリ
特になし
7.4 S60共通ライブラリ
特になし
8.価格
$14.95
9.個人所見
アラームソフトに$15は払えないと言う考えが殆どだと思っている。
音声ファイルの鳴り分けが不要なら、標準Clockも複数アラームが登録出来るし、Calendarやフリーのアドインを使うも良し。
あくまでもアラーム毎に音を変えたい人向けだと思っている。
個人的には必須なソフトに分類している。
Calendarは会議時間などの公的な予定にも使うため比較的控え目な音にしている。
Clockは目覚ましで使うので張り裂けんばかりの音楽ファイルにしている。
そうすると、ちょっとした繰り返し予定を知らせたりする手段が塞がってしまっている。
そんな理由から無くてはならない存在となっている。
非常に残念なのは、月の第一水曜日と言ったような指定が出来ない。その場合だけは泣く泣くHandyCalendarを使っている。
個別に音声ファイルが設定できるので音だけで何の通知かが分かるように出来るし、バイブレーションのみにも出来る。
個人的には声で知らせて貰えるのが一番わかりやすいのでhttp://www.research.att.com/~ttsweb/tts/demo.phpで音声ファイルを作って使っている。生成されるのはwavで、そのままでも使えるがmp3変換して使っている。日本語は選べないけど。
こんな感じの音声ファイルになる。